クロハネシロヒゲナガとオオマツバウンラン
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4月24日、出張続きでしたがこの日は公園業務に集中です。午前中は梶川緑地の大イチョウ周辺の草刈り、作業後は
鹿島方面の巡回清掃を実施しました。大イチョウの周りは地表を覆い尽くすほど銀杏が落ちているにもかかわらず、
作業用の前掛け(エプロン)を忘れてしまったために、全身、刈払機が跳ね飛ばす臭~い銀杏汁まみれになりました。
帰り際、堀之内番場公園に隣接する大栗川の堤防草地に立ち寄ってみると、ユニークな長い触角を持つ虫が足もとを
たくさん飛び回っていました。クロハネシロヒゲナガという昼行性の蛾の一種です。伸び盛りの雑草が、刈られずに
ぼうぼうの原っぱを探せば、どこでも見ることができます。毎年決まって、GW前の4月25日前後が発生のピーク。
彼らが野原を飛び回る光景は初夏の風物詩ともいえるでしょう。それにしてもヒゲは、邪魔じゃないのでしょうか?
対岸の堀之内洗馬川公園側の法面には、昨年に続き、珍しいオオマツバウンランが50株ほど花を咲かせていました。
おなじみのマツバウンランとは、その大きさだけでなく、花の模様や距の長さが異なります。両者、生態はほとんど
変わらないのに、オオマツバウンランのほうはどこでも見られるわけではなく、発生するエリアが限られています。
最近、南大沢や別所周辺で急増しているシロノヂシャをここでも発見。傍らではヒナバッタが鳴き始めていました。
堀之内番場公園付近の大栗川河川敷は、自然工法の護岸工事が行われたことで植生が回復しつつあり、生物多様性に
富んでいます。反面、造成土や芝生緑化に混入して様々な外来種も入り込んでおり、それらを見つけて楽しいうちは
良いのですが、オオフタバムグラをはじめ、中には侵略性の高い種類も含まれているので注視する必要があります。
公園内だけでなく、隣接する環境も含めて、今後も広く由木地区の自然環境の変遷を見守っていきたいと思います。
おまけ。この時期、自然館への問い合わせNo.1ともいえるのが野生ランに関する質問です。今年はちょっと早いよう
ですが、4月半ば頃からキンラン、ギンラン(品種のヤビツギンラン含む)、クゲヌマラン、遅れてササバギンランなど
各地で開花しています。場所を尋ねられることが多いのですが、スタッフも全て把握しているわけではありません。
・・とはいっても、上記の4種は手入れされた雑木林であればどこでも生育しており、特に珍しいものでもないので、
“散策中に見つけたらラッキー”くらいに思っていただき、まずは実際に里山を歩いてみることをおすすめします!
写真は大塚東公園のキンランとギンラン、長池公園自然館前に植栽されたエビネです。しばらく楽しめそうですね。





























