ツルニンジン開花と果実2題
- ひとまちみどり由木 指定管理者
- 8月25日
- 読了時間: 2分
8月22日、里山トイレを閉めに行く途中、つくいけの道沿いに生育するツルニンジンが開花
していることに気が付きました。手前の株はまだ蕾ですが、奥にある株はすでに3つも花を
咲かせていました。園路から近いところばかり見ていたので、危うく見逃すところでした。
よく似たバアソブよりも1ヶ月以上遅く咲き、バアソブと比べて花や葉は大きくなります。
里山の雑木林では有り触れた存在ですが、花はあまり見かけません。長池公園の緑地管理
チームの皆さんが丁寧に竹で支柱を組んで下さったおかげで、今年も花を咲かせました!
この日、午前中は大塚なかおね公園の階段沿いの草刈りを実施しました。暑さでヘロヘロに
なりつつも、作業後は階段下に刈り残しておいたソクズを観察しました。ソクズはすでに
花のピークが過ぎて実が成っていました。結実率が低いことで知られていますが、今年は
今まで見た中でもっとも実付きが良くて驚きました。トマトカラーのとても小さな実です。
こちらはソクズの残り花です。“クサニワトコ”の名のとおり、ニワトコそっくりですね。
階段中央付近には、お祭りの装飾品のような、不思議な果実がにょきっと生えていました。
これを見てすぐに正体がわかった方は凄いです。どうやらナツズイセンの果実のようです。
ナツズイセンは彼岸花に近縁の植物で、塊茎の分割、つまり栄養繁殖によって増えます。
一見、ちゃんと実っているように見えますが、稔ることはなく種子も作られないそうです。
ちょっと花がしおれかけてしまっていますが、やや離れた所で花の名残りを見つけました。
一方、長池公園では2人のインターンシップ生が掲示物の作成や清掃に励んでいました。
2人ともとてもセンスが良く、POP職人といった感じです!この前日に別のメンバーが作成
したものも含めて、写真でご紹介します。見出しPOPがキャッチーだと、展示物を見るのが
ますます楽しくなります。なお、5枚目にもあるとおり、『月刊 日本の生物』という古い
雑誌の全巻セットが蔵書の仲間入りを果たしました。文一総合出版の野鳥専門雑誌として
人気の『BIRDER』の前身となったのがこれらの雑誌なのです。もともとは生物全般を対象と
した内容だったのですが、そのことは意外と知られていません。その第1巻から48巻まで、
全てが一気読みできる機会はそうそう無いはずですよ!ぜひじっくり読んでみて下さいね。















































