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長瀞の自然(番外編その3)

  • 4 hours ago
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4月22日、20日より3日間、専門学校の校外実習指導のため、長瀞方面へ出張してきました。朝の6時半から野外へ

繰り出して植物調査や鳥類調査を行いました。昨年度も半月ほど遅い5月に同じフィールドで実習を行っているので、

今回は調査対象外でしたが、春ならではの昆虫もいくつか観察できました。荒川沿いの草地では、全国的にも希少な

アミメカゲロウの仲間、キバネツノトンボがたくさん飛び回っていました。小さい体ながら、見た目のインパクトは

かなりのもので、マスコットキャラのような可愛い触角に光り輝く半透明の翅、翅を開いたり閉じたりと気まぐれな

止まり方など、とても魅力的な昆虫だと思います。通常は4月下旬頃から発生するそうなので、今年は少し早めの発生

なのかもしれません。「ずっと見たかったんです!」と学生の一人が感動する傍らで、私が一番興奮していたような。

羽化したばかりなので、翅に触れないように気を付けながら、そっと指を差し出してみます。手乗りになりました!

お隣の東京都では、確実な記録が1930年代の数例のみですでに絶滅してしまったようです。よほど環境を選ぶのか

私たちには同じように見える環境でも見られるところと全く見られないところがあるのは不思議で仕方ありません。

キバネツノトンボに気を取られて見逃すところでしたが、本家のトンボも何種類か姿を見せてくれました。枯れ草に

止まったこちらはコサナエです。長池公園でもおなじみの種類で、春の水辺で一番先に登場するサナエトンボです。

昨年、クリストフコトラカミキリやオオヒラタエンマムシなどが集まっていた伐採材置き場を覗きに行ってみると、

少し甲虫シーズンには早かったようで、寄生バチの仲間とアカハネムシくらいしかいませんでした。やはり、時期が

重要なのですね。身近な種類がほとんどですが、宿泊地の周辺で観察できた昆虫をダイジェストにてご紹介します。

順にセモンジンガサハムシ、イチモンジカメノコハムシ、ゴマフカミキリ、ヤツボシハムシ、カノコマルハキバガ、

ウスバカゲロウの幼虫(アリジゴク)、ナシグンバイ、ムネアカアワフキです。小さい虫たちがわかるようになると、

桜の木一本だけでも楽しめてしまいます。休憩時間も虫ばっかり探してしまい、気が休まらないのはいつものこと。

3日間の実習、最終日の午後は埼玉県立自然の博物館を見学してきました。ちょうど植物をテーマにした企画展も開催

されており、時間をかけてじっくり学ぶことができました。個人的には自然館で真似できることがないか・・という

視点でつい見てしまいます。採取したての実物標本をふんだんに使った展示や、実際のにおいや手触りを体感できる

ハンズオン展示が非常に充実しており、とても参考になりました。ご案内いただいた学芸員のお二人に感謝します!


 
 
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