top of page


ツミにご注意
5月15日、先日14日の堀之内方面の巡回の続きです。今月初めにツミの繁殖について記事を書きました。ツミのペア その後、繁殖への影響を考慮して、記事の場所には近付かないようにしていたのですが、14日の巡回中に別の公園で 繁殖中と思われるツミと出会いました。大きなゴミ袋を片手に園路を歩いていると、突然、背後から頭部に風を切る 音とともにツミが急降下してきて飛び去ったのです。明らかに繁殖後期で神経質になっているツミの威嚇行動です。 そこで一度カメラを取りに作業車へ戻り、巣の位置を特定しようと試みたのですが、今度は正面側から何度も執拗な 攻撃を受けてしまったため、それどころではなくなって退散しました。これだけ攻撃的になっているということは、 育雛中かもしれません。ツミには申し訳ないことをしてしまいました。立ち止まったり、その場でうろうろしたり、 留まったりすると、こちらを見下ろせる枝までわざわざ飛んできて、その後、一直線に急降下して突撃してきます。 すれすれのところで方向転換するので脚が直接触れることはありませんし、あくまでも威嚇行動なので、怪我をする.
1 day ago


深緑のキビタキ
5月14日、朝からキビタキの“ピッコロロ”という朗らかな囀りが園内にこだましていました。夏鳥のキビタキは、 国内の山地や高原で繁殖し、かつては多摩地域でも、渡り途中の一時期に通過していくだけの珍しい渡り鳥でした。 ところが近年では、長池公園をはじめ、丘陵地でも繁殖が確認されるようになっています。その要因は一つではない はずですが、少なくとも多摩ニュータウン周辺では、都市公園や団地内に残る既存林や表土保全が行われて再生した 雑木林がこの30年あまりの間に成長を遂げ、緑が濃くなってきたことも影響しているのではないかと推測されます。 里山のいえの裏で、美声を頼りにその姿を探してみました。オオルリなどと違って木の梢や樹冠から抜きん出た枝に 止まることはほとんどありません。また、目線の高さの下枝に止まることも滅多にありません。キビタキが好むのは 樹冠(雑木林の天井部分)よりも数メートル低い空間です。この層を丹念にサーチしていくことで姿が発見できます。 葉を付けていない枯れ枝などがソングポスト、つまりさえずりを行うためのステージとしてよく使われるようです。.
2 days ago


森にカエル
5月13日、八王子市高齢者あんしん相談センター由木主催の観察会が富士見台公園で開催され、講師を務めました。 サブタイトルに“近くの公園の魅力を再発見!”と入っているとおり、いつもの散歩道を、いつもとは違った視点で 味わってみようという主旨で生きもの探しを楽しみました。私もよく子連れで遊びに出かける公園ですが、大栗川の 河畔林植生が見られたり、雑木林と草地がバランス良く配置されていたりと、自然の魅力にも溢れた良い公園です。 観察会のハイライトをいくつかご紹介します。まずはこちら。林縁でヘビイチゴなどを観察しているときに参加者が 見つけて下さったヤマアカガエルです。「えっ、こんなところにカエルが!?」と驚きの声も聞かれましたが、じつは 大人のヤマアカガエルは水辺から少し離れた森の中に生息しています。2月の産卵期と、孵化から上陸までの成長期は 確かに水辺にいるのですが、成長したカエルは雑木林の林床でミミズやナメクジなどを食べて暮らしているのです。 公園管理の仕事をしていると、森林の下草刈り中にこのカエルとよく出会います。里山を象徴するヤマアカガエル、.
3 days ago


