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長瀞の自然(番外編その2)
4月21日、20日より3日間、専門学校の校外実習指導のため、長瀞方面へ出張してきました。朝の6時半から野外へ 繰り出して植物調査や鳥類調査を行いました。昨年度も半月ほど遅い5月に同じフィールドで実習を行っているので、 当時の記事もぜひお読み下さい。金ヶ嶽の植物(番外編) / 金ヶ嶽の生物(番外編) / 金ヶ嶽の夜更け(番外編) 登山道の途中には、鉱物の採掘跡とみられる洞窟(坑道)があります。昨年の実習時に中の様子をチェックした際は、 壁面に無数のカマドウマ(=便所コオロギ)が止まっていて、ボトボトとシャワーのように落ちてくるのでさすがの私も ひるんでしまったのですが、今回は安全に十分考慮しつつ少し奥まで・・思惑どおり、コウモリを確認できました! ぶら下がって休む2頭のコウモリは、見慣れたアブラコウモリやヒナコウモリよりもずいぶん大きく感じられました。 顔立ちがとても特徴的なニホンキクガシラコウモリです。廃坑をねぐらにしてひっそり生き延びてきたんだなぁ・・ 今回の実習は植物と鳥類が調査対象ですが、樹皮剥ぎをはじめ、テンの糞やリスの食痕など哺乳類の痕
7 hours ago


長瀞の自然(番外編その1)
4月20日、この日より3日間、専門学校の校外実習指導のため、長瀞方面へ出張してきました。朝の6時半から野外へ 繰り出して植物調査や鳥類調査を行いました。昨年度も半月ほど遅い5月に同じフィールドで実習を行っているので、 当時の記事もぜひお読み下さい。金ヶ嶽の植物(番外編) / 金ヶ嶽の生物(番外編) / 金ヶ嶽の夜更け(番外編) 昨年、樹林下で見つけた希少種のオオチゴユリ。発見時にはすでに結実していたので、今年はタイミング的に開花が 見られるのではないかと期待していたところ、同所に数十個体が健在でした。しかし今度は時期が早かったようで、 実習初日は、まだ蕾が葉の間に隠れている状態。諦めずに3日目の朝に再訪すると、しっかり花を開いてくれました! 本来はもっと柱頭が深く裂けます。あと数日待てば花柄もより長く伸びていっそう“らしい”姿になっていたかも? 沢筋の登山道を歩きながら、開花草本を中心に記録をとります。ちょうどヤマブキソウが花盛りで、水辺を鮮やかに 彩っていました。まるで花びらが10枚あるように見える(実際には5枚)ミヤマハコベもあちこちに咲いて
8 hours ago


カタバミの寄せ植えとウスタビガフシヒメバチの羽化
4月19日、先日、都内の住宅街の空き地にカタバミが咲いていました。おなじみのカタバミだけでなく、外来系統の カタバミの仲間が複数、隣り合わせで咲いていました。自然の寄せ植えのおかげで大きさなどの比較ができました。 順に、カタバミ、オッタチカタバミ、オオキバナカタバミ、ムラサキカタバミ、イモカタバミです。カタバミ以外は 全て外来種で、「オキザリス」と総称されて鑑賞用に栽培されているものがほとんど。それらが逃げ出して野生化して います。カタバミとオッタチカタバミは弾ける実から多くの種子を自発散布しますが、それ以外の3種は実を付けず、 地中の塊茎(芋)で栄養繁殖によって増えていくので、ちぎれた塊茎の一部が土に混ざるなどして広まるのでしょう。 さてこの自然の寄せ植え。誰かが意図して植えた感じではないので、類は友を呼ぶ・・環境嗜好が似ているのかな? 話は全く変わるのですが、先日10日に雑木林トレイルで拾ったウスタビガの繭を、館内にしばらく置いておいたら、 凄いことになりました。16日に中から寄生バチが次々に羽化して出てきたのです。動画も撮って下さっていまし
3 days ago


