アシグロツユムシ
- ひとまちみどり由木 指定管理者
- 8月16日
- 読了時間: 2分
8月13日、長池公園ではアシグロツユムシという昆虫をよく見かけます。名前のとおり脚が
黒っぽいのが特徴のツユムシの一種です。分布域は山寄りの地域に偏っているといいます。
アシグロツユムシの終齢幼虫が、ヒメコウゾの葉上に止まっていました。幼虫はまだ翅が
短く、極端に長い脚がより際立ちます。この独特な体型も本種の特徴といえるでしょう。
迷彩カラーが緑に溶け込んで見つけづらいかもしれませんが、ながいけの道で園路付近の
草木を丹念に見ながら歩いていけば、きっと出会えるはずです。ぜひ探してみて下さいね!
ところで、朝、所用で長池へ向かうと特別保全ゾーン内で大きな倒木が発生していました。
倒れた木の重みでフェンスが破壊され、枝や葉は長池前広場まで達してしまっていました。
スタッフ2名で2時間ほどかけて処理を行い、取り急ぎ、通行可能な状態にしてあります。
ただし破損したフェンスの修繕は少々お時間を頂戴します。しばらくはカラーコーンで封鎖
措置を施していますので、エリア内には立ち入らないようご協力をお願い致します。なお、
倒れたのは年内に伐採を予定していたコナラですが、3本立ちのうち1本がやや弱っていた
ほかは、枝葉は健全であり、実付きも良く、外観上はほとんど問題が無かった樹木です。
先日の強風の影響とはいえ、まさか根元から倒れるとは・・一見普通に見える樹木でも、
幹の内部や根が弱っている場合があり、危険性を予見することの難しさを感じたのでした。
おまけ。倒木処理を行っていたすぐそばでは、里山サポーターのTさんが長池の外来生物の
駆除活動に取り組んでいました。ウシガエル10匹を捕獲、アメリカザリガニ61匹を回収と、
大きな成果が得られたようです。ウシガエルの中にはずいぶん大きな個体もいて驚きます!