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マルバツユクサの繁栄と公開座談会

10月20日、午前中は港区青山の「地球環境パートナーシッププラザ」へ出張してきました。

関東EPOと環境再生保全機構が主催する、都市の環境保全活動に関する公開座談会に登壇

するためです。途中、電車が運休になるアクシデントに見舞われてどうなることかと・・

朝一番、京王堀之内駅前の歩道沿いにマルバツユクサがたくさんあるのが目に入りました。

堀之内周辺では、主に大栗川よりも北側に広く見られる雑草で、造成土や畑の堆肥に種子が

混入して持ち込まれ、定着したとみられます。旺盛な繁殖力によってみるみるうちに分布を

広げてきました。もともとは南方系の雑草なので国内外来種とされていますが、国内だけで

なく、東南アジア産のヤシ殻堆肥など、大陸から渡来した系統も多いことが予想されます。

地中に閉鎖花を付けて自家結実することもあって、分布の広がり方が尋常ではありません。

座談会を無事に終え、青山の街角で最初に出迎えてくれたのもこのマルバツユクサでした。

2つずつ並んだ花が愛らしく、足を止めてカメラを向けてみました。丸葉も可愛いですね!

こちらが登壇した「都市部における“環境保全活動”の意味とこれからを考える座談会」の

様子です。各人から簡単な活動紹介が行われたあと、課題に沿ってアイディアや現状などを

順番に話していくフリートーク形式で進められました。登壇者どうしは互いに顔見知りでも

ありましたが、取り組みの内容はもとより、どんな思いで活動されているのか、改めて知る

ことができてとても良い刺激になりました。また、環境系施設のスタッフや環境NPOで活躍

されている方など、参加者との新しい繋がりもできましたので、今後の展開が楽しみです。

おまけ。午後の里山保全隊活動では、築池柵内の茂りすぎていた藪の整備が行われました。

ご覧のとおり水辺観察ボード付近から池が見渡せるようになり、とてもすっきりしました!


 
 
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