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ロマンスグレー
2月20日、堀之内沖ノ谷戸公園の一角で、林床と林縁の草刈りを行いました。スイセンやフクジュソウの可愛い花を 横目に、無心で刈払機を振っていきます。ふと見上げるとジョウビタキの雄が近くまで来ていました。今シーズン、 堀之内東山エリアにはかなりの高密度でジョウビタキが越冬しています。公園の周りを一周するだけで、何個体もの ジョウビタキに出会いました。それぞれが単独で、明確な縄張りを持って過ごしているので、個体識別も容易です。 愛宕神社へ登る参道沿い、植栽された花木の多い辺りには写真の彼がいました。雄の配色の美しさがはっきりわかる ような写真をやっと撮ることができました。顔は黒ですが、頭は灰白色です。じつはこの頭の色が、ジョウビタキの 名前の由来になっているといいます。ジョウビタキの「ジョウ」は漢字で「尉」と書き、老夫や初老の男性あるいは 能楽に登場する翁のこと。ジョウビタキの雄の頭の色合いに、その渋くてダンディな白髪姿を連想したのでしょう。 もはや聞き馴染みの無い世代がほとんどだと思いますが“ロマンスグレー”という言葉がピッタリかもしれません。...
Feb 22


続・Who are you?
2月19日、午前中は秋葉台小学校を訪れ、4年生各クラスとのびのび学級で出張授業、午後から都庁で会議でした。 1年間続けてきた野鳥観察プログラムの最終回は野鳥新聞づくりです。生徒から野鳥の生態に関する質問に答えたり、 アドバイスをしたりしながら教室を廻りました。来年度も自然館の廊下にずらりと素敵な作品が並ぶことでしょう。 ところでこちらの冬芽と葉痕をご覧下さい。冬芽は芽鱗が剥がれ落ちてシンプルな姿ですが、注目すべきはその下の 葉痕です。葉痕の一つ一つは維管束痕が1個なので顔には見えません。しかしながら、葉痕が絶妙な配置になっていて ある角度から見るとこのとおり、とても面白い顔が現れるのです。誰に見えますか?ちなみに正体はリョウブです。 先日の記事でも葉痕について書きましたが、最後の葉痕は、その正体を明かしていませんでしたね。 Who are you? 冬芽を取り囲むような葉痕が特徴的なこちら、正解はヌルデです!あちこちで見られるのでぜひ探してみましょう。 温かい日が増えてきて、木々の冬芽も少しずつ動き始めそうです。休眠期の今こそ、たくさん観察してお
Feb 22


小春日和のフラサバソウ
2月18日、講師の仕事で浅川から小宮公園にかけて散策しました。気温が高く、とても穏やかな一日となりました。 陽だまりでは、イヌノフグリの仲間の外来種、フラサバソウがポツポツと開花していました。全体が毛むくじゃらで 葉の鋸歯の数が少ないことや花柄が短いこと、花期にも子葉(小判型の葉)が残っていて目立つことなどが特徴です。 よく見るオオイヌノフグリの花は直径が1cm近くありますが、フラサバソウではわずか4mm程度しかありません。 ちょうど五円玉(※穴の直径が5mm)を持っていたので、花に通してみました。結果はご覧のとおり、すっぽりです! 詳しい見分け方はぜひこちらもどうぞ。 【今日から始める自然観察】もっと仲良くなろう!イヌノフグリの仲間たち そろそろ、地元の松木公園、秋葉台公園、東中野かじざか公園などでもフラサバソウが咲き始めている頃でしょう。 道中は望遠のカメラを持った方と多くすれ違いました。噂には聞いていましたが、やはりこちらでも野鳥撮影目的の 来園者がかなり多いようです。小宮公園ではサインやメッセージを通じて野鳥撮影者へのマナー啓発が行われて
Feb 22


