8月21日、エノコログサやアキノエノコログサよりも少し遅れて、キンエノコロの仲間が
穂を出し始めました。赤味がかった黄金色の総苞毛が美しいコツブキンエノコロ。
よく見ると、細長い虫が複数止まっていました。エノコログサにいる虫といえば、
8月4日の記事で紹介したヒゲナガカメムシを連想しますが、どうもそれとは違うようです。
この虫の正体は、クモヘリカメムシ。ヒゲナガカメムシと同様、エノコログサを
はじめとする各種のイネ科雑草に集まり、吸汁する習性のあるカメムシの仲間です。
クモヘリカメムシの色合いと形、何かに似ているような・・と思ったら、子どもの頃に
よく使っていた“学習用鉛筆”でした。ペンのように細いこの子も探してみて下さいね!
1週間の夏休みを経て、今日から緑地作業が再開しました。東京都立大学とヤマザキ動物
看護大学のインターンシップ生も参戦し、九兵衛坂公園のつるとり作業を行いました。
写真4枚目が作業前、写真5、6枚目は作業後の様子。きれいさっぱりですね。
午後は、ゴミのポイ捨て行動について研究している工学院大学の学生と一緒に公園を巡回。
すっかり大学生づくしの一日となりました。暑さにも負けず、皆さん頑張ってくれました。
こちらはおまけ。クモヘリカメムシの観察中にヒラヒラと飛んできたツバメシジミです。