ヒロオビジョウカイモドキ
- ひとまちみどり由木 指定管理者
- 20 時間前
- 読了時間: 2分
8月18日、今週から大学生のインターンシップ活動が始まりました。初日は東京薬科大学の
学生さんが2名、来園しました。オリエンテーションも兼ねて園内を車で一回りしました。
清掃や安全点検、掲示物の交換など以外にも、来園者とのコミュニケーションや自然情報の
記録も大切なお仕事です。生きものや植物を見つける度に、一緒に観察してもらいました。
ながいけの道のミツバウツギで見慣れない昆虫を発見しました。何となく図鑑で見たような
気がするのですが、名前が思い浮かびません。こういう時は、たいてい“~モドキ”とか、
“~ダマシ”とか、昆虫界で異端派扱いされている種類なのですが、今回もズバリ的中!
正体は「ヒロオビジョウカイモドキ」という甲虫の雄でした。肉食版カミキリムシという
べきジョウカイボンという甲虫がいます。その仲間に似て非なる甲虫ということでしょう。
つまり“カミキリムシのような甲虫のジョウカイボンのような甲虫”ということですね笑。
よく見ると、ツートンカラーがお洒落ですし、触角もおかしな形をしていて魅力的です。
季節を感じるセセリチョウの仲間も増えてきました。キツネノマゴなど、雑草の花がよく
咲いている広場では、蜜を求めてあちこちを飛び回り、忙しそうです。イチモンジセセリを
はじめ、キマダラセセリ、コチャバネセセリなど、目を凝らすと複数種が混ざっています。
その他に出会った生きものと旬の草花です。オオクモヘリカメムシ、チュウレンジバチ、
ワキグロサツマノミダマシ、ヒオウギ(植栽)、タヌキマメ(植栽)、メハジキ(植栽)、
ミズタマソウ、キツネノマゴ、ワレモコウなどなど。秋の気配が着実に近付いてきました。
最後にインターンシップ活動の様子です。オリジナルの草名ラベルを作ってくれました!
全て、自然館周辺や中庭テラスに設置してあるので、よろしければ探してみて下さいね。