続・鵜の目 鷹の目 烏の目
2月17日、一昨年も前の記事なので覚えている方はいないと思いますが、ハシボソガラスの瞬膜について記事にした ことがありました。 鵜の目 鷹の目 烏の目 こちらの記事の続編で、今度は“鵜の目”に注目してみたいと思います。 最近は連日、1羽ないし2羽のカワウが、はるばる多摩川から長池公園まで遠征してきています。彼らのお気に入りは 築池の水面から顔を出した倒木です。潜水を繰り返して魚捕りに励んだあとは、決まって止まり木の上でひと休み。 間近でその表情まで観察することができます。よく見ると、カワウの眼はとても美しいエメラルドグリーンの虹彩で あることに驚きます。“ただの黒い鳥”だと思っていたら大間違いです。虹彩の色は鳥の種類によって異なりますが カワウの宝石のような色合いは珍しいと思います。メラニン色素が少ないと青っぽくなるようですが、どうしてここ まで美しい色なのか定かではありません。カワウは大人と若い個体とを虹彩の色で見分けることができます。写真は 大人です。若い個体では、虹彩がもっと灰色っぽく濁っています。ちなみに2枚目は、心霊写真ではありません
Feb 21


テイカカズラの種髪
2月16日、午後から観察会の下見で多摩市内の都市公園を歩きました。環境そのものに原因があるのか、それとも、 私の探し方が悪いのか、なぜか昆虫をはじめとする小さな生物がなかなか見つかりません。植物や野鳥はそれなりに リストアップできたのですが、“こういうポイントを見ればあれがいる”というパターンが全く通用しないのです。 これまで様々なシチュエーションで自然観察会を行ってきましたが、下見で何もいないというケースは滅多になく、 ちょっと頭を抱えてしまいました。でも、こんなときは得てして本番でどんどこ生きものが現れて、不安はどこかへ 吹き飛んでしまうのがオチなのです。目が増えるし、運も味方をしてくれるはず・・そう願わずにはいられません。 しかしその反面、生きものが見つからない時にはいいこともあるのです。それは植物などの動かない自然物、特に、 身近な対象への感性がいっそう敏感になることです。ふと足もとに目を向けると、普段なら見過ごしてしまいそうな 小さな輝きに気が付きます。テイカカズラの果実が裂けて、今まさに飛び立とうとしている種子もその一つでした。...
Feb 21


ヒヨドリの食事とジュニボラ×パーキッズ連携活動
2月15日、この頃ヒヨドリがやたらと目立ちますね。多くの小鳥は地上に落ちた木の実や草のこぼれ種、昆虫などを 求めて、地上採食する時間が増えてくる一方、ヒヨドリは基本的に採食も樹上で行うため、目に付きやすいのです。 たまに地上に降りているヒヨドリを見ますが、足が短いこともあって歩きにくそう・・居心地も悪そうに見えます。 季節を問わず樹上中心の生活を送っていられるのは、ずばり何でも食べるからです。食事中のヒヨドリたちを見ると 他の鳥があまり好まない木の実を食べていたり、葉っぱや昆虫を咥えていたりと、嗜好の幅広さには驚かされます。 写真上段はクロガネモチ、下段はノイバラを食べているところです。やはり赤色の果実はメインディッシュですね! さてこの日は高尾の森自然学校で、我らがパークキッズレンジャーと、自然学校で活躍するジュニアボランティアの 皆さんとの連携交流活動が行われました。互いの自己紹介のあとは、“ジャングルかくれんぼ”でアイスブレイク! ヘルメットと腰道具を着用していざ、里山へ。この日のミッションはアオキや笹が生えている場所の林床整備です。...
Feb 21


Who are you?
2月14日、昨冬は冬越しする昆虫探しに集中し、今冬は身近な冬鳥の生態観察に重きを置いています。本業の傍ら、 自然観察のテーマを拾い集め、自分なりの楽しみ方で吸収し、考察し、そして、表現していくことはライフワークと なっています。自然の中には“美しい”や“面白い”が無限に存在しています。それに気が付くことで視野がぐっと 広がり、心も豊かになると思うのです。春の草花が咲くまでの後半戦は木々の葉痕に注目してみることにしました。 先日、自然館の近くでこんな葉痕を見つけました。ちょっと寒そうな表情でこちらを見ている子どものようでした。 えっと、誰だっけ?・・調べてみてもぴったりくるものがありません。そこで、この辺りに植えられている木を一つ ずつ思い返してみました。どうやらチョウに大人気の花を咲かせるブッドレア(フサフジウツギ)の葉痕のようです。 手元にある冬芽の図鑑には園芸種が載っていませんが、近縁の自生種フジウツギの葉痕がこれとよく似ていました。 花期など、ある時期には必ず注目して観察する植物でも、オフシーズンにはほとんど目を向けることがありません。..
Feb 20


