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チュウゴクアミガサハゴロモの捕食者
10月29日、専門学校東京テクニカルカレッジ2年の自然環境保全実習がスタートしました。 初日は終日、自然館での座学です。話すのも聞くのも大変ですが、フィールドでの実習に 先駆けて、野外活動での心得や作業上のリスクマネジメントを学ぶことはとても重要です。 特に危険生物や野外での事故の項目では、自身のエピソードトークが役立ちます。説得力の ある注意喚起ができるからです。学生たちもきっと危機意識を持つことができたはずです。 ところで、先日の道草くらぶ活動のときに、ながいけの道で拾ったこちらの羽。落とし主の 正体はわかるでしょうか?羽軸を挟んだ片側がブルー、片側がブラックの二色の尾羽です。 正解はこちら。シジュウカラです。青い鳥を想像された方も多いと思いますが、意外にも、 白黒の小鳥の羽なのでした。写真で見ると、確かに翼や尾羽が青灰色味がかっていますね! そしてこの写真は授業の休憩時間に自然館中庭で撮影したものですが、よく見ると、アレを 咥えています。そう、昨今話題のチュウゴクアミガサハゴロモです。こんなにあちこちに 数多く生息しているのだから、小鳥が食
Nov 2, 2025


みちくさもみじ
10月28日、園内の草花に名札を設置しつつ植物を学ぶ「道草くらぶ」の活動を行いました。 愉快で陽気な面々と、この日も珍道中が始まりました。植物の名前は必ず聞き間違えるし、 何回も同じ質問を繰り出す皆さん、期待を裏切りません笑。でも、楽しいのが一番ですね! 雑草にも目を向けてもらいたいという思いから、今回は地味でありふれた草花にも名札を 付けてみました。そんな中、ひっつき虫の王道の一つであるヒカゲイノコヅチに目を奪われ ました。見て下さい!この美しい草紅葉!これまでも、葉の色付く草花をたびたび紹介して きましたが、思いもよらない雑草が紅葉しているのを見つけたときの感動はまた格別です。 ながいけの道など、園内の各所に群生しているカラスノゴマも葉が赤く色付いていました。 真っ赤も良いですが、1枚の葉が緑から赤へとグラデーションになっているのも綺麗です。 この時期、ほとんど花の目立たないカタクリ観察路では、白いブラシのような姿が印象的な サラシナショウマの花が咲いていました。思わず触ってみたくなる可愛らしい花ですよね! 散策中に出会った植物と昆虫の一部で
Nov 1, 2025


秋色彩々
10月27日、長池公園では草木の葉が色付き、一年でもっとも彩り豊かな季節の到来です。 駐車場から自然館まで、普段なら素通りしてしまう植栽されたガマズミも、ほらこの通り。 ドキッとするような美しさです。黄葉したアカシデの落ち葉に私も影で埋もれてみました。 この日、午前中は「いきものがかり植物班」の活動で自然館周辺の手入れが行われました。 メンバーのお一人、Tさんが引っ越しされるとのことで、これが最後の参加となりました。 Tさんには、長きにわたり、お世話になってきました。中庭や自然館周りの保護植物などを 手厚く見守り、丹念に育ててきて下さりました。そしてこのブログも読んで下さっていて、 動植物の生きざまについて、参考になる情報を惜しみなく教えて下さり、語り合いました。 最近は私が忙しくて、なかなかゆっくりお話できなかったことが悔やまれます。この日も、 樹木移植の現場立ち合いに出ていてお会いできませんでした。この場を借りてこれまでの 感謝の意をお伝えします。たくさんご尽力いただきありがとうございました。新生活でも Tさんらしく、自然観察を続けていかれる
Nov 1, 2025


あめでもともと
10月25日、朝から雨で観察会が一件中止になりました。午前中のパークキッズレンジャーの 活動と、午後から市内の緑地で出張講師を務めることになっていた「里山レンジャーズ」の 活動は、雨にも負けず、どちらも決行に。私は日頃から“雨だからこその愉しみ”を探求 しているので、荒天など危険が伴う場合を除き、悪天候のフィールドワークも大好きです。 そのことをよくわかっているパーキッズの子どもたち+親御さんが大集合してくれました! パーキッズの活動は園内に設置してあったセンサーカメラの回収と解析です。早速、霧雨の 園内へ繰り出します。築池の堤防では、チカラシバにたくさんの水滴が付いて、とっても 幻想的な光景が広がっていました。近付いてみると、ウスバキトンボが一休みしています! そうか、雨の日はこういう場所でじっと翅を休めていたのですね。そっと指を近付けて・・ 手乗りウスバキトンボです。乗るというより、ぶらさがっているほうが落ち着くようです。 子どもたちの指を伝ってリレーしていきます。こんなこと、雨の日じゃないとできません! もう1種類、翅を休めている昆虫がいま
Oct 31, 2025


