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ムネアカチビナカボソタマムシ
7月30日、先日紹介したハチモドキハナアブとの出会いの直後にもう一つ、嬉しい発見がありました。こちらです! アカメガシワの葉を食べることが知られているムネアカチビナカボソタマムシです。アカメガシワ自体はどこにでも ある低木なので、気にしていればいつか見つかるだろうと思っていたものの、長池公園や私の近所では出会う機会に 恵まれず、「本当に普通種なの?」と半信半疑でいた甲虫です。そういう昆虫って、だいたい諦めるか忘れた頃にふと 姿を見せてくれるから不思議なものです。町田市内のこの小さな緑地には、アカメガシワの実生がまとまって生えて おり、葉や葉柄にいるところを偶然見つけました。浅川で観察したカラカネチビナカボソタマムシと同じフォルムで エリトラの中央がくびれていますが、わずかに赤みのある銅色と深みのある青色のツートンカラーが特徴的ですね。 昨年からタマムシの仲間を真面目に観察し始めましたが、本種が38種類めの確認種となりました。東京都内で記録の あるタマムシ上科は、東京都本土部昆虫目録に記載のある79種に近年確認されるようになったサトウナガタマムシと
15 hours ago


ハチモドキハナアブ
7月29日、2024年のことですが、長池公園の桑の木に突如として現れたヒサマツハチモドキハナアブという昆虫が います。ドロバチの仲間にそっくりなアブで、その不思議な容姿にすっかり魅了されたのでした。そのときに、この 仲間は国内では3種類が知られており、それぞれ見られる季節や生態が異なることを知り、それならば、ぜひとも他の ハチモドキハナアブも見てみたいと思っていました。ヒサマツハチモドキハナアブ この日、町田市内にある小さな 緑地を歩いていたときのこと。思いがけず、ハチモドキハナアブ(※頭に何も付かない)との出会いを果たしました。 萌芽更新後に成長したと思われる、根元から二又に分かれたクヌギの足もと、樹液の染み出している樹皮を動き回る こちらの昆虫がハチモドキハナアブです。まず目を奪われたのが青色に輝いている翅です。ハチではなくアブなので 翅は2枚の前翅しかありません。その2枚がとにかく美しいのです。そして、後翅が無い代わりに、平均棍と呼ばれる 小さな黄色い痕跡器官がピロピロと揺れていました。さらに、ヒサマツハチモドキハナアブとの相違点である腹部
3 days ago


盛夏の癒し
7月28日、熊本地震により亡くなられた方々のご冥福を、謹んでお祈り申し上げるとともに、被災された皆さまには 心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧・復興および平穏な日常が取り戻せますようお祈りを申し上げます。 長池公園では、クズ、キキョウ、カワラナデシコ、ヤマハギといった秋の七草が咲き始めていますが、それ以外にも 静かに見頃を迎えている美しい野草があります。外を歩くのも辛い暑さの中、彼らの存在はとっておきの癒しです。 自然館前でメハジキの後を追うように咲き始めた背高のっぽのシソ科植物は、南高尾産の保護植物、キセワタです。 以前にも取り上げたことがあるとおり、かつては長池周辺にも自生していた記録が残されている希少な植物の一つ。 現在は生育に適した草地環境が激減し、山地の自然草原や林縁でわずかに見られるだけの希少な存在となりました。一見すると花の付き方などはメハジキによく似ていますが、葉が切れ込まない点で簡単に見分けることができます。 つくいけの道などに点々と咲いているフジバカマに似た野草は、キク科のオオヒヨドリバナ。里山では、比較的よく...
3 days ago


