秋咲きのマンサク
- ひとまちみどり由木 指定管理者
- 4 日前
- 読了時間: 3分
11月5日、春の第一弾に続く共同企画として上柚木公園で秋の自然観察会を開催しました。
指定管理者「スポーツ&グリーン上柚木」が管理運営を行う上柚木公園は、陸上競技場を
はじめとするスポーツ施設の充実した運動公園ですが、大栗川のかつての流路に沿って、
雑木林の崖線が連なるほか、園内には自然草原などが残っており、自然の質も高いはず・・
上柚木公園の“みどり”の魅力や価値を掘り起こし、楽しんでいただこうというわけです。
約2時間半の観察会は、はじめから終わりまで盛りだくさんの内容となりました。参加者の
熱心さにはこちらも驚くほどで、次々に発見や質問が飛び出します。集合場所で待ち時間の
間に見つけられたということで、エノキの実生に止まるアカボシゴマダラの幼虫の観察から
始まったのですが、コスモス畑もじっくり見ていきたい。なぜなら、コスモスの周りに群生
する外来雑草のコセンダングサと、おなじみのコスモスがじつはとてもよく似ていることを
紹介したかったからです。そんなわけで行ったり来たりしているうちに、開始20分が経過。
いつもどうり、順調です笑。色々観察した中で皆さんがもっとも印象に残ったのはこちらの
マンサクの花だったようです。私もまさかこんな季節にマンサクを見るなんて驚きました。
あとで調べてみると、どうやら晩秋に開花するのが特徴のアメリカマンサクのようですね。
日本のマンサクそっくりですが、開花期以外に花のサイズや萼の色などに違いがあるとか。
カメラを出してじっくり撮影する余裕が無く、一部ですが、観察した動植物の紹介です。
ソヨゴ、カラタネオガタマ、ニシキギ、コスモス(以上4種は植栽)、アカボシゴマダラ、
ウシノシッペイ、チャボウシノシッペイ。在来種のウシノシッペイが植え込みの中から顔を
覗かせていたのにはびっくりですが、それと近縁の外来種、チャボウシノシッペイも芝生に
群生しているのが確認できました。別名のムカデシバは、この匍匐茎を見たら納得ですね!
こちらは観察会の様子です。前回は北西側の上柚木地区を中心に廻りましたが、今回は東の
中央地区と郷戸地区方面を歩いて見ました。芝生の丘周辺が自然観察の穴場スポットです!
ディスクゴルフ場の林縁ではノコンギクが見頃でした。手書きの可愛い樹名板をめくると、
甲虫が何匹も出てきました。ルリゴミムシダマシとヒメオビオオキノコが確認できました。
カツラの甘い香りやモズの高鳴き、手乗りのキンケハラナガツチバチなど、皆さんと五感で
秋を感じられたのも良かったですね。今後も上柚木公園との連携企画に乞うご期待下さい!
おまけ。主な観察記録です。観察会のまとめを書いておくと、貴重なデータになります。
※キマワリの仲間→ルリゴミムシダマシ、マンサク→アメリカマンサクにそれぞれ訂正。









































