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食べこぼすヤマガラ
10月16日、常盤公園の草刈りを行いました。作業の休憩時間にモノレール沿いの向山緑地まで足を伸ばしました。 細長い遊歩道の途中、1本だけあるエゴノキに小鳥が群がっていました。「ニーニー!」という声も聴こえてきます。 エゴノキの実が大好きなヤマガラです。長池公園でもおなじみさんですね!今は昔、私がまだ小学生の頃には今ほど 普通には見られなかったのですが、ペットボトルフィーダーにヒマワリの種を入れておくと、他のどの鳥よりも先に やってきて美味しそうに食べていました。人怖じしないので、じっくり行動生態を観察するのには最適の相手です。 向山緑地周辺ではエゴノキがそこまで多くないようで、この1本の木にヤマガラが集中して、満員御礼といった感じ。 ふと足もとを見ると、エゴノキの果皮が無数に落ちていました。ヤマガラは器用に足で実を押さえ、嘴で中身だけを 取り出して食べます。その際、不要となった果皮は下に落としてしまうのです。これらは食べこぼしなわけですね! えっと、食べこぼしを掃除するのも私たちの仕事ですかね?笑・・その前に秋風が綺麗に吹き飛ばしてくれるかな。
17 minutes ago


第一デッキの湿生植物と思わせぶりのヒメアカネ
10月15日、道草くらぶの活動が行われ、宮上中学校職場体験のお二人と一緒に草名板の設置と回収を行いました。 アマナやニリンソウなど、春しか地上に出現しない草花の名札は回収し、新たにヤマハッカ、ノハラアザミといった 秋の草花の名札を掲示しました。相変わらずの賑やかな珍道中、作業しながら出会った動植物を少しご紹介します。 第一デッキでは、長池自生由来のオオニガナをはじめ、移植品のサクラタデなど、多くの湿生植物が花盛りでした。 オオニガナは、山間の湿地や湧水地に生育する、子どもの身長くらいある大型のキク科植物です。特別保全ゾーンの ハンノキ林にわずかに生き残っていた個体群をもとに、第一デッキと体験ゾーンの湿地へ植え戻されたものが、毎年 開花しています。環境省のレッドリストからは除外されたものの、東京都では非常に希少な存在といえるでしょう。 ウッドデッキを挟んだ向かい側では、サクラタデも開花しています。こちらは長池公園の自生品ではなく、市内他所 から移植されたもの。タデの仲間では花のサイズがもっとも大きく、その上品な佇まいは一見の価値がありますよ!...
1 day ago


荒川の植物さんぽ(番外編)
10月14日、江戸川区の西葛西にあるTCA東京ECO動物海洋専門学校で講義を担当してきました。今年もなんとか 無事に任務を遂行できたので、荒川の河川堤防をとぼとぼと歩いて下流の葛西臨海公園駅から帰ることにしました。 堤防の片隅にアキノミチヤナギが咲いていました。近似のミチヤナギ類との相違点が写っていないのが残念ですが、 早落性の葉が開花と同時に赤く色付いており、とても華やかです。アキノミチヤナギは海岸や河口など沿海地に多い 種類。近年の調査によって、東京都内においても、臨海部を中心に点々と分布することが明らかになってきました。 4枚目はタデ科植物を食草とするハグロハバチの赤ちゃんです。「蓼食う虫も好き好き」という諺を思い出しますね! ヒユ科の雑草を二種類。1・2枚目はどんど焼きのまゆ玉を彷彿とさせるツルノゲイトウです。古い標本記録を調べて みると、かつては今の京王堀之内駅付近にも生育していたようなのですが、2010年代に堀之内東山で確認したのを 最後に、由木地区では見られなくなりました。外来植物というと、一度入り込んだら始末に困るほど繁栄するよう
2 days ago