キバラヘリカメムシとコオニヤンマ
7月27日、しばらく取り掛かっていた書類仕事などがひと段落し、巡回清掃で堀之内方面の公園を廻ってきました。 移動中に見かけたこちらの植物、ニシキギ科のツルウメモドキの若い実です。この時期のツルウメモドキに気が付く 人はほとんどいないと思いますが、生きものたちはちゃんとその存在に気付いています。葉の上にやってきたのは、 キバラヘリカメムシです。マユミ、ニシキギ、そしてこのツルウメモドキなどの汁が大好きな昆虫で、夏もこうして ニシキギ類に集まっています。なお、本種はカメムシのくせに青リンゴのような良い匂いがすることでも有名です。 堀之内番場公園前の大栗川の飛び石には、付近に縄張りを張っているコオニヤンマの雄がいました。コオニヤンマは サナエトンボの仲間では日本最大で、世界的にも最大級の種類です。日本産では最大サイズのトンボ、オニヤンマと 比べてしまえば確かに小さいのですが、そもそも別の科であるサナエトンボの仲間なので、むしろ“オオサナエ”と でも呼ぶほうが適切なのではないかと思ってしまいます。どうも名前のせいで小物感があるというか脇役的な扱いに...
3 days ago


ススキのあの子(投稿1300日目)
7月26日、この投稿で1300日目を迎えます。期間にして3年半と少し。この間、自然環境にも変化がありました。 ナラ枯れの蔓延と衰退、チュウゴクアミガサハゴロモやクズクビボソハムシをはじめとする外来種の爆発的な増加、 カセンソウなど一部の草原性植物の復活劇・・他にも挙げればきりがありません。そうした私たちを取り巻く自然の 変化に気が付くこと、変化を捉える眼差しはとても大事だと考えています。興味のあるなしにかかわらず暮らしにも きっと関わってくるはずです。変化を感じ、未来を想像するために不可欠となる“記録”を今後も続けていきます。 さて、先日24日に体験ゾーンのススキで“あの子”を見つけました。面白顔で名を馳せたアカハネナガウンカです。 遠目はアブラムシに似ていますが、グライダーのような細長い透明の翅を持つハネナガウンカの一種でススキなどの イネ科植物の汁を摂取して暮らしている昆虫です。長池公園では以前と比べて数が減ったような気がしますが、まだ ちゃんと生息しているのが確認できてほっとしました。カマキリと同じ、偽瞳孔(黒目)を持っていて、それがまるで
4 days ago


浅川のアイヌテントウ
7月25日、知人から浅川で撮ったというテントウムシの写真を見せてもらいました。何という種類かわからないとの ことでしたが、一目見て、まだ見たことがないアイヌテントウだとわかりました。ナナホシテントウによく似ていて より小さく、黒い斑点が7個ではなく11個あるのが特徴。河川の草地などに局所分布する珍しいテントウムシです。 東京都では準絶滅危惧種に指定されており、多摩川に分布することは知っていましたが、浅川でも見られるのならと 発見場所を地図で送ってもらい、休みの日の空き時間に行ってみました。草木も疎らな中州の丸石河原を歩き回り、 炎天下で汗だくになって諦めかけていたとき、足もとの菜っ葉を動き回るアイヌテントウをようやく発見しました。 見つけたのはわずか2個体ですが、初めて見るその姿に感動です。写真で見ると、見慣れたナナホシテントウの斑紋が 違うだけという印象ですが、実物は想像していた以上に小さく、やはり本物を見ないとわからないことがあります。 とにかく動き続けて止まらないので、あまり良い写真は撮れませんでした。その代わり、目に焼き付けてきました。.
5 days ago


ど根性ウバユリ
7月24日、水車小屋裏手の木製侵入防止柵が倒れたままになっていますが、隙間からニョキっと顔を出したのは・・ ウバユリでした。薄暗く湿った林床などに生えるユリの一種ですが、園内で生育が確認されたのは最近のことです。 ここ数年、多摩丘陵では、もともと生えていなかった場所で、新たにウバユリの発生が見られるようになるケースが 増えています。生育に適した環境が増えたのか、あるいは、気候変動の影響なのか、その理由はよくわかりません。 花はカタクリと同じで、発芽から7年以上経たないと咲かないため、園内でも開花が見られる日がくるとは驚きです。 写真を撮り損ねていましたが、幅広の葉には網状脈があり、ユリどころか単子葉植物とは思えない姿をしています。 花を咲かせている写真の株の周囲には、葉も何枚か顔を出しており、この場所でが群落が見られたら嬉しいなぁ・・ 付近の林縁で観察できた昆虫の写真も載せておきます。マユタテアカネ、コチャバネセセリ、ヤマトタマムシです。 今年は昨年に続き、タマムシがとても多いですね。タマムシはタマムシでも、小さなタマムシばかり追いかけていた..
6 days ago