ミツボシナガタマムシ
5月12日、長池公園の恒例イベント「芝生deヨガ」で、講師を務めました。前半は自然観察、後半は屋外ヨガという 二本立ての内容、私はもちろん自然観察パートを担当しています。このイベントの良いところは、普段あまり自然に 触れる機会が多くない方にもご参加いただけることです。身近な種類であっても、一つ一つの発見や気付きに対する リアクションがとても良いので、私も新鮮な気持ちで自然と向き合うことができます。今回も有意義な時間でした! 担当パートの終了後、体験ゾーンで行われている、秋葉台小学校5年生対象の田んぼの学習の様子を見に行きました。 初回は長池里山クラブ指導による田んぼの畔塗りと里山見学、そして長池スタッフ陣による自然観察の3班体制です。 授業はすでに終盤でしたが、初めての体験にキラキラと目を輝かせる児童の姿を見て、嬉しい気持ちになりました。 元気な子どもたちが帰ったあと、静寂を取り戻した里山の片隅では、材木置き場に小さな甲虫が集結していました。 産卵のためにやってきていたのは、タマムシやカミキリムシの仲間です。タマムシといっても、皆さんが想像される
3 days ago


見返り美人
5月11日、朝のバス停でいつもどおり植え込みウォッチングに勤しんでいると、ヒラリと小鳥の影が横切りました。 野鳥観察モードに切り替えて目で追ってみます。フェンスに止まった小鳥の正体は美しい雄のイソヒヨドリでした。 もはや近所でも顔なじみの小鳥になっていますが、いつでも同じ場所にいるわけではないので朝からツイています。 週明けでたまたまザックに入っていた望遠レンズを急いで取り出し、カメラを向けるとこちらを向いてくれました。 大型ツグミ類のほとんどが渡り去ってしまった多摩地域では、同じような体型の鳥がいないので、シルエットだけで 「あ、イソヒヨだ!」と簡単に同定ができます。嘴がやや太めで長く、ゆっくり羽ばたいて飛ぶのも印象的ですね。 この日は別所小学校5年生+おおぞら学級の皆さんが来園し、里山の米作りについて学びました。といっても、彼らは 田んぼではなく、これから半年かけてペットボトルで稲を育てます。その前置きとして、実際に長池公園の田んぼの 様子を見学しつつ、谷戸の仕組みや田んぼのサイクルについて説明を受けました。そして園内の別の場所へ移動し、..
3 days ago


サシゲチビタマムシ
5月10日、練馬区の光が丘公園を拠点に活動する「みどり環境ネットワーク!」からのご依頼で、親子生き物調査員の ゲスト講師を務めてきました。この活動は、長池のパークキッズレンジャー制度とよく似ていますが、生き物調査に 特化した内容になっており、公園管理そのものと明確に切り離されています。公園での調査活動を通じて環境人材の 育成を行っているものです。この活動は、自然に詳しい地域の皆さんが専属の講師としてサポートを行っています。 今回私は外部からの講師として定例調査に同行し、雑草の見分け方や遊び方の数々をレクチャーしつつ、皆さんとの 交流を深めました。そして東京都のレッドリストやブルーリストについて、屋外でちょっとした座学も行いました。 個人的に嬉しかった発見の一つは、スダジイの葉上に何匹ものサシゲチビタマムシを見つけたことです。このゴミの ような甲虫は、こう見えてタマムシの仲間。チビタマムシというグループの中ではこれでもだいぶ大きいほうです。 チビタマは種類によって食べるものがだいたい決まっているので、見分けるのは難しくても、何を食べているのかが..
5 days ago


ジャケツイバラと分離帯草地の草花
5月9日、長池公園のやまざと駐車場入口付近では、植栽されたジャケツイバラ(御殿峠産)が花盛りを迎えています。 黄色い花を穂状にたくさん付ける姿は壮観で、雰囲気だけ見れば、どことなくフジやハリエンジュにも似ています。 でも、一つ一つの花をクローズアップして見てみると、全くマメ科っぽくない形をしていることに気が付きました。 一般的なマメ科の花は蝶形花といわれる形、左のハリエンジュはその例です。対して、ジャケツイバラは普通の花の 形をしているのです。確かに葉の形や全体の雰囲気はマメ科そのものなのに、肝心の花がこれだけ違うというのは、 分類上、どうなっているのでしょう?・・そう思って調べてみると、マメ科の下位分類としてジャケツイバラ亜科と いうカテゴリがあることがわかりました。全く同じ違和感を持ったことがあるカワラケツメイも含まれていました。 カワラケツメイとその近縁種のアレチケツメイの写真を引っ張ってきました。これらの花を見た時も、花だけが全然 マメ科ぽくないなぁ・・と感じたものですが、その違和感がちゃんと分類学的にも他とは分けられていたわけです。..
May 13