○○○ガガガ○○
10月13日、秋葉台小学校の5年生とのびのび学級、総勢90名以上の児童が集まり、第4回田んぼ授業「稲刈り」を 実施しました。人数が多いので、今回も長池里山クラブ担当の稲刈りのほか、私たちによる自然観察のパートを含む 3グループ体制で受け入れを行いました。今年は9月の降雨量が多かった影響か、小学校で田植えを実施した4枚目の 田んぼのぬかるみが非常に激しく、安全面を考慮して、比較的乾燥している1枚目の田んぼで稲刈りを実施しました。 自然観察のパートでは、まず、トンボ池の近くで1株だけ花を咲かせていたタイアザミに注目しました。よく見ると、 集団吸蜜するクチナガガガンボがびっしり!周囲に花があまり咲いていないため、この1株に集中しているようです。 アザミは一つの花に見える頭花に無数の小花が集まっているので、これだけの数の昆虫が止まって吸蜜していても、 場所の取り合いになることはありません。それにしたってちょっと、密すぎやしないか、心配になってしまいます。 同じような衝撃の光景は、この時期、ノハラアザミ、コウヤボウキ、カシワバハグマなどでも見ることができま
4 days ago


オナガの尾はどっち?
10月12日、大塚西公園の池清掃を実施しました。パークキッズレンジャーにくわえ、現地のチラシを見てお集まり 下さった近所の親子連れや、松が谷連絡協議会の面々も参戦して下さり、総勢40人ほどで賑やかに開催されました。 近くのコインパーキングから現地まで歩いて向かう途中の遊歩道で、爽やかなブルーが美しい2枚の羽を拾いました。 どちらもオナガの落とし物です。片方が風切羽(翼の羽)で、もう片方が尾羽なのですが、どっちがどっちでしょう? ・・正解は右側の1枚が尾羽です。羽を拾った時にはまずそれが何という鳥の羽なのかを推理する前に、どこの部位の 羽なのかを判別するのが基本です。比較的大きなサイズの風切羽と尾羽は慣れれば簡単に判別することができます。 風切羽は、羽軸が弓なりのカーブを描き、どちらか片側が極端に狭くなります。また、先端は尖る傾向があります。 羽を置いたときに立体感があるのも風切羽ならではの特徴です。対して、尾羽の羽軸は真っすぐか緩やかにS字を描き 直線的な形のことが多く、中央に近付くに従って羽軸の左右が対称に近付きます。羽を置いたときも浮き上がら
4 days ago


ヒミズ
10月11日、「安全・安心なまちづくりの日」だそうです。私たち公園管理者が、自然館や公園緑地の管理を通じて、 実現していかなければならない命題でもあります。ピーポくんの家に登録している自然館は、子どもたちたちを犯罪 から守る駆け込み寺として、また、放課後や休日に集える居場所の一つとして。公園緑地は、ハード面とソフト面の 双方から、犯罪を防ぎ、防犯意識を高めるための取り組みを進めていく必要があります。それらの実現には、地域の 方の協力が不可欠です。公共と民間、そして教育機関が一体となり、子どもたちの暮らしを守ってまいりましょう。 ところで先日、つくいけの道に一匹のモグラの死骸が転がっていました。身近に棲んでいながら、あまり認識されて いない哺乳類の一つ、ヒミズです。芝生などに大きな塚を作ることで有名なアズマモグラと違い、彼らはあまり深い トンネルを掘ることはせず、落ち葉と土壌の間の層や、柔らかい土の浅いところに潜り込むように生活しています。 いわば、“半地下”で生活している彼らの生きている姿を見る機会は滅多にありません。私自身もヒミズが活動して..
4 days ago


姿池のコシオガマ
10月10日、姿池の周囲を取り囲む斜面草地の一角、東京海上日動多摩総合グラウンド側の階段付近に、希少植物の コシオガマがたくさん発生し、開花しています。長池公園ではこれまでにも体験ゾーンの伐採跡地などに何度か出現 したことがあるにはあるのですが、消長が激しく、安定して必ず見られるということはありません。今回の場所は、 桜美林大学が刈り取りの有無や頻度による植生の違いを調査するために、夏場に選択的草刈りを行ったエリアです。 姿池斜面の刈り残しは、主に草原性の生きものに居場所を提供する目的で進めてきましたが、タイミングを見極めて 草刈りを行うことで、コシオガマやツリガネニンジンなどの在来植物の再生も期待できるとわかり、驚いています。 細かく切れ込んだ葉っぱは独特ですが、他の草に紛れていると目立ちません。触ると少しべとつくのも特徴ですね。 大きいものでは膝の高さくらいまで伸長して、ピンク色の花をいくつも咲かせていました。この仲間の大半の種類は 山地から高山に分布するものばかりなので、唯一、丘陵地でも見ることができるコシオガマはありがたき存在です。...
Oct 23


