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続・ハチミツソウ
9月3日、コーディネーターの仕事で、東京都の緑地保全地域のうち3ヶ所を廻ってきました。はじめに訪れた市内の 保全緑地では、雑木林の林縁にハネミギクが群生していました。養蜂用蜜源植物として北米から導入された外来種で 3年前にも記事にしていました。ハチミツソウ 南多摩エリアで見たのはこのときが初めてでしたが、少しずつ増えて いるようで、以降も数地点で確認しています。伐採後の林床や日当たりの良い林縁草地を好む傾向があるようです。 どことなくオオハンゴンソウを彷彿とさせる外見をしていますが、茎には独特なヒレがあり、葉は切れ込みません。 オオブタクサやアレチヌスビトハギといった、侵略性の高い“待った無し”の外来植物と比べれば今のところはまだ 生態系への負の影響は感じられないものの、外来種の予防原則に従うなら早いうちに防除しておくべきでしょうね。 なお、NPOみつばち百花作成の蜜源・花粉源データベースによると、本種の花にはミツバチはほとんど来ないとか。 また、この日の最後に訪れた町田市内の保全緑地では、1年ぶりにオニフスベを見ました。昨年、千葉市内の民有地で
1 day ago


アオイゴケの絨毯
9月2日、午前中は敬愛フレンド保育園4歳児クラスの対応、夕方は別所小学校の教職員向け研修を受け入れました。 インターンシップ生の4人も大いに活躍してくれて、有意義な一日となりました。対応の様子は後半でご紹介します。 話は変わりますが、長池公園のそよかぜガーデン(花壇)の後ろ、階段沿いの芝生に、ヒルガオ科のアオイゴケという 植物が群生しているのに気が付きました。グラウンドカバープランツとして各地に植栽されているもので、しばしば 庭先や道路植栽から野生化しているのを目にしますが、園内で発生を確認したのは今回が初めてでした。念のため、 花壇の維持管理を担って下さっている長池ガーデニングクラブにも尋ねてみたところ、植えた覚えは無いとの返答。 おそらく、園芸土などに混入していたものが発芽して、周辺に広がったのでしょう。記録のために何気なく撮影した この一枚の中に、ハートの形をしたヘクソカズラやカタバミの葉が写り込んでいて、それらの対比も面白いですね! さて、敬愛フレンド保育園の園児たちの前で、立派に昆虫のインタープリテーションを繰り広げてくれているのは、.
3 days ago


キンモウアナバチの巣作り
9月1日、午前中は植物多様性センターの皆さんをお連れして、堀之内東山はぐくみの森緑地にあるバアソブ生育地の 調査、日中は自然館で打ち合わせ、夕方は多摩市グリーンライブセンターで取材の対応と、少し忙しい一日でした。 ・・といいつつ、午前中の調査は本命のバアソブがすでに結実期を迎えていたこともあり、調査も早々に切り上げ、 カライタドリやツルマオをはじめとする、他地域ではなかなか見られない外来雑草を観察しながら廻ったのでした。 堀之内沖ノ谷戸公園の頂上近くにある愛宕神社の境内で小休憩していると、目の前を大きなハチが通り過ぎました。 スズメバチかと思って一瞬身構えてしまいましたが、地面に着地した姿を見て、人に危害を加えることはまずない、 狩りバチの仲間とわかって安心しました。ふと足もとを見ると、地上には巣穴らしき穴がいくつも空いていました。 狩りバチはその一つに潜り込んでいきました。これだけ大きな狩りバチはクロアナバチくらいしか思い当たりません でしたが、どうも色が違うような気がして、巣穴から出てくるのを静かに待ちます。間もなく、巣穴から顔を出した...
4 days ago


