真夏の人気者
- ひとまちみどり由木 指定管理者
- 7月20日
- 読了時間: 2分
7月17日、オンラインでの打ち合わせを終えたあと、翌日のお泊まり保育対応の下準備へ。
暑さを避け、限られた時間で生きた虫たちと触れ合うため、事前に昆虫を採集するのです。
当日はじっくり彼らを観察したあとに、探索がてらみんなで逃がしに行くことにしました。
派手な虫ばかりでなく、目立たなくても魅力ある昆虫を紹介したい・・と思いつつ、やはり
王道の“美しい甲虫”は外せません。ながいけの道に降りると、ルリボシカミキリを発見!
こんなに鮮やかなカミキリムシが、外国産ではなくむしろ日本固有種であるのは驚きです。
そして、長池公園をはじめ、多摩丘陵では7月の後半からごく普通に見ることができます。
今シーズンは例年よりもかなり発生量が多いヤマトタマムシも数匹確保できました。産卵を
終えて動きの鈍くなっている子が多いので、弱らないうちに逃がしてあげたいところです。
エノキの周りを十数匹が飛び回っていたり、何匹も止まっていたりする光景は壮観ですね!
一方、大発生の裏ではやはり死骸もいつになく多く目にします。材木置き場では、台風の
影響なのか、数十匹の死骸を確認しました。中にはカラスに食べられて吐き戻された嘔吐物
(ペリット)の中に含まれているものもありました。昨年度の記事はこちら→ 輝くペリット
ながいけの道では、タカトウダイ、シシウド、ヤマユリなど夏の顔ぶれが咲いていました。
暑くて外は気が進まない・・という方は、木陰の多いながいけの道の散策がおすすめです!
おまけ。とっくに花期を過ぎたフタリシズカですが、この時期に茎の下のほうの節から、
花序を出しているのをご存じでしょうか?これらは閉鎖花といって自家受粉するそうです。























