炎天下の連結産卵
- ひとまちみどり由木 指定管理者
- 8月26日
- 読了時間: 2分
8月24日、立っているだけでのぼせそうな灼熱の下、姿池の周りをゆっくり一周しました。
久しぶりに望遠レンズを出して、飛翔するギンヤンマを狙ってみましたが、早々に諦めて、
連結産卵の様子をじっくりと観察することにしました。何組かのペアが産卵していました。
思いがけず、こんなショットが撮れました。後ろで産卵する雌の翅にシオカラトンボが!
この写真だけを見ると、いったいどういう状況なのか不思議に思えるかもしれませんね。
時間を巻き戻すと、連結産卵中のギンヤンマの頭上に1匹のシオカラトンボが右から飛んで
きました。止まる場所を探していたのか、おもむろにギンヤンマの翅の上に着地。そして、
体勢を整えて右向きに・・こうして先ほどの組体操のようなワンシーンが生まれたのです。
ギンヤンマが必ずといって良いほど雄と雌が繋がった状態で産卵を行うのは、雄が自らの
精子による受精を守り抜き、産卵を見届けるためです。交尾が終わったあとも、他の雄との
交尾を防ぐためにくっついたまま行動しているのです。炎天下の姿池では自然観察どころか
散策している人すらほとんどいませんでしたが、夏の水辺ならではの光景に出会えました。
おまけ。芝生に見事に溶け込んだクルマバッタモドキ。さぁいったいどこにいるでしょう?

























