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ジュウガツザクラと自然観察会のお知らせ
12月30日、今年も残すところあと一日となりました。生きものたちは冬越しの準備、私たちは年越しの準備です。 お墓参りで市外の山里にあるお寺に訪れると、冬桜の一種、ジュウガツザクラが綺麗に咲いていました。10月頃から 咲き始めることに由来していますが、実際には年明けまで華やかに咲き続けます。二季咲きなので春にも咲きます。 マメザクラとエドヒガンの交配で生まれた園芸種で、小ぶりの花は花びらが細く、半八重咲きになるのが典型です。 集落を望む丘の上で、モノトーンの冬景色に彩りを添えていました。ちなみに多摩丘陵にも時々植栽されています。 話は変わりますが、夏の猛暑の影響などもあって、しばらく開催できていなかった「長池公園 季節の自然観察会」を 久しぶりに企画しました。すっかり間が空いてしまい、申し訳ありません。冬越しする動植物などを観察しながら、 ゆっくり歩きたいと思います。また、散策のあとはブログ投稿1000回を記念(すでに1100日目前ですが・・)して フリートークも考えていますので、読者の皆さんはぜひふるってご参加下さい!申し込み開始は1月5日9時~
Dec 31, 2025


青空のオスプレイ
12月29日、年末らしく雲一つない穏やかな陽気となりました。この時期は見通しの良い河原を歩きたくなります。 青空を背景にミサゴが飛翔していました。細長い翼は、広げると大人の身長ほどもあります。こちらへ向かって迫り くる姿は大迫力です。 猛禽類の中では珍しい魚食性で、空中で の ホバリング と水面へのダイブを得意としています。 魚を狩るために 特化し た体の構造は、タカ科(ワシタカ)と様々な点で異なっており、それらを根拠にミサゴ科という 独立した科に位置付けられています。近年では、ハヤブサの仲間がタカ目とは遠縁でむしろインコやオウムに近いと いう事実がDNAによる系統解析で明らかとなり話題になりましたが、猛禽類の進化の歴史は不思議がいっぱいです。 この日はかぜも弱く、あちこちで上昇気流が発生しているようでした。その気流に乗って、ミサゴ以外にも猛禽類が 優雅に輪を描いていました。1枚目はノスリ、2枚目はトビです。視線の先に、それぞれ何を探しているのでしょう? 今冬は各地でよく見かけるシメ。河畔林を進むたびに小さな群れに出会いました。“小さな猛禽”こと
Dec 30, 2025


サインのフィールドサイン
12月28日、長池公園自然館は年内の開館最終日を迎えました。今年も多くの方にご利用いただき、感謝致します。 来年も引き続き、地域の憩いの場として、また、学びの拠点として、賑わいと安らぎの空間を提供してまいります。 なお、自然館は12/29~1/3まで休館となりますが、公園内はいつもどおりご利用いただけますのでご安心下さい。 ところで、道草くらぶの皆さんと園内各所に草名ラベルを設置していますが、今シーズンは道ばたの雑草に注目して もらうべく、足もとの低い位置にもいくつか名札を刺していました。それらのうちの一つが写真のようなボロボロの 状態で発見されました。まるで弾丸の痕跡のような穴がいくつも見受けられます。犯人はあの子に違いありません。 あの子とは、ホンドタヌキのことです。「ちょうどいい高さに、ちょうどいい嚙み心地のモノがあるじゃん!」という タヌキたちの心の声が聴こえてくるようです。そういえば、前にも、体験ゾーンのキランソウのラベルが穴だらけに なっていたり、九兵衛坂公園の階段沿いに設置した草名ラベルが全てかじられていたりしたことがありましたっけ
Dec 30, 2025


