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ヤマトニセクビボソムシ
6月14日、多摩未来メッセで開催された、八王子環境フェスティバルへ出かけてきました。このイベントは31回目の 開催となるそうです。ワークショップや各種展示が目白押しの会場は、親子連れを中心にとても賑わっていました。 身近な環境に対する市民の関心が高まっているのは良い傾向です。様々な行動や繋がりに発展することを願います。 先日、オニグルミにいた2種の魅力的な甲虫をご紹介しました。その後、公園の巡回点検などの折にオニグルミの木を 見かける度に、その葉上や葉裏を意識的に観るようになりました。正直、ちょっと前まではオニグルミに出会っても 足もとにアカネズミの食べ痕が落ちていないか探したり、ベタベタの果実や羊の顔の葉痕たちの表情を楽しんだり、 せいぜいそれくらいで、葉の時期に注目することはありませんでした。それがいつしか、食草とするクルミハムシや ムラサキシャチホコの姿を探すようになりました。そして先日の2種を覚えたことで、さらに世界が広がったのです。 こうなると、今度はオニグルミに出会ったときの行動パターンが「○○いないかな?」では済まなくなってきます。
6 hours ago


オニグルミノキモンカミキリとカラカネチビナカボソタマムシ
6月13日、先日、浅川流域の平地林で自然観察中、オニグルミの葉上で2種類の甲虫を観察することができました。 一つ目はこちらのオニグルミノキモンカミキリです。名前のとおり、成虫はオニグルミの葉を後食する習性があり、 背中の鮮やかな黄紋を特徴としています。いかにも目立ちそうな配色ですが、実際には体の小ささもあってほとんど 目立たず、背景の緑に溶け込んでいます。特に葉の裏側に止まっている子は目が慣れるまで気が付きませんでした。 葉裏に止まっている様子を、引きで撮ってみました。このような雰囲気で、ポツリポツリと葉裏に止まっています。 葉裏の主脈上が茶色に変色しているのが分かりますでしょうか?これがオニグルミノキモンカミキリの食痕なので、 本人を探す前にまず特徴的な食痕の有無を確認するのが早道といえそうです。それにしても面白い食べ方ですよね。 ところでオニグルミノキモンカミキリ、以前はトウキョウキモンカミキリと呼ばれていたこともあるそうですよ! さて、もう一つの甲虫はこちら。体の真ん中にくびれがある小さなタマムシ、カラカネチビナカボソタマムシです。...
1 day ago


大きな朴の木の下で
6月12日、大イチョウのある梶川緑地と大塚神明平公園の草刈りを実施しました。シンボルツリーのイチョウの隣に 隠れた名木、ホオノキの大木があります。大きな葉を広げる姿はなかなか壮観です。この木のそばでしばしの休憩。 チームメイトの皆さん、休憩のとりかたも様々です。写真をとるFさんと疲れをとるSさん笑。葉っぱでっかいな~! この日は私も含めて5人での作業だったので、作業はサクサク捗ります。お昼までに2公園の草刈りを完了しました。 梅雨時は作業が実施できない日も多くなりますが、雑草は雨の恵みでどんどん茂ってきます。草むらにはたくさんの 生きものが暮らしているので、綺麗に刈ったあとの広場は、自然観察をされる方にとってはちょっと殺風景かも・・ とはいっても、街の生きものたちはどっこい生きていますから、夏草が再び伸びてくる頃にはきっと移動した先から 戻ってくるはずです。何より、美しく刈り取られた広場は気持ちが良く、安心してご利用いただけることでしょう。 公園管理は、公園が有する様々な機能や環境要素について、その利用と保全のバランスを図ることが大切なのです。.
1 day ago


