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みんなでシンジュ抜き取りと樹名板製作

8月21日、パーキッズ夏休み特別企画として、外来植物のシンジュ実生抜き取りと樹名板の

製作を行いました。今回はインターンシップの大学生9人も参加してくれて賑わいました。

さすがのマンパワーで、シンジュの実生株を631個体も駆除することができ、中央園路の

一角を席巻していたシンジュの大きな葉はほぼ駆逐されました。昨年度は1000株以上を

駆除してもなお取りこぼしがあったことを考えると、駆除の効果が現れているようです。

早々に作業を切り上げて「自然館までは自然観察しながら戻りましょう!」と呼びかけると

すぐに、パーキッズのFちゃんが可愛らしいゾウムシを見つけてきてくれました。これは、

ホホジロアシナガゾウムシ。サイズはごく小さいながら、体のバランスが面白い甲虫です。

手のひらを歩いていたかと思えば、突然コロンと横になりました。ゾウムシお得意の死んだ

フリ・・というより、枝葉から自ら落下して地上の落ち葉等に紛れるための知恵でしょう。

掴むとゴボウの匂いがするタイワントビナナフシがいました。2枚目はアカボシゴマダラの

幼虫、3枚目はヤマトシジミです。夏はどうしたって昆虫ばかりに目がいってしまいます。

活動後も含め、出会った旬の植物も。ジョウシュウカモメヅル、コムラサキ、オトコエシ。

色付き始めたばかりのコムラサキの果実は、まるでとある駄菓子のようで美味しそうです!

自然館に戻ってからは、大学生の皆さんが切り出して用意しておいてくれた板材を使って、

樹名板の製作に取り組みました。樹木の特徴を図鑑などで調べながら、ポスカでイラストや

種名を書いて完成です!完成した樹名板を手に外へ出た一行は、次々と自然館周りの樹木に

取り付けていきます。名札を付けた木に対しては、より親しみを覚えたに違いありません。

最後に活動の様子です。子どもたちと大学生、そして保護者にスタッフと、あらゆる世代が

一緒になって環境活動に励むことは大きな意義があります。かけがえの無い里山時間です。


 
 
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