すっぽりはまる
12月27日、鑓水方面の住宅街をお散歩中に、ちょっと不思議な光景を目にしました。パイプに頭を突っ込んだ鳥! ・・と思ったら、正体はパイプに溜まった水を飲みに来ていたオナガでした。するりと頭を抜いたあとはゴクゴクと 喉に水を流し込んでいきます。野鳥の水飲み方法は、以前も何度か書いたように、下嘴がコップの代わりなのです。 水の入った筒があっても、人間にこの飲み方はとても真似できません。群れは慌ただしく他へ移動していきました。 ツツジの植え込みの下に2枚の羽が落ちていました。最近の記事で取り上げたばかりのシジュウカラの外側尾羽です。 手に持った写真は表裏が逆になっているので、おそらく同じ個体のそれぞれ尾羽の右側と左側ではないでしょうか。 尾羽の両端の2枚だけが白っぽい羽であることがわかる写真が無いか探していたところ、以前、自然館内に迷い込んで しまったシジュウカラが尾羽を広げたシーンの画像を、自然館スタッフが貸してくれました。ほら、白いでしょう? 他にも尾羽の両側が白い小鳥は、ホオジロ、アオジ、エナガなど色々いますが、シジュウカラの外側尾羽を見分ける.
Dec 30, 2025


パーキッズ活動納めとタテジマカミキリ
12月26日、午前中は年内最後の緑地作業で、乳母ヶ谷公園の落ち葉清掃を行いました。回収した落ち葉の総量は、 なんと460kg!雨のあとで水分を含んでいたこともあり、かなりのボリュームとなりました。年明けまでしばらく 緑地作業はお休みです。作業チームの皆さん、1年間お疲れさまでした。そして、午後は同じく年内最後の実施となる パークキッズレンジャー活動です。落ち葉の裏で冬を越すチョウの幼虫調査と、雑木林の落ち葉かきを行いました。 落ち葉プールで盛り上がったあと、自然観察納めもしておきたいと思い立って、藪を漕ぎ、急斜面を上がりました。 ヒノキの木陰にひょろっと伸びたハリギリの幼木。昨年はここにタテジマカミキリが張り付いて越冬していました。 今年はどうかと覗いてみると・・いました!大人の身長よりも高いところなので観察するのが大変でしたが、全員で 冬越しするタテジマカミキリを拝むことができ、大満足です。昨年の記事はこちらです。→ 立春のタテジマカミキリ ヒノキの樹皮下では、AくんとYくんが複数のトゲヤドリカニムシを発見。越冬中のクロウリハムシやヤニサシガメ
Dec 29, 2025


続・いつでもどこでもジョウビタキ
12月25日、クリスマスムード一色で賑わう某ショッピングモールの花屋の片隅。動き回る小鳥の影を捉えました。 先日ご紹介したばかりのジョウビタキの雌でした。こんなに可愛い小鳥がちょろちょろしているのに、気が付く人は 一人もいません。私が夢中になってカメラを向けていると、不思議そうな顔を浮かべつつも、素通りしていきます。 その時に心の中で思った“見て見て!”という気持ちをここで発散させて下さい笑。どうしてこんな場所にいるのか 最初は不思議だったのですが、考えてみれば、花屋では、冬でも色とりどりのお花が咲いていて、虫たちが集まって います。地植えの花壇には、土壌生物を豊富に含んでいそうな土がそこここに。おまけに実のなる庭木もあります。 そうです。ジョウビタキをはじめ、多くの鳥にとって花屋は資源の宝庫。まさにビオトープガーデンだったのです。 ふと上を見上げると、ここにも黒い影が。シルエットでも特徴的な細長い嘴をしたこの小鳥はイソヒヨドリですね! 残念ながら、屋上から聴こえてくる朗らかな囀りに耳を傾ける人も全くいません。買い物客のすぐそばで生活しつつ...
Dec 29, 2025


手乗りシジミ
12月24日、朝から雨模様でしたが、午前中は傘を差して、東京都立大学プレミアムカレッジのフィールドワークで 長池公園をご案内しました。足もとが悪く歩くのも大変なほどでしたが、とても意欲的な皆さんに助けられました。 午後からは四半期に一度の監査がありました。忙しくて写真を撮っていなかったので、先週の話題をご紹介します。 19日の午後、縁あって、八王子市越野にある帝京大学中学校・高等学校の敷地内に残る雑木林の調査を行いました。 1995年に開学した中高一貫校ですが、これまで30年以上、敷地内の自然について本格的な調査は行われておらず、 最近ではナラ枯れによる危険性などもあり、学内外で活用されることはほとんどなくなっているそうです。折しも、 建設前に実施された自然環境調査(アセス)の資料を最近入手できたため、当時と今との環境の変化や動植物の所在に 注目しつつ、まずは現状を把握するための予備調査として、教員と有志学生の協力のもと、敷地内を散策しました。 雑木林は確かに樹木の高木化やナラ枯れの被害、竹林の拡大などが目立ちましたが、業者によって間伐や下草刈り
Dec 28, 2025


