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リュウキュウサンショウクイの季節
11月20日、専門学校東京テクニカルカレッジの自然環境保全実習も、いよいよ後半戦です。 ネイチャーゲームや伐り出した竹を使った工作など、里山資源の活用について学びました。 1日を通して、園内のあちこちで鳴きながら飛び回るリュウキュウサンショウクイの小群を 見かけました。「チリリリ、チリリリ」という鈴のようによく響く鳴き声が特徴的です。 11~12月はなぜかエナガの群れと一緒にいることが多いため、エナガにつられてか枝の低い ところまで近寄ってくることもあります。木々の葉が落ちるとエナガの群れからは離脱し、 針葉樹の梢付近に仲間うちだけで集まることが多くなるので、観察はより難しくなります。 ポイントは①11~12月がおすすめ、②エナガの群れに注目、③背の低い木が観察しやすい。 これから冬の間は公園内で見かける機会も多いと思われますので、参考にしてみて下さい。 こちらはエナガです。エナガの群れに混ざって行動するリュウキュウサンショウクイは、 少し体型は似ているものの、体の大きさがだいぶ違います。そして群れから遅れがちです。 シマエナガがとても有名なのに
Nov 23, 2025


初霜と秋の尾根歩き
11月19日、朝から冷え込んだこの日、日陰の空き地に葉を広げたヒメオドリコソウには霜が 降りていました。私にとっては今季初霜です。一転、日中は穏やかな陽気となりました。 この日は講師の仕事で近隣の都立長沼公園を歩いてきました。私が大好きな公園の一つで、 これまで数えきれないほど訪れていますが、その度に発見がある、自然度の高い場所です。 あちこちで色付き始めたイロハモミジのグラデーションに目を奪われ、シラキやガマズミ、 ネジキなどの紅葉、アオハダやヤブムラサキなどの黄葉もじっくり拝むことができました。 尾根歩きでは、雑木林を構成する様々な樹種が現れ、秋ならではの表情を見せてくれます。 見たことがあるようなないような?帽子(パンツ)付きのどんぐりから根が出ているなんて! 小さな発見も見逃さないよう、目線は樹上と足もとを行ったり来たり・・歩みもゆっくり。 先日に続き、ここでもアキノキリンソウやセンブリなど秋の草花に出会えたほか、林床には クロヤツシロランの果実(1枚目)やナガバノスミレサイシンの裂開した果実と種子(2枚目)、 キジョランの葉を食べるアサ
Nov 23, 2025


ないものねだり
11月18日、長池公園では800種類を超える植物が確認されています。その中には近隣では 見ることが難しいミズユキノシタやオオニガナなどの希少な種類も含まれている一方で、 その逆もあります。近隣の里山ではしばしば見かけるのに、長池公園には自生していない 種類があるのです。20haという限りある敷地の中にたまたま分布していなかったものや、 以前はあったのに、いつしか姿を消してしまったユウガギクなどの現状不明種があります。 この日は、そうした長池公園に“ありそうでない”草花との出会いに恵まれた一日でした。 市内西部の緑地で花盛りのアキノキリンソウと出会いました。由木地区でも里山や雑木林の 林縁草地に自生するキク科植物です。長池公園にもありそうなものですが、これまで自生は 確認されていません。秋の野花を代表する種類だけに、長池公園にもあったらいいのに・・ 同じく、秋の野の花ではリンドウと並んで人気者のセンブリも、長池公園では未確認です。 近隣の堀之内、別所、下柚木、小山ヶ丘(町田市)などのススキ草地には自生しているので、 もしかすると、以前は長池公園にも
Nov 23, 2025


