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2年ぶりのゴイシシジミ
7月23日、長池公園の緑地作業班が雑木林トレイルの園路沿いを綺麗に刈ってくれていたので、刈り残す植物などを 伝えるべく作業現場へ。樹林内とはいえ、この暑さで刈払機を振り続けるのは過酷なこと。本当にお疲れさまです。 炭焼き小屋の辺りまで降りてきた辺りで、作業リーダーを務めていた公園スタッフがゴイシシジミを見つけました。 今季初、個人的には2年ぶりの出会いでした。詳しい生態などはこちらをどうぞ。ゴイシシジミ / 続・ゴイシシジミ 小さなシジミチョウですが、止まっている姿をじっくり見てみると、白と黒のゴマフ柄がとても可愛らしいですね。 ササの茂った雑木林に依存して暮らす珍しい種類なので、細々と生き延びていることが確認できてほっとしました。 すぐ近くにはゴールデンウィーク頃から発生しているゼフィルスの一種、ミズイロオナガシジミの姿もありました。 翅が擦れて傷んでおり、色も茶色っぽくて、発生当初とはまるで別人のようです。そろそろ見納めの時期でしょう。 話は変わりますが、長池公園自然館では夏休み応援企画として「生きもの観察シート」を配布しています。協力して.
3 days ago


スミナガシとカタツムリトビケラ
7月20日、連休最終日、普段なら賑わう長池公園も、暑さのためか来園者は少なかったようです。まちなか避暑地に 指定されている自然館では、恒例の鉄道展(鉄道模型や写真などの展示会)が8/2まで開催されるなど、涼しい館内で 過ごしながら楽しめる展示や催しを企画しております。猛暑の夏休み、自然館でゆっくりされてはいかがでしょう? さて、先日17日の出来事。里山サポーターと作業を行っていた公園スタッフのFさんが、園内でスミナガシの成虫を 撮影してきてくれました。ながいけの道と中央園路が合流する辺りの地上で吸水していたそうです。スミナガシは、 長池公園ではこれまでに1年に一度くらいの頻度で目撃されてきましたが、出会う機会の少ないチョウの一つ。里山で 人気の三大美麗種(独断と偏見による)は、オオムラサキ、アサギマダラ、そして、スミナガシではないでしょうか。 その美しさはもちろんですが、どれも名前のセンスがいいですよね。スミナガシの名はは読んで字のごとく、墨汁を 水面に垂らしてできた模様を彷彿とさせる色合いに由来しています。この出会いに暑さも和らいだことでしょう
5 days ago


オナガサナエと夏の行事
7月18日、堀之内寺沢里山公園で行われた、「まちづくり里山楽友会」が主催する流しそうめんに参加してきました。 当日の朝に伐り出したという立派なモウソウチクを流れる水の音が心地よく、いつまでも聴いていたくなりました。 管理棟のそばの植え込みにトンボの姿を見つけました。お尻をピンッと上に向けてオベリスク姿勢を保っています。 ひょいと捕まえてみると、予想通り、オナガサナエの雌でした。この時期、目立つ所に止まっているサナエトンボは たいていが、後脚が極端に長いコオニヤンマか本種のどちらかです。盛夏になってから出現するサナエトンボもまだ ほかにいるので、姿池のミヤマサナエやせせらぎ緑道のオジロサナエなどもチャレンジしていきたいところですね。 栽培種ですが、セイヨウニンジンボクの花が見事でした。爽やかな紫色と葉のグリーンがとてもマッチしています。 この花にはハチやアブ、ハナムグリの仲間などがひっきりなしに訪れていて、ずいぶんと賑わいを見せていました。 流しそうめんと虫さがしを楽しんだあとは、夕涼みがてら松木町会の夏祭りに出かけてみました。小さな広場には、..
6 days ago


