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長瀞の自然(番外編その2)

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4月21日、20日より3日間、専門学校の校外実習指導のため、長瀞方面へ出張してきました。朝の6時半から野外へ

繰り出して植物調査や鳥類調査を行いました。昨年度も半月ほど遅い5月に同じフィールドで実習を行っているので、

登山道の途中には、鉱物の採掘跡とみられる洞窟(坑道)があります。昨年の実習時に中の様子をチェックした際は、

壁面に無数のカマドウマ(=便所コオロギ)が止まっていて、ボトボトとシャワーのように落ちてくるのでさすがの私も

ひるんでしまったのですが、今回は安全に十分考慮しつつ少し奥まで・・思惑どおり、コウモリを確認できました!

ぶら下がって休む2頭のコウモリは、見慣れたアブラコウモリやヒナコウモリよりもずいぶん大きく感じられました。

顔立ちがとても特徴的なニホンキクガシラコウモリです。廃坑をねぐらにしてひっそり生き延びてきたんだなぁ・・

今回の実習は植物と鳥類が調査対象ですが、樹皮剥ぎをはじめ、テンの糞やリスの食痕など哺乳類の痕跡も見つける

ことができました。対象外だからといって素通りするのではなく、やはり、地域の自然を理解するためには生態系の

全体を俯瞰して捉えることが大切です。夜には、渓谷の岩場を移動するホンドタヌキも観察することができました。

鳥類の調査は、主に鳴き声を聴き分けて記録を行うラインセンサスという手法で実施しました。すでに多くの夏鳥が

渡来しており、クロツグミ、キビタキ、オオルリ、センダイムシクイなどの美しいさえずりに溢れて賑やかでした。

オオルリだけは何とか捉えることができましたが、他は距離があったので写真は撮れず。代わりに、調査ルート外の

林縁で姿を見せてくれたビンズイ、ホオジロ、イカルを載せておきます。8枚目はちょっと珍しいツーショットです。

植物は、地域によってその顔ぶれに大きな違いが出てくるものですが、野鳥の場合は、どこでも同じような環境には

同じような面々がいるというのが面白いところです。地域性よりもむしろ、環境の違いによって棲み分けているので

“いつもの探し方”が役に立ちました。・・さて、植物編と生きもの編に続き、最終回は昆虫を取り上げる予定です。


 
 
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