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別所小学校1年生と秋の色集め

11月4日、別所小学校の元気な1年生の皆さんが、秋を探しに長池公園へやってきました。

前回、チュウゴクアミガサハゴロモ探しに夢中になった面々。今回は“色”がテーマです。

かつて、日本人は自然の中に様々な色を見出して、自由に名前を付けていました。そんな、

伝統色の中から選び抜いたオリジナルのカラーチャートを配布して、まずはお手並み拝見。

くちば色、なでしこ色、とうもろこし色・・おんなじ色の葉っぱや木の実は見つかるかな?

次は見つけたものの色を何かに例えて、今度は皆さんが色の名前を作る番です。素敵な色が

たくさん生まれました。きらきら色やオーロラ色など、想像力を掻き立てる響きですよね!

綺麗な落ち葉やどんぐりを拾い集めたり、赤トンボが遊びに来たり、色探しのミッションは

里山の秋を思い思いに味わう時間でもあります。全員が最高の表情で楽しんでくれました!

授業のあとは、今月15日に開催されるフォト講座(日本自然保護協会・ソニー共催)の下見を

行いました。現在、展示室2で開催中のフォトコンテスト入賞作品展とのタイアップ企画と

して毎年恒例となっているイベントです。今年のメイン講師は、昆虫写真家の尾園暁さん。

歩き慣れたコースも、プロの眼にかかれば発見と驚きの連続です。わいわい盛り上がって

歩いていると、常連の来園者もどんどん合流して、気付いたら大所帯に。まるで桃太郎!

自然観察を通して仲間がどんどん増え、楽しみや感動も広がっていく。心地が好いですね。

出会った生きものの一部です。ナカジロサビカミキリ、テングチョウ、アカボシゴマダラ。

触角をおさげのように下に降ろしているナカジロサビカミキリは、ヤマグワの枯れ枝を見て

いたら偶然見つけたものです。「木のコブにしか見えない!」と夢中で観察したのでした。

本番はどんな出会いが待っているでしょう?自然の隠し絵を存分に楽しみたいと思います。


 
 
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