せいがの森こども園プログラムと由木東小学校出張授業
7月17日、長池公園では、せいがの森こども園のデイキャンプの一環として、自然体験プログラムが行われました。 自然館中庭で「イラストと同じものを見つけよう!」を実施したあとは、事前に確保しておいた昆虫たちをじっくり 観察。後半は、ながいけの道まで足を伸ばし、観察した昆虫をみんなでリリースしてお別れするという内容でした。 あいにく私は、後述する別の出張授業で朝から出てしまっていたので別のスタッフが担当してくれました。観察した 昆虫ととても仲良くなり、離れがたくなってしまった園児もいたようです。一つの命と心を通わせることができたと いうだけでも、かけがえのない経験になったことは間違いありませんし、生きものと向き合うペースはひとりひとり 違って当たり前です。そんな事情があって、ちょっと延長で居残ってくれていたのがこちらのウバタマムシでした。 園児たちの代わりに、プログラムへ参加できなかった私の手でリリースさせてもらうことに。せっかくの機会なので キンミズヒキの葉の上で記念に一枚。つぶらな瞳もさることながら、いぶし銀のような光沢が魅力的な甲虫ですね!...
Jul 25


長池公園にもカセンソウ
7月13日、姿池周辺で草原性植物の調査研究を行っている、桜美林大学のO先生から、カセンソウが咲いていたとの 嬉しい知らせが舞い込み、早速見に行ってみました。見附橋下流右岸側のほとりから見える草むらの中から、確かに 珍しいカセンソウの黄色い花が顔を覗かせていました。以前は無かったはず。最近、新たに発芽したものでしょう。 長池公園では初記録(厳密には公園敷地外)、別所地区ではこれが4ヶ所目の自生地発見となります。草に紛れやすく、 特に花が咲いていないとセイタカアワダチソウなどにそっくりなので、実際にはもっと各地で発生している可能性が あります。じつは、一時期はこの辺りではほぼ絶滅状態となっていたカセンソウが、2010年代の後半くらいから、 あちこちで見つかるようになり、その経緯について、一昨年の記事で取り上げています。カセンソウのアーバニズム この記事を書いたあとにも、鑓水や絹ヶ丘周辺の草地でカセンソウの群落が見つかっており、今もなお現在進行形で 勢力を盛り返しつつあるようです。このまま産地が増えてくれたら嬉しいことこの上ないのですが、どうでしょう?
Jul 21


アシナガオニゾウムシとジュニボラ×パーキッズコラボ
7月12日、長池公園のパークキッズレンジャーの定例活動に、高尾の森自然学校のジュニアボランティアの皆さんが 遊びに来てくれました!自己紹介と芝生広場でのアイスブレイクを楽しんだあとは、いざ、昆虫大調査へ出発です。 総勢40名以上の生きもの好きキッズ&保護者が、まるで水を得た魚のように、虫を探してウロウロ、キョロキョロ。 身近な種類のほかに、ナガサキアゲハ、クビアカトラカミキリ、ヒョウタンゴミムシ、ノコギリクワガタといった、 ちょっと嬉しい出会いも。短い活動時間の中、合計で64種類(64=むし!)もの昆虫を記録することができました。 子どもたちが見つけてくれた昆虫の中で、私が印象的だったのは写真のアシナガオニゾウムシです。枯れたエノキに 集まる習性があり、エノキの伐採木が積んであるようなところではよく見かけるのですが、今回の発見場所はなんと トンボ池の裏手の園路沿いにある、一見すると元気そうなエノキの立ち木です。幹に十数匹が張り付いていました。 調べてみると、やはり主に枯れたエノキを利用するとのことで、アシナガオニゾウムシが現れるようになると、その
Jul 21


APAP御一行様ご来園
7月10日、夜、フクロウがよく鳴いていました。周辺の緑地で繁殖しているとすれば、今頃は巣立ち後の雛が、親と 行動を共にし、狩りの訓練などを受けながら過ごしている時期。9月には親元を離れてしまうので、大事な期間です。 自然館前のノカンゾウが一斉に花開き、外周緑地ではいつの間にシロバナコマツナギが花盛りを迎えていたこの日、 長池公園では、海外から大勢のお客さまを迎え入れました。アジア保護地域パートナーシップ(APAP)に加盟する、 アジア各国の自然環境行政担当官や関係者約30名と環境省ネイチャーポジティブ推進室の皆さんです。両者の共催に よるワークショップが東京で開催され、自然共生サイトである長池公園が、その2日目の会場として選ばれたのです。 はじめに私からプレゼンを行ったあと、午前中は2つのグループに分かれて園内をご案内しました。生物多様性保全、 里山保全、地域協働、ボランティア活動などについて取り上げながら、同時通訳の助けを借りつつ一回りしました。 お昼を挟み、午後は各国からの参加者同士によるディスカッション(国際会議)が展示室2で行われました。
Jul 17


