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ヒロオビジョウカイモドキ

8月18日、今週から大学生のインターンシップ活動が始まりました。初日は東京薬科大学の

学生さんが2名、来園しました。オリエンテーションも兼ねて園内を車で一回りしました。

清掃や安全点検、掲示物の交換など以外にも、来園者とのコミュニケーションや自然情報の

記録も大切なお仕事です。生きものや植物を見つける度に、一緒に観察してもらいました。

ながいけの道のミツバウツギで見慣れない昆虫を発見しました。何となく図鑑で見たような

気がするのですが、名前が思い浮かびません。こういう時は、たいてい“~モドキ”とか、

“~ダマシ”とか、昆虫界で異端派扱いされている種類なのですが、今回もズバリ的中!

正体は「ヒロオビジョウカイモドキ」という甲虫の雄でした。肉食版カミキリムシという

べきジョウカイボンという甲虫がいます。その仲間に似て非なる甲虫ということでしょう。

つまり“カミキリムシのような甲虫のジョウカイボンのような甲虫”ということですね笑。

よく見ると、ツートンカラーがお洒落ですし、触角もおかしな形をしていて魅力的です。

季節を感じるセセリチョウの仲間も増えてきました。キツネノマゴなど、雑草の花がよく

咲いている広場では、蜜を求めてあちこちを飛び回り、忙しそうです。イチモンジセセリを

はじめ、キマダラセセリ、コチャバネセセリなど、目を凝らすと複数種が混ざっています。

その他に出会った生きものと旬の草花です。オオクモヘリカメムシ、チュウレンジバチ、

ワキグロサツマノミダマシ、ヒオウギ(植栽)、タヌキマメ(植栽)、メハジキ(植栽)、

ミズタマソウ、キツネノマゴ、ワレモコウなどなど。秋の気配が着実に近付いてきました。

最後にインターンシップ活動の様子です。オリジナルの草名ラベルを作ってくれました!

全て、自然館周辺や中庭テラスに設置してあるので、よろしければ探してみて下さいね。


 
 
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