2年ぶりのゴイシシジミ
7月23日、長池公園の緑地作業班が雑木林トレイルの園路沿いを綺麗に刈ってくれていたので、刈り残す植物などを 伝えるべく作業現場へ。樹林内とはいえ、この暑さで刈払機を振り続けるのは過酷なこと。本当にお疲れさまです。 炭焼き小屋の辺りまで降りてきた辺りで、作業リーダーを務めていた公園スタッフがゴイシシジミを見つけました。 今季初、個人的には2年ぶりの出会いでした。詳しい生態などはこちらをどうぞ。ゴイシシジミ / 続・ゴイシシジミ 小さなシジミチョウですが、止まっている姿をじっくり見てみると、白と黒のゴマフ柄がとても可愛らしいですね。 ササの茂った雑木林に依存して暮らす珍しい種類なので、細々と生き延びていることが確認できてほっとしました。 すぐ近くにはゴールデンウィーク頃から発生しているゼフィルスの一種、ミズイロオナガシジミの姿もありました。 翅が擦れて傷んでおり、色も茶色っぽくて、発生当初とはまるで別人のようです。そろそろ見納めの時期でしょう。 話は変わりますが、長池公園自然館では夏休み応援企画として「生きもの観察シート」を配布しています。協力して.
Jul 29


結実するオオカモメヅル
7月22日、蒸し暑くて蚊の多いシーズン、雑木林トレイルを歩くのは躊躇してしまうかもしれませんが、見どころも あります。昨年、園内ではとても久しぶりに花を咲かせたオオカモメヅルが、ベンチ付近で今年も開花しています。 そして驚くことに、花の咲き終わった花序にはいくつもの果実(袋果)が実っていました。キョウチクトウ科の植物は 一般に結実率があまり高くため、このような光景が見られるのは稀なことです。コイケマやスズサイコなどと同様に 花の小ささからは想像できないほど、大きくて細長い果実はなかなか衝撃的ですね!対になったペアが水平に開き、だんだん一直線になっていく姿もユニークです。刈らないように気を付けつつ、実が弾ける様子も観察しましょう。 木漏れ日が差すような環境では、林縁を好むオトギリソウ、ヤマニガナ、アキノタムラソウなどが咲いていました。 いつも思うのは、6月頃から咲いているのになぜ“アキノ”タムラソウなのかという疑問です。確かに秋くらいまで 咲いているのですが、秋を代表する花とは言い難いところ。しかしながらその答えは思いのほか単純で、近い仲間に...
Jul 29


虫を使う花、葉を使う虫
7月21日、この日は提出書類の作成に没頭していました。夕方、少しでも自然を感じたくなって自然館周りを一周。 会議室の外壁に沿って仕立ててあるウマノスズクサの花がいつの間にかたくさん咲いていました。金管楽器のような 不思議な形をした花は、他の株から花粉をくっつけてきたハエが中に入ると、その形状と内部の毛に阻まれてしまい 簡単には出られず受粉に貢献する、という巧妙な仕組みになっているそうです。さて、その花に気を取られていたら 周囲の葉っぱにジャコウアゲハの幼虫が何匹も取り付いているのを見逃すところでした!どれだけ食べれば気が済む のかというほど、葉っぱという葉っぱがかじられています。この葉っぱ、じつは、アリストロキア酸という毒成分を 含んでいるので、他の生きものは口にしません。ジャコウアゲハはこの毒成分を自らの体内に取り込み、外敵からの 防御に利用するというトリッキーな生態を持っています。「どんどん食べて強くなるぞ~!」と聴こえてきたような。 ウッドデッキを挟んだ向かいの木々ではニイニイゼミが騒がしく鳴いています。何気なくカメラを向けるとサクラの..
Jul 28