トモエガモ帰還!
11月17日、昼下がりに常連の来園者から嬉しい速報が飛び込んできました。今年はどうかと 多くの方が待ち望んでいた冬の使者、トモエガモが8羽、築池に飛来したとの知らせです。 早速、築池を覗いてみると・・いました!先住のマガモよりも一回り小ぶりなカモたちが 泳ぎ回っていました。朝はまだいなかったというので、おそらく夜のうちに園内に飛来し、 午前中は長池奥など人目に付かない場所で過ごしていた子たちが移動してきたのでしょう。 長池では、ちょうど昼過ぎから里山サポーターによる外来種駆除活動が行われていたので、 侵入者に驚いて築池まで飛んできたのかもしれません。2020年末から翌年にかけて集団が 越冬して以降、毎年必ず姿を見せるようになり、現在では、冬の長池公園のマスコット的な 存在となっています。冬の間、そのユニークな姿が楽しめるようにそっと見守りましょう! トモエガモ発見の早道は、常連メンバーを覚えておくことです。単独で行動していることの 多いキンクロハジロ、年々渡来数が増加しているマガモ、常駐組のカルガモは基本ですね! 彼らのほかに、日替わりで数羽のオ
Nov 18, 2025


オオシマザクラの紅葉
11月16日、ここ数日は毎晩ヒナコウモリがよく鳴いています。14日の夜には、京王堀之内駅 近くの「八王子別所」交差点で灯りの周りを「チッチッ」と鳴きつつ飛び回っていました。 これまで何度となく取り上げてきたヒナコウモリですが、ここでは初めて観察できました。 蓮生寺周辺が彼らの夜間の行動圏のようなので、昼間の居場所を突き止めたいものですね。 近所でオオシマザクラの葉が鮮やかに色付いてきました。コケの絨毯の上に散らばった赤や 黄色がとても美しく、毎年のことながらつい目を奪われてしまいます。モミジと比べると、 注目されることが少ない桜の紅葉。今年は特に鮮やかに色付いているので、おすすめです! ところで、先週12日に講師を務めた自然観察会の様子が、取材して下さったカメラマンの しみずことみさんのwebサイトで公開されました。 秋を探しに行こう──富士見台公園で出会った木と土の時間 | 長池公園園長 小林健人さん | 八王子市下柚木 - 気まぐれ史跡写真 当日の様子が詳しくレポートされており、素敵な写真と文章でまとめられています。まるで...
Nov 17, 2025


今年も生きものフォト講座
11月15日、自然館前で今シーズン初めてのウソが鳴いていました。ウソではなく本当です。 ガイド中だったために双眼鏡で姿を見ることはできませんでしたが、間違いないでしょう。 ながいけの道、カタクリ観察路入口の手前にリンドウが咲いていました。園内の自生個体は いずれも園路から外れた雑木林の藪の中なので、こちらや長池左手奥の林床に定植してある ものをご覧いただければ幸いです。由木地区では風前の灯火となっているリンドウですが、 ニュータウンエリアを含む各所の雑木林に細々と自生しています。林の手入れが必須項目の 植物なので、自生地の開発だけでなく雑木林の管理放棄も大きな減少要因となっています。 さて、この日は毎年恒例となった「わぉ!わぉ!自然観察会 生きものフォト講座」が開催 されました。(公財)日本自然保護協会とソニーグループ㈱の共催企画で、メイン講師は昆虫 写真家の尾園暁さん、サブ講師を私が務めました。とはいっても、私はカメラや写真撮影の 知識がほとんど無いので、どちらかといえば、被写体となる自然や動植物との向き合い方に 関することを中心に、そのコツや
Nov 17, 2025


みなみ野敬愛保育園の子どもたちと自然遊び
11月14日、公園スタッフが朝、尾根幹線道路でホンドタヌキを見かけたと話していました。 同日、鑓水方面でもタヌキの目撃情報。そして私もトイレを閉めに行った帰りの車中から、 フサフサの冬毛のタヌキを観察しました。時間は17時半頃、場所はトンボ池裏の園路です。 タヌキ自体は珍しい動物ではありませんが、この日はひょっとしてタヌキの集会?お祭り? 自然館中庭では、開花のもっとも遅い野菊の仲間、アワコガネギク(キクタニギク)が開花。 南関東で黄色い野菊は本種だけなので、見分けは簡単です。この辺りには自生しておらず、 本来は恩方方面や高尾方面まで行かなければ出会えません。葉っぱの形も変化に富んでいて 面白いので観察してみて下さい。雑種のシロバナアブラギクもマダケ林下に咲いています。 午前中、みなみ野敬愛保育園3歳児クラスの皆さんがはるばる遊びに来てくれました。園の ある七国周辺もみどりが豊かなので、日常の園外活動でも役立つような自然遊びを中心に、 ガイドを行いました。開始早々、館内の剥製に夢中になる子どもたち、保育士さんたち! 大人が楽しめば子どもたちはもっ
Nov 17, 2025