旅立ち前のアキアカネ
6月11日、自然館中庭の草むらにアキアカネが飛んできました。赤トンボの仲間では一番身近に見られる種類です。 赤トンボといえば秋のイメージが強いですが、じつは今の時期に次々と羽化してきます。中でもアキアカネは特異な 性質があり、羽化後1週間ほど平野部や丘陵地の水辺で過ごしたのち、より高い山へと大移動を行うのです。夏休みの 高原や避暑地の牧場で赤トンボが群飛するのを見たことがあったら、それはきっと彼らに違いありません。長距離の 季節移動を行う理由についてはアキアカネが30℃を超える暑さに適応できないからだといわれており、日中も涼しい 高地で盛夏を過ごしたあと、秋雨前線の通過を契機としてまた生まれ故郷に戻ってきます。一斉に戻ってくる頃には 今よりもずっと赤みが濃くなっているので、「あ、赤トンボがたくさん飛んでる!秋だなぁ・・」となるわけですね! 指を差し出したら止まってくれたので記念にパシャリ。赤トンボの仲間は胸の側面の模様で見分けるので、横からの アングルを撮っておくのが大事です。間もなく迎える旅立ちに向け、準備を整えています。頑張ってほしいですね!
2 days ago


楢原小学校4年生と雑木林探検
6月10日、八王子市環境保全課との協働企画で、楢原小学校の4年生を対象に近隣の斜面緑地保全区域(雑木林)での 校外授業を実施しました。市街地の一角、学校から徒歩わずか5分の場所にとても自然豊かな緑地が広がっています。 雑木林へ足を踏み入れると、すぐにキジの鳴き声が聴こえてきました。草藪の向こう側を覗くと、立派な雄のキジが 鎮座していました。「姿は初めて見た!」、「校庭で見かけたことがある!」など、先生や子どもたちも興奮気味です。 浅川や農耕地からの距離が近いこともあり、この辺りではキジが数多く生息しているようです。驚いたのは、事前に 設置しておいたセンサーカメラにニホンジカやホンドギツネが写っていたこと。シカは浅川方面から迷い込んできた ものと思われますが、キツネは周辺に生息している個体に違いありません。街のなかでも、緑地が残っていることで 暮らしていける生きものがたくさんいること、センサーカメラで捉えた写真を見せながら伝えることができました。 解散後に出会ったものも含めて、観察した動植物の一部をご紹介します。順に、ヒバカリ、ヒシモンナガタマムシ
5 days ago


ヘリグロリンゴカミキリのかくれんぼ
6月9日、雨が降ったり止んだりの不安定な天気でしたが、秋葉台小学校4年生+のびのび学級による田植えの体験が 行われました。田植え指導は長池里山クラブ、自然観察は私たちスタッフがそれぞれ担当し、忙しく過ごしました。 漏水により水道を一時止めており、里山トイレや足洗い場が使えないという重大な問題を克服する必要があったためどうなることかと不安でしたが、初めての田植えで、体じゅう泥だらけになった子どもたちの笑顔に救われました。 「足が気持ち悪い」と正直に言いつつ、忘れ得ぬ経験になったに違いありません。授業の様子は最後に掲載します。 話は変わりますが、最近、自然館中庭を盛んに飛翔しているカミキリムシがいます。ヘリグロリンゴカミキリです。 リンゴカミキリの仲間は似たような種類がいくつかいますが、本種は、短めの体型やオレンジ色の触角が特徴です。 近付くとすぐに飛んで逃げてしまい、近くの草木の葉の裏側に隠れるようにして止まります。警戒心はかなり強く、 いったいどこに目が付いているのだろうと不思議なくらい、こちらの動きを敏感に察知してすぐに逃げていきます。...
5 days ago


ナガフトヒゲナガゾウムシの点刻
6月8日、梅雨らしくぐずついた天気が続きます。園内の伐採木置き場も多くの材木が湿っていて、産卵にやってくる カミキリムシやタマムシの姿はほとんど見当たりません。そのかわり、湿度の高い日の材木にはキノコムシの仲間や ゴミムシダマシの仲間、キセルガイなどの陸産貝類といったいつもとは違う面々がゴチャゴチャと集まっています。 そんな中、あまり見かけない筒型の甲虫を見つけました。数珠状の触角が特徴的なナガフトヒゲナガゾウムシです。 コナラの丸太に止まっていましたが、樹皮に溶け込んだ見事な擬態です。アップで見ると、全身にくぼみがたくさん あります。昆虫業界では“点刻”と呼ばれるものです。光の反射を抑えたり、体表の強度を高める役割を持つ場合も あるそうですが「昆虫らしくてカッコいい!」、「ぼこぼこしていて気味悪い!」と意見が分かれそうな構造ですね。 ちなみにこのナガフトヒゲナガゾウムシ、1978年に国内で初めて和歌山県で発見され、そこから分布を広げてきて 現在は、関東地方などにも定着しています。2010年代には外来種との見解が一般的となり、直近では、東南アジア
5 days ago