ヒトツノコシカニツリと別所小学校おおぞら学級プログラム
7月9日、熱中症アラートが発令され、長池公園で予定されていた別所小学校おおぞら学級の定例プログラムは急遽、 こちらが教室に出向いて行うことになりました。教室での楽しい出張授業の様子は記事最後に載せたいと思います。 ところで、先日6日の午後、市内で開園に向けた整備が進められている公園施設の視察見学に訪れたときのことです。 造成中の公園内には、長池公園から掘り採って市民の手で移植されたコナラやハンノキの苗木も生き生きと根付いて おり、その様子を見てほっと胸を撫でおろしました。ふと、草むらから顔を出すイネ科の雑草が目に留まりました。 新しく造成工事や緑化工事を行った場所では、造成土や緑化種子に混ざって珍しい外来種が一時的に発生することが あるので、無意識のうちに“そういう眼”で雑草アンテナを張っていたからこそ、すぐ目に入ったのだと思います。 一見して、初めて見る種類だとわかったのと同時に、愛読する全農教の「日本帰化植物写真図鑑第2巻」に載っている ヒトツノコシカニツリの写真が瞬間的に思い出されました。こういう時こそ、暇さえあれば図鑑のページをめくって.
Jul 15


職場体験の季節
7月8日、長池公園では、先日7日より宮上中学校、8日より別所中学校の職場体験を受け入れており、5名の中学生が 様々なお仕事に取り組んでくれています。猛暑となったこの日、午前中のメニューを私が担当させてもらいました。 オリエンテーションもそこそこに、まずは以前から気になっていた案件から。自然館周辺に発生していた外来植物、ワルナスビの抜き取り作業にチャレンジです。何株か咲いているなぁ・・くらいに思っていたのが、駆除を始めると じつに40株以上もありました。花を咲かせるまでに至っていない予備軍たちが、雑草の中に溶け込んでいたのです。 これが文字通り、ワルナスビの恐ろしいところ。全身のトゲもさることながら、その繁殖力はなかなかの手ごわさ! 初っ端から大変な思いをしたあとは、お楽しみ要素たっぷりの昆虫調査を体験。10日に海外からの来客があるので、 その時に日本固有種のルリボシカミキリや、夏の里山を代表するヤマトタマムシを見てもらえたら・・という思いも あって、下見を兼ねての調査です。今シーズンはこれらの甲虫類がかなり多く、あちこちで目にします。タマムシに.
Jul 15


ヤマトルリジガバチと姿池清掃
7月5日、降ったり止んだりの雨の中、長池公園では2つのビッグイベントが同時に開催され、どちらも盛況でした。 一つはクールセンター八王子と八王子市環境学習推進課が主催する「八王子自然インタープリターLab.」の第一回、 もう一つは近隣のグラウンドを拠点に活動する社会人アメフトチーム「オール三菱ライオンズ」の選手やスタッフの 皆さんとパークキッズレンジャーの協働による姿池の清掃です。私は後者のリーダーを務め、てんてこまいでした。 さらに、午前中はパークキッズレンジャーの振替活動でセンサーカメラの設置も行うことができ、充実した一日に。 大仕事を終えて、パーキッズの皆さんと清掃用具を片付けつつホッと一息ついていた時、足もとに仰向けで転がって いるハチのような昆虫が目に入りました。なんだろう?・・と拾い上げてみると美しいヤマトルリジガバチでした。 飛び回っているところは時々見るのですが、じっと動かないでいるのは初めて。その輝きに思わず息を呑みました。 ルリジガバチといえば、その幼虫が、人気のセイボウ(青蜂)の仲間に寄生されることでよく名前が出てきます。この
Jul 8


