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満開のシナミザクラと道草くらぶ活動
3月12日、体験ゾーンのトンボ池から下る途中に植栽されたシナミザクラ(カラミザクラ)が満開となり、壮観です。 蜜を求めてヒヨドリやメジロが飛来していました。シナミザクラはミザクラ(実桜)、つまりサクランボの仲間です。 日本ではセイヨウミザクラのほうが一般的に知られていますが、こちらは中国原産で、より温暖な地域でもよく育つ そうです。セイヨウミザクラが他の桜の開花より遅れて葉の展開とともに咲くのとは異なり、シナミザクラは桜より ずっと早く見頃を迎え、開花期には葉がまだ芽吹いてません。どことなく梅や杏子の花とも似ていますが、雄しべが 多数ピュンピュン飛び出しているのが特徴的です。最近、庭木や緑地植栽で目にする機会が増えたように感じます。 この日は午後から道草くらぶ(草名札付けボランティア)の3人と園内を廻りました。相変わらず賑やかな面々です笑。 これから見頃を迎えるものと現在開花中の草木を中心に草名札を設置し、見頃を終えた植物の名札は回収しました。 園内を一通り廻って、主要な植物は網羅できたかと思います。メンバーの皆さんは朝のラジオ体操やウォーキング
2 days ago


中庭散策路オープンと別所小学校おおぞら学級プログラム
3月11日、自然館周りでは来館者を歓迎するかのように様々な植物が花開き、春の訪れを感じさせてくれています。 ハナモモやマンサクなど、思わずハッとするほど色鮮やかな花が目立つ反面、目を凝らさなければ咲いていることが わからないような“地味”な植物も開花しています。例えばシュンラン。自然館のエントランス付近にたくさん植栽 されているのですが、その存在を知らなければ素通りしてしまうことでしょう。園芸種ですが、駐車場から自然館へ 向かう途中にあるバイモ(アミガサユリ)も、あっという間に伸びてきて花を付けています。花木では、雌木と雄木が それぞれ植栽されているヤブサンザシや、同じく雌木と雄木がそれぞれ見られるキブシが咲き始めました。キブシは 自生個体と公園整備時の植栽個体との区別が難しいのですが、園内には実を付けない雄の木のほうが多いようです。 一方、オオバヤシャブシのように雄花序と雌花序が同じ木、同じ枝で、同時に見られる種類もあります。写真5枚目の 下に垂れ下がっているのが雄花序、上に伸びているのが雌花序です。どの花も目立ちませんが、味わい深いですね!.
3 days ago


花の素顔
3月10日、大塚・東中野方面の巡回清掃へ出かけた帰り道、傘平緑地(※大塚公園側の飛び地)の斜面中腹に自生する ツノハシバミの木を見てきました。この斜面地にはヒトリシズカやマルバスミレ、ジロボウエンゴサクなども点々と 見られ、住宅地の狭間にかつての松が谷の原風景を偲ぶことができます。春先にふと立ち寄りたくなるエリアです。 ツノハシバミといえば、鳥の嘴のようなユニークな形の小苞に包まれた果実(ナッツ)が有名ですが、肌寒い時期から ひっそりと咲き始めている花も魅力的です。雌雄同株なので、同じ木に雌花序と雄花序がそれぞれ付きます。中でも 写真の雌花序は、先端から飛び出した真っ赤な柱頭がとても愛らしいので、この姿を一目見ておきたかったのです。 じつは、ツノハシバミの花に会いに出かけたのには理由があります。この日、元相模原市立博物館学芸員の方から、 一冊の本を戴きました。2024年の12月にご逝去された宮崎精励さんの遺志を継ぎ、生前にまとめておられた記録の 数々を書籍化したものです。宮崎さんは長池公園にも度々足を運ばれ、自然館で企画展示を手掛けて下さったこと
3 days ago