マダラアシナガゾウムシとコシロアシヒメハマキ
10月9日、由木東小学校5年生を対象とした校外学習の第2回目、「由木の宝探検隊~里山を通して~」の授業支援を 行いました。夏の初回と同じ、東中野の民有地の里山が舞台です。季節が動いたので、自然の変化に注目しました。 今回、私は探検コースとなっている小径に定められた各ポイントのうち、一番奥にある樹林地内を担当しましたが、 思いのほか生きものが少なく、ネタ探しに苦労しました。ビンゴカードを片手に歩き回る子どもたちより先に到着、 生きもの探索を開始してようやく見つけたのがこちらの甲虫。久しぶりの登場となるマダラアシナガゾウムシです! 危うく葉っぱの間に挟まったゴミだと思って見逃してしまうところでした。樹皮などに擬態している姿は見たことが ありましたが、こんなに目立つところにいるのに目立たない・・ある意味、このゾウムシの本気を見た気がします。 このあと、たくさんの子どもたちがマダラアシナガゾウムシを不思議そうに観察して、感嘆の声を上げていました。 同じポイントを担当していた市役所職員の方がもう1種、擬態名人の昆虫を見つけて下さりました。トキリマメの葉に.
Oct 22


第4回南多摩自然共生サイト間交流会
10月8日、上川農村環境改善センターおよびその後背に広がる広大な里山、上川の里特別緑地保全地区で、4回目の 開催となる自然共生サイト間交流会を実施しました。今回は、産・官・学・民から総勢40名を超える参加者が会場に 集まり、八王子市環境部の皆さんがホストとして全面協力して下さりました。上川の里で精力的に活動を進めてきた 大手企業各社をはじめ、環境省や認定事務局、自然共生サイトに認定されている企業、NPO、教育機関などのほか、 新たに町田市からの参加も加わり、自然共生サイトや企業活動に関する活発な意見交換が行われました。また、2つの グループに分かれて特別緑地保全地区にある各企業の活動現場もご案内いただき、大変有意義な集いとなりました。 現地見学では、密かにシダ植物の多様性に注目していました。この日歩いたルートからは外れますが、同じエリアで 東京都では非常に珍しいと思われるワカナシダやツクシイワヘゴも以前に発見しています。今回は、発見当初よりも 立派に成長したナチシダをはじめ、オオキジノオ、コバノイシカグマ、ホラシノブ、ウラジロなどを確認しました。
Oct 22


オオミゾソバの花園で
10月7日、毎年10月の第2水曜日は小中一貫教育の日の基準日に定められています。八王子市内でも中学校区単位で 小学校と中学校の教員が集まり、授業見学やテーマに沿った発表や意見交換などが行われます。この日、鑓水地区の 連絡協議会(由木西小、鑓水小、鑓水中)でゲスト講師を拝命し、3校合わせて60名以上の教職員の皆さんを対象に、 学校林の案内と教育への活用事例についてのレクチャーを行ってきました。普段、子どもたちの前ではほとんど緊張 しませんが、大人数の先生方が相手となるとやはり緊張します。なんとか無事に遂行できて、ホッとしたのでした。 話は変わりますが、長池公園の体験ゾーン内、田んぼの最上段にある湿地ではオオミゾソバが開花中です。ピンクの お花畑は壮観で一見の価値があります。これだけ見事に咲いていると、美しい姿を写真に残したいと思うでしょう。 野草撮影の技術を磨く練習相手としても、絶好の被写体です。私は“いいな”と思った草花はとにかくいっぱい撮る ことにしています。カメラの知識や技術が乏しいぶん、何枚も撮影しておくことで、後悔しないようにしています。
Oct 21


