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ショウジョウトンボとホドイモ開花

8月6日、巡回清掃で松が谷方面の公園緑地を廻ってきました。炎天下の大塚西公園では、

池の水面近くをたくさんのトンボたちが飛び交っていました。体だけでなく、複眼や脚まで

真っ赤にお化粧をしたショウジョウトンボが美しかったので、カメラを向けてみました。

池の縁の石壁に止まったショウジョウトンボは、みるみるうちに腹部を上に反り上げていき

逆立ちの姿勢になりました。これはモデルポーズではなく、暑さを少しでも緩和するための

行動の一つで、「オベリスク姿勢」と呼ばれるものです。ヤマユリ開花とオベリスク姿勢

この色と形・・東京タワーを連想してしまいます。試しに日傘で直射日光を遮ってみると、

今度は逆立ちから普段の姿勢へと、すぐさま体勢を変える様子を観察できました。面白い!

池の周囲の草むらにはおびただしい数のマユタテアカネが潜んでいたほか、この場所では

増加傾向にあるキイトトンボも数ペアが連結産卵していました。イヌタヌキモ(3枚目)を

はじめ、池に複数の水草を導入してから、トンボの種類も個体数も増えたように思います。

一方、東中野公園では外周バス通り沿いの植栽に絡み付くホドイモの花が咲き始めました。

ホドイモ自体はあちこちの林縁で見かけますが、環境条件が良くなければ花を付けません。

この付近のホドイモは例年、いくつもの花序を出してユニークな花を楽しませてくれます。

耳かきで中をほじりたくなるような独特な形状の花です。(実際には触れるとすぐ落ちる。)

写真のとおりまだ蕾が多いので、今後1~2週間ほどは開花を楽しむことができそうですね。

松が谷方面の公園のプチ自然情報をお届けしました。熱中症に気を付けてお出かけ下さい。


 
 
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