7月11日、まだまだ体温並みの暑さが続く中、各地でヤマユリが咲き始めています。
八王子市の花ということもあり、開花前から刈り残して手厚く守られている場所が
少なくありません。写真は、緑地作業の休憩時に大塚西公園で出会った立派な株です。
辺り一面に甘くて濃厚な香りが漂っていました。夜はもっと香りが強くなるといいます。
足もとには、ヤマユリほどの派手さは無いものの、同じく夏の里山の風物詩的な存在として
親しまれるヤマホトトギスも開花中。蕾はタコ、花はクラゲに見えるのは私だけ・・??
ところで、大塚西公園の池には水質改善や生き物の隠れ家となることを目的に水草を導入
しています。それらの一つ、イヌタヌキモの花が見頃でした。鮮やかな黄色が映えますね。
産卵のために集まったクロイトトンボは、イヌタヌキモの花を休憩場所にしていました。
池周辺のササ藪の上をゆっくりと飛翔するトンボを見つけました。マユタテアカネです。
陽だまりに静止したところを観察していると、どんどんお尻を持ち上げて逆立ち姿勢に。
このポーズは「オベリスク姿勢」と呼ばれるもので、トンボならではの習性の一つです。
逆立ちすることで、太陽光を直接浴びる面積を最小化し、体温の上昇を防いでいるそう。
だからといって、真似は禁物。私たちは、逆立ちしてもさらに暑くなるだけですから!!
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