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マヤランこの指とまれ

8月27日、公園スタッフから、つくいけの道入口付近のベンチのそばでマヤラン開花中との

知らせを受けて、大塚方面の巡回清掃からの帰りに覗いてきました。とても立派な株です!

光合成に頼らず生きる菌従属栄養植物の一種で、街中でも比較的よく見つかる野生ランの

仲間です。長池公園でも園内の数ヶ所に発生スポットがあり、毎年開花を確認しています。

どうやら、7月と晩夏の2回、開花ピークがあるようで、今咲いているのは2回目でしょう。

しゃがみ込んでこの花を撮っていると、犬を連れた散歩の方や、常連の方から声をかけられ

ました。「いったい何を見ているの?」と尋ねられてマヤランの存在を指差して教えると、

「これは絶対に言われなきゃ気が付かない!」と驚かれました。写真では華やかですが、

実際に見ると周囲に溶け込んで全然目立たないのです。そして、園内で声をかけて下さる

方の多くは、「教えてくれてありがとう!」と一言御礼を伝えて下さります。その一言が

嬉しくてあたたかくて、ほっこりした気持ちになります。こちらのほうが感謝したいほど。

植物や生きものを通じて会話が生まれ、話し込んで、気が付いたら顔見知りになって・・

そんな日常の光景が長池公園の良いところでもあります。どうぞ遠慮なくお声がけ下さい!

おまけ。この日のインターンシップは、広報誌の取材への同席や、里山サポーターによる

外来生物(ウシガエル・アメリカザリガニ)駆除への参加など、充実したプログラムでした!


 
 
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