イシミカワの彩りと長池自然学校!?
10月23日、自然館中庭では鮮やかな瑠璃色をしたイシミカワの果実が見頃を迎えています。 瑠璃色の部分は花被が実を包み込んだもので、はじめは淡いクリーム色をしていますが、 やがて桃色~赤紫色に色付き、そこから青味が増していきます。一つの果序に様々な段階の 果実が見られるのでとてもカラフルです。先日の千葉出張でもイシミカワに出会いました。 果実の美しさもさることながら、この植物は“かたち”も魅力的です。茎を抱き込むように 付いた真ん丸の葉っぱ(托葉)と、長い柄のある三角形の葉っぱ。そのどちらも、一つの茎に 見ることができます。たとえ果実が無くても、“丸”と“三角”の葉っぱが同居していれば イシミカワと判別できるでしょう。また、他の植物によじ登って伸長する習性があり、茎に 斜め下向きの鋭いトゲがたくさんあるのも特徴的です。観察の際にはトゲにご注意下さい! 群落の中に、果皮が失われて中の実が剥き出しになっている個体を見つけました。意外な ことに、中の実は光沢のあるブラックでした。このままでも十分目立ちそうなものなのに! さて、この日は長池公園に多くの子ど
Oct 29, 2025


モミジルコウと長池小学校4年生クズとり
10月21日、調査の仕事で通りがかった空き地に、鮮やかな朱色の花が群生していました。 ヒルガオ科のモミジルコウ(ハゴロモルコウソウ)という植物です。栽培品の逸出でしょう。 マルバルコウとルコウソウの交配種で、葉の切れ込みは両者の中間的。モミジのような形を していることからその名が付けられました。最近はどこでも見かけるマルバルコウと違い、 モミジルコウを目にする機会はあまり多くありません。ちょっと嬉しい出会いなのでした。 この日の調査は、熱心な市の職員お二人と一緒にいくつかの緑地を廻りました。思いがけず コシオガマやカエデドコロなどのやや希少な種類も記録できて、上々の成果を挙げました。 写真は順に、コシオガマ、シュロソウ、イヌショウマ、タチツボスミレ、ボタンクサギ、 ウシハコベ、ヤクシソウ、ヒメセンナリホオズキ、アメリカアサガオ、カエデドコロ、 ノブドウ、イヌアワです。※季節外れのタチツボスミレは水辺で返り咲きしていたもの。 一方、午前中は長池小学校4年生による体験プログラム第2回(第1回は姿池清掃)のクズとり ミッションが実施されました。小学校の
Oct 26, 2025


マルバツユクサの繁栄と公開座談会
10月20日、午前中は港区青山の「地球環境パートナーシッププラザ」へ出張してきました。 関東EPOと環境再生保全機構が主催する、都市の環境保全活動に関する公開座談会に登壇 するためです。途中、電車が運休になるアクシデントに見舞われてどうなることかと・・ 朝一番、京王堀之内駅前の歩道沿いにマルバツユクサがたくさんあるのが目に入りました。 堀之内周辺では、主に大栗川よりも北側に広く見られる雑草で、造成土や畑の堆肥に種子が 混入して持ち込まれ、定着したとみられます。旺盛な繁殖力によってみるみるうちに分布を 広げてきました。もともとは南方系の雑草なので国内外来種とされていますが、国内だけで なく、東南アジア産のヤシ殻堆肥など、大陸から渡来した系統も多いことが予想されます。 地中に閉鎖花を付けて自家結実することもあって、分布の広がり方が尋常ではありません。 座談会を無事に終え、青山の街角で最初に出迎えてくれたのもこのマルバツユクサでした。 2つずつ並んだ花が愛らしく、足を止めてカメラを向けてみました。丸葉も可愛いですね! こちらが登壇した「都市部における“
Oct 25, 2025


モズの高鳴きと長池イベントday
10月19日、各地でモズの高鳴きが聴こえてくるようになりました。秋の里山の風物詩です。 目立つ枝先などに止まって縄張りを主張し、獲物を狙う姿は猛禽類さながらの迫力ですが、 よく見ると可愛らしい顔をしています。この顔でネズミやトカゲを咥えていたりするので、 なかなかのギャップです。そして、縄張りに侵入した他のモズや大型の小鳥に対して果敢に 攻撃を仕掛ける姿もまた、負けん気の強さを感じさせます。観察していて飽きない鳥さん! さて、この週末は長池公園で3つのイベントが同日に開催され、とても賑わっていました。 南大沢図書館主催「パークライブラリー」、NPObirth主催「桑都の杜 森づくり勉強会」、 そして、長池公園主催「セイタカアワダチソウで草木染め」です。どのイベントも盛況で、 参加者の笑顔に溢れていました。パークライブラリーは雨天のため途中で中止を余儀なく されましたが、午前中だけで300人近い来場者があったそうです。「みんなの長池」最新号 でもインタビュー記事を掲載している大学院生のOさんが、長池見附橋や長池伝説を独自の 講談や一人芝居で表現して
Oct 24, 2025