マサキナガタマムシのエリトラ
6月7日、関東地方は梅雨入りが宣言されました。例年どおりの梅雨入りとなりましたが、梅雨明けはどうでしょう? 先日、近所の果樹園でマサキナガタマムシを見かけました。幼虫は主にマサキを食草としているようですが、成虫は 様々な広葉樹で見られるといいます。これまで気付いていなかっただけなのかもしれませんが、今シーズンは何度か 目にしており、ひょっとしたら当たり年なのかもしれません。以前にも書いたとおり、国内に約100種類も生息する ナガタマムシの仲間、その同定は簡単ではありません。しかしながら、マサキナガタマムシは寸詰まり気味の体型と エリトラのツートンカラーがとても独特なので、細部を見る前に当たりが付けられます。“エリトラ”という言葉は 一般には馴染みが薄いかもしれません。エリトラはギリシャ語の“鞘、覆い”が語源で、甲虫の鞘翅(前翅)のことを 指します。つまり、止まった時に特徴的な色や模様が見える背中の部分です。エリトラは、飛ぶために必須の後翅や 腹部を保護する役割のほか、飛翔時の安定を保ったり、外敵から身を守ったりするためにも重要な構造の一つです。.
Jun 14


夏草刈りのお客さん
6月6日、先日5日の朝は、帝京大学近くにあるポケットパークの大塚ひなた公園で草刈りを実施しました。作業中、 視界の片隅をチョロチョロしている小鳥がいました。冬場の草刈りや落ち葉かきでは、毎回、必ずといって良いほど モズやジョウビタキが現れ、刈草の隙間や地中から飛び出してくるミミズなどを狙っていますが、こんな時期に誰? 刈払機を回す私たちの足もとまでチョンチョン近付いてきて、その正体が判明しました。イソヒヨドリの雄でした! そういえば、イソヒヨドリも一年を通じて主に小さな生物を捕らえて食べており、動物食の傾向が強かったですね。 つい先日、ヤマザクラの実をついばむところを見ましたが、やはり主食は“動くもの”というイメージがあります。 草刈り中にイソヒヨドリが寄ってきたのは今回が初めて。都市に棲む鳥のしたたかさを改めて感じた出来事でした。 ちなみに大塚ひなた公園はこんな公園です。現在私たちが管理する81ヶ所ある公園緑地の中でも、面積の小ささは、 一二を争うほど。どんなに小さなみどりても、ちゃんと生きものがいて生態系が存在することを教えてくれました。..
Jun 12


お待ちかねの・・
6月5日、自然館中庭テラスで保護栽培中のジュンサイが今年も咲きました!初日は雄しべが目立たない雌性花です。 このジュンサイは、2019年に行われた長池のかいぼり後に、池底の埋土種子から発芽して復活を遂げたものです。 当時、都内では少なくとも61年ぶりの記録として大きな話題を呼びましたが、それ以降も大切に栽培を続けており、 同時に再生した湿地の環境整備も進めてきました。その甲斐あって2023年に初めて開花、毎年花が咲いています。 一つの花の寿命は短く、初日は雌性花が午前中だけ水面に顔を出し、午後に沈んでいきます。2日目の午前中に再び 水面に現れると、今度は多数の雄しべが伸びた雄性花へと変貌を遂げています。良い状態の花が見られるのは2日間。 水中には開花を待つ蕾が複数ありますが、それらがいつ開花するかは運のツキです。運試しにぜひご来館下さいね! 同日に、近くの水鉢でヒツジグサも開花しました。こちらは自生ではなく、他地域から譲り受けた移植栽培品です。 ジュンサイの花が閉じ始める正午頃、ヒツジグサの花はあっという間に開いて写真の見事な姿を見せてくれました
Jun 12