ウスゲチョウジタデとアカマダラメイガ
8月31日、自然館周辺の水鉢では、様々な湿地の草花が開花しています。この日、一番輝いていたのはこちらです。 休耕田や谷戸の湿地に生育するアカバナ科の植物、ウスゲチョウジタデです。環境省指定のレッドリストや東京都の レッドデータブックにも名を連ねる希少植物ですが、多摩丘陵では少なくありません。よく似たチョウジタデという 水田雑草があり、茎や果実が赤っぽく、全体無毛でつるんとしているのに対して、ウスゲチョウジタデではほとんど 赤みがなく鮮やかな緑色をしていて、全体に細かい毛が生えるのが特徴です。また、チョウジタデの花は小ぶりで、 花びらは4枚のことが多いのですが、本種の花は大きくて花びらも5枚がスタンダードです。ただし、花びらの枚数は バラツキがあるので、迷うときには茎や花托に毛があるかどうかをチェックするのが確実でしょう。図鑑ではあまり 紹介されることのないマイナーな種類ですが、植物体の鮮やかな緑色と黄色い花のコントラストが美しい逸品です。 さてこの日は小学校の夏休み明け1発目となる授業対応がありました。長池小学校つばさ学級の体験プログラムです。.
Sep 8


越夏するオシドリ
8月30日、長池ぽんぽこ祭りから一夜明け、長池公園には穏やかな日常が戻りました。ところで皆さんは築池にいる 1羽のオシドリをご存じでしょうか?この子は昨年の秋から滞在している雄で、翼をケガしていて飛べないようです。 多摩地域には秋から冬に渡ってくる水鳥なので、本来であれば夏場はいませんが、この子は築池で越夏しています。 朝は築池に浮かんだ倒木上で休んでいることが多く、散歩の方々から“ツクオくん”と呼ばれて親しまれています。 やはり左の翼はだらんとしたままですので、ケガは治っていないようです。自然館スタッフが、ツクオくんの写真を 何枚も撮影して下さっており、珍しいカワセミとのツーショットまで!すっかり、“築池の顔”となっている様子。 飛べなくてもこの場所で生き延びていくために、様々な知恵や能力を発揮しています。常連の皆さんからは、水面に 落ちたアブラゼミをすかさず拾い上げて食べていた、という報告もありました。たくましく生きていて素晴らしい! ちなみにこちらが半年ほど前のツクオくんです。この時はまだ生殖羽で立派な姿をしていました。カモ類は春と秋の..
Sep 7


雨の長池ぽんぽこ祭り
8月29日、年に一度の夏祭り、第28回長池ぽんぽこ祭りが長池公園で開催されました。雨が降ったりおさまったりの あいにくの天気でしたが、多くの来場者で賑わっていました。私は昼から夜の片付けの時間まで出勤していました。 本来は芝生広場付近に設置予定だった竹灯籠のフォトスポット。雨で会場から自然館へ退避してこられた多くの方が 足を止め、記念撮影をしていかれました。普段は閉館している時間なので、夜の自然館がいっそう魅惑的な空間に! 製作を担当した公園スタッフのFさん、長池ぽんぽこ祭り実行委員会の有志の皆さん、素晴らしい演出に感謝します。 まだ明るい時間にお祭り会場の様子を覗いてきました。数々の出店だけでなく、ステージも盛り上がっていました。 悪天候でもこれだけの人が集まって下さるということは、地域の皆さんにとって欠かせない行事として根付いている 証拠です。毎年書いていることですが、卒業してクラスメイトと離れ離れになっても、またこの場で再会できる・・ 地域の夏祭りは、そんな同窓会的な役割を果たしていると思います。もちろん、新しい出会いだってあるはずです。.
Sep 6


423万分の1
8月28日、堀之内洗馬川公園の草刈りを実施しました。どこも雑草が元気いっぱいなこの頃・・作業も繁忙期です。 午後は鹿島方面の巡回清掃へ。そろそろ秋の花が咲き始めている頃なので、鹿島緑地の林縁に立ち寄ってみました。 植え込みの陰にカエデドコロの雄花が咲いていました。この仲間ではもっとも鮮やかな美しいオレンジ色の花です。 由木地区ではこの場所以外にも、多摩ニュータウン通りの中央分離帯、野猿峠の植え込み、九兵衛坂公園の林縁など 各所で確認していますが、いずれも自然分布ではなく、植栽に伴って入り込んだ後に定着した随伴種と思われます。 大塚公園のツルコウゾやナツフジ、鑓水や上柚木で見られるタンキリマメなども同様のルーツによるものでしょう。 林縁草地では、予想どおり、ユウガギク、シラヤマギク、オオカモメヅルといった様々な野花が開花していました。 オオカモメヅルとコバノカモメヅルが並んで咲く珍しい光景を発見し、撮影しようとして前かがみになった瞬間・・ 左半身に“ドスンッ”という衝撃が!突然のことで驚き、土嚢袋でも落ちてきたのではないかとかなり焦りました。...
Sep 6


