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巣立ち後のガビチョウ

8月5日、抱卵中のガビチョウに続いて、今度は巣立ったばかりのヒナが見つかりました。

場所はなんと自然館入口左手の茂みです。すぐそばに無精卵が1つ残った巣もありました。

毎日シャッターを開け閉めするときに通っていたはずなのに、よくぞ気付かれずに巣立った

ものです。灯台下暗しとはまさにこのことですね。まだ真ん丸ですが、顔はガビチョウ顔。

この場所で巣立ったガビチョウは写真の2羽のようです。親鳥が近くで見守っていました。

手のひらサイズのぬいぐるみみたいなので、何も知らなければ可哀想だからと拾ってしまう

人がいるかもしれません。しかし、ガビチョウに限らず野生の鳥のヒナを保護することは

ご法度です。羽毛に覆われ、目も開いた状態であれば、声を上げて自力で親鳥を呼ぶことが

できるので、どこかで親鳥が見守っているはず。親鳥を刺激しないことが第一なのです。

館内に掲示している日本野鳥の会のポスターです。ここにも書かれているとおり、ヒナは

拾わないようにお願いします。生まれ育った環境で実親に育てられるのがもっとも生存率を

高める方法であり、仮に捕食者に食べられてしまったとしても、それがバランスなのです。

まだしばらくは、小鳥たちの子育てを見かける時期が続きますが、優しく見守りましょう!


 
 
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