昆虫チェックと別所小学校おおぞら学級の樹木観察
6月4日、台風後の安全点検と授業下見を兼ねて園内を歩きました。あちこちに昆虫が止まっているのに驚きました! いつもは食痕ばかりで本人はあまり顔を見せてくれないシラホシカミキリ。ミツバウツギの葉上で黄昏ていました。 普段はヒメコウゾの枯れ枝を歩いていることが多いイワサキケブカカミキリも、この日は葉の裏に止まって休む姿を 何匹も見かけました。みんな、嵐をなんとか乗り切ったばかりなので、ひょっとしたら体力を消耗していたのかも? そんな中、せっせと揺りかごづくりに励むヒメクロオトシブミに出会いました。身一つで一生懸命、葉を巻く姿に、 思わず声援を送りたくなります。結局、産卵し、葉を巻き終えた後に裁断するところまで、見届けてしまいました。 今日も今日とて、昆虫三昧。ヤマイモハムシ、オバボタル、ウグイスナガタマムシ、ルリオオキノコ(ダニが付着)、 エゴツルクビオトシブミ、ウシカメムシ、コアオハナムグリ(花はドクダミ)、セキヤノアキチョウジ、クララです。 特に、ダニたちがずらりと並んで付着したルリオオキノコに衝撃を受けました。いったいどんな気分なのでしょう?.
Jun 12


夏台風と生きもの
6月3日、予報どおり、関東地方を台風が通過していきました。公園緑地では小規模な枝折れなどが発生しましたが、 大きな被害はなくほっとしております。とはいえ、相当な雨量があったので、落枝など引き続き油断はできません。 台風通過後に、安全点検のため、鹿島・松が谷方面を廻りました。鹿島公園では、写真のラミーカミキリをはじめ、 多くの昆虫たちがツツジの植え込みに身を潜めていました。また、写真はありませんが、梶川緑地ではヤマザクラの 実を盛んについばむイソヒヨドリの雌を観察しました。生きものにとっても台風は一大事だったに違いありません。 身を潜めてやり過ごしたり、天候に左右されない木の実を採食したりと、行動の変化を興味深く観察したのでした。 それと、台風接近中の深夜には、別所一丁目の住宅街でアオバズクが鳴き続けていました。今シーズン初確認です。 おまけ。自然館周辺ではガクアジサイが花盛り。先日は珍客アオカミキリが一周だけ訪花しました。慌ててカメラを 取りに事務所へ戻っている間に、残念ながら飛び去ってしまいました。自然館スタッフ撮影の写真をお借りします。...
Jun 10


今年もホシザキカタバミ
6月2日、台風前の対策として、姿池の栓を開けたり、せせらぎ水路の詰まりを清掃したりと各種対応を行いました。 作業とは全く関係ありませんが、今年も、カタバミの八重咲き品、ホシザキカタバミを見つけることができました。 “クニタチカタバミ”、“ヤエザキカタバミ”などとも呼ばれる珍しいものです。雄しべが花びらになっていたり、 単純に花びらの枚数が増えていたりと、その姿は千差万別です。四つ葉のクローバーなどと同じで奇形的な現象なの でしょう。折しも、最近刊行されたばかりの「みちくさ手帳(文一総合出版)」というハンディ図鑑には、私の撮った ホシザキカタバミの写真が掲載されています。どんなに身近な雑草であっても、じっくり見ていけば、楽しい発見が 待ち受けている・・そんなことが伝われば嬉しいです。昨年の記事もどうぞ。ホシザキカタバミとおさんぽマルシェ 最近の記事は昆虫の写真ばっかりなので、我に返って旬の植物を載せておきます。いずれも絹ヶ丘の草地で撮影した ものですが、どの種類も長池公園でも開花しています。順にクララ、タカトウダイ、ウツボグサ、ヤマザクラです。..
Jun 8