スミナガシとカタツムリトビケラ
7月20日、連休最終日、普段なら賑わう長池公園も、暑さのためか来園者は少なかったようです。まちなか避暑地に 指定されている自然館では、恒例の鉄道展(鉄道模型や写真などの展示会)が8/2まで開催されるなど、涼しい館内で 過ごしながら楽しめる展示や催しを企画しております。猛暑の夏休み、自然館でゆっくりされてはいかがでしょう? さて、先日17日の出来事。里山サポーターと作業を行っていた公園スタッフのFさんが、園内でスミナガシの成虫を 撮影してきてくれました。ながいけの道と中央園路が合流する辺りの地上で吸水していたそうです。スミナガシは、 長池公園ではこれまでに1年に一度くらいの頻度で目撃されてきましたが、出会う機会の少ないチョウの一つ。里山で 人気の三大美麗種(独断と偏見による)は、オオムラサキ、アサギマダラ、そして、スミナガシではないでしょうか。 その美しさはもちろんですが、どれも名前のセンスがいいですよね。スミナガシの名はは読んで字のごとく、墨汁を 水面に垂らしてできた模様を彷彿とさせる色合いに由来しています。この出会いに暑さも和らいだことでしょう
Jul 27


続・写真に撮ってから気付くこと
7月19日、ずいぶん前に、何気なく撮った写真を見返していて、あとから写り込んでいることに気付いてハッとした エピソードについて書いたことがあります。写真に撮ってから気付くこと 久しぶりにそんな出来事がありました。 この日は所用で山梨まで日帰りで出かけていたのですが、河川敷で花盛りのガガイモを見つけたので記念にパチリ。 近所でも馴染み深い植物ということでろくに観察もせず、写真だけ撮っておいた・・という何ともお粗末な話です。 目の良い方は気付いたかもしれません。あとで画像を見て見たら、中央やや左の葉と葉の間に、立派な果実が写って いるではありませんか!ガガイモは花はよく見る一方で、果実はそう簡単には見つからないのです。結実率の低さに くわえて、実を結ぶ前に他の草と一緒に刈られてしまうこともしばしば。できたてほやほやの青い果実があったら、 じっくり観察して、中に種子が整然と並んでいる様子なども見てみたいと思っていただけに、気付かずに素通りして しまったことを悔やんだのでした。当然、写真もこのワンカットのみ。後悔先に立たずとはまさにこのことですね!...
Jul 26


オナガサナエと夏の行事
7月18日、堀之内寺沢里山公園で行われた、「まちづくり里山楽友会」が主催する流しそうめんに参加してきました。 当日の朝に伐り出したという立派なモウソウチクを流れる水の音が心地よく、いつまでも聴いていたくなりました。 管理棟のそばの植え込みにトンボの姿を見つけました。お尻をピンッと上に向けてオベリスク姿勢を保っています。 ひょいと捕まえてみると、予想通り、オナガサナエの雌でした。この時期、目立つ所に止まっているサナエトンボは たいていが、後脚が極端に長いコオニヤンマか本種のどちらかです。盛夏になってから出現するサナエトンボもまだ ほかにいるので、姿池のミヤマサナエやせせらぎ緑道のオジロサナエなどもチャレンジしていきたいところですね。 栽培種ですが、セイヨウニンジンボクの花が見事でした。爽やかな紫色と葉のグリーンがとてもマッチしています。 この花にはハチやアブ、ハナムグリの仲間などがひっきりなしに訪れていて、ずいぶんと賑わいを見せていました。 流しそうめんと虫さがしを楽しんだあとは、夕涼みがてら松木町会の夏祭りに出かけてみました。小さな広場には、..
Jul 26