別所小学校おおぞら学級と姿池清掃
11月13日、長池見附橋たもと(下流側)の植え込みで、シロヨメナが見頃を迎えていました。 「野菊の仲間は似たような花が多くて見分けられない!」という声をよく聴きます。本種は 幅の狭い純白の舌状花(花びら)と、深緑の細長い葉が特徴です。他の野菊と比べて、林縁の やや暗い環境を好み、生育環境からもある程度の種類に絞り込んで調べることができます。 木漏れ日に輝くシロヨメナは“可憐”という言葉がピッタリで、個人的に好きな野菊です。 シロヨメナの咲く長池見附橋の下、姿池では、別所小学校おおぞら学級の皆さんと一緒に 池清掃を開催しました。毎月、長池公園で自然学習に取り組んでいる子どもたちですが、 池の掃除は初めての試みです。専門学校東京テクニカルカレッジの学生や緑地管理チームの 面々も応援に駆け付け、賑やかに行われました。築池から越流してきた水生生物の観察も 行い、水の生きものに詳しい公園スタッフのKさんが、丁寧にレクチャーしてくれました。 池清掃と並行して、特定外来生物のオオクチバスとブルーギルの捕獲駆除も行いました。 水の引いた池に降りてきたハシボソガラ
Nov 16, 2025


ヒメツチハンミョウとスッポンタケ
11月12日、午後から川口町での調査仕事中、思い入れのある昆虫とキノコに出会いました。 枯れ草にしがみついてじっとしていたのは、ヒメツチハンミョウの雌です。同行した市の 職員が見つけて下さりました。ヒメツチハンミョウは毎年どこかしらで出会っていますが、 幼虫を見たことがある方は少ないのではないでしょうか。彼らは単独生活を送るハナバチの 仲間の巣に寄生して成長する習性があります。巣に寄生する方法はとてもギャンブルです。 数千匹もの幼虫が草によじ登り、花を訪ねてくる昆虫を待ちます。いざ昆虫が飛んでくると 背中に飛び乗り、見事、その昆虫がハナバチの雌であった場合のみ、産卵の際に巣の中への 侵入を果たすことができるのです。ハナバチの登場を待つヒメツチハンミョウの幼虫集団は 滅多に見ることができません。怖いもの見たさで、いつかそのシーンに巡り合ってみたいと 思っていた矢先、2021年3月に幸運にも遭遇することができました。幼虫の集団は黒い塊と なってうごめき、全部で10塊くらいがヒガンバナやスイカズラの葉先に集まっていました。 このときは毎月定例の野外講座
Nov 14, 2025


秋の彩りとクワエダシャク今季初認
11月11日、長池小学校つばさ学級の定例プログラムと秋葉台小学校5年生の米作り授業の 最終回「脱穀」が、どちらも長池公園で行われました。脱穀は長池里山クラブとサトシゴの 皆さんに託して、私たちスタッフは長池小学校つばさ学級の皆さんと「秋の色探し」です。 開始早々、自然館前のマンサクの落ち葉の美しさに目を奪われました。一つとして同じ色は ないのではないか、そんなことを思わせるほど、じつに色とりどりの葉が落ちていました。 先週のブログ記事で考案した言葉がピッタリの、とても“うばめがしい”光景なのでした。 ふと思い付いて、手に取った落ち葉を緑のフキの葉っぱのポケットに差し込んでみました。 今年は木々の紅葉が非常に美しく、伝統色を手がかりにした色探しも順調に進みました。 鮮やかに色付いたキブシ、下から上へとグラデーションを魅せるミツデカエデ、花だけで なく葉っぱもやまぶき色に色付くことを知ったヤマブキなどなど。そして、注目すべきは 樹木だけではありません。草紅葉(くさもみじ)と呼ばれる雑草の葉の芸術も天下一品です。 先日もいくつかご紹介しましたが、今日は
Nov 12, 2025


