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インターンシップ前半戦終了
8月11日、「山の日」が国民の祝日に定められてから10年になるそうです。山の日の制定自体はもう少し前ですが、 “海の日の次は山の日か~”なんて、テレビを見ながら思ったのをよく覚えています。子どもたちにとっては夏休み 期間中の祝日はあまり恩恵が無い気もします。それでも、山にちなんだイベントや登山へ足を運んだ方も多いはず。 夏の昆虫といえば、やはりカブトムシとクワガタですが、今シーズンは個体数が多くて日中でもよく見かけますね。 近所でこんな綺麗な雄に巡り合うと大人でも胸が高鳴ります。それと同時に、遠くの山まで出かけなくても日常的に 自然の豊かさを感じられることが、いかに恵まれていることか、尊いことであるか、そんなことを実感するのです。 さて、1日遅れでの報告となってしまいましたが、先日10日はインターンシップのお二人による実習最終日でした。 午前中は厳しい暑さの中、自然館から駐車場にかけての草木の手入れとして、ヌルデの抜き取りや除草、つるとり、 外来種オオブタクサの抜き取りなどを行いました。来園者からの温かい声かけにも明るく応じつつ、和気あいあいと.
7 hours ago


続・ムシャクロツバメシジミ
8月10日、先日、長池公園で初めてムシャクロツバメシジミを確認して記事に書きました。ムシャクロツバメシジミ その後は7日にも、翅の擦れ具合からおそらく同じ子と思われる個体が、自然館スタッフによって観察されています。 別所一丁目の住宅街にも、食草であるセダムの仲間が植えられたり、野生化したりしていることを思い出して、発生 状況を確認するためにふらっと散策してみました。すると、道ばたの花壇へ飛んできた個体をすぐに見つけました。 先日、長池公園で観察した個体は翅が擦り切れていましたが、この子は翅が傷んでおらず、本種の特徴がはっきりと 確認できます。ツバメシジミよりも大きな斑点柄、控えめな尾状突起、うっすらと見えるオレンジの斑紋などです。 ペラペラヨメナの花で元気に吸蜜しているこの子は、いったいどこで育ったのだろう・・周囲を探索してみました。 ・・ありました!庭先や路傍で複数のセダムの仲間(マンネングサ類)を確認することができました。長池公園内では 在来のコモチマンネングサしか見られませんが、この住宅街では外来系統のメキシコマンネングサ(1枚目)をはじめ
9 hours ago


トゲヂシャとハゼラン
8月9日、最近のこと、植物写真家の知人から「炎天下の国道までトゲヂシャの花を撮りに行ったら一つも花が開いて いなくて閉口したよ!」と報告がありました。もちろん他に成果があってタダでは帰らなかったようですが、確かに トゲヂシャ自体は各地の道路沿いのアスファルトなどで見かけるにもかかわらず、その花が開いているのを見たのは 私も数えるほどしかありません。ちなみにトゲヂシャはキク科の外来雑草で、野菜のレタスに近縁の大型植物です。 名前の通り、各所にトゲがあり、葉が平面的ではなく立体的に付く(表が上で裏が下ではなく表も裏も真横を向く)と いう非常に特徴的な見た目をしています。近年は由木街道、野猿街道、16号バイパス、多摩ニュータウン通りなどの 幹線道路に沿って急速に分布を広げており、中央分離帯や路側帯など他の植物が生えづらい隙間に群生しています。 さて、先日4日の午前中にコンビニの前で見つけたトゲヂシャが開花していました。まともに咲いている花を見たのは 久しぶりです。開花はかなり疎らで、まだ蕾の頭花や、すでに果実ができているものが同じ株に混在していました。
1 day ago


