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落ち葉かき二本立て
1月26日、午前中は別所小学校おおぞら学級の皆さんと雑木林の落ち葉かき、午後は里山保全隊でカタクリ生育地の 草刈りと落ち葉かきを行いました。カタクリをはじめ、春に開花する植物の発芽を促すための大切な里山仕事です。 よく「落ち葉かき」と「落ち葉はき」が混同されていますが、前者は雑木林の土の上に降り積もった落ち葉を熊手で “かき集め”て林床植物の発芽を促し、成長を助ける役割があるのに対し、後者は園路などに溜まった落ち葉を箒で “はき寄せ”て滑りにくく、美しい景観を保つ目的があります。どちらも、集めた落ち葉を活用して腐葉土を作ると いう点では共通していますが、極端にいえば、落ち葉かきは自然のため、落ち葉はきは人のための作業なわけです。 落ち葉をかいて地表の土が露わになると、黄緑色の新芽がいくつも顔を出していることに気が付きました。近付いて よく見ると、キツネノカミソリの若葉でした。なんと、落ち葉の下ですでに発芽していたとは予想外で驚きました。 ニワトコの新芽がぷっくらふくらみ、その下では葉痕がボーッとこっちを見ています。「鏡を見ているようだわ~」と..
18 hours ago


色付くヒメウズ
1月25日、近所のお寺を散歩していると、境内の一角に群生するヒメウズの越冬葉が目に入りました。ヒメウズは、 早春に可憐な花を咲かせるキンポウゲ科の植物です。秋の暮れ頃から地上に葉を広げてそのまま冬を越すのですが、 その姿は園芸種のオダマキとそっくり。早ければ来月には開花するはずなので、お花畑を想像してワクワクします。 可愛らしいヒメウズの葉を拝んでいると、あることに気付きました。数十枚に一枚くらいの割合で鮮やかな赤紫色に 色付く葉が混ざっているのです。不思議と、中間的な色合いのものは無くて、通常の緑色の葉の中にポツリポツリと まるでピンクの花びらが落ちているかのように、紅葉した葉が点在していました。ヒメウズの草紅葉に関する記載は ほとんど見つからなかったのですが、通常の葉でも裏側は赤紫色に色付くこと、霜が降りるような日陰では葉が紅葉 する場合があることが記述されている資料がありました。そうか、確かにこの場所は空気がひんやりしていました。 通常のヒメウズの越冬葉も載せておきます。ちんまりとまとまって生える様子が可愛いですね。この葉っぱで冬季に...
1 day ago


マツムラグンバイに軍配!
1月24日、パークキッズレンジャーの定例活動で、里山で冬越しする生きもの調べと展示づくりに取り組みました。 観察の前に“予想タイム”を設けて、どんな生きものがどんな姿(大人?子ども?卵?蛹?)でどんな場所にいるのか みんなの記憶を手がかりにしながら色々想像してみました。私の思惑どおり(?)、「樹皮の裏側」というアイディアが 出てきたところで、この日は樹皮裏を中心に生きものを調べて、体験できる展示を作ろうということになりました。 ブログでもたびたび取り上げているように、ここ数年は樹皮裏で冬越しする生きものに注目してきました。確認した 生きものをリストアップしておいたので、観察の前に配布します。「このリストに載っていない生きものを見つけたら 大発見だよ!」とその気にさせて、いざ出発!最初はスギの樹皮裏です。カメムシ類が見つかることが多いので期待 していると、間もなくYくんが小さなカメムシのような昆虫を2匹見つけてくれました。その場では名前がわからず。 つまり、いきなりリストに載せていない種類だったのです。ほぼ同じ時に近くの朽木をほじくっていたSくんた
2 days ago


