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中庭散策路オープンと別所小学校おおぞら学級プログラム

  • 2 days ago
  • 3 min read

3月11日、自然館周りでは来館者を歓迎するかのように様々な植物が花開き、春の訪れを感じさせてくれています。

ハナモモやマンサクなど、思わずハッとするほど色鮮やかな花が目立つ反面、目を凝らさなければ咲いていることが

わからないような“地味”な植物も開花しています。例えばシュンラン。自然館のエントランス付近にたくさん植栽

されているのですが、その存在を知らなければ素通りしてしまうことでしょう。園芸種ですが、駐車場から自然館へ

向かう途中にあるバイモ(アミガサユリ)も、あっという間に伸びてきて花を付けています。花木では、雌木と雄木が

それぞれ植栽されているヤブサンザシや、同じく雌木と雄木がそれぞれ見られるキブシが咲き始めました。キブシは

自生個体と公園整備時の植栽個体との区別が難しいのですが、園内には実を付けない雄の木のほうが多いようです。

一方、オオバヤシャブシのように雄花序と雌花序が同じ木、同じ枝で、同時に見られる種類もあります。写真5枚目の

下に垂れ下がっているのが雄花序、上に伸びているのが雌花序です。どの花も目立ちませんが、味わい深いですね!

ところで先日、里山サポーターのWさんが、自然館中庭を周遊できる小径「中庭散策路」を整備して下さりました。

これまで、自由に出入りのできなかったテラスの少し先まで、どなたでも足を踏み入れて観察することができます。

今はまだ芽生えたばかりですが、レンプクソウやジロボウエンゴサクなど地植えの植物も近くでご覧いただけます。

ベンチも新調され、中庭の草木や小鳥たちを眺めながらのひとときもより快適に。Wさん、ありがとうございます!

以前から密かに人気を集めているアーモンド(扁桃)の花も、散策路のおかげで間近で観察できるようになりました。

梅や桜よりもだいぶ大きくて見応えのある花です。開花終盤には花の中心部分が濃紅色に色付くのも特徴でしょう。

さて、この日は別所小学校おおぞら学級の総勢36人を対象に、植物観察の年間プログラム(最終回)を実施しました。

芽吹きや開花に満ち溢れた長池公園で、一年間の学びの集大成となる授業を行いました。カタクリの芽生えの観察や

五感を使った各種植物の観察を楽しみました。なぜか大人気だったノビルのほか、カキドオシの葉やニワトコの蕾は

香りを嗅いでもらい、ネコヤナギの花序は手でその感触を確かめてもらいました。一年間、四季を通じて植物に注目

してきたおおぞら学級の皆さん。授業が終わっても、休日や放課後などに、足元の草花に目を向け、季節の移ろいを

感じ、その楽しさを周りの人にどんどん伝えていってくれたら嬉しいです。御礼の絵手紙カレンダーもありがとう!

おまけ。「3.11」から15年のこの日、「奇跡の一本松」と「ツナミ・プランツ」について授業の冒頭で話しました。

津波に飲まれながらも倒れなかった奇跡のアイグロマツと、津波で全て流されてしまった海岸砂地に、植物の種子が

飛んできて一面にお花畑が広がった光景。写真と絵画を紹介し、植物の生命力、たくましさを感じてもらいました。


 
 
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