都鳥の東京観光
8月27日、日が暮れるとアオマツムシの「リーリー・・」という甲高い声が響く季節になりました。耳を澄ませば、 クズの茂みからはそれよりもずっと低い波長で「ルルル・・」と絶え間なく鳴く、カンタンの声も聴こえてきます。 この日は朝から珍客の情報が入ってきました。築池にユリカモメが飛来していたというのです。ユリカモメは冬鳥で 国内では秋から冬にかけて観察されるカモメの仲間です。早速、お昼頃に築池を覗いてきましたが、すでにその姿は ありませんでした。情報を寄せて下さった常連のNさんから、素晴らしい写真を提供いただいたのでお借りしました。 そもそも長池公園ではカモメの仲間が飛来することは滅多になく、ユリカモメも園内では初めての記録となります。 カモメ類は雑食で、魚のいる池沼であれば生息していても不思議ではありませんが、なぜ長池公園には姿を見せない のでしょうか。これはおそらく、集団ねぐらを形成する習性が関係していると思われます。ユリカモメは、カラスや カワウ、ツバメなどと同様に、夜になると集団でねぐらを形成し、分散していた個体が一斉に集まって眠るのです。..
Sep 6


タヌキマメとアオスジハナバチ
8月26日、市役所での大事なお仕事を終えて自然館に戻ってくると、テラスのタヌキマメが見事に咲いていました。 それまで蕾だった花は、お昼を過ぎると次々に開花して虫を呼びます。眺めていると、美しい来訪者が現れました。 つい1週間ほど前まではミソハギやサワギキョウの花を訪れていた、アオスジハナバチです。青い花に青いハチとは、 豪華な組み合わせですね!個体によって水色の線の色味が少しずつ異なっていたり、脚に花粉団子を付けていたりと ずっと見ていても飽きません。休む間もなく、次から次へと訪花するので、朝から開花を待ち望んでいたのかも!? 自然館では先日に引き続き、インターンシップのお二人が活動に励んでいました。この日はボランティアを紹介する ボードを作ってくれました。創作意欲に溢れたお二人。アイディアを出し合って良い感じのボードが完成しました。 明日からは東京都立大学のインターンシップ生も加わり、さらに賑やかになりそう。楽しく活動していきましょう!
Sep 4


増えるノシラン
8月25日、インターンシップ後半戦スタート!初日は東京環境工科専門学校とヤマザキ動物看護大学のお二人です。 オリエンテーションや草名板の製作、掲示物交換などに取り組みました。二人とも意欲的で手先が器用なのでした。 草名板づくりで描く植物の下見も兼ねて、体験ゾーンまで歩いていく道すがら、自然館周辺から中央園路にかけて、 ノシランが満開でした。園内では、以前から確認されていましたが、どうやら実を小鳥たちが食べてせっせと運んで いるようでずいぶん個体数が増えました。もともと南方系の植物で、関東地方で見られるものは植栽品が野生化して 定着したものといわれています。同じように、南方系の植物が自然に分布を広げてきたり、あるいは栽培されていた ものが逃げ出して広まったりする現象は、ノシラン以外でも多く見られます。気候変動や都市のみどりの成熟などが それらの定着と拡大を後押ししているのかもしれません。ここ10年ほどの間に、分布の拡大が顕著に見られるものを 思い付くままに挙げてみます。コクラン、タシロラン、クロヤツシロラン、マヤラン、サガミラン、クゲヌマラン、..
Sep 4