キベリトゲトゲ
6月1日、先日、ある機関誌の取材で、自分なりの“図鑑”の愉しみ方について話す機会がありました。そのとき強調 したのは、普段から図鑑を眺めることの楽しさ、そしてそれを実際に野外で確かめたり、帰ってから理解を深めたり する繰り返しが、自然観察をさらに豊かにしてくれることです。図鑑で見たことがある生きものと、ふとした機会に 出会うととても嬉しいものです。この日も長池公園でそんな出会いがありました。アザミにいた不思議な甲虫です。 数年前、ベニモントゲホソヒラタハムシの俗称とされる「トゲアリトゲナシトゲトゲ」というおかしなネーミングが 流行りました。名前の面白さはさておき、“トゲトゲ”ことトゲハムシの仲間が、身近な環境でもいくつか見られる ことを知り、見てみたいと思っていました。それらのうち、キベリトゲハムシ(旧称:キベリトゲトゲ)はフキの葉や アザミ類の葉を好むということで気にかけていたら、運良くタイアザミの葉の上を歩くこの子に出くわしたのです! なるほど、本当に図鑑どおりのトゲトゲで四角いフォルムでした。意外だったのは、もっとのんびり動かないでいる..
Jun 8


クチナガチョッキリ
5月31日、自宅からわずか徒歩10秒の場所に植えられたヒイラギナンテンのチェックが、日課になりつつあります。 この時期のヒイラギナンテンは、葉を掻き分けると群青色の実が色付いています。それらに目を凝らしていくと・・ こんな可愛らしい甲虫が何匹もいます。ヒイラギナンテンの実に穴を開けて、卵を産み付けるクチナガチョッキリと いう種類です。卵を産んだあとは切り落とすようです。下に落ちた実の中で孵化した幼虫は種子を食べて育ちます。 成長した幼虫は実を脱出して土に潜り、地中で蛹になって冬を越すのだそうです。この、決して広くない植え込みの 中で、いつからか彼らの世代を超えた営みが繰り返されてきたのかと思うと、想像するだけで心を動かされますね! 全身に生えた毛は、ヒイラギナンテンの実とそっくりな群青色をしており、見事な擬態色になっています。こうして 葉に止まっている姿を見ると、改めてその美しさに気付かされます。夏の盛りから終盤に熟すアオツヅラフジの実を 利用することも知られていますが、私はまだ見たことがありません。今年はアオツヅラフジの実も注意深くチェック..
Jun 6


パーキッズで初夏の昆虫調査
5月30日、パークキッズレンジャーの定例活動として長池公園の昆虫調査を行いました。今回がデビュー戦のとなる Fさんが進行役を務めました。私は参加者(保護者)の立場としてデビュー戦。子どもたちと一緒に夢中で虫探しです! 昆虫博士の卵が何人も参加してくれたので、次から次へと昆虫が見つかりました。築池を飛び回るオオヤマトンボを 観察のために一時捕獲しました。いつも高速で飛翔していてよく見えなかった色や模様がはっきり認識できますね! 日本最大級のテントウムシコンビ、大きな幼虫が見つかりました。背中に白い突起が目立つハラグロオオテントウ、 突起が黒くて立体感が乏しいカメノコテントウです。ハラグロオオテントウはクワの実に擬態しているようですね! さすがに目が多いので、小さいものから遠くのものまでとにかく色々見つかって、とっても忙しい!本当はもっと、 一つ一つじっくり観察したいところなのですが・・写真は順にアカシジミ、ジャコウアゲハ(幼虫)、ヒゲコメツキ、 リンゴコフキハムシ(粉が落ちている)、ヒロオビトンボエダシャク、クワキヨコバイ、イノコヅチカメノコハムシ
Jun 5


フクロウスクープ!
5月29日、都内の専門学校へ出張後、打ち合わせのため東京都公園協会本社を訪問してきました。珍しく、カメラの シャッターを切ることなく過ごしてしまったので、満を持して長池公園の最近のニューストピックをご紹介します。 長池公園をフィールドの一つとして、以前から調査研究を続けているヤマザキ動物看護大学のM先生より、衝撃的な 写真が送られてきました。園路から離れた東京海上日動グラウンドとの境界部の林縁に仕掛けたセンサーカメラに、 フクロウがノウサギを捕らえた瞬間が写っていたというのです!上2枚は映像を切り出したもので、動画はこちら↓ https://youtu.be/C5mZThIA0xY https://youtu.be/zioBmr4L7d0 捕らえた瞬間か、あるいはすでに死んでしまっていたノウサギのもとに舞い降りたのかは定かではないそうですが、 いずれにしても貴重なシーンであることに変わりありません。この場所は、以前にもキツネやイノシシが撮影された ことがあり、近隣の緑地帯から時折、長池公園を訪れる野生動物の通り道になっているようです。写真のノウサ
Jun 4


