1月31日、自然館中庭のフクジュソウが花開き始めました。館内から見ることができます。
自然館前庭のアマナもそろそろ地上に葉を伸ばしている頃かなと見に行ってみると・・
落ち葉の合間からニョキニョキと顔を出していました。2枚セットの葉には花が咲きます。
今年もたくさん咲いてくれるでしょうか。以前、積雪から顔を出した葉の様子が、水族館の
チンアナゴにそっくりで可愛らしく、“チンアマナ”として紹介したことがありましたね!
体験ゾーンで落ち葉を掻き分けてみると、フデリンドウの越冬葉が点々と見つかりました。
長池公園では南エントランスゾーンのさくらトイレ付近の芝地や、体験ゾーンの梅園入口、トンボ池付近、北エントランスゾーンの築池周辺などに群生するポイントがあります。
今のうちに越冬葉を見つけて保護しておけば、春にフデリンドウの花束を楽しめますよ!
陽だまりでは早くもオオイヌノフグリが咲き、林縁のウグイスカグラも開花していました。
どちらも一般的には春の花ですが、1月から開花が始まり、5月頃まで長く咲き続けます。
黒い宝石のような種子はヤブランです。メジロなどの小鳥が次々と食べに訪れるでしょう。
さて、1月最後の1日は、いま話題沸騰の昆虫写真家Hさんとそのお仲間の皆さんが来園し、
園内をご案内しました。スタート直後から、自然館前の小さなアオキで何種類もの昆虫を
見つけ出しては「これは○○、これは××」と寄ってたかって大興奮する一行。この調子で
冬ならではの昆虫をこれでもかというほど発見・撮影していくので、全然進みません。
Hさんと同行のMさんは筋金入りのプロフェッショナルです。私も皆さんの解説付きの観察に
夢中になり、時間が経つのを忘れてしまうほど。詳しい方と一緒に歩くのは本当に刺激的で有意義なひとときなのです。この機会をセッティングして下さったAさんにも感謝です。
マニアックだけれども夢中になれる、そんな昆虫観察イベントが実現できると良いですね!