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はみ出すシモバシラ

10月8日、自然館での打ち合わせが3件と緊急対応が1件と、少し慌ただしい一日でした。

そんな時こそ、スキマ時間は自然館周辺の花パト(開花植物の状況確認)に限りますね!

会議室1の窓辺から見える植栽地では、いつしかシモバシラの花が満開になっていました。

冬の朝に見られる珍妙な「氷柱」が作られることで有名なシソ科の植物です。花は純白が

スタンダードですが、ほんのりピンクがかった品種のウスベニシモバシラも稀に見ます。

「氷柱」の人気ぶりに比べて、花のほうはあまり知られていません。開花期は10月頃です。

自然館前の植栽株は以前、雑草と一緒に誤って刈り取ってしまったことがあり、その反省で

最近は気を付けて手入れするようにしていたところ、今度はウッドデッキの園路上にかなり

豪快にはみ出して花を咲かせました。普通なら通行への支障を考慮してかットするところを

あえてそのままにしています。希少な植物ゆえ、ちょっとくらい園路にはみ出して自己主張

してもいいじゃない!そう考えていますが、これが通用するのは長池公園だからでしょう。

中庭テラスでは、イシミカワの果実が鮮やかな青色のグラデーションを見せてくれました。

2枚目はミツバフウロ、3枚目はキダチノネズミガヤ。どちらも市内からの移植栽培品です。

春や初夏と比べて華やかさは劣るものの、見れば見るほど味の出る植物が満載なのでした。

おまけ。花パト中、周囲の草むらから声が聴こえてきたササキリを動画で撮ってみました。

 
 
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