原っぱで推し活?
4月18日、初夏の原っぱは草花や昆虫に溢れています。珍しい種類でなくとも、魅力的な子たちがたくさんいます。 先日、河川敷の芝生で体長1cm弱の小さな甲虫を見つけました。見て下さいこの触角!・・可愛いと思いませんか? ウスチャコガネという芝草地に生息するコガネムシの一種です。触角の先端が3つに分かれていて、まるでトナカイの 角のように見えるのがチャームポイント。ウスチャコガネは短命で、わずか2週間ほどの命なのだそうです。発生する 時期も限られており、ゴールデンウィーク前後の晴れた日の日中が発生のピークですので、ぜひ探してみましょう! なお、同じような特徴的な形の触角を持ち、体型や体色の異なるヒゲブトハナムグリも少し遅れて林縁に現れます。 足もとにいる小さな“推し昆虫”をもう一種。こちらは当ブログで何度も登場しているミツボシツチカメムシです。 シソ科のヒメオドリコソウやメハジキの汁が好物なので、この時期だとヒメオドリコソウの花を丹念に見ていくと、 葉と葉の隙間に潜んでいたり、花や葉の上に乗っていたりする姿を簡単に発見することができます。カメムシなんて
4 days ago


園外保育で里山探検(投稿1200件目)
4月17日、年度初めでバタついており、更新が1週間遅れになっていますが、本投稿にて1200日目を迎えました。 長く続けていると、面白い現象が色々起こります。例えば、調べものでweb検索すると、上位に自身の過去の記事が 出てくること。「あ、そういえば、前も調べたんだった・・」と思い出しながら、ふむふむと読んでみたりします笑。 さて、この日はみなみ野敬愛保育園からのオファーがあり、園外保育のガイドを務めてきました。園庭のすぐ裏手に 連なる広大な緑地帯、七国・相原特別緑地保全地区の里山が舞台です。前半は4歳児クラスの皆さんを連れて雑木林の 探検をしながら、生きもの探しと草木の遊びを楽しみました。後半は5歳児クラスの皆さんと合流し、陽田川の水源の 湿地探索と生きもの探しを行いました。子どもも大人もリアクションが最高!五感を使って自然を満喫できました。 子どもたちからの「あれ何?これ何?」への対応が忙しく、プログラム中の写真はほとんど無いのですが、出会った 動植物の一部をご紹介します。伐採跡地には今シーズン初認となるクロホシタマムシやフチグロヤツボシカミキ
5 days ago


チドリノキ
4月16日、長池公園に隣接する東京海上日動多摩総合グラウンドを練習拠点にしている、アメリカンフットボールの 社会人チーム「オール三菱ライオンズ」の方々が、今年7月に姿池の水抜き清掃に協力して下さることになりました。 じつはコロナ禍前の2017年~2019年にも姿池清掃をお願いしていたことがあり、待ちに待った復活となります。 八王子発で現役の選手として活躍する皆さんはパワフルでチームワーク抜群!今後も定例化していくと良いですね。 話は変わりますが、由木地区内にかつて生育していた記録がありながら再発見できずにいたチドリノキを、偶然にも 鑓水方面の湧水湿地で見つけました。シデの仲間そっくりの葉が対生する姿はとてもカエデの仲間とは思えません。 しかしながら、葉の間から垂れ下がって咲く可憐な花を見たら、“ああやっぱりカエデなんだな”と納得できます。 低山地の沢沿いでは珍しくないものの、多摩丘陵域においては大変希少な1本。しかも花盛りに出会えて幸運でした! チドリノキは雌雄異株で、冒頭の写真は雄株の雄花序ですが、その名前は雌株に実る果実の形に由来するそうです
6 days ago


ウシオハナツメクサとヒメブタナ
4月15日、講師の仕事で葛飾区と江戸川区の境を流れる荒川河川敷を歩いてきました。昨年の5月にも、同じ場所を 散策しており、クサビガヤやハリゲナタネといった珍しい外来植物の数々にくわえ、在来の水湿地性植物にとっても 重要な生育拠点になっていることを知り、季節を変えて、この講座でも一度歩いてみたいと目論んでいたのでした。 南多摩エリアではほとんど出会うことの無い種類を中心として、観察した草花をいくつかご紹介したいと思います。 大きな高架下の砂地に群生していたのは、ナデシコ科のウシオハナツメクサです。沿海地の砂地などに帰化している 雑草で、現在の都内での分布は一級河川の河口付近に限られています。触るとねばつくほど、全体に腺毛が多いのが 特徴です。花はピンクと白のツートンカラーで、私はかまぼこを連想してしまいます。繊細で本当に美しい花です。 観察していると、萼片の基部に黒い斑点があることに気付きました。花が咲いていない時には見分けに役立ちそう。 堤防や道路沿いのアスファルトの隙間には、東京では珍しいヒメブタナが生育していました。多摩ニュータウンでも...
Apr 23


