7月7日、七夕は今年一番の猛暑日となりました。涼しくなるのを待ってから歩いて選挙へ。
歩き始めてすぐに、分電盤の上(ちょうど私の目線の高さ)にキラキラと輝く物体を発見!
よく見ると、虹色の輝きを放っていたのはどうやらヤマトタマムシの体の一部のようです。
ではこの物体は何かというと、野鳥のペリット。つまり、消化できない昆虫の外骨格や
小動物の骨などをまとめて吐き出したものです。猫の毛玉に近いイメージかもしれません。
ここにはよくカラスが止まっており、ペリットの大きさからみてもカラスの仕業でしょう。
これまで、私はトラフズクやフクロウ、カワセミなど様々なペリットを拾ってきましたが、
ヤマトタマムシの入ったカラスのペリットは初めて見ました。そこでふと思い出しました。
カラスは光るものには興味を持つ一方で、CDの裏面のようにキラキラした構造色のものは
苦手といわれているはず・・タマムシ類が雌雄ともに自然の中では目立ってしまう派手な
構造色をしているのも、一説では、カラスなどの天敵から身を守るためともいわれます。
このペリットを見つけて一つわかったのは、タマムシを襲うカラスもいるということ。
例外的なことなのか、それとも珍しいことではないのか、より多くの観察が必要ですが、
最近、巣立ったばかりのカラスの若鳥が親に連れられて採餌の練習をしている光景を
よく見るので、大きくて派手なタマムシがそのターゲットになった可能性もありますね!
投票所への道すがら、ピンクのシロツメクサ(品種モモイロシロツメクサ)を見つけました。
決して珍しいものではありませんが、つい話しかけたくなるというか、近付いて愛でたく
なってしまう特別な存在です。皆さんも、雑草たちの中にそんな相手がいたりしませんか?