ハラアカマルセイボウとマスダクロホシタマムシ
6月30日、別所1丁目の蓮生寺付近の林では、ヒメハルゼミが夕方から一斉に鳴き始めました。大合唱は圧巻です。 これから2週間ほど、時間は19時頃が鳴き交わしのピークです。お近くの方は、ぜひ夕涼みがてらお出かけ下さい。 この日は午後から急遽来客があり、園内をご案内したのですが、里山のいえの前で美しい寄生バチに出会いました。 ハラアカマルセイボウです。ツチスガリという狩りバチの巣に寄生する習性が知られており、この時期、草花へ訪花 する姿を目にすることがあります。「2分ほどお時間を下さい!」と無理を言って、観察タイムのはじまりはじまり。 セイボウの仲間は、ふいに現れてせわしなく飛び回り、あっという間に飛び去ってしまう種類が多い中で、この子は ヒメジョオンの花に長居していました。あとで知ったことですが、成虫は強い匂いがあるそうな・・嗅ぎ忘れた!! 梅園近くの伐採木置き場周辺には、相変わらずマスダクロホシタマムシが複数個体やってきていました。面白いのは 体色が個体によって様々であることです。例えば、1枚目は赤みが強く、2枚目はほぼ緑色、3枚目は模様自体が少し
Jul 3


オナガサナエとソーンダースチビタマムシとタシロラン
6月29日、やっとニイニイゼミが鳴き始めました。「チーー」と抑揚無く鳴き続けるので、聞き逃さないようご注意! 台風対策で開栓したままになっていた姿池の栓を閉めに行くと、水が引いた池の底にオナガサナエの雄がいました。 アオサナエやホンサナエ、ヤマサナエなどよりも遅れて発生し、梅雨時期によく見られるサナエトンボの仲間です。 姿池ではずいぶん前から定着しているので、手乗りにしたり、長池見附橋をバックに記念撮影させてもらったりと、 毎年楽しませてくれます。雌は尾部が細くならずコオニヤンマに似ていますが、後ろ脚が短いので見分けられます。 ちょっと嬉しい出会いがありました。ウツギ類の葉を食べる2種のチビタマムシのうち、長池公園内のサラサウツギや ウツギでは、アカガネチビタマムシをよく見かけますが、もう1種のソーンダースチビタマムシは南大沢方面口付近で 一度目にしただけでなぜか見つかりませんでした。これだけウツギ類がたくさん植えられているのだから、そのうち 遭遇するだろうと思っていたところ、自然館駐車場のサラサウツギの葉に止まっているのをやっと発見したのです。
Jul 1


第3回南多摩自然共生サイト間交流会
6月26日、高尾の森自然学校で、3回目の開催となる自然共生サイト間交流会を実施しました。産・官・学・民から 総勢30名が会場に集まり、それぞれの立場から自然共生サイト認定に関する意見や情報を共有、パートナーシップを 深めました。今回は特に、環境省や八王子市、日野市など、自治体からのの参加が多く、制度に関する活発な議論が 展開されました。今後もこのネットワークを生かした連携事業を生み出しつつ、OECMの輪を広げていきましょう。 さて、交流会の前半は、自然共生サイトに認定されている高尾の森自然学校の見学が行われました。敷地内を歩き、 生き物の視点に配慮した森林整備について、現地で学ぶことができました。最初に立ち寄ったビオトープはカエルの 産卵場所。水辺では、羽化したばかりのオオアオイトトンボやオタマジャクシを狙ってやってきたヤマカガシの姿を 観察することができ、カエルだけでなく、多様な生きものが集い、生態系が育まれていることを実感したのでした。 森に入った途端、本降りの雨・・。まさにバケツをひっくり返したような雨に閉口しましたが、自然学校の皆さんが.
Jun 29