ツツジコブハムシ
5月28日、講師の仕事で横浜市の四季の森公園を歩いてきました。JR中山駅から公園までの道のりは、小さな流れに 沿って緑道が整備され、自然観察ができるプロムナードになっています。舞岡公園の小川アメニティや、長池公園の せせらぎ緑道もそうですが、地形と環境を生かした緑道の存在は、公園までの散策でも緑を楽しめる良い設計です。 しかし、フィールドワーカーにとっては誘惑の連続であり、目的地になかなか辿り着かないトラップでもあります。 アジサイやヒペリカムの仲間などを観察しながら歩き始めた一行。まだ花の咲いていないヒラドツツジの植え込みを 素通りしようとしたその時、この子が目に入ってしまいました。パッと見はイモムシの糞にしか見えない甲虫です。 幼虫、成虫ともにツツジの葉を食べて暮らすツツジコブハムシです。写真は成虫ですが、大きさはわずか3mm程度。 知らなければ、もはや、どう見てもただのゴミとしか認識されないのではないでしょうか。外敵の小鳥などからも、 「なんだ、イモムシの糞か・・」と見向きもされないはず。その見事な擬態ゆえ、ツツジムシクソハムシの異名も。.
Jun 3


タイワンタケクマバチ
5月27日、学校林に仕掛けておいたセンサーカメラを回収するため、中山方面の雑木林へ立ち寄った時のことです。 林縁草地に点々と咲いているノアザミを眺めていると、「ブ~ン!」と大きな音を立てて黒っぽいハチが現れました。 花に止まった姿を見ると、黒い胴体にギラギラと輝く翅、タイワンタケクマバチに間違いありません。台湾や中国に 生息する外来種のハチで、国内では愛知県で2007年に見つかったのが最初の記録です。それ以降は、関東地方でも 見つかっており、つい先日も、別のスタッフによって堀之内方面の谷戸で確認されたばかりです。個人的には由木で 見たのは初めてだったので驚きました。この場所は、すぐ目の前に、数年前に一斉に開花して枯死したハチクの林が 広がっているので、その枯れ竹に穴を開けて暮らしているのでしょう。もともと、日本に姿を現した要因も、竹材や 竹の加工品にくっ付いてきたのではないかといわれています。いずれにしても、今後の分布動向が注目されますね。 じつは先週、生田緑地へ出かけた際にも、入口付近の花壇でタイワンタケクマバチを見かけました。職員によれば、.
Jun 2


魅惑のワインレッド
5月26日、環境省自然環境局の皆さんが打ち合わせで来館されました。はるばるお越し下さったので園内をご案内。 体験ゾーンでは長池里山クラブが活動しており、その様子も見ていただきました。梅園そばの伐採木置き場まで足を 伸ばすと、時間帯がちょうど良かったようで、様々な甲虫が産卵のために集まっていました。もっとも注目を集めて いたのはケヤキナガタマムシです。タマムシの仲間の多くは翅を広げた時に垣間見える胴体が青く輝いていますが、 止まっている時はあまり目立たない種類がほとんどです。ケヤキナガタマムシの場合は、頭と胸にも美しい差し色の 輝きがあり、ハッとさせられます。交尾していた2匹は頭の色が異なっていますが、これは雌雄による違いではなく、 個体差のようです。ワインレッドの胸部を持つ種類は、ムネアカナガタマムシやタゾエナガタマムシなどがいます。 ケヤキナガタマムシは、名前のとおりケヤキの伐採木に集まり、上翅の先が尖って突き出ているのがポイントです。 クヌギの伐採木には、先日ご紹介したサトウナガタマムシをはじめ、クビアカトラカミキリ、ゴマフカミキリの姿。..
Jun 2
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