タチドコロの拠り所
5月8日、午前中は上柚木にある学校林で生活科の授業講師を務めてきました。道すがらカタクリの群落があったり、 校庭にノウサギの糞があったりと非常に自然が豊かな場所です。歩き始めるや否や動植物に興味津々の子どもたち。 「タマノカンアオイの花が咲いてる!」などの声もあがり、以前に先生方と下見で歩いたときに教えておいた内容がちゃんと児童にも伝わっているのを嬉しく思いました。昆虫観察や草花遊びを存分に楽しみ、有意義な時間でした。 敷地内の一角、行きの車窓から見えた良い感じの林縁草地が気になったので、帰りに立ち寄ってみました。いかにも 希少な植物が生えていそうな雰囲気だったのです。こういう直感は当たるときもあれば、実際には外来植物ばかりで がっくり肩を落とすこともあります。この場所は当たりで、クララやワレモコウなど、草原性の里山植物が集中的に 生育していました。中でも、写真のタチドコロという植物が足の踏み場も無いほど群生しているのには驚きました。 多摩ニュータウンの都市公園内でも点々と見つかっていますが、この仲間では見かける機会の少ない部類なのです。...
May 13


ヒゲブトハナムグリ
5月7日、上柚木公園とのコラボ観察会で講師を務めてきました。初めての方から常連の方までご参加を賜りました。 集合場所近くのノイバラの花に集まるアシナガコガネや小さなハチたちの観察から始まり、足もとで暑さを和らげて くれるようなセッカニワゼキショウ(雪花庭石菖)の真っ白な花に注目。最近、各地で増加傾向のある外来植物です。 いつもどおり(?)、亀の歩みで郷戸地区方面をゆっくりと散策する中で、旬の生きものが次々に登場してくれました。中でも、林縁草地を飛び回っていた可愛らしいヒゲブトハナムグリは大人気!容器に入れて全員で観察できました。 例年、5月連休前後に見かける甲虫ですが、どこでも見られるわけではなく、今回の観察会の目玉といえるでしょう。 雄の触角はご覧のとおり、トナカイの角のような形をしています。体型に対して妙に脚が長いところもファンシー。 上柚木公園には多様な樹木が植栽されています。並木のユリノキの花からポタポタと零れ落ちる蜜の量に驚きつつ、 その甘味を味わったり、たわわに実ったウグイスカグラの実をそっといただいたりと、味覚も使って観察できるのは
May 12


ヒゲコメツキとニホンベニコメツキ
5月6日、連休最終日のこの日も多くの来館者で賑わいましたが、大きなトラブルもなく、平穏な一日となりました。 さて、先日5日の続きです。夕方、里山トイレの施錠ついでに伐採材置き場の見回りを行いました。時期的にはすでに タマムシ類やカミキリムシ類が発生して産卵を始める頃ですが、時間が遅かったのか狙いとはちょっと違う子たちが 姿を見せてくれました。中でもこちらのヒゲコメツキの雄は何回出会っても嬉しくなります。じっとしていたので、 今回は正面から撮ってみました。見て下さい、この立派な触角を!体の渋い模様も相まってとてもエスニックです。 もう1種類、真っ赤な背中に一本の黒い筋が通っている特徴的なコメツキムシがいました。ニホンベニコメツキです。 このような形と配色の甲虫は、非常に多くの種類が知られています。いずれも、毒を持つベニボタルの仲間に擬態を することで、外敵に捕食されるのを防いでいるようです。別の種類になりすますことで生き延びる、ベイツ型擬態は 外敵だけでなく観察者である私たちをも翻弄します。図鑑に同じようなビジュアルの虫がたくさん並んでいる理由の.
May 9


