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アカメガシワに群れる

9月16日、自然館から階段を下へ降りてすぐにあるアカメガシワ(雌雄異株)は雌の木です。

地味ですが、三つに分かれた果皮から、光沢のある美しい黒い種子が顔を覗かせています。

この黒い種子は主に鳥散布なので、しばらく見ているとキジバトなどが集まってきます。

アカメガシワの果序に集まってくるのは鳥だけではありません。写真はオオホシカメムシと

いうカメムシの仲間です。アカメガシワの汁(?)が好物のようで、何匹も見つかりました。

赤と黒の配色が特徴です。このほか、ヒメホシカメムシという一回り小さな種類や南方系の

アカギカメムシもこの木で確認されています。じつはカメムシにモテモテの木なんですね!

さて、この日は長池小学校つばさ学級のプログラムで昆虫観察・・を予定していましたが、

私が風邪でダウンしてしまったため、急遽、自然館スタッフに対応をお願いすることに。

直前の無茶ぶりにもかかわらず、マミズクラゲやウラギンシジミの幼虫などを題材にして

特別授業を実施して下さりました!子どもたちも楽しそう。ピンチヒッターに感謝です!

外で見つけた生きものは持ち帰ってじっくり観察し、観察カードに記録してくれました。

子どもたちの観察力、表現力にはいつも驚かされます。みんなと会えなかったのが心残り

でしたが、子どもたちの熱の込もった観察カードから当日の様子を想像したいと思います。


 
 
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