春の情景その1
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3月25日、所用で下柚木方面へ出かけたついでに、希少植物の現状確認を兼ねて周辺の里山を一回りしてきました。
大栗川より南側は造成が進み、ほとんどが宅地化されています。点在する緑地帯も学校林などの一部を除いて大半が
公有地(都市公園や都市緑地)として行政の管理下にあります。その一方で、大栗川や野猿街道よりも北側のエリアは
民有の農地や緑地が現在も残っており、地元の方が農作業を営む姿や昔ながらの里山景観に触れることができます。
谷戸奥の針葉樹林へ足を踏み入れると、薄暗い林床にポツポツとナガバノスミレサイシンが花を咲かせていました。
長池公園でも、カタクリ群落の周りに自生している樹林性のスミレです。この場所では、花と葉をいくつも展開した
立派な個体が多く見られました。スミレの写真を撮る時には、種の特徴がわかるように花の正面と側面、そして葉を
うまく一つの画角に入れて撮るのがポイントとなります。そうはいっても、いざ実践しようとすると、被写体探しに
苦労することになります。ここではそんな心配は無用で、撮って下さいといわんばかりのモデルさんだらけでした。
林と農道の境目では、陽だまりにヤブレガサの新芽が続々と顔を出し始めていました。この姿はまさに“破れ傘”。
何本もの傘が落ち葉を持ち上げて出てくる光景はほんの一時のチャンスなのですが、どうも場所によって発芽時期に
バラツキがあるように感じます。早いところでは、1ヶ月くらい前にはすでに発芽して、もう傘が開ききっています。
多摩丘陵では希少な低山地性のエイザンスミレや、稀産種のギフベニシダ、エビネなどの現存を確認しつつ、林床を
進むと驚くことにフクロウが鳴いていました。小雨パラつく天気とはいえ日中にフクロウの声を聴くのは意外です。
夜な夜な多摩ニュータウンの雑木林へ狩りに訪れるフクロウたち。彼らの住処に足を踏み入れたのかもしれません。