秋葉台小学校のびのび学級と冬の自然観察
2月13日、秋葉台小学校のびのび学級の自然体験プログラムを秋葉台公園で行いました。今年度3回目となる今回の テーマは、「冬を乗り越える生きもの探し」です。先日、雪の日にパーキッズの皆さんが作って下さった樹名板を設置 しながら、それらの樹木と生きものの関係に注目してみることにしました。観察を兼ねたミッションの始まりです! 二手に分かれて、各グループが順番に樹木を巡っていきます。きざみたくわんのようなシナマンサクの花が花盛り。 面白い花のつくりですね。この写真には写っていませんが、枯れた葉が遅くまで枝に付いたまま残るのが特徴です。 先日の野鳥観察の授業でも観察したタチカンツバキの花には、この日もメジロたちが群れていましたよ! メジロオシ 芝生には、冬鳥のジョウビタキとツグミ、そして常連のハクセキレイの姿。人の少ない時間帯はグラウンドに多くの 小鳥が舞い降りて、採食に励んでいます。そんな彼らの上空をオオタカがかすめていきました。手に持っていた短い レンズで証拠写真が撮れました。胸の辺り(そのう)が膨らんでいるので、お腹いっぱいになったばかりのようです。
Feb 18


鳩羽鼠
2月12日、講座の下見で都立小宮公園を訪れました。サービスセンターでは所長のSさんが出迎えて下さりました。 宅地化の進む丘陵地に残された雑木林が舞台になっている点で、長池公園とは共通する面も多く、参考になります。 横枝でひと休みしていたキジバトが羽繕いを始めました。身近なハトも、一枚一枚の羽はとても美しい色合いです。 キジバトの、この何ともいえない赤味がかったグレーは、「鳩羽鼠(はとばねず・はとばねずみ)」と呼ばれています。 庶民が華美な色を禁じられていた江戸時代後期、地の色が目立たない鼠色に様々なバリエーションを生み出すことが 流行したそうです。その際に生まれた色の一つが「鳩羽鼠」というわけです。他にも「藤鼠」、「小町鼠」などの色が 知られています。当時、キジバトはもう少し山へ行かないと見られない野鳥であったと思いますが、その頃の人々も キジバトの持つ、味わい深い色彩に目を付けていたことがわかります。今よりももっと注目されていたはずですね!
Feb 15


雪消しの雨とクロジ
2月11日、朝から冷たい雨が降りました。残っていた積雪を解かす雨は“雪消しの雨”や“雪解雨”と呼ばれます。 長池公園を散策する人も祝日にしてはかなり少なく、多くの小鳥たちが園路のあちこちに降りて採食していました。 ここ最近、いつもクロジが滞在している笹藪を通りがかると、2羽の雄がすぐそばに現れました。笹藪にはまだだいぶ 雪が残っており、採食のために雪の少ない場所まで出てきたのかもしれません。じっくりと全身を観察できる機会は そう多くないので、驚かさないように注意しながら様子を見守りました。警戒心の強い印象を持っていたのですが、 実際には手の届きそうな距離までどんどん近付いてきて、最短焦点距離よりも手前の位置でうろうろし始めました。 少し後ろに下がり、せっかくなので肉眼でもしっかりとその愛らしい姿を目に焼き付けました。2個体とも、褐色の 羽毛が各所に見られることから1年目か2年目の冬羽と思われます。クロジの雄は、成長とともにだんだん全身が黒く 変化していき、3年目あるいは4年目にようやく成熟羽、つまり完全に黒くなります。他の多くの小鳥は、2年目には
Feb 12


