夜の長池公園
- ひとまちみどり由木 指定管理者
- 7月28日
- 読了時間: 3分
7月25日、異常な暑さの中、梶川公園の草刈りを実施しました。刈払機を回している時は、
集中しているので気にならないのですが、機械を止めると尋常じゃない暑さを実感します。
チームメイトと相談して、全員で予定よりも15分ほど早く現場を撤収することにしました。
連日、熱中症警戒アラートが発表されている状況なので、外での作業で無理は禁物ですね。
ところで先日、夜(18時~21時頃)の長池公園内を散策しました。年に一度の夜間調査です。
園路沿いの各所で暗闇の中にカラスウリの花が浮かび上がり、幻想的でした。クズの葉を
はじめ、マメ科植物の多くは休眠運動といって葉を折り畳んでいる様子が確認できました。
王道のカブトムシやノコギリクワガタは、それなりの個体数を確認することができました。
園内には樹液の出るクヌギが少ないため、他所と比較してカブクワの数は多くありません。
期待のカミキリムシ類はピークを過ぎていたため、確認できたのはほぼ全て普通種でした。
アカアシオオアオカミキリ、ウスバカミキリ、キマダラミヤマカミキリ、クワカミキリ、
キボシカミキリです。アカアシオオアオカミキリは豊作だった昨年までよりも数が少なめ。
材木上には鮮やかなツマグロツツカッコウムシをはじめ、サトユミアシゴミムシダマシや
タイショウオビオオキノコなどが見られました。ちなみに昼間と違ってゴキブリ天国です。
昆虫以外には、トビズムカデ(1枚目)やオオゲジ、ヤマナメクジ(2枚目)などがいました。
昼と夜とでは、生態系そのものが全く異なることに注目です。夜には夜の世界があります。
今回はトラップや網などは一切使わず、ライトとカメラのみを片手に調査を行いました。
それでも、普段は見ることの少ない夜行性の生物を観察し、夜の里山の空気を味わうことが
できて貴重な体験となりました。(そういえば、今年はセミの羽化を見かけませんでした!)
【観察できた動植物リスト】
カブトムシ、ノコギリクワガタ、コクワガタ、アカアシオオアオカミキリ、ウスバカミキリ、キマダラミヤマカミキリ、クワカミキリ、キボシカミキリ、カタシロゴマフカミキリ、ナガゴマフカミキリ、サクラコガネ、ビロードコガネ、カナブン、アオドウガネ、サトユミアシゴミムシダマシ、セスジナガキマワリ、キマワリ、オオクチキムシ、クチキムシ、オオナガコメツキ、ツマグロツツカッコウムシ、タイショウオビオオキノコ、ヒメオビオオキノコ、オオヒラタシデムシ、ハサミツノカメムシ、ヒグラシ、ニイニイゼミ、アブラゼミ、ハヤシノウマオイ、セスジツユムシ、ササキリ、カネタタキ、ショウリョウバッタモドキ、ショウリョウバッタ、コカマキリ、オオカマキリ、エダナナフシ、ナナフシモドキ、クロコノマチョウ、ウスバカゲロウ、トビズムカデ、オオゲジ、ヤマナメクジ、チャコウラナメクジ、テナガエビ、ウシガエル、カラスウリの花、クズの葉の休眠運動 ほか







































