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今年もまたこの場所で

  • Mar 10
  • 2 min read

3月6日、東中野公園の林床整備作業を行いました。園内に広がる雑木林の、これまでほとんど手を付けていなかった

エリアを開拓し、ササ藪を切り拓きました。東中野公園には希少な植物がいくつも生育しており、特にシダ植物では

ギフベニシダ、ヒカゲワラビ、イワガネゼンマイ、ウチワゴケ、アカハナワラビなどこの辺りでは見られない種類も

見つかっているので期待をしていたのですが、シダは成果なし。藪が濃く、ササに埋もれていたタマノカンアオイや

シュンランがちらほらと、かろうじて花を付けたウグイスカグラが救出されたくらいでした。埋土種子に期待です。

夕方、いくつか対応案件があって自然館からせせらぎ緑道まで往復しました。帰りに姿池の北東側の斜面草地に立ち

寄ってみました。お目当ては“つくしんぼ”です。日当たりの良いこの付近には、例年、一足早くからつくしんぼが

顔を出してきます。中段のU字溝に沿って歩いていくと・・ニョキニョキ。予想通り、たくさんのつくしんぼを発見!

いつものカメラで撮ると背景がボケてしまいます。それはそれで良いのですが、やはりここはスマホカメラの出番。

背景に長池見附橋を写し込むことができました。今年まだつくしんぼに出会えていない方はぜひこの場所へどうぞ!

せせらぎ緑道の林縁では雄性期のヒメカンスゲがフサフサの雄花を咲かせていました。スゲの仲間は花だけを見ても

似ている種類が多すぎて識別できません。このヒメカンスゲはもっともよく見かける身近なスゲの一つなのですが、

株ごとにまとまって生え(叢生)、茎の所々が濃い赤茶色に色付いて目盛りのような模様になることがポイントです。

長池見附橋のたもと、階段の隙間ではカラスノエンドウを小さくしたようなカスマグサの花も咲き始めていました。

「桜のつぼみが膨らんできたな」「カタクリはまだかな」・・そんな会話があちこちから聞こえてくるこの頃ですが、

足もとの身近な雑草が毎日、順々に咲き進み、移ろいでいく様子こそ、見逃さないであげてほしいと思う次第です。


 
 
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