ミツバウツギのポートレート
1月23日、八王子市斜面緑地保全委員会に出席しました。私は最大任期の8年を迎えるため、最後の委員会でした。 この8年間、委員としての務めを少しは果たせたのではないかと思っています。色々と意見をさせていただきながら、 評価基準の見直しや新しい制度の立ち上げ、ボランティア体制の構築、現地調査の実施など様々な発展的展開へと、 繋げることができました。また、私自身もそれまでは市内のみどりに関しては、公有地(公園緑地や保全緑地)のこと しか認識がなかったのですが、民有地(斜面緑地)の有する自然的価値を実感し、その保全というところにまで自らの 視野を広げることができました。委員ではなくなりますが、市内に40ヶ所以上も指定されている全ての斜面緑地を、 3年かけてこの足で実際に歩き、調べ上げた身として、今後も関わり続けて責務を果たしていきたいと考えています。 真面目な話はこれくらいにして、長池公園の水辺や雑木林で数多く見られるミツバウツギの冬の姿をご紹介します。 葉痕が可愛い子どもの顔に見えて、ついクスッと笑ってしまうのは私だけでしょうか。落葉後の冬姿がよく似て
3 days ago


あなたとトラッタッタ
1月22日、昨シーズンは自宅のそばの斜面に居付いてくれたトラツグミ。年末に南大沢駅の近くで観察してからは、 1ヶ月近く出会えずにいましたが、灯台下暗し。長池公園の園内に渡ってきていました。落ち葉が集めてあるところに ツグミやシメの集団と一緒にいることが多く、周囲を警戒して飛び去ってもすぐまた戻ってきて採餌していました。 落ち葉の上にいると周囲に溶け込んで擬態していますが、樹上にいると目立ちます。ツグミよりもだいぶ大きいので ハトかな?・・と思って双眼鏡で見ると“あら、トラツグミ!”ということもありますね。なかなかの存在感です! スタッフも朝と夕方の巡回時などに単独観察を楽しんでいます。こちらは別のスタッフが撮影した写真で、上の2枚は Fさん、下の2枚はMさん撮影です。繁殖期には夜間も活動するからか、目がかなり大きくて可愛い顔をしています。 しばらくいてくれそうですが、観察の際は驚かさないように、公園利用の妨げにならないように気を付けましょう。
3 days ago


ヒサカキのリーフマイン
1月21日、講師の仕事で高尾の森自然学校周辺を歩いてきました。冬の雑木林はとても静かで時折、エナガやウソの ささやきが聴こえてくるくらいです。でも、ゆっくりじっくり見ていくと、生きものがあちこちに隠れていました。 中でも特に印象深かったのは、ヒサカキの葉に残された一筆書きです。私にはサーキットコースにしか見えません。 これはヒサカキホソガという小さな蛾の仲間が葉の組織内に潜り込み、食べ進んだ痕跡です。このような食べ跡は、 リーフマインと呼ばれていて、潜葉性の昆虫(リーフマイナー)は、蛾以外にもハモグリバエなどが知られています。 4枚目の写真が比較的わかりやすいのですが、ヒサカキホソガのリーフマインをたどっていくと、最後のゴール地点が 茶色く膨らんでいます。これは虫こぶ(ヒサカキハフクレフシ)だそうです。ただ食べ進むだけでなく、大きくなると 虫こぶまで形成してしまうとは興味深い生態ですね。英文ですが、この過程の詳細について調べた研究があります。 その他に観察した動植物の一部を写真でご紹介します。ニトベミノガ(繭)、ウスタビガ(繭)、オオムラサキ(幼
3 days ago


カラスザンショウのポートレート
1月20日、施設点検で大塚・東中野方面の公園緑地を廻ってきました。年末大掃除の名残りでしょうか、あちこちに 衣服やシーツの投棄があって回収しました。以前、公園に捨てられたシーツの中から何匹ものヤモリが出てきたのを 思い出します。生きものにとっては“棚から牡丹餅”かもしれませんが、私たちには物騒なモノでしかありません。 話は変わりますが、長池公園の雑木林では、カラスザンショウの実生木が増えています。数年続いたナラ枯れにより 倒木したり伐採を行ったりした箇所を中心として、雑木林内の各所に“ギャップ”といわれる空間が生じています。 それまで幅を利かせていた大きな木がなくなり、地表まで直接光が差すような大きな隙間ができるのです。こうした 環境では一気に下草が勢力を増してくるわけですが、それと同時に、成長が早くパイオニア的性質を持った落葉樹の 赤ちゃんがニョキニョキと育ってきます。実を食べる小鳥が運んでくるサンショウの仲間やクサギ、クマノミズキ、 ヌルデ、ハリギリなどです。中でも、あっという間に大きくなって実を付けるまでに成長したカラスザンショウは、...
4 days ago