いつでもどこでもジョウビタキ
12月23日、午前中は長池小学校つばさ学級の落ち葉かき対応、夕方から楢原小学校へ出張して打ち合わせでした。 この日が今年最後の教育機関対応です。2025年4月~12月までに行った教育機関への支援件数を集計してみると、 計62件、28施設、延べ2662人にも上りました。“ながいけ自然学校”と呼んでもいいほど、よく対応しました。 この日は行く先々でジョウビタキに出会いました。こちらは、楢原小学校近くの河原にいたジョウビタキの雄です。 可愛い顔で私にガンを飛ばしているように見えます。じつは舌打ちする感じで地鳴きを真似してみたら、ずんずんと 近付いてきたところなのです。冬は単独で縄張りを作ってパトロールに余念がない彼らのことですから、きっと私を 侵入者と思って様子を伺いに来たのでしょう。ルリビタキの地鳴きも真似できるようになりたい今日この頃です・・ 朝は、長池公園の築池のほとりで雌を見かけました。売れ残っていたガマズミの実に、ようやくちらほらと来訪者が 現れるようになりました。他に食べ頃の実が無くなって急に注目されるようになったのか、それとも、人間の眼で
Dec 27, 2025


展示室1に新しい仲間
12月22日、所用で高尾の森自然学校を訪問しました。冬枯れの草原ではモズやホオジロが見え隠れしていました。 モノトーンの枯野を眺めていると、ひときわ目立つ真っ赤な植物に気が付きました。気になると正体を確かめずには いられません。草や灌木を掻き分けて見てみると、ミツバアケビの紅葉でした。アケビやミツバアケビは黄褐色とか 紫褐色に色付くイメージがあり、これほど鮮やかなものは初めて見ました。今シーズンは、木々の紅葉も草の紅葉も 当たり年なので、普段はあまり美しく紅葉しない種類の植物がいつもとは違う表情を見せてくれることがあります。 所変わってこちらは長池公園自然館展示室1の常設コーナー。大学の先生と学生さんが集まって何だか賑やかですね。 骨格や透明骨格標本を手掛けて下さっているヤマザキ動物看護大学の面々です。新しい展示が追加された模様です! 今回、新たに仲間入りした標本たちです。修復作業を終えて戻ってきたホンドタヌキの骨格、ニホンイタチの骨格、 そしてアブラコウモリの透明骨格標本です。里山の野生動物は、全身が毛で覆われていることもあって、どれもよく..
Dec 27, 2025


シティーハンター
12月21日、冬至が迫り、暗くなるのがだいぶ早くなりました。子どもたちが公園で遊べる時間も限られています。 相模原市内の公園で遊び終えて引き上げようとすると、チョウゲンボウのペアが飛んできました。夕暮れ時は街なか でもチョウゲンボウやハヤブサを見かけることが多い時間帯。大きなビルなどに止まって、最後の狩りのチャンスを 伺っているようです。秋から冬にかけて、ハクセキレイやムクドリなど多くの小鳥が街路樹や施設の屋上ボイラーに 集まり、大規模なねぐらを形成するので、ねぐら入りのタイミングに合わせてやってきているのかもしれませんね。 チョウゲンボウのいるビルの下には、彼らの狩りの残骸が落ちていることがあります。私はこれまでに、カワセミや ツバメ、メジロ、スズメなどの翼がまるごと落ちているのを拾ったことがあります。なかなか豪快な解体方法です。 さて、この時は望遠レンズを持っていなかったので、標準レンズでの撮影です。案外、雰囲気が伝わるでしょうか? 道すがら、色付いた葉っぱの数々が目を引きました。1枚目の植物は、なんとあのヘクソカズラです。秋にはこんな...
Dec 25, 2025