アブと私
11月10日、市内西部の民有緑地を調査中に、花盛りのオヤマボクチを見つけました。裏山に オヤマボクチが自生しているなんて素敵なお宅です。いくつかの希少な草花を除き、周りは 綺麗に選択的な下草刈りがなされているので、居心地が良さそうでした。花に近付くと・・ 何匹ものホソヒラタアブがとっかえひっかえ、花を訪れていました。内部に潜り込むことは せず、筒状花の先端に止まって何をしているかといえば、蜜ではなく花粉を食べているよう です。それを証拠に、紫色の葯を目掛けて訪花しており、頭花の中央やピンクの柱頭が顔を 出している筒状花には見向きもしません。花粉を食べつつ、自らも花粉を運び、その媒介に 一役買っているのでした。ホソヒラタアブは幼虫がアブラムシを食べることから、もっとも 身近な益虫としても知られています。ハチみたいだし、アブなんて興味ないという方も多い でしょうけれど、草花を楽しみたい方にとっては、とっても重要な存在といえるでしょう。 ここでは、花を咲かせた株はわずか1個体だけでした。アブたちはいったいどうやってこの 森の中の1本のオヤマボクチに巡り
Nov 12, 2025


ガビチョウのポートレート
11月9日、渡り途中の夏鳥や半年ぶりに再会する冬鳥、そして可愛らしいカラ類の群れと、 目移りしてしまうこの頃です。そんな中、マイペースに私の前にずんずん近付いてきて ポーズをとってくれたのは、おなじみのガビチョウです。私が初めてガビチョウに出会った のは今から30年も前のこと。関東ではまだ定着して間もない頃に高尾山麓で観察しました。 当時の図鑑にはもちろん載っていませんでしたし、名前を知っている人もいませんでした。 あれからどんどん分布も広がって、低山から里山、そして住宅街のちょっとしたみどりでも 見かける身近な存在に。今や、スズメやヒヨドリ並みに知られている“超有名人”ですね! あまり積極的にカメラを向けることが無かったことを反省し、アップで撮影してみました。 首から胸にかけての羽毛が“野ネズミっぽい”ことや、嘴の色にグラデーションがあること など、改めてよく見ると、新鮮な気付きがあります。そして特に面白いと思ったのはヒゲ。 地上採食性の鳥や、空中で昆虫などを捉える鳥には、嘴の周囲にヒゲのような細長い羽毛が 発達することが知られていますが、ガビ
Nov 11, 2025


コシボソヤンマとシラタマタケ
11月8日、先週は出張で上川町方面の緑地へ、2度出かける機会がありました。多摩丘陵では ほとんど見られない低山地性の動植物が多く、訪れる度に良い出会いが待ち受けています。 薄暗い沢筋の高さ6mくらいのスギの枝先に、大型のトンボが止まりました。双眼鏡で見ても よくわからないくらいの距離です。崖をよじ登り、何とか全身を捉えることができました。 腹部第3節がキュッとくびれているのが特徴の、コシボソヤンマでした。この個体は雌で、 雄はこれよりもさらに細くくびれます。ここから数百mほど離れた谷戸でも足もとを低く 飛ぶコシボソヤンマを目撃したので、意外と、高い密度で生息しているのかもしれません。 少ないながら、長池公園や大栗川でも記録があり、河川の上流域から中流域までずいぶんと 広い範囲に分布するのには驚きです。晩秋とはいえ、まだまだトンボから目が離せません。 もう一つ、面白いものを紹介します。市の職員が数日前に森の中で見つけたというキノコ。 私が以前このブログで紹介したオニフスベに似ているけれど、小さいサイズのまま何日も 同じ状態・・ということで、ついでに
Nov 11, 2025