ウワミズザクラと小さなカミキリムシたち
4月14日、久しぶりに長池公園の特別保全ゾーンをひと回りしました。保全ゾーン内は、終息しつつあるナラ枯れの 爪痕がまだあちこちに残っており、倒木や立ち枯れ、ぶら下がり枝なども多数あって現在もなお危険な状況でした。 長池のほとりの新緑の中に、一部分だけ白く見える範囲がありました。双眼鏡で見てみると、ウワミズザクラの花が いくつも咲いていて白く見えていることがわかりました。ウワミズザクラは保全ゾーン内だけでなく園内の数ヶ所に 咲いているので、ぜひ探してみて下さいね!他人の空似ですが、ブラシ状の花序はサラシナショウマを連想します。 さて、ながいけの道ではある場所に多数の小さなカミキリムシが群れていることに気付きました。そのある場所とは ミツバウツギの枯れ枝です。一見するとハムシの仲間のように見えるこのカミキリムシは、ヒナルリハナカミキリ。 この時期、里山ではもっとも目に付くカミキリムシの一つです。よく見ると、背中が青色に輝いていて魅力的です。 とにかくよく動くので撮影は大変ですが、個体数が非常に多く、次から次へと飛来する様子は見ていて飽きません。...
Apr 20


頭上を見下ろす
4月13日、午前中は長池小学校つばさ学級の第1回自然観察プログラム、午後は里山保全隊の活動が行われました。 里山保全隊はつくいけの道のツルニンジン生育地で作業を行っており、様子を見に行くとあることに気付きました。 黄緑色のお花のようなものが点々と地上に落ちていたり、草木に引っかかっていたりしたのです。これはもしや・・ 見上げてみると、山側の斜面からつくいけの道を覆い隠すように枝を広げたエンコウカエデに花が咲いていました。 この場所でエンコウカエデの花を見るのは初めてかもしれません。きっと今まで気が付いていなかったのでしょう。 下からだとよく見えないので、枝が見下ろせる位置まで少し斜面をよじ登って上から望遠レンズを向けてみました。 足場が悪いので、良い子は真似をしないで下さいね。やはり予想どおりおびただしい数の雄花が開花していました。 一つの花序内に雄花と両性花が混在するそうですが、遠目にもはっきりわかるのは雄しべが目立つ雄花ばかりです そこへ赤色っぽい甲虫が飛んできました。この時期よく見かけるアカハネムシかな?と思いつつ目を凝らしてみたら...
Apr 18


道ばたの白いスミレたち
4月12日、スミレのベストシーズンを迎え、高尾山を筆頭とする低山地へスミレ行脚に出かける方も多いでしょう。 山登りから足が遠のいている私は、もっぱら街なかのスミレたちに楽しませてもらっています。外来種だけでなく、 ノジスミレやスミレ、コスミレなど、日本在来の種類も路傍や植え込みといった案外身近なところにいるものです。 白い花に紫色の筋が入ったこちらはアリアケスミレです。以前に比べて、見かける機会がずいぶん増えてきました。 芝生の一面に生えていたり、アスファルトの隙間にずらりと整列していたりと、大きな群落を作る様子は圧巻です。 少し湿った原っぱや流れの近くには、ツボスミレ(ニョイスミレ)が群れをなしています。スミレの仲間では咲くのが 遅いほう。初夏の水辺に彩りを添える存在です。ムラサキコマノツメやシラユキスミレなどの色変わりもあります。 大栗川近くの住宅街に見慣れないスミレがあります。本土のものは栽培品の逸出といわれているシロコスミレです。 葉っぱがシュッと立ち上がって細長く、なかなか見応えがあります。ニショクアツバスミレやコスミレサクラなど、..
Apr 17