二度あることは三度ある
12月20日、最近、ある珍しい鳥に出会いました。近隣での過去の観察記録も改めて振り返ってみたいと思います。 11月30日、子どもたちを連れて松が谷方面の広場で遊んでいた時のこと。「ティティティティッ」という聞き覚えの ある声が聴こえてきました。ニシオジロビタキに違いない!そう直感して声のする方を探すと、尾羽を上げた姿勢が 特徴的なシルエットがケヤキの枝先を飛び回っています。その後もしばらくじっくりと観察することができました。 後日も何度か見に行きましたが、私はそれから確認できていません。現況は不明ですので、場所の公表は控えます。 本種は全国的にも珍しい渡り鳥の一種。最近では越冬個体の記録が増えており、例年、関東でも数ヶ所で確認される ようになっていますが、かつては見つかると新聞に載るほどでした。私が初めてこの鳥に出会ったのは今から22年も 前の2003年まで遡ります。学生だった当時、府中の浅間山公園まで電車とバスを乗り継いで見に行ったのでした。 噂どおりの愛くるしい姿に魅了されたのですが、大砲レンズがズラリと並び、手懐けるための餌がばらまかれてい
Dec 22, 2025


落ち葉清掃の癒し
12月19日、大塚にある竜ヶ峰公園とふきつけ公園の落ち葉清掃を実施しました。どちらも小さな公園ですが、特に 竜ヶ峰公園は山側から流れてくる落ち葉がてんこ盛り状態。回収した落ち葉の総量は、およそ250kgに達しました。 そんなハードワークを癒してくれるのが、時折、姿を見せてくれる小鳥たちです。「ニーニー」と鳴きながら行動して いるのはヤマガラ。「ゲゲッ」と小声で呟きながら近付いてくるのはルリビタキです。鳥見歴も30年くらいになると ちょっとした小鳥のささやきでも、どこにどんな種類が何羽くらいいるか、などの情報が瞬時に頭に入ってきます。 現場の作業に集中していても、つまり、見ようとして意識をしなくても、五感でバードウォッチングできるのです。 大好きなエナガの群れも現れました。この真ん丸な体がたまらないですね!思わず掴みたくなってしまうほどです。 世の中はシマエナガグッズで溢れていますが、より身近な存在のエナガのグッズが増えてくれたら嬉しいのに・・! 突然、「チリリリリ」と甲高い声で鳴き交わし、すっと動きを止めました。上空にはハイタカ。さすが目がいいな
Dec 21, 2025


木の皮が・・
12月18日、巡回清掃で堀之内東山方面の公園緑地を廻ってきました。足もとからトラツグミが飛んでいきました。 ところで、先日の講座で撮影したこちらの写真をご覧下さい。大きなクヌギのゴツゴツした樹皮を写した一枚です。 じつはこの写真の中に、1匹の生きものが隠れています。まずはノーヒントで。写真を拡大して探してみて下さい! もう少しアップにしてみます。これでわかれば、あなたは素晴らしい観察眼の持ち主です。ヒントはある昆虫です。 ここまで拡大すればさすがに見えますでしょうか。真ん中やや左に、その名もキノカワガという蛾の一種がいます。 これまで、様々な昆虫の擬態を見て、そのたびに感激してきましたが、こちらのキノカワガはかなりの衝撃でした! 成虫という無防備に近い姿で越冬するキノカワガ。樹皮に張り付いていることで小鳥の目を掻い潜っているのです。 体や翅の模様はもちろん、凹凸まで、背景の樹皮とそっくりです。最初、クヌギカメムシの卵でもないだろうかと、 何人かでこのクヌギを観察し始めたのですが、講座の参加者の一人がじっと身を潜めるキノカワガの存在に気付き、...
Dec 21, 2025


