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リュウキュウサンショウクイの季節

11月20日、専門学校東京テクニカルカレッジの自然環境保全実習も、いよいよ後半戦です。

ネイチャーゲームや伐り出した竹を使った工作など、里山資源の活用について学びました。

1日を通して、園内のあちこちで鳴きながら飛び回るリュウキュウサンショウクイの小群を

見かけました。「チリリリ、チリリリ」という鈴のようによく響く鳴き声が特徴的です。

11~12月はなぜかエナガの群れと一緒にいることが多いため、エナガにつられてか枝の低い

ところまで近寄ってくることもあります。木々の葉が落ちるとエナガの群れからは離脱し、

針葉樹の梢付近に仲間うちだけで集まることが多くなるので、観察はより難しくなります。

ポイントは①11~12月がおすすめ、②エナガの群れに注目、③背の低い木が観察しやすい。

これから冬の間は公園内で見かける機会も多いと思われますので、参考にしてみて下さい。

こちらはエナガです。エナガの群れに混ざって行動するリュウキュウサンショウクイは、

少し体型は似ているものの、体の大きさがだいぶ違います。そして群れから遅れがちです。

シマエナガがとても有名なのに対して、エナガはそれほど知られておらず、もったいない!

一方、姿池斜面地のススキ草原にはホオジロたちが飛来していました。よく見るとススキの

穂を嘴で器用にしごいて種子を食べています。生物多様性向上のためにあえてススキなどを

刈り残して草地を創り出してきた結果、ホオジロやアオジが利用してくれて嬉しいですね。

冬の小鳥たちを眺めているとあっという間に時間が過ぎていきます。楽しいひとときです。

おまけ。自然環境保全実習の様子です。ネイチャーゲーム「森の福笑い」に取り組む面々。


 
 
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