エゾビチャレンジ(その3)
10月6日、長池公園で継続観察してきたエゾビタキの記録、完結編です。エゾビタキは、秋の渡りの時期に北国から 東南アジア方面へ南下中の群れが国内を通過していきます。園内でも、9月半ばくらいから姿を見かけるようになり、 約1ヶ月間、繰り返し通過、滞在している様子が確認されました。今シーズンは当たり年といっても良さそうですね。 その行動を注意深く観察することによって、より良い条件で観察・撮影ができるようになり、やっと思い描いていた “エゾビタキらしい”姿を写真に収めることができました。この瞬間をずっと想い続けてきて、報われた気分です! ミズキの果実を食べに飛来する頻度も高くなってきたので、ご覧になった方は多いはず。広場も賑わっていました。 キビタキやメジロとともに、賑やかに集まる光景はずっと見ていても飽きませんが、ちょっと首が痛くなりますね。 今シーズンの秋の渡り鳥調査は非常に充実したものとなり、アマツバメの通過数が極端に少なかったことや、昨年、 多数飛来したマミチャジナイが確認されなかったことを除けば、例年より豊作といって良いのではないでしょうか。
Oct 18


ヤマハッカ花盛り
10月5日、ながいけの道の谷側斜面は、低木類を間引き、選択的な草刈りを行うことで自然草地を維持しています。 秋は園路に沿って様々な野花が姿を見せてくれるので散策にお勧めのコースです。旬の花をいくつかご紹介します。 目の覚めるような爽やかな群青色の花が咲いています。シソ科のヤマハッカです。アキノタムラソウというよく似た 種類があり、こちらも園内に自生しています。ヤマハッカは単葉、アキノタムラソウは複葉という違いがあります。 ヤマハッカの花をよく見ると、普通の花とは上下が反転していることに気が付きます。シソ科の花は上下がはっきり する唇形花と呼ばれるタイプなのですが、通常とは天地が逆転して咲いているのです。身近なシソ科の植物でいうと 例えば、キランソウの花は下側の花冠が裂けているのに対して、ヤマハッカでは上側の花冠が4つに裂けていますね。 花にはさらに濃い紫色の斑点模様があり、おそらくこの模様が蜜の在り処を虫たちに教えているに違いありません。 少し湿ったところには、タデの仲間が群生しています。写真は王道のハナタデとミゾソバです。3枚目は、かろうじて.
Oct 18


オオハサミムシ
10月4日、先日3日に八王子駅南口の医療刑務所跡地にオープンした桑都の杜。皆さんはもう行かれたでしょうか? 開園前に視察見学させていただいた際、充実の施設と随所に散りばめられた細やかな仕掛けの数々に感動しました。 あいにく開園初日の都合が付かず、開園記念式典に参席できなかったので、開園2日目の夜に様子を見に行きました。 現地に到着したのは19時前。普通の公園なら、もうとっくに来園者の姿はなく、閑散としているはずの時間帯です。 しかし驚くことに、この時間でも広場は来園者で埋め尽くされるほど賑わいを見せていました。夜の公園に人が集う 光景もまた良いものです。ランタン飛ばしのカウントダウンを見るため、人混みを避けて建物の軒下に入ると・・! 足もとの舗装路を何者かが歩いています。行き交う人々はもちろんその存在には気が付いていません。踏まれないか 心配になるような場所でしたが、どうしても気になったので、しゃがみ込んで観察してみました。お尻には特徴的な ハサミがあったので、すぐにハサミムシの仲間だとわかりました。造成したばかりの公園ですし、土壌生物の生息の.
Oct 17


