尾花のお花
- ひとまちみどり由木 指定管理者
- 1 日前
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10月4日、先日3日の松木小学校授業と同時並行で、長池公園主催の楽しいイベントが開催
されました。「公園のススキや雑草を摘んでミニブーケをつくろう!」というものです。
春に行われた雑草ブーケづくりのイベントの秋ver.で、今回の企画もとても好評でした!
“中秋の名月”や“ススキの仲間の見分け方”など、スタッフからススキや雑草に関する
レクチャー&資料配布が事前に行われたこともあり、ブーケの素材となる草取りの段階から
楽しそうに取り組まれる様子が印象的でした。イベントの写真は記事の最後に掲載します。
同じ日の午後、私は東京都環境局と㈱Biomeの皆さんをお連れして松が谷遊歩道さんぽ道を
歩いてきました。目的はあるイベントの下見だったのですが、さすがは自然好きな皆さん。
動植物を見つけるたびに立ち止まって観察して・・の繰り返しでなかなか前に進みません。
もちろん、案内役の私のせいなのですが笑。冒頭に登場したススキがここでも注目の的と
なりました。「よく見ると花が咲いていて、この葯がまた、可愛くて良いんですよ!」と
紹介すると、一同、まじまじと観察を始めて撮影大会。その様子を見て私もしたり顔です。
身近な植物だからこそ、意外な一面を発見した時にいっそう心を動かされるものですね!
春の梅や桜に比べたらはるかに控え目な花ですが、気象庁の生物季節観測ではススキの
開花日も観測対象に指定されています。これからはススキの花にも注目してみましょう。
ぶら下がり繋がりでこんな出会いも。優曇華の花こと、ヨツボシクサカゲロウの卵嚢です。
狙って探してみても見つからないけれど、観察会ではよく出会う、そんな存在でしょうか。
花壇のオミナエシには、カラフルな色彩のアオクサカメムシ(またはミナミアオカメムシ)や
アリに擬態しているというホソヘリカメムシの、いずれも終齢幼虫が集まっていました。
アスターの花にはチャバネセセリが何匹も集まって吸蜜中。秋の花壇は昆虫の聖地ですね。
他にも色々な出会いがありました。秋は観察対象が多すぎて、かえって困ってしまいます。
イベント本番はまだ1ヶ月も先なのですが、楽しい下見を終え、今から当日が楽しみです!
最後は「公園のススキや雑草を摘んでミニブーケをつくろう!」の様子を写真でご紹介。