センブリのお花畑
11月7日、梶川緑地の大イチョウ周辺と梶川公園の草刈りを行いました。作業中、1年くらい お会いしていなかったあるご夫婦とバッタリ。鹿島・松が谷方面をフィールドに野鳥観察を 楽しんでおられるお二人とは、以前は草刈りや巡回の度によく鳥談義に花を咲かせたもの です。今でも、変わらず穏やかな眼差しで野鳥に目を向けている姿を見て、癒されました。 「この木(アキニレ)にはカワラヒワがよく来ますよね!」と話していたら、そのそばから “ピリリリ、ビーン”と鳴きながらカワラヒワの群れが梢に飛んできました。あまりにも タイムリーで「元気そうな○○さん(私)とカワラヒワに会えて、今日はいい日だなぁ!」と グータッチを求めてくるご主人、素敵です。皆さんとのやりとりは本当に励みになります。 日中、堀之内東山そらみの森緑地で2023年に見つかって以来、保護してきたセンブリ群落を 見に行ってきました。ちょうど花盛りで、一面にお花畑が広がっていました。今年発芽した 実生個体、開花個体とも数は明らかに増えており、生育は良好の様子。雑草はぼうぼうでは なく程良く生えている感じなので
Nov 9, 2025


なりすましサギ
11月6日、朝から姿池にダイサギがいたよと、自然館スタッフから情報提供がありました。 普段、姿池で見る大きな鳥はアオサギとハシボソガラスがほとんどなので、確かに珍しい。 午後の空き時間に行ってみると、さすがに姿池にはもう鳥影はありませんでした。しかし、 堤防を挟んだ向かいの築池の倒木上に、ダイサギが休んでいました。あ、移動したのかな? さすがの存在感で、立ち止まってスマホで写真撮影を試みる人も多数。まるで絵画のような 美しい情景に、しばらくうっとりと眺めてしまいました。そしてあることに気付きました。 こちらが朝、姿池を歩いていたというダイサギです。むむ・・築池の子と別人ではないか! 首を伸ばしているのでそもそも違う感じに見えますが、そこではありません。足にご注目。 少しわかりにくいですが、姿池にいた子は脛(すね)から跗蹠(ふしょ)の一部までの範囲が 黄白色をしているのに対して、先ほどの築池の子は足全体が黒いことが確認できたのです。 つまり、別の個体に入れ替わっていたわけです。写真に撮ってあったからこそ、気が付く ことができました。さらに、この違い
Nov 8, 2025


秋咲きのマンサク
11月5日、春の第一弾に続く共同企画として上柚木公園で秋の自然観察会を開催しました。 指定管理者「スポーツ&グリーン上柚木」が管理運営を行う上柚木公園は、陸上競技場を はじめとするスポーツ施設の充実した運動公園ですが、大栗川のかつての流路に沿って、 雑木林の崖線が連なるほか、園内には自然草原などが残っており、自然の質も高いはず・・ 上柚木公園の“みどり”の魅力や価値を掘り起こし、楽しんでいただこうというわけです。 約2時間半の観察会は、はじめから終わりまで盛りだくさんの内容となりました。参加者の 熱心さにはこちらも驚くほどで、次々に発見や質問が飛び出します。集合場所で待ち時間の 間に見つけられたということで、エノキの実生に止まるアカボシゴマダラの幼虫の観察から 始まったのですが、コスモス畑もじっくり見ていきたい。なぜなら、コスモスの周りに群生 する外来雑草のコセンダングサと、おなじみのコスモスがじつはとてもよく似ていることを 紹介したかったからです。そんなわけで行ったり来たりしているうちに、開始20分が経過。 いつもどうり、順調です笑。色々観察し
Nov 7, 2025


別所小学校1年生と秋の色集め
11月4日、別所小学校の元気な1年生の皆さんが、秋を探しに長池公園へやってきました。 前回、チュウゴクアミガサハゴロモ探しに夢中になった面々。今回は“色”がテーマです。 かつて、日本人は自然の中に様々な色を見出して、自由に名前を付けていました。そんな、 伝統色の中から選び抜いたオリジナルのカラーチャートを配布して、まずはお手並み拝見。 くちば色、なでしこ色、とうもろこし色・・おんなじ色の葉っぱや木の実は見つかるかな? 次は見つけたものの色を何かに例えて、今度は皆さんが色の名前を作る番です。素敵な色が たくさん生まれました。きらきら色やオーロラ色など、想像力を掻き立てる響きですよね! 綺麗な落ち葉やどんぐりを拾い集めたり、赤トンボが遊びに来たり、色探しのミッションは 里山の秋を思い思いに味わう時間でもあります。全員が最高の表情で楽しんでくれました! 授業のあとは、今月15日に開催されるフォト講座(日本自然保護協会・ソニー共催)の下見を 行いました。現在、展示室2で開催中のフォトコンテスト入賞作品展とのタイアップ企画と して毎年恒例となっているイベン
Nov 6, 2025