里山保全隊で遠征ミッション
3月9日、毎週月曜日は長池公園のボランティア「里山保全隊」の定例活動日ですが、今回は特別なミッションです。 町田市小山ヶ丘にある小山田端自然公園で活動されている「多摩丘陵の自然をまもる市民の会」からご相談を受け、 現地での保全活動に参戦してきました。2004年に開園したこの公園は、湿地や雑木林が良い状態で保全されており カタクリをはじめとする希少な植物が数多く自生しています。ミッションはヤブザクラ生育地周辺の保全作業です。 総勢19名でヤブザクラの幼木が生育する林床斜面のササを刈り取り、テイカカズラなどのつるを剥がしていきます。 U字溝に溜まった落ち葉を取り除く作業も行いました。この作業を待ち望んでいたかのように、モズが出現しました。 パワーみなぎる里山保全隊の皆さんと、作業に手慣れた守る会の皆さんが、力を合わせてミッションコンプリート! 途中、モグモグタイムで交流もしつつ、楽しく和やかな里山仕事となりました。ヤブザクラの開花が楽しみですね。 作業を終えたあとは閉鎖管理区域内を特別にご案内いただきました。この公園の見どころは何といってもカタクリの
4 days ago


ウグイスカグラとネコヤナギ
3月8日、長池公園では様々な花木が咲き始めています。自然館中庭に植えられたハナモモやアーモンド、園内各所に 自生するキブシ、自然館前や外周緑地に植栽されたオオバヤシャブシなど、いよいよ追い付かなくなってきました。 最新の開花情報については、実際に足を運んでいただくのがベストです。自然館の情報ボードなどもご活用下さい。 旬の花木の中でも特に一押しは、こちらのウグイスカグラです。花の色も形も印象的なので一度見たら忘れません。 このような咲き方をするのにもちゃんと理由(進化の歴史)があります。「どんな虫でも大歓迎」という懐の深い花とは 反対に、「特定の虫さんいらっしゃい」という、固定客をターゲットにした花のつくりなのです。花が下向きでかつ、 ラッパのように細長く伸びた根元に蜜があるので、普通の虫ならここまで辿り着くことすらままならないでしょう。 必然的に、ウグイスカグラの訪問客は、飛翔能力に優れ、花の奥まで届く細長い口吻を持った昆虫に限定されます。 その代表格は、コガタホオナガヒメハナバチ(ウグイスカグラヒメハナバチ)です。彼らが、この花ばかりを集中的
5 days ago


タチツボスミレとみどりのあそび市
3月7日、一番乗りで咲くアオイスミレの後を追うように、おなじみのタチツボスミレも少しずつ咲き始めています。 透明感のある淡い紫色の花は、春の里山では欠かせない存在です。これから4月にかけてさらに開花が進み、雑木林や 林縁を彩っていきます。そんな光景を想像しつつ、ハートの葉っぱに降り積もった落ち葉を払って歩くこの頃です。 さて、よく晴れたこの週末、長池公園の芝生広場では恒例の「みどりのあそび市」が開催されました。今回もまた、 東京おもちゃ美術館をはじめ、たくさんの地域の方に協力いただき、様々なワークショップや催しで賑わいました。 日中は強風がビュンビュン吹いていてヒヤッとしましたが、親子つどいの広場南大沢「おひさま広場」のスタッフに よる「風車作り」がこの天気にはピッタリで、子どもたちに大人気。どの風車も、ビュンビュン回っていました笑。 出店者、来場者ともに長年お世話になってきた方も多いので、互いの元気な姿を見かけるたびに笑顔がこぼれます。 「はじめまして」、「おひさしぶり」、「いつもありがとう」・・そんなやりとりが、広場を温かく包み込んでいました
5 days ago


今年もまたこの場所で
3月6日、東中野公園の林床整備作業を行いました。園内に広がる雑木林の、これまでほとんど手を付けていなかった エリアを開拓し、ササ藪を切り拓きました。東中野公園には希少な植物がいくつも生育しており、特にシダ植物では ギフベニシダ、ヒカゲワラビ、イワガネゼンマイ、ウチワゴケ、アカハナワラビなどこの辺りでは見られない種類も 見つかっているので期待をしていたのですが、シダは成果なし。藪が濃く、ササに埋もれていたタマノカンアオイや シュンランがちらほらと、かろうじて花を付けたウグイスカグラが救出されたくらいでした。埋土種子に期待です。 夕方、いくつか対応案件があって自然館からせせらぎ緑道まで往復しました。帰りに姿池の北東側の斜面草地に立ち 寄ってみました。お目当ては“つくしんぼ”です。日当たりの良いこの付近には、例年、一足早くからつくしんぼが 顔を出してきます。中段のU字溝に沿って歩いていくと・・ニョキニョキ。予想通り、たくさんのつくしんぼを発見! いつものカメラで撮ると背景がボケてしまいます。それはそれで良いのですが、やはりここはスマホカメラの出番。..
5 days ago


