アセビのレストラン
- 2 days ago
- 2 min read
3月19日、午前中はイベントの下見で尾根緑道を歩きました。日が出てぽかぽかしてくると、蝶が舞い始めました。
先日、アセビの花に訪花するビロードツリアブを紹介しましたが、尾根緑道のアセビには蝶たちが訪れていました。
最初に現れたのはアカタテハです。以前はそれほど珍しくはなかったのですが、近年は出会う機会が減っています。
環境省と日本自然保護協会が行ってきた市民調査、モニタリングサイト1000里地調査の中間取りまとめによれば、
全国に分布する普通種87種のうち、34種が絶滅危惧相当の減り方をしていたそうです。アカタテハもその一つで、
減少率は7.4%と高い数値になっています。食草のカラムシや生息に適した草地の減少が影響しているのでしょうか。
もう一種、アカタテハよりも小型のタテハチョウが来ていました。キタテハです。こちらは越冬成虫も時々見かける
身近な存在です。とはいえアセビの花に飛来しているのは初めて見ます。早春の重要な蜜源になっているのですね。
もっとも個体数が多かったのはこちらのテングチョウです。チョウは全体的に減少傾向にある中で、テングチョウは
見かける機会がむしろ増えているように思います。ミヤマセセリやコツバメと並び春を代表するチョウの一種です。
同行のレンジャーも驚いたのは1頭のナミアゲハ。ずいぶん早くから飛び始めているのですね!しかも、体のサイズが
非常に小さい個体です。翅も少し傷んでいます。ヒラヒラと飛んできた時にはギフチョウかと思ってしまいました。
アセビがこれほど多様なチョウの蜜源になっていたのに驚くと同時に、バタフライガーデンの素材としての可能性も
十分にあると感じました。ただしアセビ的には、花粉をたくさん運ぶハチやアブのほうが歓迎かもしれませんが笑。





