お盆前のキツネノカミソリ
8月8日、令和8年と合わせると8が3つ揃った縁起の良い日なのだそうです。名前に8の入った「八王子」でも色々と 盛り上がっていた様子。市内の神社では八が8つ入った特別な御朱印が頒布され、SNSで話題に上がっていました。 「令和八年八月八日 八王子市制一〇八年 祝八王子まつり 八幡八雲神社」・・確かに8つ。これは特別感があります! ところで、長池公園のカタクリ観察路では、お盆前に咲く花、キツネノカミソリが見事な群落を作って開花中です。 時折、木漏れ日が差すような薄暗い樹林下の陰湿地を好む、ヒガンバナの仲間です。この時期の林床に光が届く量は わずかですので、葉は早春だけ地上に広げて、頭上の木々に葉が展開する前までに光合成を終える習性があります。 生成した養分は地中の球根に蓄えておき、8月初旬に再び、今度は花を咲かせる花茎のみが地上へと姿を現すのです。 “カミソリ”は葉の見た目に由来しますが、“キツネ”については諸説あり、そのうちの一つが花の時期に葉が見え ないことが不思議であり、キツネに化かされたようだというもの。「狐七化け、狸八化け」という諺がありま
3 days ago


変身するニコゲヌカキビ
8月7日、多摩モノレール沿線の傘平緑地(飛び地)で草刈りと刈り込みを実施しました。来週は緑地管理作業がお盆で お休みなので、この日が最終作業日でした。あまりの蒸し暑さに閉口しつつ、休憩時間は雑草に癒されてきました。 こちらは、傘平緑地の外周や大塚公園周辺に群生しているニコゲヌカキビという外来雑草です。北米原産で砂防用に 植栽されたものが各地で野生化していますが、ほとんど気付かれていません。名前は“ヌカキビ”なのに、ヌカキビ よりもむしろチゴザサに似たような外観をしています。湿生裸地に生え、全体に毛が見られる点が一番の特徴です。 ニコゲヌカキビは初夏、茎頂に繊細な花序枝を出します。それらの花が枯れて脱落したあとの盛夏から秋にかけて、 次は葉の脇から小さな花序枝を複数、出穂します。その姿は初夏の頃と別人のように異なり、いわば変身の術です! 以前に撮影した5月のニコゲヌカキビの様子です。茎のてっぺんに立派な花序を持ち、ずいぶん印象が異なりますね。 ニコゲヌカキビのように、同じ株がしばらく生き続け、初夏と夏とで変身を遂げる植物はそれほど多くありません。.
4 days ago


ナンバンギセルとマヤラン
8月6日、インターンシップ受け入れ2日目は先日の実習生にくわえて、東京薬科大学の学生さんが一名新たに参戦。 すぐに打ち解けて下さり、この日も外周緑地の草刈りや展示会の会場設営など、多様なメニューに取り組みました。 インターンシップ活動の様子は後半で報告することにして、最近、質問の問い合わせが多い花を二つご紹介します。 1つめはナンバンギセルです。姿池周りの斜面草地にもさっと茂っているススキの根元を見ていくと、ニョキニョキと 顔を出して花を咲かせています。ススキなどに寄生する寄生植物で、パイプ煙草の形をした不思議な花が人気です。 せっかく姿池まで足を運んだら、ぜひ注目したいのがギンヤンマです。今時期、姿池の水面近くを何匹も飛び回って いて、写真のように雌雄が連結したまま飛んでいる光景もよく見かけます。最近は珍しいハネビロトンボをはじめ、 チョウトンボやサナエ類、さらに園内初記録のタイワンウチワヤンマも確認され、トンボラッシュのスポットです。 もう1つ、よく尋ねられるのが菌従属栄養植物のマヤランです。長池公園では、複数箇所によく出現する場所があり、.
5 days ago


インターンシップでサインクリーニング
8月5日、この日より東京環境工科専門学校から1名の実習生が来園し、インターンシップ月間がスタートしました。 夏休み期間を利用して、様々な大学や専門学校の学生さんたちが公園管理の現場を体験します。学びの場としてだけ でなく、インターンの学生さんたちは、公園づくりの重要な担い手として捉えており、スタッフ側も熱が入ります。 初日は館内展示や園内サインの清掃、草名札の設置を行いました。生きものへの興味関心の高い学生さんだったので 道中は色々見ながら話が弾みます。田んぼの辺りで、「このクワにはよくキボシカミキリがいるんだよ~」なんて話を していたら、彼が足もと近くの幹に何かを見つけた様子。おっ!トラフカミキリではないですか。先日も別の場所で 見たばかりですが、個体数の少ない珍しいカミキリムシです。前回と違って触角も欠損していません。しかし近くで よく見るとオレンジ色のダニが数ヶ所付着していました。カミキリムシあるあるな現象ですが、柄ではありません。 ヒメホシカメムシ、アシグロツユムシ、ギンヤンマ(羽化不全?)、ハクセキレイ・・と、その後も色々と観察しながら
5 days ago


