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バアソブの赤ちゃんとノウサギの痕跡

  • 20 hours ago
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3月27日、パークキッズレンジャーの定例活動として、堀之内東山はぐくみの森緑地で希少種の保全を行いました。

ミッションは、夏に開花する希少植物、バアソブの自生する環境のお手入れです。今回も多摩丘陵の自然を守る会の

皆さんと一緒に、和気藹々と作業に取り組みました。自生地はしばらく放置していたこともあって、マダケの侵入が

著しかったのですが、竹とり作業が楽しかったようで、夢中で作業を進め、元通りの環境に戻すことができました。

肝心のバアソブは多数の芽生えが確認され、そのほかにもワニグチソウやアカショウマなどが顔を出していました。

バアソブの芽生えは、ツルニンジンと違って全体に白い毛がびっしり生えています。毛むくじゃらで可愛いのです。

生育環境の整備をするには、時期が遅くなってしまいましたが、芽生えを目視しながら作業できる利点もあります。

また嬉しいことに、そこらじゅうにニホンノウサギの糞や食痕があり、改めてこの場所の豊かさを感じたのでした。

タンポポの花粉を食べに来たヤブキリの赤ちゃんやナナホシテントウなど、小さな虫たちも次々に見つかりました。

活動の様子です。現地に着いた直後はマダケが茂りすぎて前すら見えなかったのに、スカッと視界が開けましたね!

本来、バアソブは草原性の植物ですから、植生遷移の進行を止めて見通しの良い空間を維持しなければなりません。

行き帰りの道すがらはもちろん植物観察。コヒガン、シラホシムグラ、シキミ、コスミレ、カントウタンポポです。

多摩ニュータウン東山は2010年代に宅地化が進んだエリア。造成時などに意図せず持ち込まれた外来種も多い中、

バアソブをはじめ、開発前に広がっていたであろう里山環境を偲ばせる在来の植物たちも健気に生き残っています。

外来種、在来種のいずれに対しても、今後の動向にしっかり目を向け、注視していくことが大切だと考えています。

おまけ。巡回清掃中に堀之内芝原公園で撮影したソメイヨシノです。どの公園もお花見にはピッタリの季節ですね!

 
 
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