姿池の主役と名脇役
5月5日、今年も姿池にサナエトンボの仲間が姿を見せているとのことで、午前中、発生状況を見に行ってみました。 姿池に着くとすぐに、アオサナエ(上段2枚)とホンサナエ(下段2枚)が出迎えてくれました。そーっと近付いてみると 逃げずにその場にとどまってくれたので、じっくりと観察することができました。どちらも平地から丘陵地にかけて 河川中流域の水辺に生息するサナエトンボの仲間で、東京都では絶滅危惧ⅠB類(VU)に指定される希少な種類です。 姿池ではここ数年は安定して発生していますが、開園当初からしばらくは記録が無く、最近になって見られるように なりました。鮮やかな緑色をしたアオサナエは、トンボファンのみならず、通りすがりの方もつい足を止めるほど! 個人的に、長池公園ではホンサナエのほうがレアキャラ感があるのですが、こちらは寸詰まり体型で色も地味です。 居合わせたトンボ好きという二人組と撮影に熱中していると、虫捕り網を持った元気いっぱいの少年が現れました。 彼はまだ小さいのにとてもトンボに詳しく、大人顔負けです。親御さんによると、トンボにドハマり中で休みの
May 9


ツミのペア
5月4日、5月連休も後半戦、ありがたいことに長池公園は多くの親子連れで賑わっています。自然館も大盛況です! ところで、1ヶ月前の4月初旬の出来事です。長池公園で何度もツミの姿を見るようになったので、追跡を試みると、 ある場所で繁殖の兆候を確認することができました。上段2枚が雄、下段2枚が雌です。互いに、盛んに鳴き交わして いたのですぐに居場所を見つけることができ、そのそばで巣も発見できたため、何度かそっと観察へ出向きました。 もっとも身近に見られる猛禽類ではありますが、やはり繁殖中はかなり神経質になり、特に育雛期にはかなり大胆に 人を攻撃してくることがあります。私もこれまでに別の場所で繁殖中のツミから必要な攻撃を受けてしまったことが あり、育雛中は我慢して観察を控えるのが、自分にとってもツミにとっても一番だと思うようになりました。今回も 本格的な繁殖が始まる前に、観察をストップしました。今はもう、巣は周囲の葉が茂って見えなくなっているはず。 どうなったか、そろそろ様子を見に行ってみようかと考えていますが、忙しくて、なかなかチャンスがありません。.
May 8


シャリンバイを利用する虫たち
5月3日、各地で道路や生垣として植えられているシャリンバイが見頃を迎えています。多摩ニュータウンではとても ポピュラーな植栽木であまりにあちこちに植えられているので、他の花木ほど注目されることはまずないでしょう。 しかしながら私は最近、このシャリンバイにハマっています。色々な虫が利用していることに気が付いたからです。 京王堀之内駅前のシャリンバイに、ヒラタアオコガネが集まっていました。少し前まで、この辺りではあまり見ない 種類だったと思いますが、緩やかに分布を北へ広げているようです。おなじみのアオドウガネなんかと同じですね。 花を眺めているとチョウやアブも代わる代わる花を訪れています。蜜源、花粉源としてとても人気があるようです。 新しく芽吹いた葉を見ると、たいていゴミのような赤茶色の物体がくっついています。よく見ればちゃんと眼や脚、 翅などがあって、それが昆虫だということが、かろうじてわかります。サツマキジラミというキジラミの一種です。 南方系の種類で、かつては関東ではほとんど見られなかったそうですが、私が気が付いた頃には、すでにごく普通に...
May 6


ヌカススキとツルメドハギ
5月2日、大型連休に帰省や遠出をされている方も多いと思いますが、近場でのんびり過ごすお休みもいいものです。 夏の渡り鳥、甲虫、トンボ、野生ランなどなど、身近な自然の見どころも多い季節。日常生活の中でも、自然の声に 耳を傾け、新緑の中に目を凝らして過ごすことになります。この時期でなければ観察できないものの一つに、雑草が あります。雑草なんていつでも見られると思うかもしれませんが、道ばたや植え込みでは、早くも連休前から1回目の 草刈りが始まっており、5月の下旬ともなれば、ほとんどの雑草は綺麗に刈り取られてしまって影も形もありません。 長年、地域の植物相を調べる中で、この1回目の草刈りが行われる直前のタイミングは、雑草の観察において重要な 時期だということがわかってきました。未記録の雑草や、それまで見逃していた種類を発見することが多いのです。 この日も今まで何度となく通ってきた散歩道で、新たな雑草を二つ見つけました。一つはイネ科のヌカススキです。 とても繊細な姿をした外来雑草で、植物が好きな人でも大半が気付かずに素通りしてしまうのではないでしょうか。.
May 6