アオバナガクチキとコササコクゾウムシ
4月11日、朝から長池公園の雑木林では“チヨチヨビー”という特徴的なさえずりがこだましていました。鳴き声の 主はセンダイムシクイです。待ちに待った夏鳥第一号。間もなく、キビタキやオオルリも渡ってくることでしょう。 この日はパークキッズレンジャーの定例活動がありました。小鳥たちのさえずりに誘われて園内に繰り出した一行。 ミッションは外来種アメリカスミレサイシンの抜き取りとサインのお掃除です。いつものことながら、道中で多くの 生きものと出会い、観察しました。体験ゾーンの田んぼ脇のヤマグワの幹に、体長1.5cmほどの美しい甲虫が何匹も 歩き回っているのを見つけました。緑や赤に輝くその姿に目を奪われます。一見して何の仲間かすぐにはわからず。 一緒に担当した公園スタッフのFさんが調べてくれて、アオバナガクチキ(アオバナガクチキムシ)だと判明しました。 クチキムシといえば、冬に樹名板の裏でひっそりと冬越ししているところをよく見る、地味な昆虫というイメージが あったのですが、こんな美麗種がいたなんて驚きです。きっと近くに積んであった伐採材から発生したのでしょう
Apr 17


東京都公立大学法人視察対応と旬の動植物
4月10日、東京都公立学校法人開設準備室の職員および東京都立大学教職員の皆さんが「地域協働」に関する視察と ヒアリングのために来館されました。2年後に共創学部という新学部が創設される予定になっており、現在、各分野の 教員陣が実習や授業のカリキュラムを検討しているところだそうです。共創学部は外国人学生も多数受け入れる予定とのことで教員陣も国際色豊かな面々でした。新学部での学びでは、地域社会との結び付きや現場での体験に重点を 置いていることから、すでに地域住民の拠り所として様々な連携を進めてきた長池公園の取り組みを参考にしたいと いうことで、今回の場が設けられました。新学部では、長池公園での実習も年間カリキュラムに組み込まれることに なるかもしれません。それも踏まえて園内の里山と自然館内をご案内をしました。道中には生きものとの出会いも。 中でも、注目を浴びていたのはアカボシゴマダラの幼虫です。この時期、園内のあちこちから生えたエノキの実生で 見つかりますが、芽吹いてきたばかりの赤味を帯びた若葉に擬態しています。葉脈までちゃんと再現されているので...
Apr 15


ミツデカエデ開花とハムシ2題
4月9日、午後は報告書作成など事務仕事をして過ごしましたが、夕暮れ前に自然館の周りの草木を見て歩きました。 自然館入口の左手正面にそびえるミツデカエデがいつの間にか見頃を迎えていました。目線の高さにもたくさん花を 付けているので、観察は容易です。カエデの仲間は手のひら状の単葉を付けるものがほとんどですが、本種は小葉が 3つに分かれた三出複葉を持つ独特な種類です。開花より少し遅れて若葉も芽吹き始めているのでぜひご注目下さい。 ミツデカエデは雌雄異株ですが、この木は雄株なので写真は雄花。一つの花序に30個以上もの花を付けていました。 そのそばに生育するイヌシデの木を何気なく眺めていると、一匹の甲虫が目に留まりました。ハムシの仲間であると いうことまでしかわからなかったのですが、ハムシは種ごとに特定の樹木の葉を好んで食べることから、イヌシデを 食べるハムシを調べてみるとすぐにその正体が判明しました。ズグロキハムシというそうです。イヌシデならどこに でも生えているはずなのに、このハムシは初めてお目にかかる気がします。その名のとおり、頭部が黒いのですね!.
Apr 13