冬の過ごし方
1月19日、南エントランスゾーンのさくらトイレ向かい、桜並木の周りで冬越しするフデリンドウを観察しました。 落ち葉を掻き分けると、ちゃんとフデリンドウらしい形で生えているのが次々に見つかりました。何だか今にも花が 咲きそうな気がしてしまいますが、開花は春。この状態のままあと3ヶ月くらい過ごします。もともと植物体が小さい ので、ロゼット状になる必要はないのかもしれません。秋に芽生えて冬を乗り越え、春に開花する、そうした生態を 持つ植物を越年草といいます。自ら苦難に飛び込んでいくようで変わっているなぁ・・でもよく考えたら、そこいら じゅうに生えているハルジオンやオオイヌノフグリ、ハハコグサなども同様の生活史であることに気が付きました。 外来雑草や史前帰化植物は、原産国の気候に合わせた生活史を備えているはずなので、母国では冬も雨が多いなど、 越冬に適した条件だったのかもしれません。“日本の冬は寒いし乾燥するし大変だなぁ”と愚痴が聴こえてきそう。 園内を歩いていると、目の前にウグイスが現れました。“チャッチャッ”という地鳴きはよく聴きますが、その姿を..
6 days ago


イラガの繭と泥だらけのパーキッズ(投稿1111件目)
1月18日、早いもので、この投稿で1111件目のようです。次のゾロ目までは果てしない長旅になりそうですが笑。 先日、自然館前の冬芽と葉痕を紹介しましたが、もう一つ面白い観察ネタを取り上げます。写真のイラガの繭です。 ウッドデッキに張り出したオオバヤシャブシの枝先に付いています。鳥の卵のようにも見えますが、硬い殻を持った 繭で、不思議な模様が入っているのが特徴です。この模様は、一つとして全く同じパターンは無いといいますから、 見比べてみるのも面白いです。飲料販売機近くの水鉢のヤナギの枝にも、繭が2つ付いているので探してみましょう! 繭の中にはイラガの前蛹が入っていて、上部がパカッとフタのように開いて初夏に羽化します。しかしながら、時々 イラガセイボウという青いハチに寄生されているものがあり、イラガではなくハチが出てくる場合もあるようです。 パカッとフタが開いて羽化が完了したあとの繭殻のことを、“スズメノショウベンタゴ”と呼ぶ地方があるそうな。 色々知ると、探すだけでなく、その後の経過もしっかり観察してみようという気になってくるから不思議ですよね。.
Jan 19


ゴマギのコックさん
1月17日、今年初めてのサタデーパークボランティア活動が行われました。内容は第一デッキ湿地の枯草刈り取り。 翌18日のパークキッズレンジャー活動で予定しているカエルの産卵池掘り込みに先駆けて、作業が進められました。 ところで、冬の里山の愉しみといえば、「冬芽と葉痕」です。木々が葉を落とし、硬い冬芽の状態で冬を越す様子は、 樹種や個体によって様々な個性に溢れているので、何回観察しても飽きません。ウォーミングアップとしてこちらの 冬芽と葉痕を観察しました。正体は、長池公園自然館の入口脇に植栽されたゴマギです。ゴマそっくりの香りがある 葉は注目の的ですが、殺風景な冬姿をまじまじと見ることはあまりないのではないでしょうか。冬芽は、2対の芽鱗に 包まれています。外側の2枚は早く剥がれ落ちてしまいます。その下に葉を落とした痕の葉痕(維管束痕)があります。 葉痕は断面の維管束痕が顔のパーツのように配置されています。皆さんにはいったい何の顔に見えますでしょうか? 「ふゆめがっしょうだん(福音館書店)」や「冬芽ハンドブック(文一総合出版)」をはじめ、冬芽や葉痕を取
Jan 19