ど根性ヒメハギ
8月24日、許可を得て、越野にある帝京大学中・高校の敷地内の自然環境調査を行いました。これまで、由木地区の フロラ(植物相)についてはかなり網羅的に調査してきましたが、教育機関のキャンパスやゴルフ場、企業用地などは 縁や機会が無いと敷地内に入って現地を調べることが難しく、この緑地もかねてから気になっていた所の一つです。 昨年の冬に初めて入った際には、キャンパス移設前のアセスの調査で記録されていたホンドギツネの巣穴の現存や、 ノウサギが多数生息する痕跡が見つかるなど、植物以外にも大きな収穫があり、今回も期待しつつ藪を漕ぎました。 調査の直前に集合時間が急遽変更となったため、30分ほど空き時間ができました。そこで、お隣の越野日枝神社まで お参りしてきました。別所にも同名の日枝神社がありますが、こちらはスダジイの巨木で有名な全く別の神社です。 参道の石段を下る途中、足もとの石の隙間からヒメハギが顔を出しているのに気が付きました。ヒメハギは春頃から 咲き始めるので、今はすでに結実しています。団扇のような不思議な形をした果実は花と違ってかなり控えめです。.
Sep 1


処暑の草花
8月23日、暦の上では夏の暑さが和らぐ「処暑」を迎えます。自然館中庭で開花中の植物をいくつかご紹介します。 言われなければ気付かないほど小さい花をリング状に咲かせているのは、ヒメシロネです。ハッカやメハジキなども 同じようにリング状に花を付けますが、シロネの仲間の花は白っぽいものが多く、花はより小さくてシンプルな姿。 ヒメシロネは葉がもっとも細長くて基部側がほとんどすぼまらないこと、萼片がトゲトゲになることが特徴です。 長池公園に自生するシロネの仲間はコシロネという種類で、築池の水際などに群生しています。その他のシロネ類は 園内には生育せず、ヒメシロネも他所からの移植栽培品です。ざっくり分けると、シロネは平地の湿地、コシロネは 平地から丘陵地の湿地、ヒメシロネは山寄りの丘陵地から低山の湿地、エゾシロネは山地の湿地に分布しています。 多摩丘陵にも、かつてはコシロネだけでなくヒメシロネが広く分布していたようなのですが、土地開発や耕作放棄に よって、生育に適した富栄養な水湿地や谷戸田が次々に失われていき、今ではほとんどの生育地で姿を消しました。...
Aug 30


推しのオオズクロメバエ
8月22日、今シーズンも様々な昆虫を見てきましたが、まだまだ、初めて見る、初めて知る種類もたくさんいます。 先日、カヤコオロギのいた草地でこんな虫を見つけました。ムラサキツメクサの花に飛んできたかと思えば、まるで 踊っているかのように、器用に一つ一つの小花へ口吻を突っ込みつつ移動していくハエです。配色が特徴的なので、 あとで調べるのを楽しみにしていました。正体は、幼虫がツチバチに寄生するという「オオズクロメバエ」でした。 ハチモドキハナアブの触角と少し似ていて、たんこぶのような頭は確かに“大頭”の名がピッタリかもしれません。 初めて聞く名前なのに、どこかで聞いたことがあるような響き・・ぼんやり考えていたら思い出しました。関東圏の バーダーにとって憧れの渡り鳥、「オオズグロカモメ」です。でもこちらは“大きな頭黒カモメ”という意味なので、 “大きな頭の黒メバエ”とは意味合いが異なっています。だからオオズクロメバエは“クロ”が濁らないのですね。 さて、何はともあれ、私はこのオオズクロメバエがなんだかとても気に入ってしまって、推しの昆虫が増えました!..
Aug 27