せいがの森こども園プログラムと由木東小学校出張授業
7月17日、長池公園では、せいがの森こども園のデイキャンプの一環として、自然体験プログラムが行われました。 自然館中庭で「イラストと同じものを見つけよう!」を実施したあとは、事前に確保しておいた昆虫たちをじっくり 観察。後半は、ながいけの道まで足を伸ばし、観察した昆虫をみんなでリリースしてお別れするという内容でした。 あいにく私は、後述する別の出張授業で朝から出てしまっていたので別のスタッフが担当してくれました。観察した 昆虫ととても仲良くなり、離れがたくなってしまった園児もいたようです。一つの命と心を通わせることができたと いうだけでも、かけがえのない経験になったことは間違いありませんし、生きものと向き合うペースはひとりひとり 違って当たり前です。そんな事情があって、ちょっと延長で居残ってくれていたのがこちらのウバタマムシでした。 園児たちの代わりに、プログラムへ参加できなかった私の手でリリースさせてもらうことに。せっかくの機会なので キンミズヒキの葉の上で記念に一枚。つぶらな瞳もさることながら、いぶし銀のような光沢が魅力的な甲虫ですね!...
Jul 25


コゴメギク
7月16日、雑草に関する嬉しい情報提供があり、用事のついでに見てきました。身近な雑草の一つ、ハキダメギクと そっくりな見た目をしたコゴメギクという植物です。世界的にはハキダメギクより広域に分布するといわれており、 日本に帰化した年代も古いため、どこにあってもおかしくなさそうなものですが、なぜか生育情報が極端に少なく、 滅多にお目にかかれません。2022年の6月、トイレを借りるために駆け込んだコンビニの駐車場で偶然出会うことが でき、それから何度か観察に通ったのですが、翌年には除草シートと除草剤のダブルパンチにより衰退、さらにその 次の年には1個体も見つけることができなくなってしまいました。外来種とはいえ、珍しい植物なので非常に残念に 思っていたところ、自生地から近いエリアにお住まいのKさんが、別の場所、それも3地点で再発見されたのです。 こちらが再発見されたコゴメギクです。一見すると、おなじみのハキダメギクにそっくりで見逃してしまいそう・・ しかしながら、実物を見れば白い舌状花が著しく小さいことや、全体の毛の生え方や量、茎の伸ばし方、葉の鋸歯の.
Jul 23


今年もウラギンシジミの幼虫みっけ
7月15日、講師の仕事で黒川方面の谷戸を巡ってきました。強い日差しにくわえて足を痛めており、満身創痍の中、 なんとか実施できました。スタートしてまずは大國魂神社とゆかりの深い汁守神社にお参り。各種巨木や保護された タマノカンアオイやヤマユリを観察しました。そこから先は炎天下の田園地帯を歩きます。ミソハギやノカンゾウ、 ハッカといった夏の草花が花盛りだったほか、水辺ではナツアカネやヒガシニホンアマガエルの姿も見かけました。 お昼は明大黒川農場へお邪魔して、休憩も兼ねて自然生態園の見学をさせていただきました。敷地内には、ホタルの 飛ぶ沢があり、スズサイコが自生していて驚きました。林縁にクズの花が早くも咲き始めており、グレープの香りを 確かめるために花を手繰り寄せたら、幸運にも花の間に今シーズン初めてのウラギンシジミの幼虫を見つけました! もはや、この子を見つけないと夏を迎えられないくらい、毎年のように探してしまうのですが、どこに隠れているか わかりますか?今にも咲きそうな蕾の間からお尻を出しています。その先にはツノのような1対の突起が見えますね。..
Jul 22


セミ時雨とポンポンアザミ
7月14日、うだるような蒸し暑さが続くこの頃。この日は、やっとクマゼミとアブラゼミの初鳴きを確認しました。 今シーズンの初鳴き日は、ニイニイゼミ(6/29)、ヒメハルゼミ(6/30)、ヒグラシ(7/1)、ミンミンゼミ(7/13)、 そして、クマゼミ(7/14)、アブラゼミ(7/14)という結果になりました。残るは、ツクツクボウシのみとなります。 昼休みに、多摩市内で生育情報のあった外来植物を2つ見てきました。一つ目はこちらのポンポンアザミです。以前、 八王子市内のバイパス沿いで見つけたときのことを記事にした記憶がありますが、この場所では群生していました。 “ポンポン”とはよく言ったもので、横から見た花は、チアリーダーが持っているポンポンと確かにそっくりです! 観察していると、ポンポンアザミが群生する空き地に隣接するお宅の庭から、ナミアゲハが花へと舞い降りました。 アゲハチョウの仲間はアザミの花を好む印象がありますが、ポンポンアザミはアザミよりもヒヨドリバナなどに近い 仲間のようです。ナミアゲハが戻っていった先にはサンショウの木が植えられていました
Jul 21