エナガの糸引きシーズン
3月5日、環境省のEPO北海道より視察がありました。首都圏の自然共生サイトを調べる中で長池公園に関心を持って 下さり、出張滞在のスケジュールに組み込んでいただいたそうです。北海道とは、地理的には遠く離れていますが、 地域一体で生物多様性保全を進めるという共通のビジョンで活動されているため、有意義な意見交換ができました。 午後からは巡回清掃で鹿島方面の公園緑地を廻ってきました。鹿島緑地では連れ立って行動するエナガのペアに遭遇 しました。しばらく眺めていると、モチノキの茂みに出入りを繰り返しています。巣作りの最中に違いありません。 茂みから飛び立ったエナガを目で追うと、近くの枝先にぶら下がるクモの卵嚢やガの繭から糸を引っ張り出している ところを見ることができました。茂みに戻ったかと思うと今度は樹幹に止まり、着生するコケをむしり取りました。 糸引きとコケ集めを交互に繰り返している様子からすると、まだ造巣初期段階で、外装に使うコケを糸で器用に貼り 付けていく過程であることが推測できます。エナガは、他の小鳥と比べてかなり早い時期から繁殖を開始するので、..
5 days ago


楢原小学校出張授業で生きもの探し
3月4日、八王子市環境保全課の事業で楢原小学校3年生の出張授業が行われ、チーム長池で講師を務めてきました。 授業の舞台は学校から徒歩5分ほどの場所にある民有緑地です。雑木林で生きもの探しと樹名板の設置を行いました。 私は生きもの探しパートを担当し、子どもたちと一緒に雑木林を練り歩きました。こんなところに注目しようという ヒントを与えて、あとはみんなの感覚にお任せ。予想どおり、この場所は生物多様性のポテンシャルが非常に高い! 彼らは次々に冬越しする生きものを見つけ出しては、その存在を教えてくれました。最初のクラスで見つかったのは コガタスズメバチの新女王蜂です。朽木をほじくっているときにポロリと転がり落ちてきました。スズメバチなんて 小学生にとっては“恐怖”でしかないのですが、眠りから起こされて大人しく過ごしている姿を見て「可愛い」との 声も聞こえてきました。突然飛んできたりするから怖いのであり、安全に観察できれば見え方も180度変わります。 次のクラスでは、同じような場所から今度はクマバチ(キムネクマバチ)が出てきました。スズメバチの冬越しは見た
7 days ago


広がるチャボタイゲキ
3月3日、待ちに待った雨降りの一日となりました。すっかり干上がっていた池にもようやく水量が戻ってきました。 ヤマアカガエルの産卵にも期待がかかります。瀬切れ状態となっていた浅川も水流が戻っていると良いのですが・・ 話は変わりますが、先日、京王堀之内駅から北東200mほどの歩道の植え込みで、チャボタイゲキという外来植物が 群生しているのが見つかりました。由木地区ではこれが初めての確認となります。区部や北多摩では見かける機会が もともと少なくなかったのですが、最近は日野市、青梅市などでも相次いで見ており、内陸部でもじわじわと分布の 広がりを感じていたところでした。原産国はヨーロッパや北アフリカ、西アジアなどで、日本には江戸時代くらいに すでに長崎で確認されているので、外来植物の中では比較的古い歴史を持っています。この植物の面白いところは、 いつ見てもたいてい花が咲いていることです。今回も、発見の報せを受けて、花が咲いていたらいいなと思いながら 見に行くと、期待どおり、よく開花していました。花の後にできる面白い形の果実も同時に見ることができました。..
Mar 6