見えているようで見えていない
10月3日、ソニーグループ(株)と(公財)日本自然保護協会によるフォトコンテストの受賞作品展示会開催に合わせ、 フォト講座が催され、講師を担当しました。下見の際の様子は、こちらの記事をご覧下さい。身近な自然で「わぉ!」 迎えた本番、参加者の皆さんも意欲満々で思わず「わぉっ!」と驚くような素敵な写真を何枚も撮られていました。 今年は大人の参加者が多い中、若者の活躍が光りました。中でも、博学な中学生受講者が見つけたこちらのシーン。 屋外での撮影会も終盤という頃、自然館前のスタート地点へ戻ってきた一行ですが、私も含め、その場のほぼ全員が 最後の粘り(?)で目線の高さや足もとに注意を払っていました。「あそこに生きものがいます!」と頭上を指差す彼に 全員が注目すると、目線の先に、照明設備へ入り込んだニホンヤモリのシルエットがこちらを見下ろしていました! 毎日この下を通っているスタッフすらもこれには気が付きませんでした。見えているようで見えていないものです。 目線を低くして、近い距離をじっくりとサーチしていく手法は自然観察の基本ですが、時々、頭上を仰ぎ見るこ
Oct 17


コバノガマズミと松木小学校の昆虫探しプログラム
10月2日、長池に冬鳥のマガモが渡ってきました。渡りを行わないカルガモとケガを負ったオシドリを除くカモ類は 全て秋以降に国外から渡来する渡り鳥です。これから、冬の水鳥が続々と到着して楽しませてくれることでしょう。 午後の巡回清掃で当番の公園を廻った帰り道、由木東小学校の出張授業の資料を作るため、東中野の民有地の里山に 立ち寄りました。秋の里山は見どころがたくさんあるので、観察のネタには全く困りません。むしろ、何に注目して もらうか、数ある中から選ぶことのほうが難儀といえるかもしれません。日が傾いてだいぶ暗くなってきた雑木林の 林縁に、小さな赤い実が浮かび上がりました。正体はコバノガマズミです。赤は小鳥に注目してもらうためのカラー ですが、この実にはまだ誰も見向きもしないようです。酸味が薄れて完熟するまで待っているのか、それともほかに 美味しい実があるから手を出さないのか、12月頃まで食べられずに残っている理由はわかりません。そういうわけで きっと授業当日もコバノガマズミの鮮やかな実を堪能することができるはず。その頃には、葉も色付いているかな?..
Oct 16


木漏れ日のイヌショウマ
10月1日、八王子市市制施行日を記念していちょうホールで開催された、令和8年度表彰式典に出席してきました。 数百人規模の盛大な式典は圧巻で、名門の都立片倉高校吹奏楽部による祝演は特に心を揺さぶられ、感動しました。 滅多に羽織ることのないスーツで肩が凝ったので、着替えてからフィールドへ。八王子市街地から程近い民有緑地で 学生ボランティア活動の下見です。この場所は以前から里山ボランティア養成講座を通して整備を進めてきました。 その成果の一つとして、整備前にはほぼ開花の見られなかったイヌショウマが、林床一面に咲くようになりました。 よく似たサラシナショウマと違って小花に柄が無く、育ちの良いものはよく枝を分けて咲くほか、茎に葉が付かない ことや葉の形にも違いが見られます。個人的には、まるで“手持ち花火”のようなイヌショウマのほうが好みかも。 虫たちにも人気のようです。薄暗い谷底部へわずかに入り込む木漏れ日が、イヌショウマの花を輝かせていました。 そのそばでは、ホソバシュロソウが花から果実へと変貌を遂げている最中でした。こちらもイヌショウマとともに、...
Oct 16


水浴びするハクセキレイ
9月30日、台風対策として事前に栓を開けて水抜きを行っていた姿池ですが、長く降り続いた雨も落ち着いたので、 ようやく栓を閉めることができました。各段に設置された重たいマンホールを空けると水栓があり、そこから暗渠へ 排水を行って池の水量を調整することができます。これにより、築池から越流した水が下流のせせらぎ緑道の水路に 直接流れ込んで洪水が起こる事態を未然に防いでいるのです。栓を開けている間の姿池は水位が極端に下がるため、 まるで潮が引いた干潟のような環境になります。築池から流入した水生生物や小魚、あるいは、水たまりに産卵しに 飛来したトンボとそのヤゴなどが見つけやすくなるからなのか、一時的に、多くの水鳥たちが姿を見せてくれます。 カラカラに干上がった姿池で特に目に付く鳥はハクセキレイです。彼らは主に昆虫食なので、食事をするには格好の 環境ということなのでしょう。池の中央には排水しきらなかった水が少し残っており、そこで水浴びを始めました。 ハクセキレイの水浴びは気持ち良いほど豪快です。水面下に半身を沈めて全身を震わせるように水浴びを行います。...
Oct 12