夏山に涼を求めて
8月4日、先月、自然館に「長池公園にレンゲショウマは咲いていますか?」という問い合わせがあって驚きました。 レンゲショウマといえば低地や丘陵地にはまず自生しない山地性の植物です。唯一無二の存在感がある美しい花で、 植物好きから絶大な人気があります。近隣では御岳山の群生地がもっとも有名です。ちょうど今月の講座で御岳山を 訪れることになっており、その下見を兼ねて、レンゲショウマをはじめとする山の植物の開花状況を見てきました。 林道のすぐそばで聞き慣れない声がしたのでじっと目を凝らすと、オオルリの雌が止まっていました。長池公園では 渡りの途中に立ち寄っていく子をたまに目にするくらいですが、ここでは多数が繁殖しています。時期的にはすでに 繁殖を終え、秋の渡りに向けてひっそりと生活している頃でしょう。よく見るとミズキの果実を咥えたまま地鳴きを 繰り返しています。口に咥えた実を呑み込むこともせず、よほどの緊張が走っていたのでしょうか。ヘビや猛禽類が 接近していたのかもしれません。左を向いたときと右を向いたときとで実の色が変わって見えるのは、ミズキの実が...
6 days ago


ムシャクロツバメシジミ
8月3日、雨天で事務仕事などに励んでいましたが、夕方、自然館の前で長池公園初記録となる昆虫を見つけました。 2013年に愛知県で国内初確認された中国・台湾原産の外来種、ムシャクロツバメシジミという小さなチョウです。 近年は東京や埼玉でもちらほら発生が確認されるようになっており、今年もすでに片倉城跡公園や松木日向緑地での 目撃情報があったことから、小さなチョウを見かける度に気にかけていたところ、長池公園での発見に至りました。 セダム(マンネングサの仲間)を食草にしているため、街なかや河川敷での発生例が多いようです。自然館のそばには コモチマンネングサが生えているので、ムシャクロツバメシジミの幼虫はこの葉を食べて育ったのかもしれません。 よく似た在来種のツバメシジミ(左)とヤマトシジミ(右)です。これらとの区別点は、①後翅に短い尾状突起がある、 ②尾状突起の近くにはうっすらとオレンジ色の斑紋がある、③ツバメシジミよりも黒い斑点模様が大きくて目立つ、 ④翅表はこげ茶~黒褐色、といった感じです。翅が傷んでいたからかもしれませんが、ヤマトシジミほどの俊敏さ
6 days ago


ハネビロトンボとトラフカミキリ
8月2日、パークキッズレンジャーの定例活動を実施しました。この日は夏休み企画として、公園スタッフFさんから 旅行先の石垣島で撮った生きものの上映会が行われました。私は南の島へ行ったことが無いので、当然、見たことが 無い生きものばかり・・子どもたちと一緒に“うぉーっ”と感嘆の声を上げていました。カタツムリとタニシの違い などためになるクイズや、最後は写真カードのプレゼント付き。楽しい報告会になりました。後半は猛暑の屋外へ! センサーカメラの回収をしつつ、いつも通り、園内の生きもの観察タイムに・・とその前に、珍客とのご対面です。 1週間ほど前から、姿池で複数個体が確認されている南方系のトンボ、ハネビロトンボ。中学生の調査グループが採集 した直後の個体をみんなに見せてくれました。2020年に来園者によって姿池で撮影されたのが園内で唯一の確実な 記録ですので、6年ぶりの出現になります。近年は、関東への迷行記録も少しずつ増えている印象があり、私も昨年、 講座で小金井市の玉川上水を訪れた際に偶然発見しました。今後の動向が注目されるトンボですね。ハネビロトンボ
6 days ago


