ねこじゃら食堂
- ひとまちみどり由木 指定管理者
- 7月15日
- 読了時間: 2分
7月12日、買い物ついでに立ち寄った市内西部の小さな公園。草刈り前で“猫じゃらし”が
たくさん穂を揺らしていました。猫じゃらし(エノコログサ)といえばやはりアレですよね!
アレとはこちらのことです。エノコログサなどイネ科植物の花穂の汁を吸いに集まってくる
カメムシたちです。遠目からはゴミが付いているだけのようにも見えますが、よく見ると、
フサフサの刺毛に引っかかるようにして止まっているのはいずれも細長いカメムシの仲間。
この公園にあるエノコログサは、なんとほぼ全ての花穂にカメムシがくっついていました!
宜しければ過去の記事もどうぞご覧下さい。猫じゃらしの常連客/続・猫じゃらしの常連客
もっとも数多く見られる種類はヒゲナガカメムシ。タガメを細くしたような見た目ですね。
写真のような雰囲気で、花穂全体に散らばり、好き勝手な方向を向いて吸汁していました。
ヒゲナガカメムシの2倍くらいの大きさで、鮮やかな緑色が際立つのはクモヘリカメムシ。
大きさの割にあまり目立たないのは、体の色が背景の緑に溶け込んでいるからでしょう。
小さなアリのような姿のカメムシを見つけました。コバネヒョウタンナガカメムシです。
胸部が膨らんでヒョウタンの形をしたこの子も、イネ科大好き部族の一人だったのですね。
「ねこじゃら食堂」に集まるカメムシたちに夢中になっていたら、うさぎも見つけました!
小さな公園でも、腰をかがめて緑に目を凝らすだけで、素晴らしい世界が広がっています。
おなじみの種類ばかりですが、順番に、セマダラコガネ、クズクビボソハムシ、キタテハ、
アカメガシワの蜜腺に集まるアリ、ベッコウハゴロモ、アオバハゴロモ、ヘクソカズラ、
ナガイモ(雄株)、コナラの新葉です。皆さんはこの中でいくつ、見たことがありましたか?









