ムシャクロツバメシジミの交尾とツルニンジン開花
8月21日、松が谷のいせまいり公園で草刈りを実施しました。お盆明けでどこの公園緑地も盛大に草が伸びており、 毎日、複数の緑地管理チームがフル稼働しています。時短作業など、熱中症に気を付けながら順次進めていきます。 さて、今月はじめに長池公園で初めて確認された外来種のムシャクロツバメシジミ。それ以降、定着状況に注目して いたのですが、予想どおり、いやそれ以上に、すでに由木地区内の各地で普通に見られることがわかってきました。 おそらく南大沢で初めて認識されたのは2025年で、それ以前は気付かれていなかったか、あるいはこれほどまでに 定着していなかったか、どちらかということになります。飛んでいる姿がヤマトシジミの雌とよく似ているために、 昆虫愛好家ですらも、あまり注目することが無かったのかもしれません。そしてこの日、自然館前の低木の葉の上で 交尾している様子が見られました。園内に食草のセダムはほとんどありませんが、間違いなく繁殖していそうです。 夕方、里山トイレまで往復する間に、開花中の植物を記録しました。つくいけの道では、いつもよりもさらに立派に..
Aug 27


今年もカヤコオロギ
8月20日、自然館の中庭テラスではタヌキマメが次々と開花し、ハチオウジアザミの蕾も徐々に目立ってきました。 ところで先日、別所地区の一角にある、小さなチガヤの草地に立ち寄ってみました。お目当てはカヤコオロギです。 東京都でも減少傾向が著しい草原性の鳴く虫(※実際は鳴かないそう)で、観察できる場所は非常に限られています。 昨年のこの時期に、ブログでも取り上げていますので詳しくはこちらをご参照下さい。カヤコオロギとテングスケバ 1年前と同じ場所ではほとんど食痕が見当たらず、今シーズンはだめかも・・と諦めかけていると、少し離れた場所で 食痕とともに、写真の雌個体が見つかりました。長い触角に側面の白いライン、じつに魅力的なビジュアルですね! カヤコオロギが生息している場所では、写真のようなユニークな食痕が見つかります。ただでさえ細いススキの葉を 器用に食べ進んで細長い筋が残るのです。もしも皆さんのご近所に、ススキがまばらに生えるようなチガヤの草地が あれば、食痕が残されていないかどうか気にしてみて下さいね。知られざる新産地の発見に繋がるかもしれません。.
Aug 27


続・夏山に涼を求めて
8月19日、講師の仕事で御岳山を歩いてきました。平日にもかかわらず、バスもケーブルも臨時便が運航するほど、 多くの登山客で賑わっていました。前回来訪時の記事に続いて、出会った動植物をご紹介します。夏山に涼を求めて まずは言わずもがな、御岳名物のレンゲショウマです。満開の群落の周囲は撮影する人々でごった返していました。 最近、SNSなどでもレンゲショウマの写真が数多く見受けられますが、AIで作成されたものや不自然に補正や加工が 施されたものもかなり多いので、注意が必要です。一度生で花を見れば、きっと本物も見抜けるに違いありません。 山麓の沢筋と富士峰園地から武蔵御嶽神社にかけて目に付いた植物をご紹介します。散策の参考にしてみて下さい。 順番に、ソバナ、ヤマジノホトトギス、ツルリンドウ、イワタバコ、モミジガサ、ミヤマタニワタシ、キヌタソウ、 オクモミジハグマ、ヒメノガリヤス、ツノハシバミ、ソウシシヨウニンジン(f.)、フシグロセンノウ、ヒメフウロ、 クルマバナ、アブラチャン、ビロードシダ、キカラスウリ、ボタンヅル、ケンポナシ、アズマガヤ、サンカクヅル
Aug 26


木漏れ日のリスアカネ
8月18日、巡回清掃で松が谷方面の公園緑地を廻りました。大塚西公園ではちょうど草刈りが行われた直後でした。 先日、池の奥で倒木が発生し、その際に処理しきれなかった一部の枝葉が、池の水面にまだ生々しく残っています。 その状況を見廻っていると、池の縁にヒラリと赤トンボが飛来しました。後ろの木々が鬱蒼として木陰を作っている 中に、わずかに木漏れ日が差しているスポットがあり、真っ赤な腹部がキラリと輝いています。そっと近付いてから 胸部の模様や腹部末端の色や形を確認すると、正体はリスアカネでした。ちなみに、名前の“リス”はトンボ学者の 人名に由来するそうです。リスアカネは以前にも別の場所で観察したことがあり、その時に特徴や見分け方などを、かいつまんで書いておいたので、詳しくはこちらの記事を参考にしてみて下さい。リスアカネとカノコサビカミキリ さて、このリスアカネですが、個人的には大塚西公園での生息は初めて気が付きました。カエルやトンボをはじめと する水生生物の賑わいを取り戻すべく、池清掃や在来性水草の導入などを進めてきた成果といえるかもしれません。...
Aug 23


