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セミスジコブヒゲカミキリと花の観察授業

6月5日、カミキリムシブーム継続中です。公園スタッフのFさんが連れ帰ってきたのは・・

触角のコブがチャームポイントのセミスジコブヒゲカミキリ(雄)です。広葉樹の材を幅広く

利用するのでどこでも見られるはずの種類なのですが、私にとって3年ぶりの再会でした。

2022年の夏に見た時も、別のスタッフが里山のいえの近くで写真を撮って送ってくれて、

慌てて現場へ急行したのでした。つまり、まだ自分では見つけたことがない種類なのです。

今回はつくいけの道の手すりを歩いていたとのことなので、次こそは自力で見つけたい!

この日は午後から別所小学校おおぞら学級の定例プログラムを実施しました。年間テーマは

「花(植物)」です。3回目となる今回はドクダミとガクアジサイに注目。植物図鑑を片手に

花の構造などを観察しました。ドクダミは実際に手に取ってもらい、葉の臭いを嗅いだり、

中心にある黄色い”花”を取り出してみたり、こんなにまじまじと見ることもありません。

花びら状の白い部分(総苞)が4枚以外のものもあると知ると、5枚だけでなく6枚、7枚の

個体を探し出す強者も登場しました。これも楽しみ方、親しみ方の一つだと思いますね。

一方、ガクアジサイは名前の由来から花の役割分担について解説したあと、花にやってくる

生きものを観察しました。キマダラミヤマカミキリ、コアオハナムグリ、ハナバチの仲間。

そしてそれらを狙って待ち伏せするオオカマキリやクモなどが見つかりました。6枚目の

写真には、よく見るとカマキリが隠れています。まさにガクアジサイが生み出す生態系!

なお9枚目はテントウムシそっくりですが、テントウムシに擬態するヤツボシハムシです。

たった2種類の花しか取り上げなかったにもかかわらず、印象に残る1時間となりました。


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