クリタマムシ
6月22日、樹木の点検業務で堀之内寺沢里山公園を訪れました。園路のそばで、ぎりぎり手の届く高さに枝を広げた クリの木を眺めていると、葉の上に黒いゴミのような虫のような物体が乗っていました。少し距離があったので枝を 手繰り寄せると、すぐにポロリと零れ落ちてしまいました。この動き!やはりゴミではなく甲虫に違いありません。 落ちた物体は草むらに消えてしまいましたが、この時点でイイ予感がしていたので、諦めずに木の周りをうろうろ。 すると別の葉の上に、またしても同じ物体を発見!今度こそ、逃げられないよう慎重に枝を手繰り寄せていきます。 やっぱり!!・・ゴミのような物体の正体は、クリなどの広葉樹をホストにするタマムシ類、クリタマムシでした。 クリ自体はどこにでもあるのですが、クリタマムシのいる木はそれほど多くないようです。チビタマムシの仲間を、 思いきり縦に引き延ばしたような独特のビジュアルで、エリトラに浮かぶ渋すぎる模様に思わずドキッとしました。 ここでも数は多くありませんでしたが、生息が確認できただけでも大収穫。ゴミと思って諦めなくて良かったです!...
Jun 27


ノコギリクワガタとオナガグモ
6月19日、長池公園内の花壇で精力的に活動する「長池ガーデニングクラブ」の皆さん向けに観察会を行いました。 普段は自ら植えた花を育てて見守って下さっているわけですが、長池公園に自生する植物や生息する生きものにも、 ちょっと目を向けてみましょうという主旨で園内を散策しました。日頃の御礼も込めて、解説にも熱が入りました。 さらに午後からは東京都公園協会の面々が視察見学でお見えになり、慌ただしい一日となったのでした。(いつも?) 夕方から打ち合わせが入っていたため、後半は少し足早になってしまいましたが、雑木林の樹液が染み出たクヌギに 甲虫が集まっているシーンに遭遇。これはさすがに素通りできず、思わず立ち止まります。ノコギリクワガタの雄に カブトムシの雌、そしてコクワガタの雌雄が取り付いていました。今シーズンはノコギリクワガタの個体数が多いと 感じますが、皆さんの周りではいかがでしょうか?鳥の仕業なのか、頭部だけが落ちているのもよく目にしますね。 もう一つ、印象的だったのは、ながいけの道で見つけたこちらです。ササの間にクモの卵嚢がぶら下がっていたので..
Jun 25


ヤマアジサイのハスオビヒゲナガカミキリ
6月18日、午前中は秋葉台小学校4年生対象の野鳥観察の授業を実施、午後は来客があり、園内をご案内しました。 レクチャーしながら歩き始めてすぐのこと、植栽されたヤマアジサイの枯れ枝に、怪しい触角が2本垣間見えました。 「ハスオビヒゲナガカミキリ!」見えてしまったものは仕方がないので、一行も巻き込んで一緒に観察することに。 例年、自然館周辺に植栽されたガクアジサイの枯れ枝で見つかりますが、ヤマアジサイにいるのは初めて見ました。 個人的には、昨年見逃してしまったので、2年ぶりの再会でした。一昨年の記事はこちら。ハスオビヒゲナガカミキリ 体長の何倍もある長い触角と、エリトラの斑紋が特徴のカミキリムシです。裏から見ても触角が見え見えですね笑。 道中に撮った虫たち。ニイジマチビカミキリ、キアシヒバリモドキ、シロコブゾウムシ、ヤマトルリジガバチです。 いつも込み入った草むらの中にいて観察の難しいキアシヒバリモドキが、珍しく下草の葉の上に止まっていました。 さて、こちらは午前中の秋葉台小学校4年生の授業の様子です。前半は展示室2でのボードワーク、後半は雨上がりの
Jun 24


フモトカグマ
6月16日、午前中は公園業務、午後かはパルテノン多摩で打ち合わせでした。東京都は昨年度より自然環境デジタル ミュージアム基本計画を進めています。東京の自然史は、昭島の都有地で建設が進められている博物館と、web上で 誰でも利用できるデジタル情報の双方に集約、公開される予定です。これに関連して、複数のプロジェクトが動いて おり、今回はデジタルコンテンツに関する意見交換を行いました。今後も様々な形で協力することになりそうです。 話は変わりますが、今年度、専門業者による総合的な自然環境調査が進められている堀之内寺沢里山公園において、 大変希少なシダ植物が調査員によって発見されました。フモトカグマという種類で、東京都でも高尾山周辺以外では 極めて記録の少ないものです。管理者としても、この公園の植物相についてはかなり網羅的に調べてきたのですが、 閉鎖管理区域内のこの場所はたまたま見逃していました。そういった意味でも、発見の報せにはとても驚きました。 まさに灯台下暗しですね。調査員の方の素晴らしい観察眼と、その調査精度の高さに拍手をおくりたいと思います!..
Jun 23