黄鶯哯睆
2月10日、自然の暦の七十二候では、2月9日から13日頃までを「黄鶯哯睆(こうおうけんかんす)」と表現します。 つまりウグイスが鳴き始めるという意味です。さすがにちょっと早すぎるのでは?・・と思われるかもしれません。 それもそのはず、黄鶯とは日本にはほとんど生息しないコウライウグイスという鳥のことです。私は韓国で観察した ことがあり、中国や東南アジアではポピュラーな鳥のようです。日本のウグイスの初鳴きは1ヶ月先くらいでしょう。 長池公園では一年を通してウグイスを観察することができます。春先は、雄が気持ち良さそうに囀っているので姿を 見つけやすいのですが、冬はいつも込み入った藪の中をチョロチョロ動き回っていてなかなかじっとしていません。 この日はササ藪に積雪があったからか、園路の脇まで出てきていました。時々周囲を警戒しつつ、落ち葉をひっくり 返すのに忙しそうです。観察する私と一緒に園路沿いの林縁を伝って100mくらい移動し、飛び去っていきました。 ウグイスは一夫多妻制で、雌のみが抱卵から巣立ちまでの全てを行います。越冬期も1羽ずつ単独で過ごしている
Feb 11


ズイズイ来るビンズイ
2月9日、残雪の朝、誰かが作った雪だるまやかまくらに癒されながら、駐車場を開けて廻りました。公園の広場には まだそれなりに雪が積もっていましたが、小鳥の賑やかな声が聴こえてきました。秋葉台公園ではこんな出会いが。 養生してあったカラーコーンを回収していると、すぐ足もとをセキレイがちょろちょろしていました。ん?なんだか 色が違う・・目を凝らすと、セキレイはセキレイでもオリーブ色で尾羽の短いビンズイでした。決して珍しい鳥では ないのですが、通常は警戒心が強いため、間近で見る機会は多くありません。それがコンビニのハクセキレイ並みの 近さで無防備に歩き回っているのだから、拍子抜けしました。望遠レンズを持っていなかったので、花の撮影に使う マクロレンズの付いたカメラを車へ取りに戻り、証拠写真を撮ろうと試みました。すると、かがんで構えている私の ほうへ向かってずんずん歩いてくるではないですか!人目も気にせず雪解け後の路上で食糧探しに夢中のようです。 “さ、触れそう!”そんな衝動に駆られながらも手を伸ばすのは我慢して、愛らしいその姿を目に焼き付けました。...
Feb 9


続・ユキカキッズレンジャー
2月8日、天気予報どおり、朝から辺り一面に銀世界が広がっていました。もともと予定していたパーキッズの活動は 中止としましたが、代替活動として自然館周辺の雪かきと、秋葉台公園に設置する予定の樹名板製作を行いました。 雪の長池公園は貴重なので、参加してくれただけでもとても価値があります。私も子連れで、皆さんと楽しみながら 雪かきに励みました。じつは3年前にもこんな活動があったので、タイトルを踏襲しました! ユキカキッズレンジャー 静かな雑木林から、エナガのささやきが聴こえてきました。声のするほうへ向かうと、元気に飛び回っていました。 雪の中にいると、ますます雪玉にしか見えません笑。雪の妖精に出会ったようなメルヘンチックなひとときでした。 積雪があっても、多くの鳥たちが活発に動いていました。東京ではなかなか撮る機会のない雪と野鳥の組み合わせを 狙ってか、望遠のカメラを持って散策する方が多く見受けられました。3~5枚目は公園スタッフのFさん撮影です。 パーキッズの有志による雪かき(雪遊び?)の様子です笑。各所の積雪対応に奔走するスタッフ陣も、元気いっぱい
Feb 9


