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夏の名残りと冬の使者

10月24日、堀之内沖ノ谷戸公園の参道沿いの草刈りを実施しました。ずっと後回しにして

しまっていた、展望台下のクチナシグサ群落も選択的草刈りを行いました。ススキは少し

塊で残して虫たちの退避場所を確保したので、生きものの拠り所になるかもしれません。

作業車両で堀之内東山はぐくみの森緑地を通りがかった際、車の目の前に小鳥が飛び出して

きました。ロープ柵に止まった姿を確認するとジョウビタキでした。この辺りでは冬鳥の

ジョウビタキですが、先週くらいから続々と渡来情報が届き、私自身も確認していました。

車を降りて証拠写真を撮っていると、今度は別の雌と雄3羽が次々に飛来し、小さな群れで

動いていることに気付きました。ジョウビタキは渡来して間もなく単独で縄張りを確保する

習性があるので、複数個体が一緒にいるのは珍しい光景です。おそらくまだ渡りの途中で、

これからさらに南下する個体群が立ち寄っていたのだと思われます。秋らしい光景でした。

地上に葉を広げているクチナシグサに注意を払いながら草を刈り進んでいる時に、ふと横の

クヌギの木に目を向けると、なんとスズメバチが数十匹、樹液に群がっていました。全く

気付かなかったので、少しヒヤッとしましたが、当の本人たちは樹液に夢中でこちらには

目もくれません。秋も深まり、ハチのことなどもう頭から離れてしまっていましたが、まだ

こんなにいる様子を目の当たりにして、改めて用心しなければという気になったのでした。


 
 
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