南大沢の自然さんぽ
3月2日、あちこちで菜の花が満開となり、その蜜や花粉を求めてミツバチやハナアブも飛び交うようになりました。 写真を見てピンとくる方も多いと思いますが、この辺りで菜の花畑といえば、南大沢駅前から通りの向かいに見える こちらの光景でしょう。南大沢の早春の風物詩として親しまれています。サクラが咲くとより華やかになりますね! さて、満開の菜の花畑を横目に、この日はある団地のコミュニティサロンからのご依頼を受け、自然観察会の講師を 務めてきました。総勢30名近い参加者にお集まりいただき、南大沢駅周辺の秘密スポットをご案内して廻りました。 この街で「ひみつの野生動物探検ツアー」と題して初めて自然観察会を開催したのは、もう10年以上前のことです。 その間にも、南大沢駅周辺は新しい施設ができたり、工事が行われたりと様々な変化がありました。私たちの生活に うまく溶け込み、適応し、ときには依存して暮らす野鳥や小動物も、街の変化に合わせて暮らしを変えてきました。 それらを確認、検証しつつ皆さんと歩けたことは、私にとっても良い機会になりました。やっぱり南大沢は面白い!.
Mar 6


ネクターガイドの多様性
3月1日、先日に続き、桑都の杜に関連した苗木作りのイベントが長池公園で開催されました。私はお休みだったので 先日28日の夕方に観察した植物の話題です。畑や道ばたでおなじみのホトケノザ。花をじっくり観察してみると・・ すぼまっていてわかりにくいですが、ホトケノザの花は唇形花で2裂した上唇(じょうしん)と3裂した下唇(かしん)が あり、中央の下唇は下にべろんと広がってさらに2つに裂けています。この部分は蜜を求めて訪れる虫たちにとって、 台座の役割を果たしています。台座には濃い紫の斑点があるのですが、この斑点のパターン、じつに多様なのです。 ホトケノザの花にもこんなに個性があったなんて!斑点はネクターガイド(蜜標)と呼ばれる構造で、訪花昆虫に蜜の 在り処を教えるとともに、イモムシなど送粉に貢献してくれない(お呼びでない)虫を退避する物質が含まれていると いいます。ただの個性ではなくちゃんと意味があるわけです。ただし、稀に斑点の無いホトケノザも見つかります。 ちなみに、同じ虫媒花でも斑点の無い種類はたくさんあります。それらはネクターガイドが存在しないので
Mar 4


アオイスミレ開花と落ち葉かきイベント
2月28日、ながいけの道の日当たりの良い場所では早くもアオイスミレの花が咲き始めていました。アオイスミレは 長池公園で見られるスミレの仲間ではもっとも早く咲く種類です。スミレシーズンの到来にわくわくしてきますね! アオイスミレの特徴は、タチツボスミレと違って地上に茎を立てることが無いこと(無茎種)のほか、花が平開せずに すぼまって咲くこと、葉が丸くて先が尖らないこと、全体に毛が目立つことなどが挙げられます。花の色は白色から 淡い紫色まで変化があり、パッと見で判断すると間違えることがあります。落ち着いてポイントを確認しましょう。 カタクリ観察路では、すでに多くのカタクリの葉が展開し始めています。模様の入った大きな葉は見ただけですぐに それとわかりますが、中にはカタクリとは思えないような姿の芽生えも顔を出しています。カタクリは、開花までに 7~8年を要するので、それまでは葉を1枚だけ地上に広げて光合成を行います。特に1年目の葉っぱは写真のように 別人です。カタクリというより、もやしですね。今年は1年目の実生株がとても多く、里山保全隊活動で自生地周辺の
Mar 3