雪間の福寿草
2月7日、今年に入ってからは晴れ続きでほとんど雨が降りませんでした。そんな心配を吹き飛ばすかのように、雪が 降りました。といっても、この日の日中の降雪は触ると柔らかく、たちまち溶けてしまうような淡雪そのものです。 本格的な積雪が予想される夜を前に、粉雪の舞う長池公園内を一回りしてみました。自然館中庭のフクジュソウは、 花を閉じ、うっすらと雪を被ってお化粧していました。こんな姿もまた、フクジュソウらしくて趣がありますよね! 木々の花や果実にも雪が覆いかぶさって、風情ある姿に。順にハンノキ、アセビ、ウツギ、オオバヤシャブシです。 ウツギの果実は、「よいしょっ!」とみんなで息を合わせて雪を持ち上げているかのよう。御神輿を連想させますね。 咲き始めたばかりのヤブツバキと満開の紅梅。どちらも淡雪を纏った姿がとても絵になります。2月らしい光景です。 雑木林には静かなモノトーンの世界が広がっています。メハジキの立ち枯れに可愛く積もった雪の階段に感動です。 いつもの景色が、あっという間にいつもとは違う表情に変わる、そんな瞬間に居合わせられて良かったと思います。
Feb 8


メジロオシ
2月6日、秋葉台小学校4年生+のびのび学級対象の野鳥観察の授業を、秋葉台公園で実施しました。今年度3回目、 これまでの2回は長池公園で行いましたが、今回は、より身近な地域の野鳥に注目します。総勢97名の大所帯です! トイレの周りに植えられたタチカンツバキには、期待どおりメジロの群れが盛んにやってきて蜜を舐めていました。 花から花へと飛び回るメジロの姿を全員が捉えることができました。花びらにぶら下がる姿も見ることができたので 爪を引っかける時に空いた穴も探してもらいました。落ちている花びらにも穴の空いたものが結構見つかりました。 冒頭にみんなで盛り上がってくれた“野鳥体操”に登場したハクセキレイやツグミの行動を見ることができたほか、 この時期ならではのジョウビタキなど、15種類ほどの野鳥を観察することができました。秋葉台公園は長池公園とは 違って川や池が無いため、水辺の野鳥は生息していません。それでも、小鳥の食糧となる資源が豊富にあるからか、 多くの野鳥が飛来します。いつもの公園にもたくさんの野鳥が暮らしていること、きっと驚いたに違いありません。.
Feb 8


続・おしゃれなジョウビタキ
2月5日、打ち合わせを終え、午後から堀之内方面の巡回清掃へ。施設点検も兼ねているので結構時間がかかります。 ちょうど一か月前にこの巡回コース内のある場所で、お腹がオレンジ色をしたジョウビタキの雌を見つけていたので 元気にしているか気になって、立ち寄ってみました。その時の記事はこちらをご覧下さい→ おしゃれなジョウビタキ 到着するとすぐにジョウビタキの雌が現れました。するとどうでしょう?お腹が茶色い!・・まさかの通常カラーの 女の子に入れ替わっていたのでした。冬期のジョウビタキは単独で縄張りを構えて過ごしているので、あの時に見た オレンジ色の雌はきっと写真の子に縄張りを取られてしまったに違いありません。残念!でもこの子も可愛いな・・ 堀之内芝原公園では、広場の一角に鳥の羽が散乱していました。羽だけが地上に散らばっており、オオタカの食痕で ほぼ間違いないでしょう。最近は各地でオオタカの食痕に出会いすぎているので、ブログにも載せていなかったり、 写真だけ撮って羽を拾わずに置いてきたり、といった扱いなのですが、今回は美しいブルーがちらっと見えた瞬間、..
Feb 8


立春の視察研修
2月4日、立春です。春をお迎えするこの日、スタッフ研修として都内にある複数の公園施設を視察して廻りました。 荒川自然公園、ゆいの森あらかわ(図書館)、赤羽自然観察公園です。いずれの公園施設も、私は初めて訪れました。 荒川自然公園は植栽木、赤羽自然観察公園は自生の樹木がそれぞれ豊富で、樹名板も充実。冬でも樹木観察を楽しむ のに最適なフィールドでした。真面目に視察しつつも、冬の木々が魅せる色々な“顔”とつい目が合ってしまって、 撮影した写真は葉痕ばかり。ゴマギ、サンゴジュ、センダンです。結局、どこへ行ってもやることは変わりません。 荒川自然公園には、多摩地域ではあまり見かけない樹木が植栽されていました。アカガシ、ホルトノキ、ナギです。 ナギは針葉樹とは思えない幅広の葉を付ける樹木で、葉はお守りにも使われます。縁結びなどの御利益があるとか! ここで影絵クイズ。「さて、この木はなんでしょう?」「はいっ!」とたくさん手が挙がりました。正解はユリノキ。 モミジバフウの実を器用に食べていたのはホンセイインコ(亜種ワカケホンセイインコ)です。23区内ではあちこち
Feb 8


