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キジノオシダ

7月20日、三連休の中日は参院選の投票日でした。蒸し暑い中、係の皆さんも大変ですね!

話は変わりますが、先日16日の秋川丘陵の調査では、希少なシダが数多く見つかりました。

その一つ、湧水地の沢筋に見事な群落を作っていたのはキジノオシダです。暖かい地方へ

行けば普通に見かけるシダですが、東京ではとても珍しいので、喜びを分かち合いました。

名前に鳥や獣の名前が付く植物は数あれど、“キジ”の名を冠したものは多くありません。

思い付くところでは、キジが座っていた跡のように株が孤を描いて花咲く「キジムシロ」、

近所のスーパーに売っている「アスパラガス(オランダキジカクシ)」くらいでしょうか。

一方で、植物に限らなければ身近なところでも“キジ”が登場します。例えばおなじみの

「キジバト」。それに、私の足元には可愛い「キジトラ(猫)」もいます。本家の「キジ」は

というと、草地の減少とともに年々見る機会が減ってきています。少なくとも名前だけは

私たちの日常にまだまだ生き続けていくことになりそうですが、日本の国鳥であり、近年の

研究で日本固有種として正式に認定されたキジこそ、もっと注目されるべき存在なのでは?

キジノオシダについて書くはずが、結局また脱線してまとまりない「記事」になりました。

シダに興味の無い方にとってはどれも同じに見えるかもしれませんが、同じ緑色の中にも

多様な個性があって楽しいものです。秋川丘陵で出会ったシダ植物の一部をご紹介します。

順番に、イノデモドキ、ウラジロ、オオカナワラビ、オオバノアマクサシダ、カタヒバ、

シシガシラ、ヒメワラビ、ヒロハイヌワラビ、ヤシャゼンマイ。どの子も美しいでしょう?

長池公園でもシダの観察会を企画してみたいですが、果たして参加者集まるでしょうか笑。


 
 
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