エゾビチャレンジ(その2)
9月29日、この日も朝から雨降りでした。来園者もほとんどおらず、野鳥観察で賑わう広場は閑散としていました。 11日頃から続けて観察されている秋の渡り鳥、特に長期滞在中のエゾビタキは、この雨の中どう過ごしているのか、 気になったので探してきました。前回の観察で、実が付いているミズキの樹冠を目線の高さで観察できる場所を発見 したので、傘を差して待機してみます。5分も経たないうちに、20羽ほどのエゾビタキ群れが次々に飛来しました。 いくら果実が食べ頃だからといって、雨に打たれながらの食事は落ち着かないのではないかと心配してしまいます。 しかし、そんな心配をよそに、エゾビタキはとっかえひっかえ現れて実をついばんでいきます。写真はありませんが キビタキのメスも紛れていました。雨の日に、一本の木にこれだけ彼らが集中(執着)していたのには、ポジティブな 理由もあるに違いありません。天敵となる猛禽類が積極的に狩りを行わないこと、空中を飛び回る虫が少ないために フライキャッチ採餌ができないことなどが考えられます。もっとも、タイミングが良かっただけかもしれませんが。
Oct 11


続・ナンテンハギ
9月28日、自然館から駐車場へ至る園路沿いで、青紫色のナンテンハギの花が咲き残っているのに気が付きました。 フタバハギの異名を持つとおり、2枚の葉が対になって付くのが特徴のマメ科草本です。マメ科の草本植物の大半は、 複数の丸っこい小葉がセットになった複葉を持つのに対して、ナンテンハギは単葉であり、葉の先も尖っているのが 独特です。花を見ればいかにもマメ科らしいフォルムなのですが、葉だけ見るとマメ科とは思えないことでしょう。 花のすぐそばには、若い果実が実り始めていました。“薄っぺらいスナップエンドウ”といった雰囲気で、やはり、 期待を裏切らないマメ科らしさをここでも見せてくれました。なお、生態的な話は過去記事をどうぞ。ナンテンハギ 夕方の撮影のため、ちょっと実際よりも暗めになってしまいましたが、園内で開花中の植物をいくつか紹介します。 自然館やながいけの道など、あちこちに咲いている黄色い花はカラスノゴマ。下を向いて咲く花は目に付きにくく、 咲いていても見過ごしがちです。下から覗いてみると、花が扇風機の羽根のように渦を巻いているのがわかります。..
Oct 11


中庭の昆虫たち
9月27日、昨晩はヒナコウモリがよく鳴いていました。当ブログでも、幾度となくヒナコウモリについて取り上げて きましたが、未だに謎多き哺乳類の一つです。ねぐらの情報などがありましたら、引き続き、情報をお寄せ下さい。 さて、この日はたまたま居合わせたパーキッズの子どもたちと一緒に、自然館中庭で花に集まる虫を観察しました。 ニクイロシュクシャ(ジンジャーリリー)の巨大な花に、モンキアゲハが訪花していました。どちらも南方系の種類。 異国情緒溢れるワンシーンに出会うことができました。話題沸騰中のムシャクロツバメシジミも、翅の傷んでいない 綺麗な子が姿を見せてくれました。驚いたのは、鉢植えのヤナギの葉にいたヤナギチビタマムシです。もうとっくに タマムシの季節は終わった感じがしていましたが、チビタマムシの仲間は結構遅くまで見ることができるようです。 同じ仲間のヤノナミガタチビタマムシやドウイロチビタマムシは、樹皮の下で成虫越冬することが知られています。 4枚目以降は、ササキリ、キムネクマバチ、オオモンクロツチバチです。居ながらにして昆虫観察を堪能できました!.
Oct 11
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