メジロを狙う者、メジロが狙う者
2月3日、午後から長池里山クラブの方々と一緒に秋葉台小学校5年生のおにぎり会に参加してきました。長池公園の 田んぼで米作りに励んできた子どもたちが収穫したお米を使っておにぎりを握ってくれました。美味しかったです! お腹いっぱいになったところで、帰りに所用で秋葉台公園に立ち寄りました。トイレの前辺りでメジロの行動を観察 していると、突然、目の前に猛禽類が現れました。ノスリです。メジロたちはあっという間にクスノキの茂みに逃げ 込んでいました。優雅にタチカンツバキの花の蜜を舐めているのかと思いきや、こういう非常事態に備えていつでも 警戒は怠っていなかったのですね!ファインダー越しに目が合って、鋭い眼差しに私もちょっとドキッとしました。 ノスリが飛び去ってしばらくすると、クスノキの樹冠から再びメジロが姿を現しました。空中で、ユスリカのような 小さな虫を巧みに捕らえています。写真を拡大するとゴミのような点がいくつも写っていますが、全て虫なのです。 メジロが樹冠付近を飛ぶ小さな虫を空中で繰り返し捕らえる様子は、この時期あちこちで目にします。長池公園でも...
Feb 7


目に入れても痛くない
2月2日、週の始まりはボランティア活動dayです。午前中はいきものがかり植物班と里山サポーターによる自然館の 周りのお手入れ、午後は里山保全隊で長池前の広場の草刈りが行われました。寒くても公園は活気に溢れています! 自然館中庭の鉢植えでは、先月下旬から希少種イヌノフグリが咲いています。100年以上も前に来日し、今や日本を 代表する雑草の一つとなっているオオイヌノフグリは、多くの方がご存じだと思いますが、在来種のイヌノフグリを 見たことがある人は多くないでしょう。イヌノフグリが減少した要因の一つに、オオイヌノフグリによる繁殖干渉と 呼ばれる現象があります。詳しいメカニズムは割愛しますが、両者が同所的に生えている場所では、イヌノフグリの 種子繁殖が阻害されて衰退するというものです。現在、自生のイヌノフグリが見られる環境は、古い石垣や砂利敷の 空き地などに限られており、それらはオオイヌノフグリが定着しにくい環境条件という共通点があります。市内でも わずか数ヶ所でしか自生が確認されておらず、犬目町産の貴重な個体群を域外保全種の一つとして栽培しています。.
Feb 4


忍者アリスイ
2月1日、夕方から少し時間ができたので、市内の河川敷を歩きました。冬期に時々見られるアリスイという渡り鳥を 見つけることを目標に、灌木や草原に潜む小鳥たちをくまなくチェックしていきました。ツグミやモズなどいつもの 顔ぶれが次々と姿を見せる中、近くの藪の奥で小さな鳥陰がわずかに動きました。気になって双眼鏡を向けると・・ アリスイでした!4枚目は最初に見つけた時の様子です。茂みの中でひと休みしていました。キツツキの仲間ですが、 幹を登ることはなく、他の小鳥と同じように横枝や草に止まる変わり者です。その後、モズに追い立てられて樹上に 上がったり散歩の人に驚いて対岸へ飛び去ったりしつつも、じっくり観察を続けて行動パターンが掴めてきました。 アリスイの解説でよく出てくる“潜行性”という言葉の意味もよく分かりました。危険を感じると、遠くへ飛び去る よりも、その時に止まっている場所からスッと潜り込むように直下の茂みへと姿を消すことが多く、ヨシ原のように 下草や灌木の茂みが広がっている環境を好むのも、こうした習性ゆえなのでしょう。もしまた出会う機会があれば、..
Feb 2
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