梅園にも春
1月16日、山開きを経て、来週から緑地作業や里山保全隊活動が再開するので、下見をしながら園内を歩きました。 体験ゾーンでは植栽されたレンギョウがちらほらと花を付け、梅園の紅梅も次々に咲き始めていました。梅の花には いのいち番に、メジロの群れが蜜を求めて集まっています。雄花序の垂れ下がったヤマハンノキの梢で様子を伺った あと、周囲の安全を確認してから花園へと繰り出します。しばらく眺めていると、さっと一斉に飛び立ってしまい、 辺りが急に静かになりました。こういう時は・・空を見上げると予想通り、ノスリが低空を駆け抜けていきました。 こちらは築池周辺を縄張りにしているジョウビタキの雌です。夕方の15時55分頃に決まって自然館の中庭に現れ、 先日取り上げたヒメシャラの枝に止まって尾を震わせています。この子は薄暗くなると活動を終え、必ず自然館の 水鉢などで水浴びや羽繕いを行い、整理体操をしてから雑木林へ帰っていくのです。今日も一日お疲れさまでした!
Jan 17


雑木林で嬉しい拾いもの
1月15日、園路沿いの枯れ木の伐採作業により、つくいけの道が一時通行禁止となりご迷惑をおかけしております。 安全第一でもちろん私たち管理者も通行できないので、雑木林トレイルを通って里山トイレを開錠しに行きました。 黙々と歩く私の目の前にヒラリと舞い降りたのはキセキレイです。なぜかずんずんこちらへ向かって歩いてきます。 近すぎてピントが合わなくなる寸前で、なんとか撮れました。可愛い小鳥を可愛く撮れた瞬間の喜びは格別ですね。 任務を終えた帰り道、炭焼き小屋裏手の階段で鳥の羽毛を拾いました。少し離れたところにもう1枚。何でしょうか? 1枚目はフクロウの体羽、2枚目はアオゲラの上尾筒のようです。最近、日没後にスタッフが相次いでフクロウを確認 して話題になっていたこともあって、証拠として特に嬉しい発見となりました。受付の羽展示に加えておきますね! いつもなら平坦なつくいけの道を選んでしまいますが、たまには遠回りして雑木林を通ると良いことがあるかも!?
Jan 17


カワウの通勤
1月14日、最近は築池にカワウが来ています。水面に顔を出した倒木の上がお気に入りの休憩スポットのようです。 長池公園に飛来するカワウはずっとこの場所に留まっているわけではありません。毎日、遠方の集団ねぐらから通勤 してきているのです。長池公園は大栗川の源流の一つであり、大栗川は多摩川の支流ですから、多摩川本流に沿って 点在しているねぐらのいずれかから、毎朝、川を遡って飛来していると考えられます。午前中は盛んに魚を捕って、 忙しそうに過ごしていますが、日没が近付くと、枝に止まって潜水でずぶ濡れになった翼を乾かすようになります。 彼らは潜水に特化した体のつくりをしているので、羽に油を塗って水を弾くことはしません。そのため、着衣水泳の ようにずぶ濡れになってしまいます。このままではねぐらへ帰宅することができないので、しっかり乾かすのです。 暗くなってくると、池の上空を何度か旋回して調子を整えたあと、ねぐらへと帰っていきます。まるでシンデレラ。 多摩川には、四谷橋近くの送電線や高月浄水場などに比較的大規模なねぐらが形成されています。後を追ったことは...
Jan 17


