巣立ち後のガビチョウ
- ひとまちみどり由木 指定管理者
- 8月7日
- 読了時間: 2分
8月5日、抱卵中のガビチョウに続いて、今度は巣立ったばかりのヒナが見つかりました。
場所はなんと自然館入口左手の茂みです。すぐそばに無精卵が1つ残った巣もありました。
毎日シャッターを開け閉めするときに通っていたはずなのに、よくぞ気付かれずに巣立った
ものです。灯台下暗しとはまさにこのことですね。まだ真ん丸ですが、顔はガビチョウ顔。
この場所で巣立ったガビチョウは写真の2羽のようです。親鳥が近くで見守っていました。
手のひらサイズのぬいぐるみみたいなので、何も知らなければ可哀想だからと拾ってしまう
人がいるかもしれません。しかし、ガビチョウに限らず野生の鳥のヒナを保護することは
ご法度です。羽毛に覆われ、目も開いた状態であれば、声を上げて自力で親鳥を呼ぶことが
できるので、どこかで親鳥が見守っているはず。親鳥を刺激しないことが第一なのです。
館内に掲示している日本野鳥の会のポスターです。ここにも書かれているとおり、ヒナは
拾わないようにお願いします。生まれ育った環境で実親に育てられるのがもっとも生存率を
高める方法であり、仮に捕食者に食べられてしまったとしても、それがバランスなのです。
まだしばらくは、小鳥たちの子育てを見かける時期が続きますが、優しく見守りましょう!