中庭テラスの植物と秋葉台小学校5年生の稲刈り
10月14日、各地で秋の野菊類が見頃を迎えています。自然館中庭テラスでは、薄紫色の花が 魅力的なカントウヨメナが咲いていました。ユウガギクやノコンギクとよく似ているので、 正確に判別するには、種子の綿毛の有無や長さ、葉の形態などを確認する必要があります。 見慣れてしまえば、遠目からでもある程度は検討が付くようになり、特に生育環境の違いで 「ススキの原っぱに見え隠れしているのはノコンギクだろうな~」、「湿っぽい草地に群生しているのはきっとユウガギクだ」などと言い当てられるのも、野菊の面白いところです。 カントウヨメナは主に田んぼの畔や湿地に生育します。水辺に咲く背が低めの紫色の野菊は 本種の可能性が高いといえます。当たりを付けてから細かい点を確認すると良いでしょう。 向かって右手の水鉢では、再びミズアオイが開花していたほか、希少なタウコギも開花中。 どちらも園内には自生せず、他所から移植したもの。3枚目は園内自生のコメナモミです。 さて、この日は秋葉台小学校の5年生が米作りの学習で長池公園へ来園しました。3クラスが 順番に、長池里山クラブ指導のもと
Oct 17, 2025


この羽誰のもの?
10月13日、今朝も長池にはオシドリのペアが滞在していたそうです。メンバーは日替わり? ところで先日、公園スタッフのKさんが園内の雑木林で特徴的な鳥の羽を拾ってきました。 この羽を見て一目で落とし主がわかった方は、なかなかのセンスです。答えはイカルです。 イカルの初列風切羽なのですが、白い斑紋が片側しかないので、最も外側の一枚でしょう。 以前にも市内でイカルの羽を拾ったことがありますが、それとは模様が異なっていました。 自然館の窓口では、スタッフが拾ったモノを色々と展示しています。早速、仲間入りです! 一方、展示室1の休憩スペースにあるミニ本棚にも新刊本が少しずつ配架されています。 その中から一冊ご紹介。山と溪谷社から今月発売されたばかりの『野鳥の食事事典』です。 著者はバードリサーチのお二人で、私も植物イラスト監修を担当させていただきました。 野鳥が何を食べているか、なんとなくは知っていても、種ごとにきちんと調べた記録は 案外多くありません。この本のベースはバードリサーチが取りまとめている全国規模の 食性データベースの情報がもとになっています。
Oct 14, 2025


東京都外来種対策リスト2025
10月12日、ご紹介が遅くなってしまいましたが、専門委員の一人として一昨年度から策定に 関わってきた東京都の「外来種対策リスト(ブルーリスト)」が先月より公開されています。 外来種対策リスト・外来種対策行動の手引き|希少な野生動植物の保全と外来種対策|東京都環境局...
Oct 13, 2025


ツリフネソウのお花畑
10月10日、鹿島公園の草刈りを実施しました。この時期の緑地作業は一年でもっとも快適と いえるかもしれません。涼しい中での動力作業は、ちょっといい汗かいて、じつに健康的! ところで先日7日、近隣の都立公園から依頼をお受けして、閉鎖管理区域内の現地調査を...
Oct 13, 2025


アオイトトンボ再発見
10月7日、長池小学校の4年生総勢65名が来園し、皆さんと一緒に姿池の清掃を行いました。 小学校の授業の一環で姿池清掃を行うのは、今回が初の試みです。幸いにも、池掃除日和の 天候となり、無事に3、4段目の清掃を完遂することができました。清掃後に驚きの発見が!...
Oct 11, 2025


松木小学校の子どもたちと秋の虫さがし
10月3日、松木小学校の2年生が校外授業で長池公園へやってきました。この日のテーマは、 「秋の虫」です。前半は室内で秋に見られる虫についてのレクチャーと観察の注意事項を 説明し、後半は実際に外へ出て虫を探しました。最初は芝生、次に草原と、環境を変えて...
Oct 10, 2025


静岡県生物多様性セミナー登壇
10月2日、静岡県主催の生物多様性セミナーで事例発表者として登壇する機会をいただき、 静岡まで日帰り出張してきました。企業、行政、自然系団体などから80名近い参加があり、 会場には関係者も含めると100名くらいいらしたのではないかと思います。凄い熱気です!...
Oct 8, 2025


連続投稿1000日目
9月30日、日々の自然観察や活動の記録を発信し続けてきた当ブログですが、この投稿で 1000件を達成しました。書き始めた当初は、特に何かを目指していたわけでもないので、 まさか1000日も発信し続けることになるとは、想像もしませんでした。感慨深いです。...
Oct 1, 2025
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