冬の自然観察事始め
12月17日、講師の仕事で、東久留米市の落合川遊歩道と南沢湧水群を散策してきました。下見では主に水辺に注目 していたためにちゃんと見ていなかったのですが、遊歩道にはハリグワやギンドロ、アブラチャンなど、ユニークな 樹木が色々と植栽されていました。それらの冬の姿を観察するだけでも、十分に楽しめてしまう散策コースでした。 しかし、なんといってもこの日の主役は冬越しする生きものたちです。一行は、この時期になると、樹皮や葉っぱ、 樹名板など色々なものをめくっては、生きものが潜んでいないか確認せずにはいられません。私がそんなことばかり 繰り返しているのが、皆さんにもまんまと伝染ったようです。お昼休憩の時間には、ベンチの前のケヤキの樹皮裏を チェックし始めました。1~5枚目は同じ1本のケヤキ樹皮下から見つかった生きもの。順にトホシクビボソハムシ、 モンクチビルテントウ、ムツボシテントウ、ヒメコバネナガカメムシ(※左端はヒレルクチブトゾウムシ)、そして、 それらに比べるとひときわ大きな体のヒゲジロハサミムシです。6枚目は、ムクノキの樹皮下から複数匹見つかった.
Dec 21, 2025


鳥たちの都市生活
12月16日、専門学校の講義と試験監督で都内へ出張した帰りに、街なかの某公園に立ち寄り、食事を取りました。 ベンチに座って塩むすびを頬張っていると、池を泳いでいた2羽のオオバンが地上に上がってきて採餌を始めました。 オオバンは水草や魚、貝や甲殻類など、色々なものを食べる雑食性。水中でも陸上でも、美味しそうなものを探して どんどん口に入れているように見えます。そんな様子を見ていたら、パクッとイチョウの葉っぱを咥え上げました。 何でも食べるとはいえ、落ち葉を食べるのは見たことがありません。イチョウの葉は確か抗酸化作用があるとかで、 健康のために食べたりお茶にしたりすることがあるそうですが、生きものでは鹿が食べているのを映像で見たのと、 蛾の一部が食べるという話を聞いたことがあるくらいです。さあ、どうする?・・と期待半分に様子を見守ります。 残念!わりとすぐにポイッと捨ててしまいました。葉っぱをどかそうとして咥えた状態で移動しただけのようです。 それにしても、街なかのオオバンは本当によく人慣れしています。30年くらい前までは、今ほど数も多くなかったと.
Dec 19, 2025


コアカザトウムシ
12月15日、午前中は下柚木小学校で学校林を活用した秘密基地作りのための授業支援を行いました。学校林のある 小学校は市内でも数えるほどしか無いと思います。校庭だけでは決して味わえない本物の自然、地域に培われてきた 貴重な里山文化の歴史がそこには在ります。そして、下柚木小学校の学校林にはニホンアナグマの巣穴があちこちに あったり、希少なリンドウやウメガサソウなども自生していたりと、生物多様性の観点でも大きな価値があります。 今後も、子どもたちにはもっともっと学校林に入って、この環境でしか体験できない時間を過ごしてほしいですね! 所変わって、こちらは長池公園の雑木林トレイルの一コマです。初冬の雑木林内はとても静かでモノトーンの世界が 広がっています。そんな中、色付いたサルトリイバラやメギ、そしてオオモミジの葉がひときわ目立っていました。 葉を落としたナルコユリは、整列した果実がまだ仲良く残っています。(採取した株を自然館受付の花瓶に展示中!) 雑木林トレイルを歩いたのには目的がありました。昆虫写真家の法師人響さんが講師を務める昆虫観察会イベントの..
Dec 17, 2025


間接頭かき
12月14日、空いた時間に近場の公園を散歩していると、足もとからアオジが出てきました。ひと休みのようです。 こちらも小休止することにしてその様子を眺めていたら、器用に頭をかいていました。鳥は手が翼になっているので 当然、脚で頭をかくわけですが、じつは頭のかき方は二通りあります。脚をそのまま頭に持っていく直接頭かきと、 脚を翼の上に通して行う間接頭かきです。写真を見ていただければわかるとおり、アオジは間接頭かきを行います。 ヨガのワンシーンのような間接頭かきですが、スズメ目の小鳥の大半はこの間接頭かきを採用しています。対して、 より大型の鳥や水鳥の多くは直接頭かきを行います。種によって頭のかき方が決まっているのです。しかしながら、 その理由はわかっていません。翼の上を通すか下を通すかということで脚の長さが決め手になりそうなものですが、 カワセミのように短足な鳥(←失礼!)でもわざわざ間接頭かきをします。頭かきだけを集めた図鑑が欲しいですね! こちらがじっと休んでいたからか、アオジのほうも珍しくリラックスモードでしばらくの間、一休みしていました。..
Dec 17, 2025