長池公園にもカセンソウ
7月13日、姿池周辺で草原性植物の調査研究を行っている、桜美林大学のO先生から、カセンソウが咲いていたとの 嬉しい知らせが舞い込み、早速見に行ってみました。見附橋下流右岸側のほとりから見える草むらの中から、確かに 珍しいカセンソウの黄色い花が顔を覗かせていました。以前は無かったはず。最近、新たに発芽したものでしょう。 長池公園では初記録(厳密には公園敷地外)、別所地区ではこれが4ヶ所目の自生地発見となります。草に紛れやすく、 特に花が咲いていないとセイタカアワダチソウなどにそっくりなので、実際にはもっと各地で発生している可能性が あります。じつは、一時期はこの辺りではほぼ絶滅状態となっていたカセンソウが、2010年代の後半くらいから、 あちこちで見つかるようになり、その経緯について、一昨年の記事で取り上げています。カセンソウのアーバニズム この記事を書いたあとにも、鑓水や絹ヶ丘周辺の草地でカセンソウの群落が見つかっており、今もなお現在進行形で 勢力を盛り返しつつあるようです。このまま産地が増えてくれたら嬉しいことこの上ないのですが、どうでしょう?
Jul 21


アシナガオニゾウムシとジュニボラ×パーキッズコラボ
7月12日、長池公園のパークキッズレンジャーの定例活動に、高尾の森自然学校のジュニアボランティアの皆さんが 遊びに来てくれました!自己紹介と芝生広場でのアイスブレイクを楽しんだあとは、いざ、昆虫大調査へ出発です。 総勢40名以上の生きもの好きキッズ&保護者が、まるで水を得た魚のように、虫を探してウロウロ、キョロキョロ。 身近な種類のほかに、ナガサキアゲハ、クビアカトラカミキリ、ヒョウタンゴミムシ、ノコギリクワガタといった、 ちょっと嬉しい出会いも。短い活動時間の中、合計で64種類(64=むし!)もの昆虫を記録することができました。 子どもたちが見つけてくれた昆虫の中で、私が印象的だったのは写真のアシナガオニゾウムシです。枯れたエノキに 集まる習性があり、エノキの伐採木が積んであるようなところではよく見かけるのですが、今回の発見場所はなんと トンボ池の裏手の園路沿いにある、一見すると元気そうなエノキの立ち木です。幹に十数匹が張り付いていました。 調べてみると、やはり主に枯れたエノキを利用するとのことで、アシナガオニゾウムシが現れるようになると、その
Jul 21


サトジガバチの石運び
7月11日、別のことをしていたのに、面白いシーンに出会ってたちまち自然観察会がスタートすることがあります。 この日、近隣の公園の砂場で遊んでいると、細長くて黒い影が地上すれすれのところを飛び回っているのを子どもが 見つけました。その正体は、身近な狩りバチの一種、サトジガバチです。スズメバチのような迫力はありませんが、 パッと見でハチとわかる外見なので、周囲の子どもたちは少し怖がっていました。そこで、私たちには立ち向かって こない穏やかなハチであることを説明し、その行動をじっくり観察してみることにしました。すぐに巣穴があるのに 気が付いて、出入りする様子を見て「可愛い!」という声も上がりました。しばらくすると、手頃なサイズの小石を 運び始めました。この仲間のハチは、巣穴に麻痺させた蛾の幼虫を運び込んでそこに産卵し、生まれた幼虫がそれを 生きたまま味わいながら成長する、そんな生態が知られています。ですが、このとき運んでいたのは芋虫ではなく、 小石ばっかりでした。私もあまり詳しく知らなかったので、「この石、どうするんだろうね?」とわくわくしながら、..
Jul 19
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