アカコブコブゾウムシ
8月1日、気付けば8月ですね。梅雨らしい梅雨のあとは夏らしい夏といった感じで、セミたちもすこぶる元気です。 先週、町田市内の緑地で個人的に好みのゾウムシを見つけました。その名も「アカコブコブゾウムシ」といいます。 コブコブ?コジコジ?・・この誤入力ではないかとすら思わせる、不思議な名前が正式な和名なのです。赤いコブの あるコブゾウムシの一種ということでこうなったそう。コブが1回のシロコブゾウムシもいるので、あぁややこしや。 名前もさることながら、この出で立ち!昆虫なのに草食の哺乳類を連想させるような愛くるしさをお持ちですよね。 見た目通り、葉っぱの上に止まってあまり動かず、ツンツンするとやっとヨタヨタと歩き始めるところも最高です。 話は全く変わりますが、スタッフブログの裏話(?)を一つ。ブログでは、毎回の記事に写真をたくさん掲載しており、 写真ごとのキャプションが無い代わりに、できる限り、文章中で種名や解説コメントを書くように心がけています。 しかしながら、記事の最後に、解説もコメントも無くポンと写真だけが貼ってあることが往々にしてありますよね。
Aug 7


カワラナデシコ花盛り
7月31日、鹿島公園の草刈りを行いました。お盆は緑地作業も休止期間となるため、今はどこも草刈りが佳境です。 芝刈機で広場を刈り終えたあと、刈払機で植栽地の仕上げに取り掛かっていると、目の前のムラサキツメクサの花に 外来種のタイワンタケクマバチが訪花していました。近くに竹林は思い当たりませんが、由木地区でもすでに広範で 発生・定着しているのかもしれません。カメラを持っていなかったので、写真は撮れず。記録だけ留めておきます。 築池堤防の一角、草原性植物を移植保護しているエリアではカワラナデシコの花が見頃を迎えています。園芸店など では誰もが一度は目にしたことがあると思いますが、自生の個体は非常に少なくなっています。多摩丘陵の里山では 早々に姿を消しており、近隣では多摩川などの河川堤防草地に点在するのを目にするくらいです。知名度の高い花が 簡単に見られなくなってきているのは寂しい限りですね。長池公園ではカワラナデシコと同様に、私たちのそばから 姿を消してしまったキキョウ、オミナエシなど観賞的価値と知名度の高い在来植物も積極的に保全を進めています。...
Aug 5


ムネアカチビナカボソタマムシ
7月30日、先日紹介したハチモドキハナアブとの出会いの直後にもう一つ、嬉しい発見がありました。こちらです! アカメガシワの葉を食べることが知られているムネアカチビナカボソタマムシです。アカメガシワ自体はどこにでも ある低木なので、気にしていればいつか見つかるだろうと思っていたものの、長池公園や私の近所では出会う機会に 恵まれず、「本当に普通種なの?」と半信半疑でいた甲虫です。そういう昆虫って、だいたい諦めるか忘れた頃にふと 姿を見せてくれるから不思議なものです。町田市内のこの小さな緑地には、アカメガシワの実生がまとまって生えて おり、葉や葉柄にいるところを偶然見つけました。浅川で観察したカラカネチビナカボソタマムシと同じフォルムで エリトラの中央がくびれていますが、わずかに赤みのある銅色と深みのある青色のツートンカラーが特徴的ですね。 昨年からタマムシの仲間を真面目に観察し始めましたが、本種が38種類めの確認種となりました。東京都内で記録の あるタマムシ上科は、東京都本土部昆虫目録に記載のある79種に近年確認されるようになったサトウナガタマムシと
Aug 5


