余水吐のハクセキレイ
- ひとまちみどり由木 指定管理者
- 8月28日
- 読了時間: 2分
8月26日、長池小学校に楢原小学校、ぽんぽこ祭り実行委員会と、打ち合わせ続きの一日。
インターンシップは東京都立大学から新たに2人が加わり、3人が実習に励んでくれました。
公園に関わる地域の方々との対話の中から得たものは、大きかったのではないでしょうか。
ところで先日、ワルナスビ抜き取り作業へ向かう途中に築池と姿池の間の堤防を通った際、
眼下の余水吐を覗き込むと、ハクセキレイが飛び出してきました。尾羽が短く、顔立ちも
どこか幼さが残っており、今年生まれの子のようです。手すりに止まってじっとこちらを
観察したあと、スタスタとまるで平均台のように器用に歩いて先端まで辿り着きました。
枝や手すりの上を歩いて移動する習性は、セキレイの仲間特有の行動です。遠くて模様が
見えなくても、横枝に沿って歩くシルエットを見てビンズイ(セキレイの仲間)と判別できる
ことも多く、案外重要な観察ポイントかもしれません。さて、余水吐には築池から越流する
水や落ち葉、ヘドロなどに混じって様々な水生生物が流れ込んできます。エビやザリガニ、
小魚、トンボのヤゴなどです。このわずかな空間にセキレイがよくいるのはそのためです。
しかし油断はできません。ハクセキレイが飛び出してきた辺りから姿を現したのは、小さな
ヤマカガシの子どもです。この子の狙いも水生生物に違いありませんが、ハクセキレイも
採餌に熱中しすぎると、ヘビに隙をつかれる可能性もゼロではないはず。お気を付けて~!
最後は熱心なインターンシップ生の活動の様子を紹介します。打ち合わせへの同席以外にも
自然情報の更新やお祭りの備品準備など忙しく働きました。明日も頑張っていきましょう!



