ヒメシャラの重ね着
1月13日、近隣のバイオマスエコセンターから、体験ゾーンで活用する堆肥を譲り受けてきました。昨年も田んぼに 施用し、収量が増加したそうです。梅園右手の広場に仮置きされた軽トラ8杯分の堆肥は少し臭いますが悪しからず。 さて、最近は動くものばかり観察していたので、この日は寒い冬を静かに耐え忍ぶものたちに目を向けてみました。 最初に注目したのは自然館中庭のヒメシャラの木。どんな冬芽をしていたかなと、枝先を見てみると、とても美しい 模様の冬芽が並んでいました。模様を形作っているのは芽鱗といい、大事な新芽を守るカプセルのような構造です。 5~6枚の芽鱗が重なり合って配列しているのがヒメシャラの特徴です。近縁種のナツツバキ(シャラノキ)は、芽鱗が 2枚しかないことで区別できます。よく言われる覚え方は“ヒメは厚着でナツは薄着”という語呂合わせ。うまい~! ヒメシャラの根元の落ち葉を掻き分けると、早くもフクジュソウの芽が顔を出していました。タケノコみたいです! 堀之内寺沢里山公園の陽だまりではすでにフクジュソウが咲き始めているそうなので、こちらももうじきでしょう
Jan 17


ズミを食べてみた
1月12日、先日までの風も弱まり、穏やかな陽気が戻ってきました。長池見附橋から東へしばらく歩いたところに、 ショッピングモールの歩行者用入口がありますが、この付近にはバラ科の「ズミ」という果樹が列植されています。 本来は山地の高原や湿地などに自生する樹木で、多摩丘陵での自生は希少です。近隣では長池公園や大塚公園内にも 生育しているのですが、いずれも公園整備時に植栽されたものでしょう。そこから小鳥によって運ばれたと思われる 実生木も時折見かけます。レンジャク類をはじめ、ズミの実が大好きな小鳥がいるのです。ズミは漢字では「酸実」、 酸っぱい実と書くくらいですから、美味しさを期待しての生食はおすすめできません。しかしながら“コリンゴ”や “コナシ”と呼ぶ地方もあるので一度くらい試食してみようと思い、食べ頃そうな一粒を拝借して食べてみました。 かじった瞬間、予想外の食感に驚きました。なんと、リンゴをかじった時と同じ感触、音がしたのです。コリンゴ! 小鳥たちはカミカミはしていないと思いますが、“ミニチュアリンゴ”の食感に良い意味で期待を裏切られました。..
Jan 14


強風の中のコジュケイ
1月11日、前の晩から強風が吹き荒れ、雑木林の木々や街路樹強風も大きく揺れていました。関東各地で、山火事や 倒木の被害が出ているようで心配です。日中、多摩市の公園にいましたが、時折、枝が落ちてこないか心配でした。 風を避け、雑木林の中の窪地にある小さな流れに潜り込みました。以前、多摩丘陵では珍しいメヤブソテツの群落を 見つけた場所です。腰をかがめてシダをチェックしている時、ふいに後ろで気配を感じました。振り返ると目の前に コジュケイが佇んでいました。あまりの強風に、鳥たちもこうして茂みの中に潜って、やり過ごしていたのですね! お目当てのメヤブソテツの群落は健在でした。ヤブソテツの仲間は見分けるのが難しいといわれていますが、本種は かなり特徴的です。高尾山や奥多摩方面には点々と分布していますが、多摩丘陵では2ヶ所でしか確認していません。 どちらも都市公園の中なので、たくましく生き残っていってほしいものです。(※希少種のため生育場所は控えます。) おまけ。強風で揺れる木々を眺めていたら、枝先にメジロの古巣を見つけました。「よく落ちないな!」とびっくり
Jan 14


お腹を満たすもの
1月10日、先日登場したルリビタキと盛んに争っていたジョウビタキの雄。強さではこちらのほうが一枚上手です。 この可愛いビジュアルからは想像できないほど、気が強く、特に同じジョウビタキや近しいルリビタキに対しては、 果敢に飛びかかっていきます。ミラーに映る自分に攻撃を繰り返すくらいですから、縄張り意識の高さは相当です。 自らの縄張りを強く誇示する理由は、冬の限りある資源を独占するため。まだわずかに木の実が残っている今でこそ 餓えることはないかもしれませんが、厳冬期は動物食が中心となるので仲良く分け合うなんて言っていられません。 秋から実っているガマズミは、最初の頃は酸味や渋味が強いのか誰も見向きもしませんが、年末くらいからは急激に 小鳥たちによって食べられて少なくなってきました。他に食べる果実がなくなってきたから、とも考えられますが、 サンシュユがそうであるように、完全に熟して甘くなるのが遅いのでしょう。(※2枚目は別日に他のスタッフが撮影) 一方、モズは完全に動物食の小鳥なので、木の実には目もくれません。その代わり、動くものなら何でも食べます。.
Jan 12