ハチモドキハナアブ
7月29日、2024年のことですが、長池公園の桑の木に突如として現れたヒサマツハチモドキハナアブという昆虫が います。ドロバチの仲間にそっくりなアブで、その不思議な容姿にすっかり魅了されたのでした。そのときに、この 仲間は国内では3種類が知られており、それぞれ見られる季節や生態が異なることを知り、それならば、ぜひとも他の ハチモドキハナアブも見てみたいと思っていました。ヒサマツハチモドキハナアブ この日、町田市内にある小さな 緑地を歩いていたときのこと。思いがけず、ハチモドキハナアブ(※頭に何も付かない)との出会いを果たしました。 萌芽更新後に成長したと思われる、根元から二又に分かれたクヌギの足もと、樹液の染み出している樹皮を動き回る こちらの昆虫がハチモドキハナアブです。まず目を奪われたのが青色に輝いている翅です。ハチではなくアブなので 翅は2枚の前翅しかありません。その2枚がとにかく美しいのです。そして、後翅が無い代わりに、平均棍と呼ばれる 小さな黄色い痕跡器官がピロピロと揺れていました。さらに、ヒサマツハチモドキハナアブとの相違点である腹部
Aug 3


盛夏の癒し
7月28日、熊本地震により亡くなられた方々のご冥福を、謹んでお祈り申し上げるとともに、被災された皆さまには 心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧・復興および平穏な日常が取り戻せますようお祈りを申し上げます。 長池公園では、クズ、キキョウ、カワラナデシコ、ヤマハギといった秋の七草が咲き始めていますが、それ以外にも 静かに見頃を迎えている美しい野草があります。外を歩くのも辛い暑さの中、彼らの存在はとっておきの癒しです。 自然館前でメハジキの後を追うように咲き始めた背高のっぽのシソ科植物は、南高尾産の保護植物、キセワタです。 以前にも取り上げたことがあるとおり、かつては長池周辺にも自生していた記録が残されている希少な植物の一つ。 現在は生育に適した草地環境が激減し、山地の自然草原や林縁でわずかに見られるだけの希少な存在となりました。一見すると花の付き方などはメハジキによく似ていますが、葉が切れ込まない点で簡単に見分けることができます。 つくいけの道などに点々と咲いているフジバカマに似た野草は、キク科のオオヒヨドリバナ。里山では、比較的よく...
Aug 3


キバラヘリカメムシとコオニヤンマ
7月27日、しばらく取り掛かっていた書類仕事などがひと段落し、巡回清掃で堀之内方面の公園を廻ってきました。 移動中に見かけたこちらの植物、ニシキギ科のツルウメモドキの若い実です。この時期のツルウメモドキに気が付く 人はほとんどいないと思いますが、生きものたちはちゃんとその存在に気付いています。葉の上にやってきたのは、 キバラヘリカメムシです。マユミ、ニシキギ、そしてこのツルウメモドキなどの汁が大好きな昆虫で、夏もこうして ニシキギ類に集まっています。なお、本種はカメムシのくせに青リンゴのような良い匂いがすることでも有名です。 堀之内番場公園前の大栗川の飛び石には、付近に縄張りを張っているコオニヤンマの雄がいました。コオニヤンマは サナエトンボの仲間では日本最大で、世界的にも最大級の種類です。日本産では最大サイズのトンボ、オニヤンマと 比べてしまえば確かに小さいのですが、そもそも別の科であるサナエトンボの仲間なので、むしろ“オオサナエ”と でも呼ぶほうが適切なのではないかと思ってしまいます。どうも名前のせいで小物感があるというか脇役的な扱いに...
Aug 3


ススキのあの子(投稿1300日目)
7月26日、この投稿で1300日目を迎えます。期間にして3年半と少し。この間、自然環境にも変化がありました。 ナラ枯れの蔓延と衰退、チュウゴクアミガサハゴロモやクズクビボソハムシをはじめとする外来種の爆発的な増加、 カセンソウなど一部の草原性植物の復活劇・・他にも挙げればきりがありません。そうした私たちを取り巻く自然の 変化に気が付くこと、変化を捉える眼差しはとても大事だと考えています。興味のあるなしにかかわらず暮らしにも きっと関わってくるはずです。変化を感じ、未来を想像するために不可欠となる“記録”を今後も続けていきます。 さて、先日24日に体験ゾーンのススキで“あの子”を見つけました。面白顔で名を馳せたアカハネナガウンカです。 遠目はアブラムシに似ていますが、グライダーのような細長い透明の翅を持つハネナガウンカの一種でススキなどの イネ科植物の汁を摂取して暮らしている昆虫です。長池公園では以前と比べて数が減ったような気がしますが、まだ ちゃんと生息しているのが確認できてほっとしました。カマキリと同じ、偽瞳孔(黒目)を持っていて、それがまるで
Aug 1