雨の日の屋上緑化
5月1日、園内で試行中の雨庭の調査研究を行っている工学院大学の先生と学生さんが来館しました。雨の日に喜んで 公園へ足を運んで下さる方は珍しい・・なんて冗談を言いつつ、自然館屋上に設置している雨量計のデータ回収へ。 久しぶりの屋上は圧巻の光景が広がっていました。マツバウンランとハハコグサの一面のお花畑です。雨に打たれて いっそう美しく、いつまでも眺めていたくなる幻想的な景色でした。事務所にいたスタッフ陣にも、これはぜひ見て もらいたいと思い、交代で屋上のお花畑を見に行きました。屋上の草屋根部分に生えている植物のほとんどは勝手に 生えてきた“雑草”なのですが、まるで意図して植えられたかのようです。残念ながら、職員以外は立ち入ることが できませんので、写真でご容赦下さい!紫と黄色の組み合わせ、ありそうでいてあまり見ないコラボだと思います。 主役の花のポートレートも載せておきます。3枚目は、なぜか以前から屋上緑化にだけ生育が見られるノニガナです。 一日中、直射日光を浴び続ける過酷な環境では、そうした条件下でも生きられる特定の種類が繁栄するのでしょう。..
May 5


もぐもぐタイムと別所小学校おおぞら学級の樹木観察
4月30日、自然館中庭では“声はすれども姿は見えず”のシュレーゲルアオガエルが高らかに鳴き交わしています。 園内を歩くと、苦手な人には気の毒なほど、そこらじゅうでイモムシが見つかります。木々の葉をむしゃむしゃ・・ その多くはハバチやガの幼虫です。雑木林には、小鳥が雛を育てるために必須な栄養たっぷりのイモムシがたくさん います。そしてその背景には、大食漢のイモムシたちの食事を支えるだけの豊かな植生環境が広がっているのです。 一方、ヒナに特殊な植物性のミルクを与えて子育てを行うハトの仲間は、イモムシには目もくれません。この時期は いったい何を食べているのだろうかとキジバトの後を追ってみると、ウグイスカグラのブッシュに飛び込みました。 ベジタリアンなキジバトは、初夏に食べ頃となる貴重なウグイスカグラの実に、ちゃんと気が付いていたのですね! さて、この日は別所小学校おおぞら学級の年間プログラムの初日でした。今年度のテーマは「樹木」です。いきなり 木を観察しようといっても、動かない樹木に全員の興味を惹き付けるのは難しいもの。そこでまずはじめにその場で...
May 5


続・ミドリミツバウツギ
4月29日、自然館エントランスと中庭の巣箱で繁殖中のシジュウカラは生まれたヒナたちへの餌運びにお忙しです。 まだ目も開かず、羽毛もほとんど生えていないヒナたちですが、いっぱいイモムシを食べて元気に育ちますように! 中庭の巣箱のすぐそばでは、希少なミドリミツバウツギの花がまだ咲いていました。先日、咲き始めの時に撮影した 花と比べると、だいぶ雰囲気が変化しています。どこが変わったか比べてみて下さい。ミツデカエデ開花とハムシ2題 花の葉化はタチツボスミレやニリンソウなど、多年草ではよく見られる現象ですが、樹木の花ではあまり見ないので ちょっと不思議な感じがします。挿し木してからも、毎年必ずこの緑色の花を咲かせています。ミドリミツバウツギ 自然館中庭とながいけの道の第二デッキでは、ヤブデマリの花が見事にずらりと。植栽のシロバナハンショウヅルや イチハツもまだ咲き残っています。4枚目はマユミの花、5枚目は粗朶に止まっていたヒトオビアラゲカミキリです。 季節の進行と小鳥の成長の様子を見ていると、そわそわしてしまいますね。我々はマイペースに頑張りましょう笑。
May 5