アプリ片手に松が谷散策
11月3日、東京都と㈱バイオームの共同プロジェクト「東京生きもの調査団」の課外活動と して、バイオームアプリを使った自然観察会が松が谷周辺で開催され、講師を務めました。 「東京生きもの調査団」は、東京都の生物多様性を守るために、東京都・専門家・都民が 一体となり、デジタル版野生生物目録「東京いきもの台帳」 を作成するプロジェクト。「いきものコレクションアプリBiome」を使い、市民科学の力を活かして東京の野生生物の 情報を収集・蓄積していくものです。都民一人ひとりが調査員・・素敵な取り組みですね! 東京いきもの調査団 課外活動~多摩丘陵編~ in 松が谷エリア - 東京いきもの調査団 都内各地から集まった参加者とともに、松が谷遊歩道さんぽみちをゆっくり歩き始めます。 生きもの好きの子どもたちも参加していて、次々に動植物を見つけては教えてくれました。 私一人だったら、つい草木や鳥、昆虫ばかりに目がいってしまう散策も、クモやヤスデ、 ナメクジ、コケ、地衣類、キノコなどなど・・生きとし生けるもの全てに目を向けます。 私も負けじと、樹名板の裏のヤモリ&カ
Nov 4, 2025


うばめがしい秋の一コマ
11月2日、メジャーリーグでの日本人選手の活躍に心を動かされた方も多いことでしょう。 私もその一人です。海の向こうの出来事に、幾多の人々が注目し、感動を分かち合う・・ スポーツの力は凄いですね!スケールこそ全く違いますが、自然体験も人々の心を動かす 素晴らしい力を持っていると思います。感動の連鎖が、少しずつ広がっていきますように。 さて、長池公園のお隣、道向かいの松木公園には長池公園には無いものが色々とあります。 その一つがウバメガシのどんぐりです。ウバメガシは南方系の樹木で、自生地は沿岸部など 潮風の当たるような環境ですが、内陸でも公園樹や生垣として植えられることがあります。 備長炭の原材料としても有名ですね。ウバメガシは花の咲いた翌年の秋に果実を付けます。 果実は確かに、帽子(※パンツとも表現される)付きの、いわゆるどんぐりそのものですが、 注目すべきはその色・かたち・大きさがバラバラで、じつに多様性に富んでいることです。 色や形の揃ったどんぐりのほうが使い勝手が良さそうではありますが、ウバメガシの場合は その不揃いさを逆手にとって、それぞれ
Nov 3, 2025


誰のお尻?
11月1日、早いものでもう11月です。毎年のことなのですが、10~12月は対応が立て込み、 うっかりすると秋の自然の見どころを逃してしまうので、季節の変化を五感で味わうための アンテナは大切にしつつ過ごしていきたいと思います。意識次第で景色も変わるものです。 この日は休みでしたが、所用でちらっと長池公園へ出向くと、パーキッズの小学4年生で 野鳥観察にのめり込んでいるKくんが家族で散策に来ていました。私も彼と同じ歳の頃には まだ見ぬ野鳥を追い求めて各地に出かけていたので、自分と重ね合わせてしまうのでした。 それにしても、第二デッキの茂みに佇むキビタキを目ざとく見つけたり、小鳥の地鳴きを 一つ一つちゃんと聴き分けていたりと、短い期間で急成長を遂げたことが伺えて感心感心! つくいけの道を一緒に歩いていたら、頭上で大きな声がしました。見上げてみると、お尻! 正体はこの子、最近渡ってきたばかりで体験ゾーンを縄張りにしているジョウビタキです。 この子は、いつも落ち着きがなく気が立っているように感じます。渡来直後だからなのか、 性格的なものなのか、もう少し時間
Nov 2, 2025
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