浅川のアイヌテントウ
7月25日、知人から浅川で撮ったというテントウムシの写真を見せてもらいました。何という種類かわからないとの ことでしたが、一目見て、まだ見たことがないアイヌテントウだとわかりました。ナナホシテントウによく似ていて より小さく、黒い斑点が7個ではなく11個あるのが特徴。河川の草地などに局所分布する珍しいテントウムシです。 東京都では準絶滅危惧種に指定されており、多摩川に分布することは知っていましたが、浅川でも見られるのならと 発見場所を地図で送ってもらい、休みの日の空き時間に行ってみました。草木も疎らな中州の丸石河原を歩き回り、 炎天下で汗だくになって諦めかけていたとき、足もとの菜っ葉を動き回るアイヌテントウをようやく発見しました。 見つけたのはわずか2個体ですが、初めて見るその姿に感動です。写真で見ると、見慣れたナナホシテントウの斑紋が 違うだけという印象ですが、実物は想像していた以上に小さく、やはり本物を見ないとわからないことがあります。 とにかく動き続けて止まらないので、あまり良い写真は撮れませんでした。その代わり、目に焼き付けてきました。.
Aug 1


ど根性ウバユリ
7月24日、水車小屋裏手の木製侵入防止柵が倒れたままになっていますが、隙間からニョキっと顔を出したのは・・ ウバユリでした。薄暗く湿った林床などに生えるユリの一種ですが、園内で生育が確認されたのは最近のことです。 ここ数年、多摩丘陵では、もともと生えていなかった場所で、新たにウバユリの発生が見られるようになるケースが 増えています。生育に適した環境が増えたのか、あるいは、気候変動の影響なのか、その理由はよくわかりません。 花はカタクリと同じで、発芽から7年以上経たないと咲かないため、園内でも開花が見られる日がくるとは驚きです。 写真を撮り損ねていましたが、幅広の葉には網状脈があり、ユリどころか単子葉植物とは思えない姿をしています。 花を咲かせている写真の株の周囲には、葉も何枚か顔を出しており、この場所でが群落が見られたら嬉しいなぁ・・ 付近の林縁で観察できた昆虫の写真も載せておきます。マユタテアカネ、コチャバネセセリ、ヤマトタマムシです。 今年は昨年に続き、タマムシがとても多いですね。タマムシはタマムシでも、小さなタマムシばかり追いかけていた..
Jul 30


2年ぶりのゴイシシジミ
7月23日、長池公園の緑地作業班が雑木林トレイルの園路沿いを綺麗に刈ってくれていたので、刈り残す植物などを 伝えるべく作業現場へ。樹林内とはいえ、この暑さで刈払機を振り続けるのは過酷なこと。本当にお疲れさまです。 炭焼き小屋の辺りまで降りてきた辺りで、作業リーダーを務めていた公園スタッフがゴイシシジミを見つけました。 今季初、個人的には2年ぶりの出会いでした。詳しい生態などはこちらをどうぞ。ゴイシシジミ / 続・ゴイシシジミ 小さなシジミチョウですが、止まっている姿をじっくり見てみると、白と黒のゴマフ柄がとても可愛らしいですね。 ササの茂った雑木林に依存して暮らす珍しい種類なので、細々と生き延びていることが確認できてほっとしました。 すぐ近くにはゴールデンウィーク頃から発生しているゼフィルスの一種、ミズイロオナガシジミの姿もありました。 翅が擦れて傷んでおり、色も茶色っぽくて、発生当初とはまるで別人のようです。そろそろ見納めの時期でしょう。 話は変わりますが、長池公園自然館では夏休み応援企画として「生きもの観察シート」を配布しています。協力して.
Jul 29
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