推しのキツネガヤ
6月15日、東京都立大学牧野標本館で開催されたハーバリウムスタディに参加してきました。テーマはタケ・ササの 仲間の見分け方です。種類が多く、どれも一見して同じように見えるタケ・ササの仲間を識別するための勘どころを この分野の専門家であるH先生が、フィールドワークと座学の双方で、わかりやすく、丁寧に解説して下さりました。 これまで、雑木林の林床にたくさん生えているササはほとんどがアズマネザサだと思い込んでいた私は、目から鱗の 内容でした。ちゃんと手にとって、ルーペを使って識別形質を確認していくと、トヨオカザサやキボウシノといった 種類が次々に見出だされます。見慣れたモウソウチクの竹林に、かなりハチクが混生していることにも驚きました。 また熱帯性の植栽種、タイミンチクも初めて認識することができました。これは本当に新しい世界・・頑張らねば! フィールドでの実習中、竹林の縁の足もとに2種のイネ科雑草が生えていました。キツネガヤとオオアワガエリです。 タケ・ササに比べれば、イネ科はまだとっつきやすいと思うのですが、それでも美しい花の咲く草花ほど注目される.
Jun 22


ヤマトニセクビボソムシ
6月14日、多摩未来メッセで開催された、八王子環境フェスティバルへ出かけてきました。このイベントは31回目の 開催となるそうです。ワークショップや各種展示が目白押しの会場は、親子連れを中心にとても賑わっていました。 身近な環境に対する市民の関心が高まっているのは良い傾向です。様々な行動や繋がりに発展することを願います。 先日、オニグルミにいた2種の魅力的な甲虫をご紹介しました。その後、公園の巡回点検などの折にオニグルミの木を 見かける度に、その葉上や葉裏を意識的に観るようになりました。正直、ちょっと前まではオニグルミに出会っても 足もとにアカネズミの食べ痕が落ちていないか探したり、ベタベタの果実や羊の顔の葉痕たちの表情を楽しんだり、 せいぜいそれくらいで、葉の時期に注目することはありませんでした。それがいつしか、食草とするクルミハムシや ムラサキシャチホコの姿を探すようになりました。そして先日の2種を覚えたことで、さらに世界が広がったのです。 こうなると、今度はオニグルミに出会ったときの行動パターンが「○○いないかな?」では済まなくなってきます。
Jun 21


大きな朴の木の下で
6月12日、大イチョウのある梶川緑地と大塚神明平公園の草刈りを実施しました。シンボルツリーのイチョウの隣に 隠れた名木、ホオノキの大木があります。大きな葉を広げる姿はなかなか壮観です。この木のそばでしばしの休憩。 チームメイトの皆さん、休憩のとりかたも様々です。写真をとるFさんと疲れをとるSさん笑。葉っぱでっかいな~! この日は私も含めて5人での作業だったので、作業はサクサク捗ります。お昼までに2公園の草刈りを完了しました。 梅雨時は作業が実施できない日も多くなりますが、雑草は雨の恵みでどんどん茂ってきます。草むらにはたくさんの 生きものが暮らしているので、綺麗に刈ったあとの広場は、自然観察をされる方にとってはちょっと殺風景かも・・ とはいっても、街の生きものたちはどっこい生きていますから、夏草が再び伸びてくる頃にはきっと移動した先から 戻ってくるはずです。何より、美しく刈り取られた広場は気持ちが良く、安心してご利用いただけることでしょう。 公園管理は、公園が有する様々な機能や環境要素について、その利用と保全のバランスを図ることが大切なのです。.
Jun 20
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