ヌスビトハギの季節
- ひとまちみどり由木 指定管理者
- 9月8日
- 読了時間: 2分
9月3日、長池公園の散策では、“ひっつき虫”と呼ばれる付着散布型の果実を付ける植物の
花が目に付くシーズンとなりました。ヒカゲイノコヅチ、キンミズヒキ、ミズタマソウなど
色々な種類が見られ、どれも秋の結実期を前に花を咲かせています。中でも、一番華やかで
多くの昆虫を集めているのがヌスビトハギです。サングラスのような独特な形状の果実は、
ベタベタと衣服に付いて離れないかなりの厄介者ですが、花はじつに清楚で品があります。
芝生広場の一角にヌスビトハギがまとまって咲いていました。林から少し離れているので、
私たちやワンちゃんが知らず知らずのうちに“ひっつき虫”を運んで定着したのでしょう。
花の周りを、高速で飛び回る小さなハチがいました。キオビメンガタヒメバチのようです。
顔面に盾状の隆起があるそうですが、あまりの素早さに特徴を捉えた写真は撮影できず・・
ところで、築池堤防の保護植物生育エリアでは、いつの間にかタヌキマメがいくつも花を
咲かせていました。今年はこのエリア内を草刈りしたタイミングが遅かったため、どうかと
思っていたのですが、ちゃんと発芽してきてくれて一安心です。イヌハギ、メガルカヤ、
チョウセンガリヤスなどの希少な草原性植物も、これから順次、観察を楽しめそうですよ!
先週に引き続き、東京都立大学とヤマザキ動物看護大学の学生がインターンシップ活動を
行っています。午前中は昆虫写真家の法師人響さんへのインタビュー取材、午後は企業との
打ち合わせに同席していただきました。翌4日は、いよいよインターンシップ最終日です!

