タチタネツケバナの花園
4月8日、先日の出来事ですが、近隣在住の方から「せせらぎ緑道付近のある場所で1ヶ月ほど異臭がする場所がある ので、その原因を知りたい」との問い合わせがありました。なんとなく心当たりがあったので、さっそく現地を確認 しに行くと、やはり植物の匂いでした。遊歩道の水路側に腰高ほどのヒサカキが列植されており、雄花がびっしりと 咲いています。もう花は終わりかけでしたが、これこそが、ガスのようなおしっこのような“異臭”の正体だったのです。匂いの種類、範囲、期間、天気によって強さが変わることなど、全ての要素が当てはまり、すっきりしたのは いうまでもありません。この匂いをガス漏れと勘違いした通報があったというエピソードも聞いたことがあります。 話は変わりますが、ある希少種の発芽状況を確認するために鑓水方面に立ち寄った際、通りがかったバイパス側道で 真っ白なお花畑を見つけました。いったい何の花だろうかと近付いてみると、アブラナ科のタチタネツケバナという 植物でした。タネツケバナとジャニンジンの中間的な性質を持ち、東京都では準絶滅危惧種に指定されている希少な...
Apr 11


アカネスミレと季節の自然観察会告知
4月7日、近隣小学校の多くで入学式が開催されていました。新生活のはじまりに相応しい穏やか陽気の一日でした。 長池里山クラブが炭焼き用の材を伐り出している伐採斜面では、アカネスミレが開花しています。赤みがかった濃い 紫色の花は小ぶりで可愛らしく、品があります。全体にほこりを被ったような毛が生えていることもポイントです。 長池公園では最近見つかっていませんが、花茎や葉に毛が無いものはオカスミレといいます。毛が無いこと以外は、 アカネスミレと全く同じ外見をしています。花の内側(側弁基部)にヒゲがあるのも一緒です。※写真は鑓水で撮影。 アカネスミレもオカスミレも、先日紹介したジュウニヒトエと同じ、雑木林のお手入れに依存して生きてきた植物。 伐採後から数年以内の明るい雑木林や、頻繁に樹木の間引きや下草刈り、落ち葉かきが行われて見通しの良い状態が 保たれている樹林地の陽だまりに、好んで生えてきます。長池公園でこうした性質を持つスミレ類が見られることは 雑木林の状態を示す良い指標になるのです。2枚目のクサボケも同様の性質があり、伐採更新地に群落が現れました。.
Apr 9


桜の花が散る頃に
4月6日、桜の仲間の多くは葉桜となりつつあり、シーズン終盤に咲く一部の種類を除いて花びらを落としています。 オオシマザクラの根元に咲いたヒメスミレ、ソメイヨシノのそばに咲いたクサボケなどさらっと載せてきましたが、 主役の草花の周りに桜の花びらが散らばっているシーンを、意図的に切り取りました。季節感の伝わる光景ですね。 せせらぎ緑道付近の林縁でも、こんなシーンに出会いました。花びらの間から顔を覗かせたのはフデリンドウです。 桜の花が散る頃に花盛りを迎える、春植物の代表格でしょう。今年もあちこちで群落を作って咲く姿を見かけます。 近くにはタチツボスミレの桃色品種、サクラタチツボスミレが咲いていました。あら、こんなところにも“桜”が! 柵づくりに必要な竹を採りに堀之内番場公園を訪れると、園路の一面に桜の花びらが敷き詰められていました。草が 多少生えているために掃除されたり風に飛ばされたりすることなく残っていたようです。案外、珍しい光景かも・・ この日は「いきものがかり植物班」改め「里山ガーデナーズコミュニティ」の活動日。自然館周りに繁茂するフキの...
Apr 9


またまた五つ星のナナホシテントウ
4月5日、先月29日に初鳴きを確認したクビキリギスですが、暖かさに誘われて、夕方から一斉に鳴き出しました。 知らなければ虫の声とは思えない「ギーーーッ」という絶え間なく続くあの大きな音の正体です。ご存じでしたか? ところで先日3日の午後、近隣小学校の裏手にある学校林を教職員の皆さんと一緒に歩きました。まず先生方にこそ、 学校林の豊かさを味わい、楽しみ、その価値を少しでも知っていただきたいと思っていたので、出張授業の下見とは いえ、全力でミニ観察会を行いました。そこここから春の息吹が伝わってくる中、足もとを蠢くナナホシテントウを 見つけました。「あっ!ほら陽だまりではテントウムシが動き回っていますよ!」と指を指しながら、あることに気が 付いて「あっ!これこれ!珍しいんです!!」と私が突然しゃがみ込むので、きっと先生方も驚いたことでしょう。 写真のとおり、七つの斑紋のうち真ん中の一対が隣の斑紋と繋がっている斑紋異常型、五つ星の個体だったのです。 五つ星の子と出会ったのは、なんとこれが3回目。紹介記事はこちらです。 続・五つ星のナナホシテントウと桑の授
Apr 8


