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マメザクラと春の里山仕事

  • 18 hours ago
  • 2 min read

3月23日、雑木林トレイル沿いの林縁で、ひっそりと自生のマメザクラが見頃を迎えています。小ぶりの花は、白や

ピンクと変化に富み、開花して間もなく葉が展開してくるために、花と葉のコントラストも楽しむことができます。

マメザクラの分布の中心は富士山、箱根、八ヶ岳などにあり、実際に現地を訪ねてみるとあちこちで目に付きます。

このように南関東周辺に限定的に分布する植物群は「フォッサマグナ要素」と呼ばれますが、火山活動に伴う隆起や

伊豆島嶼の衝突など、地殻変動の影響を受けて独自に種分化を遂げたものといわれています。多摩丘陵の雑木林に、

世界的に見てこの地域固有のフォッサマグナ要素の植物が自生していることは、もっと注目されても良いでしょう。

また、マメザクラは日本に自生するサクラの中でも、特に他の種との間で雑種を作りやすいことが知られています。

おなじみのタマノホシザクラやヤブザクラをはじめ、栽培品種でもコヒガンやオカメなどがマメザクラを片親とする

雑種として親しまれています。雑種由来のサクラには必ず元になった両親種の特徴が形質として表れるので、ここに

挙げたどの種類もマメザクラのエッセンスを受け継いでおり、早咲きで小ぶりの花を咲かせるものがほとんどです。

普段は雑木林トレイルの山越えが億劫という方も、ぜひ魅力たっぷりのマメザクラに会いに出かけてみて下さいね!

さてこの日の里山保全隊活動は、マメザクラ周囲のササ刈りを含む複数のミッションを順番に遂行していきました。

始めに取り組んだのは、築池堤防の枯れ草の刈り取りです。築池岸辺のオギと、保護区画内のススキやメガルカヤを

刈り取って搬出しました。予定よりも早く作業が終わったので、雑木林トレイルへ移動してコナラ苗木の掘り採りや

各種サインのお掃除と交換、長池のアメリカスミレサイシン抜き取り、落ち葉に埋もれたイチリンソウの救出など、

次々にメニューをこなしました。年度内に済ませておきたかった様々な里山仕事が捗って、とっても助かりました!

これから初夏にかけて、雑木林は芽吹きと開花のラッシュが続きます。季節の移ろいをもっとも感じる時期ですね。


 
 
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