暖かさに誘われて
2月27日、穏やかな陽気の下、堀之内寺沢里山公園の草刈りと堀之内沖ノ谷戸公園のススキ刈り取りを行いました。 作業の休憩で腰掛けると、陽だまりにオオイヌノフグリやホトケノザ、コヘコベなどのお花畑が広がっていました。 這いつくばって小さな花を眺めていたら、そこらじゅうにナナホシテントウが歩き回っていることに気付きました。 知らぬ間に、暖かさに誘われて動き始めていたのです。誰もが知っていて、どこにでもいるテントウムシなのですが “とうとう春が来たぞ!”と思わせてくれたので激写しました。ずっと歩いているので、いざ撮ろうと思うとこれが なかなか難しい・・そんな追いかけっこを繰り返していたら、可愛い犬を連れた来園者が声をかけて下さりました。 「何を撮っているの?」「テントウムシがたくさんいて・・(恥)」「テントウムシなんて珍しい!どれどれ見せて?」 どんな反応をされるか恥ずかしかったので、思いがけない答えが返ってきたことにすっかり気を良くしたのでした。 どこからかキタテハが飛んできました。気温が上がるとチョウも盛んに活動します。テングチョウも見かけました。.
Mar 1


木の芽起こしの雨と別所小学校との連携2件
2月26日、先日はやっとまとまった雨が降りました。2月下旬に降る雨は「木の芽起こし」と呼ばれており、冬の間 眠っていた木の芽の目覚めを助けているかのようです。確かに今にも動き出しそうな冬芽を見るようになりました。 長池公園の田んぼのそばで、羊の顔そっくりのオニグルミの葉痕を見つけました。枝先の頂芽は葉芽と雌花芽です。 裸芽なので、葉脈を備えた葉っぱの赤ちゃんがよく見えています。芽吹きは約1ヶ月も先ですが、待ち遠しいですね! 草木が久しぶりの雨を喜んでいるように見えて、色々撮ってしまいました。雨粒を受け取めるコモチマンネングサや キュウリグサの美しいこと。まるで“かぐや雛”のように並んでいたのは開花前のタチイヌノフグリ。水田の畔では タネツケバナやナズナ、ホトケノザなどが輝いていました。花木の主役はサンシュユとウグイスカグラでしょうか。 さて、そんな早春の草木の観察にやってきたのは、別所小学校おおぞら学級の皆さんです。植物を年間テーマとして 毎月、長池公園で自然体験を積み重ねてきました。花盛りのマンサクとアセビの観察にはじまり、体験ゾーンへ移動..
Feb 28


続・ツグミと遊ぶ
2月25日、待望の雨が降りました。渇水した池や川の水位低下、ヤマアカガエルの産卵、植物の乾燥など、水不足で 懸念していた様々な問題に少しは希望の光が差し込むと良いですね。・・さて、今日はお休みをいただき終日出かけて いたので、先日24日の続編になります。今シーズンは本当に冬鳥の種類、数ともに多くて、目移りしてしまいます。 昨シーズンは冬鳥がとても少なかったこともあり、その反動で特にそう感じるのかもしれません。毎年見られるとは 限らない珍しい種類の観察を優先するあまり、たとえ少ない年であっても必ず見られるツグミやジョウビタキなどの 小鳥は後回しになりがちだったことを反省し、改めてじっくりと観察する時間を作りました。ちょうど1年前の今頃、 長池公園の芝生でツグミと遊んだことを思い出します。そのときの記事によれば、ツグミすらもほとんど見られず、 2025年に入ってから芝生に降りたツグミを見たのはこのときが2回目だったとか。今年はすでに、数えきれないほど 芝生を歩くツグミたちの姿を見ているので、なんだか信じられませんよね。昨年の記事はこちらです。 ツグミ
Feb 26


雨水の花暦
2月24日、今週はようやく雨が降りそうなので、その前に長池公園内と松が谷方面の公園巡回清掃に出かけました。 雨が少ないことを除けば季節はほぼ暦どおりに進んでいて、早春の草木はすでに見頃を迎えているものもあります。 自然館中庭で保護育成中のイヌノフグリ。1月から咲いていますが、今まさに花盛りといえるのではないでしょうか。 花のアップだけでなく、ちっちゃ可愛くポツポツと咲いている雰囲気を撮りたいと思ってカメラを向けてみました。 2010年代に犬目町の古い住宅地の一角で発見し、頂戴してきたものですが、最近は自生地を見に行っていないので 気がかりです。都内では栽培品や移植由来と思われるものはありますが、自生個体群は本当に少なくなっています。 ながいけの道を歩くと、第一・第二デッキと長池前にあるネコヤナギのふわふわの花芽が目立っていました。動物の ぬいぐるみみたいです。よく見ると、まだ帽子を被ったままの花芽もありますね。ネコヤナギも東京都では希少種。 大栗川沿いや住宅街で時々見かけるネコヤナギそっくりのヤナギはフリソデヤナギという園芸種で、バッコヤナギと.
Feb 25