遅延羽衣成熟
1月9日、机の前でじっとしているのはあまり得意ではないのですが、ちょっと集中して書類の作成に没頭しました。 そんな時に限って、事務所の窓越しに見えるナンテンが食べ頃らしく、飛来する小鳥が気になって仕方ありません! さて、この日もお昼休みに堀之内方面へ。タイミング良くルリビタキが現れてくれました。何度か通う中で、動きが 掴めてきました。ここで待っていればあそこに止まるだろう・・そんな駆け引きが楽しく、相手に無用なストレスを かけないで済みます。縄張りが近接するジョウビタキ(雄)やモズ(雄)との攻防も一段と激しくなってきて大変そう。 先日の記事でも触れたとおり、ルリビタキの雄は、全身が青くなるのに(性成熟に)、数年を要する性質があります。 この性質は、科学的には「遅延羽衣成熟(Delayed plumage maturation:略称DPM)」と呼ばれるもので、他には キビタキなどでも見られます。(ルリビタキほど顕著ではない。)なぜルリビタキがDPMという性質を獲得したのかと いう理由については、はっきりしていません。これまでに提唱されてきた主な研究
Jan 11


霜だたみの朝
1月8日、朝晩の冷え込みがどんどん厳しくなってきましたが、今朝は里山に白銀の世界が広がっていました。白銀と いっても雪ではなく霜のことです。長池公園の体験ゾーンで、霜の降りた草や落ち葉のお化粧を楽しんできました。 冬を耐え忍び、春の訪れを待つ雑草たちが葉に霜をまとっています。オオイヌノフグリ(1枚目)やコハコベ(2枚目)、 ミチタネツケバナ(3枚目)、ヒメオドリコソウ(7枚目)など、おなじみの面々ですが、いつもとは違う姿にうっとり。 いつもなら見向きもしないアズマネザサ(4枚目)やナガバジャノヒゲ(5枚目)、コナラ(6枚目)も、ほらこのとおり! 枯れ草や落ち葉などに霜が降りて、辺り一面がキラキラと輝いている様子は“霜だたみ”と表現されるそうですよ。 そんな霜だたみをものともせず、小鳥たちが地上に降りて採餌していました。近付いても逃げないアオジ集団です。 左が雌で、右が雄。遠目はみんな緑っぽいスズメのように見えますが、よく見たら顔の模様が結構違っていますね。 妙に小鳥たちからの視線を感じた朝の園内散策。たまには観察する側から観察される側になるのも悪
Jan 10


夕暮れのオオバンと寒椿
1月7日、この日は主に自然館内で作業していました。夕方、芝生広場の門松を撤収しに外へ出ると、築池に来客が。 このブログでも何回か登場しているオオバンです。都内ではありふれた水鳥ですが、長池公園ではいつでも見られる わけではありません。ほんのり夕焼け色に染まった水面に波模様を作りながら、岸辺近くを悠々と泳いでいました。 同じクイナの仲間のバンに似て、それよりも大きいからオオバンという名前が付いています。自宅の壁に貼ってある 「日本のクイナ」というポスターに並べて描かれた11種のクイナ類の中でも、確かに一際大きくて目立っています。 そうはいっても、周囲に浮かぶカモたちと比べたらずっと小さく見えます。全長を調べると、オオバンが約40cmで カルガモが約60cmとあります。どうりでオオバンが小さく見えたわけだ。20cmの差は見た目にも大きいですね! 話は変わりますが、各地でカンツバキ類が花盛りを迎えています。長池公園でも、南エントランスの駐車場の周りに 背の高いタチカンツバキ“勘次郎”と背の低いカンツバキ“獅子頭”が植えられているので、見比べてみましょう
Jan 8
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