ニセカラクサケマン
4月4日、南町田へ出かける用事があり、そのついでに相模原市南区の国道沿いに生育する外来雑草を見てきました。 ヨーロッパ原産で、ムラサキケマンによく似た白い花と繊細な葉が特徴の半つる性植物、ニセカラクサケマンです。 “ニセ”というからには本家のカラクサケマンという帰化種も存在しますが、こちらはまだ見たことがありません。 ニセカラクサケマンが生えているのは、交通量の多い道路沿いの植え込みとその周辺の道ばたです。探すまでもなく 辺り一面に群生しており、ちょうど花盛りでした。この場所は2003年に初めて確認されて以降、現在まで継続して 発生が見られるため、よく知られていますが、神奈川県全体でみると、鎌倉市など見られる範囲はまだ限定的です。 東京都でも八王子市内や世田谷区などで局所的な発生が確認されているので、これから増えてくるかもしれません。 観察中に雨が強くなってきて撮影に苦労しましたが、特徴的な葉の様子です。ムラサキケマンよりも、切れ込み方が 優しい感じで隙間があります。どちらかといえばエンゴサクの仲間やセリ科の葉っぱのような柔らかさを感じます。..
Apr 7


ジュウニヒトエ開花とトラフシジミ初認
4月3日、先月31日に、つくいけの道でうっかり3月から咲いているジュウニヒトエを見つけました。4月を代表する 里山植物なのでずいぶんと早い開花です。せっかく写真を撮ったのに、私も掲載するのをうっかり忘れていました。 ジュウニヒトエは、長池公園では重要な指標植物として捉えています。林床のササ刈りを進めるとあちこちから顔を 出してくるからです。樹林の高木化や林床の藪化が進行すると姿を消し、ギャップができると大群落を作る、そんな 性質があります。キンランなどと同様で、まさに里山の手入れに依存して生きてきた植物の一つといえるでしょう。 伐採によって明るくなったところに現れるのは、草花だけではありません。この日、姿池近くの陽だまりを青い蝶が 飛び回っていました。イヌツゲの葉に止まったところを望遠レンズで確認すると、トラフシジミ(春型)でした。翅を 閉じているので裏面しか見えませんが表面は美しいブルーです。食草が幅広いので、どこで見かけてもおかしくない はずなのですが、狙って見られる蝶ではなく、出会いはいつも突然です。以前登場した記事はこちら。 トラフシジミ
Apr 7


移ろいゆく季節
4月2日、巡回清掃で堀之内東山方面を廻りました。出発前に、鍵開けと花パトを兼ねて長池公園の園内をひと巡り。 体験ゾーンにはジョウビタキの雌がいました。そろそろ北へ渡っていく頃なので、園内では見納めかもしれません。 この子は堀之内にいた子ほどではないものの、ちょっとだけお腹がオレンジがかっているのが特徴で、今シーズンは よく楽しませてくれました。冬期に単独で縄張りを持つジョウビタキやモズは個体識別ができる楽しさがあります。 雑木林の木々の芽吹きが美しいシーズンですが、主要樹種の一つであるコナラもご覧のとおり白毛をまとった若葉が 展開してきています。青空をバックに淡い黄緑色が映えますね!よく目を凝らすとすでに雄花も咲き始めています。 南エントランスゾーンのやまざと広場では、まだオオシマザクラが葉桜の状態で咲き残っていました。花が白いので 展開してきたばかりの鮮緑色の葉と花のコントラストが独特な風情です。雫をまとっている姿もまた魅力的ですね。 その足元には、気付かずに踏んでしまいそうなヒメスミレの花が点々と咲いています。桜の花びらと比べると、その...
Apr 6
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