雨水の花暦
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2月24日、今週はようやく雨が降りそうなので、その前に長池公園内と松が谷方面の公園巡回清掃に出かけました。
雨が少ないことを除けば季節はほぼ暦どおりに進んでいて、早春の草木はすでに見頃を迎えているものもあります。
自然館中庭で保護育成中のイヌノフグリ。1月から咲いていますが、今まさに花盛りといえるのではないでしょうか。
花のアップだけでなく、ちっちゃ可愛くポツポツと咲いている雰囲気を撮りたいと思ってカメラを向けてみました。
2010年代に犬目町の古い住宅地の一角で発見し、頂戴してきたものですが、最近は自生地を見に行っていないので
気がかりです。都内では栽培品や移植由来と思われるものはありますが、自生個体群は本当に少なくなっています。
ながいけの道を歩くと、第一・第二デッキと長池前にあるネコヤナギのふわふわの花芽が目立っていました。動物の
ぬいぐるみみたいです。よく見ると、まだ帽子を被ったままの花芽もありますね。ネコヤナギも東京都では希少種。
大栗川沿いや住宅街で時々見かけるネコヤナギそっくりのヤナギはフリソデヤナギという園芸種で、バッコヤナギと
ネコヤナギの交配によって生まれたものです。こちらは花芽がネコヤナギよりもさらに大きくて見応えがあります。
体験ゾーンの田んぼの畔には、ネコヤナギよりもずっと小ぶりの花芽をびっしり付けたイヌコリヤナギがあります。
葉や花芽が対生していることが多いのは、イヌコリヤナギならではのわかりやすい識別点。こちらは普通種ですね。
南エントランスゾーン、さくらトイレの前で芳香を放っていたのはサルココッカです。面白い名前なのでその由来を
調べてみると、ギリシャ語で「果肉」を意味するsarkosと「液果」を意味するkokkosを組み合わせたもの、つまり
「肉質の液果」ということだそうです。今はまだ花ですが、実ができたら触ったり潰したりしてみようと思います。
松が谷方面の巡回では東中野公園のサンシュユがとても印象的でした。枝の先まで一気に咲き揃う様子は壮観です!
葉の芽吹きよりも先に開花する花木はサンシュユ以外にもロウバイ、マンサク、ヒュウガミズキ、レンギョウなどが
あります。これらはどれも花が黄色という共通点があり、花を訪れる昆虫の眼にはおそらくはっきり際立って見えて
いるのでしょう。冬枯れの褐色の背景の中に咲く花は黄色、新緑の緑色の背景の中に咲く花は白色が多いですよね。
ちなみに上の写真の1枚目は長池公園の芝生広場、2枚目以降は東中野公園の遊具のある広場の横で撮ったものです。
最後にご紹介するのは、三本松緑地に植栽されたアセビ。花がピンクに色付くアケボノアセビと呼ばれる品種です。
西日に照らされ、柔らかな色合いがいっそう美しさを増しています。その姿にすっかり心を奪われてしまいました。
“いい色だな、可愛らしいな・・”そんなことを心の中で呟きながら、上機嫌で黙々と巡回業務を進めたのでした。



