雨のあとの晴れた日に起こること
4月28日、先日は雨が降りましたが、陽射しが戻ってきました。ながいけの道方面から、ビンズイの地鳴きが盛んに 聴こえてきたので、様子を見に行ってみると、声のする辺りでササバギンランが咲いていました。しゃがみ込んで、 撮影しようと思ったその時、手をかけようとした朽木の丸太を見て思わず仰天しました。時刻は10時50分頃です。 丸太の隙間からおびただしい数の羽アリが次々と出てくるところだったのです。それも一か所ではなく、その周辺の 朽木からも同じように大量の羽アリが飛び出してきています。これはヤマトシロアリの群飛(スウォーミング)です。 社会性を持って暮らすシロアリが年に一度、巣分かれ、つまり新しいコロニーを作るために行う結婚飛行なのです。 這い出てきたヤマトシロアリたちは、しばらくして次々に空へと飛び立っていきました。とにかくその数が凄まじく 呆気にとられるばかりでしたが、貴重なシーンに立ち会えて感動しました。写真はさすがに、かなりエキゾチックな 感じなので、ここに載せられるのは上の4枚が限界でしょう。ビンズイたちも、ヤマトシロアリの群飛に気が付いて、
May 5


初夏の二重虹とミゾゴイ初鳴き
4月27日、都内への出張から戻り、駅を出ると人だかりができていました。雨上がりだからこれはひょっとして・・ 人々が見上げる先には、大きな二重虹(ダブルレインボー)が出現していました。幸運の象徴ともいわれていますね! せっかくだから皆さんにも教えてあげようと、職員用の情報共有アプリを開くと、すでに虹の出現を知らせる投稿が 次々に入ってきていました。他のスタッフもそれぞれの場所からこの大きな虹を楽しんでいるのが伝わってきます。 業務連絡だけでなく「みんな、虹見てますか?」と感動を共有し合える関係性ってとても良いなと思ったのでした。 この日はもう二つ良い出来事がありました。一つは帰宅途中の19時頃、見附橋バス停向かいの浄瑠璃緑地入口付近で ミゾゴイが盛んに鳴いているのを確認したことです。夕闇から、“ポーウ・・ポーウ・・”と聴こえてきたときには とても驚きましたが、渡ってきた直後には、近隣でもミゾゴイの声を聴いたり姿を見かけたりすることがあります。 もう一つは自然館入口巣箱のシジュウカラが孵化し始めたことです。無事に生まれてきてくれて本当にありがとう!.
May 3


エナガの巣立ち雛
4月26日、長池公園自然館の入口に植栽されたウラジロモミの枝先に、エナガが営巣しているのが見つかって以来、 繁殖への影響を考えて、あまり公にはせずにそっと見守ってきました。雛の声が聴こえることも多くなり、そろそろ 巣立つ頃かと思っていましたが、この日、巣立ちが確認されました。残念ながら私は休みだったので、立ち会えず! 当日勤務のスタッフが巣立ち直後の雛の様子をレポートして下さりました。巣立ちに居合わせた大勢のギャラリーに 見守られ、5羽の雛と親鳥がしばらく巣の近くに滞在していたようです。“ミニエナガ団子”がとても可愛いですね! 6枚目はすぐそばの巣箱で繁殖中のシジュウカラが、エナガの巣立ち雛に攻撃を仕掛けているところです。この行動の 意図するところはわかりませんが、シジュウカラは孵化間近の時期でもあり、過敏になっていたのかもしれません。 一方、芝生広場では、恒例の共催イベント「クラフトパーク」が2日間開催され、多くの来場者で賑わっていました。 我らがパークキッズレンジャーも、イベントの催しの一つ「長池公園で素材を集めて宝箱づくり」でガイド役として
May 3
bottom of page
