タヌキマメとキンミズヒキ
- ひとまちみどり由木 指定管理者
- 8月17日
- 読了時間: 2分
8月15日、朝から植物目当ての来館者がひっきりなしに訪れ、午前中は多くの方をご案内
しつつ、植物談義に花を咲かせました。個人の方が発信して下さっているブログの記事を
ご覧になって足を運ばれる方もいれば、中には当ブログを見て遠方から足を運んで下さる
方もおられ、ありがたい限りです。私はどちらかといえば珍しい種類よりも、身近な種類に
フォーカスしてその面白さや魅力を伝えるのが好きなので、ご理解いただければ幸いです。
私のおすすめはこちら。自然館中庭テラスのプランター内で保護栽培中のタヌキマメです。
和名に“たぬき”の付く植物は多くはありませんが、その中でもっとも見た目の雰囲気が
ネーミングとマッチしていると思います。花も果実も、なぜかタヌキを想起させるのです。
ここであえて注目したいのは、マメ科らしからぬ細長い葉っぱ。マメ科の植物といえば、
丸っこい葉っぱ、それも複数の小葉がセットになっている(複葉)種類がほとんどなので、
かなり異端な存在といえるでしょう。花はお昼頃から咲き始めますので、ぜひご覧下さい。
もう一つおすすめの植物をご紹介します。トンボ池のほとりに群生するキンミズヒキです。
立秋の里山では有り触れた存在ながら、案外、注目されることが少ないような気がします。
ここではピンク色のミソハギと見事に共演しており、二人の主役が織り成す美しい情景に、
心が洗われます。長池公園の里山百景を選ぶなら、私はこのお花畑を推したいくらいです。
さて、そうはいっても暑くて外の散策は難しい・・という方も多いでしょう。そんな方には
涼しい長池公園自然館でゆっくり過ごされることを推奨します。自然館は、広報はちおうじ
でも特集されていた「はちおうじまちなか避暑地」の一つに指定されており、夏休み期間は
皆さまの快適な休憩利用を促進するべく、各種特設スペースを設けてお待ちしております!





























