オオヒナノウスツボ
- ひとまちみどり由木 指定管理者
- Sep 15, 2025
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9月12日、週の後半は雨がちの天気となり、深刻な水不足も少しは解消することでしょう。
極度の乾燥や高温障害で元気をなくしてしまっている植物たちにとっても、恵みの雨です。
午前中は堀之内東山あゆみの公園の草刈りを実施していましたが、作業終了後、その足で
市内北西部へ出張してきました。都市開発が進んだ日野台地の一角に、市の緑地と民有の
緑地が連続的に残されています。事情により民有緑地範囲の一部のみどりが失われることに
なったため、そこに生育する希少な植物をいくつか移植するプロジェクトが進んでいます。
ナツハゼやクロモジなど、移植する植物の確認と打ち合わせのために現地を訪れました。
車を降りるとすぐに、オオヒナノウスツボの花が目に入りました。何度か足を運ぶ中で、
リボンを付けてマーキングしておいた希少植物の一つです。約20個体が花を咲かせており、
小豆色をした特徴的な花を堪能することができました。オオヒナノウスツボは、東京都の
絶滅危惧ⅠB類に指定されています。その分布は、南多摩の丘陵地から西多摩の低山地に
集中しており、多くの自生地が開発や耕作放棄によって失われつつあります。由木地区でも
近年はいくつかの産地で姿を見せなくなってしまいました。そんな本種ですが、この場所も
御多分に漏れず、今まさに失われようとしているわけです。移植は樹木が中心なのですが、
オオヒナノウスツボだけは何としても救出し、新天地で花を咲かせてくれるよう願います。
オオヒナノウスツボの咲く林縁草地には、希少価値はそれほど高くないものの、里山らしい
素敵な草花がいくつも見られました。写真は、タイアザミ、ヤマニガナ、ネバリタデです。
ネバリタデは馴染みが薄いかもしれませんが、伐採跡地や造成草地にしばしば発生します。
托葉鞘と呼ばれる茎の節の部分、ここをつまむと粘るのが特徴です。確かによーく見ると、
小さな腺点が点在しています。それにしても、タデの仲間にしては花が地味すぎですよね。
さて、小雨降る中、現地で植物を観察しながらの打ち合わせは順調に進みました。いよいよ
希少植物レスキュープロジェクトが動き始めました。いずれ、良い報告ができますように!
おまけ。今年も築池でマミズクラゲが発生中!早速、受付にてホンモノを展示しています!

