よく柿食う客
12月13日、八王子市松木にある大石やかた斜面緑地で、大学生の保全ボランティア活動の指導を行ってきました。 東京都立大学、工学院大学、中央大学から総勢17名が参加し、下草刈りやフェンスのつる取りなどを実施しました。 学生の皆さんが積極的に地域のみどりの保全に関わって下さることはとっても頼もしく、意義深い取り組みですね。 集合場所の近くに植えられたカキノキには、たくさんの小鳥が集まっていました。中でも賑やかだったのはメジロ。 小鳥界屈指の甘党として有名です。ムクドリなど大型の鳥が食い散らかした後のカキがついばみやすいようでした。 大きなサイズのものでは、メジロ自身よりも大きい実もあります。そう考えると、まさに“ごちそう”ですよねえ! 入れ代わり立ち代わり鳥が現れます。メジロほど長居はしませんでしたがオナガやツグミも姿を見せてくれました。 収穫されないカキが多くの鳥たちの生活を支えているのですね。夜はハクビシンなどが訪れているかもしれません。 カキノキ以外にも、初冬ならではの実りが、鳥たちの来訪を今か今かと待っていました。ナンテンとセンダンです。..
Dec 16, 2025


秋葉台小学校のびのび学級の落ち葉かき
12月12日、秋葉台小学校のびのび学級の皆さんと一緒に、秋葉台公園の広場の周辺で落ち葉かきを実施しました。 朝から凍てつく寒さでしたが、熊手を使って落ち葉をせっせとかき集めるにつれ、徐々に体が温まっていきました。 掻いた落ち葉は堆肥づくりに用いられ、落ち葉を取り除いた林床は草花や生きものの多様性を育むというこの作業の 意義について、スタッフからしっかりレクチャーを受けました。落ち葉かきは、地域に受け継がれてきた里山仕事の 一つです。小学生の皆さんが毎年その担い手として作業してくれるようになれば、末永く継承されることでしょう。 子どもたちがシートに集めた落ち葉の山の中から、一瞬だけ白い物体が見えたので、「ちょっと待って!」とすかさず 声をかけて拾い上げたのがこちらです。さて、何の羽でしょう?セキレイ?エナガ?・・じつはシジュウカラです! シジュウカラの尾羽はグレーで青っぽい縁取りがあるのが普通なのですが、もっとも外側の1対の尾羽だけはこんなに 白くて美しいのです。飛んだ時などにもこの白いラインがキラリと目立つので、皆さんもぜひ観察してみて下さい。.
Dec 15, 2025


別所小学校おおぞら学級のロゼット観察
12月11日、午後から別所小学校おおぞら学級の定例プログラム(今年最終回)を実施しました。テーマはロゼット。 植物を年間テーマとして続けてきたプログラムですが、花の季節も終盤なので冬越しする草花に着目してみました。 ロゼットとは、植物が地表に放射状に葉を広げた状態のことです。冬を越す手段としてこの形態をとっているものも あれば、一年中、ロゼット状態で生育するものもあり、その理由は環境や生活史によって様々です。しかしながら、 種類の異なる雑草たちが揃いも揃ってこうした姿になるのには、必ず要因があります。「どうしてこんな姿なの?」、 「どうして葉が重ならないよう平面的に広がっているのかな?」そんな質問を投げかけながら、実際に触ってみたり 踏んづけてみたりしながら、観察してもらいました。ちなみに写真の植物はキレハミミイヌガラシのロゼットです。 言われなければ誰も見向きもしない、冬の雑草に寄ってたかって観察する子どもたち。じつに素晴らしい光景です! 春から植物を見続けてきた成果ともいえるでしょう。そしてこれからは道草を食わずにはいられなくなるでしょう。.
Dec 15, 2025
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