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ヒゲナガハナノミとグリーンライブセンター講座

5月17日、朝から雨降りの一日。日中は雨足の強まる時間帯もあり、来園者も疎らでした。

そんな悪天候でもパークキッズレンジャーの皆さんが集まって下さったので、予定のとおり

園内に哺乳類調査用のセンサーカメラを設置してきました。子どもたちにとっては天気は

あまり関係ないようで、いつもと変わらず生き物探しに熱中!大人も負けていられません。

自然館中庭では、ホタルのような見た目をしたヒゲナガハナノミが何匹も見つかりました。

先日、カミキリムシの性的二型の話をしましたが、本種は触角の形状だけでなく全身の色が

雄と雌とで異なっており、まるで別の種類のように見えます。写真は交尾行動の様子です。

こうして一緒にいれば、あぁなるほど同じ種類なんだとやっと納得できるほど違いますね。

ヒゲナガハナノミはホタルと同様、幼虫の頃を水中で過ごすのだそうです。私はまだ幼虫を

見たことがないので、いつか出会ってみたいものです。どうりで水辺に多いわけですね!

設置したセンサーカメラに向け、調査開始の札を掲げてハイチーズ。雨の中頑張りました!

午後からは、リニューアルオープンしたばかりの多摩市立グリーンライブセンターへ出張。

「多摩丘陵の自然や植物を学ぼう」と題した一般向けの講座で、講師を務めてきました。

前半は室内で座学、後半は山野草エリアなどを廻り、実際に野外で植物を観察しました。

後半にはなんとか雨もほぼ止み、雨上がりならではの散策に。葉が水を弾いて美しい雨滴を

纏ったネコハギや、かつて谷戸の法面部分だった名残りを残す裾刈り草地ではノアザミが

ちょうど花盛りだったほか、植栽された草木も含めて様々な植物をレクチャーできました。

悪天候の中、足を運んで下さった20名を超える参加者の皆さん、ありがとうございました。




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