アカメガシワに群れる
- ひとまちみどり由木 指定管理者
- 9月20日
- 読了時間: 2分
9月16日、自然館から階段を下へ降りてすぐにあるアカメガシワ(雌雄異株)は雌の木です。
地味ですが、三つに分かれた果皮から、光沢のある美しい黒い種子が顔を覗かせています。
この黒い種子は主に鳥散布なので、しばらく見ているとキジバトなどが集まってきます。
アカメガシワの果序に集まってくるのは鳥だけではありません。写真はオオホシカメムシと
いうカメムシの仲間です。アカメガシワの汁(?)が好物のようで、何匹も見つかりました。
赤と黒の配色が特徴です。このほか、ヒメホシカメムシという一回り小さな種類や南方系の
アカギカメムシもこの木で確認されています。じつはカメムシにモテモテの木なんですね!
さて、この日は長池小学校つばさ学級のプログラムで昆虫観察・・を予定していましたが、
私が風邪でダウンしてしまったため、急遽、自然館スタッフに対応をお願いすることに。
直前の無茶ぶりにもかかわらず、マミズクラゲやウラギンシジミの幼虫などを題材にして
特別授業を実施して下さりました!子どもたちも楽しそう。ピンチヒッターに感謝です!
外で見つけた生きものは持ち帰ってじっくり観察し、観察カードに記録してくれました。
子どもたちの観察力、表現力にはいつも驚かされます。みんなと会えなかったのが心残り
でしたが、子どもたちの熱の込もった観察カードから当日の様子を想像したいと思います。



