青空の下で春さがし
2月23日、連休最終日はさらに気温が上がり、過ごしやすい陽気に。昼頃からずいぶん風が吹いているなと思ったら 春一番だったのですね。2年ぶりに公式発表されたことを安堵しつつ、大きな枝が揺れていると少しヒヤッとします。 あちこちで蕗の薹(フキ)が目に付くようになりました。春の山菜としてよく知られており、見るだけでよだれが出る という方もいらっしゃると思いますが、公園内の植物は見て楽しむもの。採らずに愛でるだけにしておきましょう。 さて、穏やかな陽気と澄み渡る青空の下、多摩市グリーンライブセンター主催のイベントで講師を務めてきました。 参加者は約30名。6歳から80代まで、とても幅広い年齢層の方々が参加して下さりました。・・野鳥体操チャンス! レクチャー室でイベントの主旨説明や双眼鏡の練習を簡単に行ったあとは、多摩中央公園での観察を楽しみました。 特に子どもたちの発見センスが光っており、色々なものを見つけてきてくれました。盛り上げてくれてありがとう! 皆さんと観察したものは、ドングリビーム、林縁に生き残るタマノカンアオイ、梅とアンズの花の違い、公園で育
Feb 24


早春の三大雑草(白い花)
2月22日、ポカポカ陽気の週末、長池公園は多くの来園者で賑わっていました。広場の片隅ではすでに早春の雑草が 顔を出し始めています。こんな早くから足もとの草花に注目する人はほとんどいませんが、花の種類が少ない今こそ 身近な植物の名前や見分け方を覚える絶好のタイミングです。あの“小さな白い花”の名前がパッと言い当てられた 瞬間から、身の回りの世界の見え方が変わります。日々の散歩がいっそう豊かなものになること間違いありません。 私が勝手に早春の三大雑草と称している3種類の雑草を紹介します。どれも道ばたでごく普通に見ることができます。 共通しているのは、小さな白い花を咲かせる点です。この手の雑草はみんな同じに見えるという方も多いでしょう。 まず1枚目はミチタネツケバナという外来種です。大根の葉をスモールライトで小さくしたような葉が放射状に広がり その中央からニョキッと伸びた茎の先に白い花が咲いています。花びらは4枚で、花の周囲にはバンザイをしたような 棒状の果実が天を刺しています。この外観はとても特徴的なので、一度見ただけですぐにでも覚えられるはずです。
Feb 23


田んぼの白い点
2月21日、先日20日の堀之内沖ノ谷戸公園での作業のあと、サインの貼り替えついでにヤマアカガエルの産卵状況を 確認するために谷戸を覗いてきました。想像していたとおり、小池は水がほとんど枯れていて、これでは産卵も期待 できません。来週の雨で少しでも水位が戻りますように。乾田にはポツポツと白い花が咲いているのが見えました。 畔から降りてみると、白い点のように見えた花はナデシコ科のノミノフスマでした。春先、水を入れる前の田んぼに 特異的に生育する植物群の一つで、コオニタビラコやスズメノテッポウ、ゲンゲなども同様の性質を持っています。 10枚に見える花びらはよく見ると5枚で、一つ一つの花びらが根元近くまで深く切れ込んでいることがわかります。 水田雑草としてはメジャーな植物なので、あまり注目されることはなかったのですが、ごく近縁のノミノコブスマと いう外来種が路傍などに帰化していることや、近年、ノミノキンチャクという新種が記載されたことなどもあって、 植物業界ではにわかに脚光を浴びつつあります。ところで、ノミノフスマとは面白い名前です。今でこそ衛生環境の.
Feb 23
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