見頃のイチヤクソウと学生団体による企画展示

6月3日、明け方からの雨を予想していたかのように、昨晩もフクロウが鳴いていました。

夕方までしとしとと雨が降り、まさに梅雨の走り(走り梅雨)といえる天気となりました。

そろそろあの花が咲く頃だったかな？と思い出して、降りしきる雨の中、長池公園内の

イチヤクソウ生育地を覗いてきました。今年は園路から直接見ることはできず、少し林内に

入ったところにまとまって咲いており、作業班が手厚く竹の支柱で囲って下さっています。

なかなかベストタイミングに出会うのが難しい植物の一つですが、ちょうど花盛りでした。

一方、外回りから戻った公園スタッフが、ヤマトタマムシを連れてきました。今季初確認！

ここのところ、小さなタマムシ類ばかり観察していたので、本家のタマムシが余計に巨大に

見えてしまいます。やはりこの大きさと美しさは唯一無二ですね。雨の中、遊んでくれて

ありがとう！事務所にいたスタッフ一同でお見送りしました。今年もたくさん会えるかな？

ところで自然館展示室2では、東京都立大学の学生サークル「いきもの！サークル東京」に

よる企画展示が始まっています。実物やパネルを使った動植物の展示はなかなか斬新です。

ビジュアルに訴えかけるデザインはもちろん、中身もかなり濃いものになっていますので、

ご来館の際は、ぜひ足を運んでみていただければと思います。※会期は6月29日までです。

梅雨時期は、自然館内でのんびりしたり、展示を眺めて過ごしたりするのも良いですね！