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センブリのお花畑

11月7日、梶川緑地の大イチョウ周辺と梶川公園の草刈りを行いました。作業中、1年くらい

お会いしていなかったあるご夫婦とバッタリ。鹿島・松が谷方面をフィールドに野鳥観察を

楽しんでおられるお二人とは、以前は草刈りや巡回の度によく鳥談義に花を咲かせたもの

です。今でも、変わらず穏やかな眼差しで野鳥に目を向けている姿を見て、癒されました。

「この木(アキニレ)にはカワラヒワがよく来ますよね!」と話していたら、そのそばから

“ピリリリ、ビーン”と鳴きながらカワラヒワの群れが梢に飛んできました。あまりにも

タイムリーで「元気そうな○○さん(私)とカワラヒワに会えて、今日はいい日だなぁ!」と

グータッチを求めてくるご主人、素敵です。皆さんとのやりとりは本当に励みになります。

日中、堀之内東山そらみの森緑地で2023年に見つかって以来、保護してきたセンブリ群落を

見に行ってきました。ちょうど花盛りで、一面にお花畑が広がっていました。今年発芽した

実生個体、開花個体とも数は明らかに増えており、生育は良好の様子。雑草はぼうぼうでは

なく程良く生えている感じなので、冬場に真竹と枯れ草を整理するくらいで十分でしょう。

ただし、保護柵をはみ出してきているので、杭は少し拡張して打ち直しても良さそうです。

かつては胃によく効く民間薬として親しまれたほど、珍しくないものだったといいますが、

自然草原の減少とともに数を減らし、現在では12都府県で絶滅危惧種に指定されています。

この辺りでも、手軽にセンブリの花を楽しめる場所は貴重です。大切に見守りましょう。

なお、群落内にはクチナシグサの実生も発生しており、こちらも動向に注目していきます。

おまけ。午前中の作業はこんなところで刈払機を使っていたので、全身が銀杏汁まみれに!

一日中、銀杏のくさ~い臭いを放っていて何だか申し訳ない気持ちになってしまいました。


 
 
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