テングスケバとツマグロスケバ
8月17日、長池公園西バス停近くの林縁では、自生する草原性の草花を刈り残して保護しています。オトギリソウや クララ、コマツナギなどが咲き移ろい、人々の目を癒してくれるだけでなく、生きものの拠り所にもなっています。 この日、草むらで久しぶりに見つけたのはテングスケバという昆虫です。ヨコバイやウンカ、もっとメジャーな虫で いうとセミなどに近い仲間で、イネ科植物の汁を吸って暮らしています。名前通り、天狗の鼻のようなとんがり頭と 向こう側が透けて見えるレースのような翅が特徴です。さらによく見れば、謎のストライプ柄まで入っていますね。 小さくて目立たないのに、見れば見るほど魅力に溢れた不思議な昆虫だと思います。これからが発生シーズンです。 一匹見つかると、その付近で次々に別個体が見つかります。レースのドレスをまだお召しでないこの子は幼虫です。 子どものテングスケバもまた魅力的で、カメレオンのような姿をしています。自然草地のマスコット的な存在かも? 同じ場所にはテングスケバよりもわずかに大きい1.5cmほどの“スケバ”がいました。思わず「見たかった虫!」と.
Aug 23


そっくりさんを見極める
8月16日、さっきまで晴れていたかと思えば、パラパラと雨が降り始めたり、またすぐに止んだりと不安定な天気。 芝生の上を飛び回っていたウスバキトンボがはらりと草に舞い降りました。雨の日はウスバキトンボをじっくり観察 するチャンスです。休憩時、ヤンマと同じように草木に捕まってぶら下がります。足もとからはブチヒゲカメムシが よたよたと這い出してきました。「やれやれ、また雨か・・」虫たちのそんな声が草むらから聴こえてくるようです。 話は変わりますが、自然館周辺や中庭でキンミズヒキが見頃を迎えています。穂状に花を咲かせる姿はバラ科らしく なく、むしろミズヒキや○○トラノオを思わせる風情です。しかしながら、葉っぱはギザギザのある複葉でバラ科の 典型的な見た目をしていて納得させられます。小葉の大きさは不揃いで、葉柄の付け根には大きな托葉があります。 隣り合って、キンミズヒキと外観がそっくりのヒメキンミズヒキも開花していました。こちらは花と花の間に隙間が あって花数も疎らなものがほとんどです。判断に迷う場合は花のつくりを見てみて下さい。雄しべが5~8本であれば.
Aug 20


ミソハギとアオスジハナバチ
8月15日、自然館中庭の鉢植えでは“盆花”とも呼ばれるミソハギの花がよく咲いています。先日14日の昼下がり、 長く続いた雨が上がるのを待ち望んでいたかのように、この花には蜜を求めて多くのハチたちが集まっていました。 中でも目を引いたのは、黒地にブルーのラインが入ったアオスジハナバチです。数匹が俊敏に飛び回りながら花から 花へと休むことなく移動して、吸蜜を繰り返していました。花の構造上、サワギキョウなど蜜腺が奥の方にある花の 場合はもう少しゆっくり一つの花に留まっていてくれるのですが、ミソハギでは一つの花での滞在時間は一瞬です。 ホバリングしながらではさすがに届かないけれど、体勢的に長時間止まり続けるのは辛い、そんな感じでしょうか。 ところで、過去記事を検索してみると、ちょうど3年前の今日、アオスジハナバチの話題を取り上げていたのでした。 やっぱりこの時期なんですね。ちょっと懐かしい。アオスジハナバチとナンバンギセル / 花と虫2題とホドイモ開花 いつの間にか、水鉢の水面にはヒシの花が咲いていました。こちらも真夏に花開くイメージが強い水生植物ですね
Aug 16
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